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海外競馬通STAFF阿部の「ドバイワールドカップ」展望
海外競馬通STAFF阿部の「ドバイワールドカップ」展望
今年のドバイワールドカップデーは馬券に挑め!
第22回 ドバイワールドカップ(G1) ダート2000m・左回り
3月26日(日) メイダン競馬場(アラブ首長国連邦) 第9レース
日本時間3月26日(日)1時45分(現地時間3月25日(土)20時45分)発走予定
現役最強ダート馬の走りを見届けて、馬券は2・3着探し
⑨アロゲートで大丈夫なのだろう。昨年のブリーダーズカップクラシックでカリフォルニアクロームとのマッチレースを制し、今年初戦のペガサスワールドカップは圧巻の独り舞台。134というレーティングはあまりにも圧倒的であり、まさに「世界最強のダート馬」と呼ぶにふさわしい存在。個人的には、いや、同じ考えで臨む人間は非常に多いと思われるが、アロゲートの1着はほぼ確定的な事実と思い込んで、2、3着馬を当てることに馬券の主眼を置きたいと思っている。
相手筆頭、というか2着争いの最右翼と考えているのは南アフリカの⑭ムブタヒージ。昨年のドバイワールドカップはカリフォルニアクロームの2着、一昨年のドバイではUAEダービーを走って大圧勝。このレースはゴールデンバローズ、タップザット、ディアドムスが参戦したレースなので覚えている方も多いだろう。昨年の夏~秋はアメリカで善戦を繰り返し、今年は現地のカーリンHでひと叩きして参戦。態勢は整っており、今年も得意ドバイで存在感を見せることは出来るはずだ。
続いて評価したいのが⑫ホッパーチュニティ。アロゲートと同じバファート厩舎の管理馬だが、脚質はアロゲートと真逆の追い込み型。アロゲートが早めに抜け出して先行勢を掃除してしまった後で、2~3着に突っ込んでくる、そういうシーンは想像しやすいタイプだ。昨年のドバイワールドカップでは3着に入っており、秋にはアメリカのGⅠでムブヒタージを破って優勝。能力的にも十分に上位級だ。
日本馬はちょっと苦戦模様となりそうで、ここでは「好きな馬を応援してあげて欲しい」としか言いようが無いのだが、敢えて挙げるならモレイラ騎手の乗る③ゴールドドリームだろうか。今年はかなり強い雨が降っているようで、パワーよりスピード勝負の高速決着に対応できそうなのはこの馬だろう。日本でも米国産馬が東京コースに強い点から逆算すれば、東京コースで強いゴールドドリームが米国産馬の天下であるドバイワールドカップに一番向くはずだ。
あとは地元勢から⑬スペシャルファイター。この馬は去年のドバイワールドカップ4着後、ほぼ1年休養していたが、アル・マクトゥームチャレンジ ラウンド3で復帰を遂げて2着。ひと叩きして無事本番に臨むことができ、去年並みの走りは期待して良さそう、との情報通からの話。
あとは⑤ガンランナー、⑩キーンアイス辺りも押さえておきたいところ。残りの日本馬⑦アウォーディー、①アポロケンタッキー、④ラニも日本人として消しの選択は出来ないが(人気も無いだろうし)、他人に勧めるような材料は、私は持ち合わせていない。
◎⑨アロゲート
△⑭ムブタヒージ
△⑫ホッパーチュニティ
△③ゴールドドリーム
△⑬スペシャルファイター
注⑤ガンランナー
注⑩キーンアイス
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