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【きさらぎ賞】ランスオブカオス 勢力図塗り替える 重賞制覇でクラシック殴り込み「当週には整ってくる」

 タイトル奪取を狙うランスオブカオス

 「きさらぎ賞・G3」(9日、京都)

 勢力図を塗り替える存在になれるか-。G1の舞台で実力を証明したランスオブカオスが、3戦目で初の重賞タイトルを狙う。9F戦でも結果を出せれば、視線の先にクラシックが見えてくる。

 デビューは12月の京都。内回りの千四ながら、上がり3F33秒6という鋭い末脚を繰り出し、直線だけで前をぶっこ抜いた。中1週、1F延長で挑んだのが前走の朝日杯FSだったが、ゲートを決めて道中をうまく折り合うと、追いだされてからは機敏に反応して3着まで脚を伸ばした。奥村豊師は「G1でお客さんが多いなかでも落ちついていた。本来なら中1週でイレ込んでもおかしくないところですが、この子のメンタルはしっかりしている」と舌を巻く。

 レース後のダメージも少なく、当初はシンザン記念出走も視野に入れていたほど。ただ、万全を期してこちらにスライドした。「気を使いながらの調整ですが、ここまでは順調です」とトレーナー。1週前には栗東CWの併せ馬で、しまい重視に6F87秒3ー37秒2ー11秒7をマーク。併せた同世代の僚馬に半馬身先着した。「当週には整ってくる」と、予定通りの調整を踏めている。

 今度の舞台は京都外回り千八。前走からさらに1F延長となるが「前走では、折り合いの不安は杞憂(きゆう)に終わりました。あれなら、さらに1F延ばしてみようかなと思えた。ここでの結果次第で、この春の路線は決まってくると思います」と手応えを示しつつ、大きな期待を込めた。


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