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【東京新聞杯】ブレイディヴェーグ 反撃 持ち味生きる府中で復活だ「体調も変動なく行きやすいかと」

 今季の始動戦を迎えるブレイディヴェーグ

 「東京新聞杯・G3」(9日、東京)

 11カ月ぶりの実戦も問題にせず、ブレイディヴェーグは2走前の府中牝馬Sを完勝。その勢いで前走のマイルCSに挑んだ。デビューから最も短い中4週のローテ、そして初めて経験するマイル戦の流れなど、さまざまな逆風に阻まれ、直線で懸命に脚を伸ばすも4着が精いっぱい。2つ目のG1タイトルには手が届かなかった。

 宮田師は「悔いなく仕上げた状態で臨めました。勝ちに行く競馬をしましたが、勝負どころから外をスムーズに加速した馬と比べ、マイルのG1のペース、枠的に内で動けず、結果が出せなかったですね」と振り返る。

 1月中旬の帰厩から美浦の坂路とWを併用して時計を重ね、1週前追いはWを馬なりで6F82秒5。直線はG1馬らしい切れ味を見せつけ、ラスト1F11秒1と鋭く伸びた。指揮官は「欲を言えば時計がもう1、2秒速くても良かったかなと。コーナーで逆手前になったり、リズムが取りにくかった分かと思います。それでも最後の1Fはさすがの伸び。その辺りは良かった」と評価する。

 今年の始動戦として多数の候補があったなか、春の大目標に置くドバイターフ・G1(4月5日・UAEメイダン)に向けて、「東京のマイルだったらいいんじゃないか」とオーナーサイド、ルメールらと意見が一致。ゆったりと持ち味が発揮できる府中の長い直線が選択された。

 「レース間隔的に馬もリズムが取りやすく、体調も変動なく行きやすいかと思ってこの舞台に。立場的に恥ずかしい競馬はできないので、そういう仕上げに持っていきたい」とトレーナー。2度目のマイル戦。言い訳無用のパフォーマンスを披露する。


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