一般ニュース & トピックス
【香港スプリント2018】
WORLDスタッフによる展望コラム!
STAFF阿部の「香港スプリント」展望
日本馬9頭が参戦!2016年以来の勝利を大いに期待したい!!
第20回 香港スプリント(GⅠ) 芝1200m・右回り
12月9日(日) シャティン競馬場(香港) 第5レース
日本時間12月9日(日)15時40分(現地時間12月9日(日)14時40分)発走予定
スプリントは地元勢が意地を見せる
日本馬の挑戦の中で、最後まで勝ち馬が出なかったのが、地元香港勢が強力な香港スプリント。その扉をこじ開けたのが2012年、2013年のロードカナロアだったわけだが、またそれ以降は日本馬が大きく負けてしまう年が続いている。
やはり、ロードカナロアは日本競馬の歴史の中でも完全に格の違う短距離馬。それどころか産駒が次々とGⅠ、重賞を勝っていくわけだから、10年後、20年後にはシンザンやシンボリルドルフ、ディープインパクトのように神格化されていくのではないかとすら思っている。そして、個人的にも2歳のロードカナロア産駒に一口出資しているので、頑張って欲しい。こないだの未勝利戦を大差勝ちしたレッドルゼルという馬です。
…ということで、香港国際競走の中でも、明らかに日本馬にとっては飛び抜けて難易度が高いのが香港スプリントというレース。ロードカナロア級でないと勝てないとなると、今後も日本馬にとっては厳しい戦いが続くような印象だ。
今年の日本代表は⑥ファインニードル。この馬は久々にスプリントGⅠ春秋制覇を達成し、その内容も「よくこの展開を勝ち切った!」という賞賛に値する内容。勝ち馬がころころ変わっていた最近のスプリント路線の中で、久々に出てきたトップホースと言っていいだろう。
ただ、ファインニードル級でも1着には届かないのではないか、というのが香港スプリントの過酷さ。大外枠というのも辛く、2~3着なら何とか頑張って…という意味での▲とする。
強いのは地元香港の②ミスタースタニングと⑤ホットキングプローン。
ホットキングプローンはデビュー10戦9勝の4歳馬。GⅠ出走は初めてだが、目下重賞3連勝中の、まさしく上がり馬というべき存在だ。
一方、ミスタースタニングは昨年の勝ち馬。その後は2、2、2、3、2着と勝ち切れていない。ホットキングプローンとは前走、前々走で直接対決し、どちらも負けている。
それでも、本命は連覇を狙うミスタースタニングの方。ホットキングプローンの勢いは認めても、初のGⅠで斤量増は堪えるはず。一方のミスタースタニングは前走で2.5キロ、前々走では4.5キロも斤量差があった。同斤量の今回は逆転がある。
以下、④ビートザロックと①アイヴィクトリーが相手候補。やはり実績のある香港馬が中心だろう。
◎ ②ミスタースタニング
○ ⑤ホットキングプローン
▲ ⑥ファインニードル
△ ④ビートザロック
△ ①アイヴィクトリー
Copyright © 2006 WORLD, Inc All Rights Reserved.
このサイトに掲載の記事・写真・映像などの無断複製、転載を禁じます。