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【金鯱賞】マイネルモーント 重賞初Vへ陣営は色気 高木師「充実期に入ってきた」

 初タイトルを見据えるマイネルモーント

 「金鯱賞・G2」(16日、中京)

 遅咲きの5歳馬が重賞初制覇をもくろみ、初めて中京に乗り込む。マイネルモーントは22年8月のデビュー以来、一貫して1800~2000メートルの距離で戦ってきた。

 昨年6月に3勝クラスを卒業するとチャレンジC6着を挟み、年明けからは中山金杯、白富士Sで連続2着とオープンでも通用することを証明した。高木師は「惜しいレースが続いていますが、前走後もいい感じで来ています。馬が充実期に入ってきたので、今回も楽しみはありますよ」と初タイトル獲得へ色気を見せる。

 父は希代の暴れん坊と呼ばれたゴールドシップとあって、その血を確かに受け継ぐ困った面も持ち合わせている。「当日輸送になると、馬房で激しく暴れてしまうんですよね。中京は初めてですが、前日輸送になるのでそこまで心配はしていません。賢い馬なので競馬が近いと分かっているんじゃないかな」。工夫を凝らしても解消されない悪癖に対しては個性と割り切っている。

 重賞はこれまでに3度挑戦して中山金杯の2着が最高。厚い壁にはね返されてきたが、勝利への下地はできている。「このメンバーでどこまで勝負できるかによって今後の方針が決まりそう。雨が降って馬場が荒れるのはあまり良くないけれど、地力のある馬だし期待を持って送り出しますよ」。G2とはいえ、傑出馬不在の中距離戦なら付け入る隙は十分にある。


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