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追い出しを待つくらい余裕があった


1月22日に行われたAJCCでは、7番人気のタンタアレグリアが空いたインから力強く脚を伸ばし、1番人気ゼーヴィントの追撃を振り切り重賞初制覇。

日本ダービーにも駒を進め、陣営の期待も高かったタンタアレグリアだが、クラシックで走っていた頃は集中力を欠きやすく、それに伴いエンジンの掛かりも遅く、最後に脚を伸ばしても届かないレースが続いていた。

それでも長距離では安定した成績を残しており、菊花賞で4着、天皇賞・春でも4着に健闘する。

今回は9ヶ月ぶりの休み明けで国枝調教師も「久々でレース勘が課題。これまでで一番長い休みだったので、力を出せるか分からない」と半信半疑だったそうだが、終わってみれば、これまでの勝ち味の遅さが信じられないくらい鮮やかな勝利。

蛯名騎手は「押してポジションを取ることもできたが、今回は復帰戦なので、馬のリズムを崩して持ち味が出ないより、リズムを重視して前半で脚をタメるようにした」という。

内ラチ沿いを走っていたのは「プランにあった」とのことで、まさに作戦通りの結果。さらに「勝負所での手応えが抜群で、追い出しを待つくらい余裕があった。以前は気を抜いて無駄なことをすることもあったが、そんな面も見せず成長を感じた」と、気性面での成長を強調していた。

待避所で牝馬を見て“いななく”ところは変わっていなかったそうだが、レースで集中して走れるようになり、気性面が大人になりつつあるのは間違いないところ。

蛯名騎手は「G1を狙うには、もう一段階、進歩する必要がある」と気を引き締めるが、今回の勝利が大きなキッカケとなったはず。

今後について国枝調教師は「馬の状態次第だが、手元に置いてゆっくり整え直し、阪神大賞典か日経賞、どちらでも使えるようにしたい」とのこと。

気性面で成長を見せて本格化してきたタンタアレグリアだが、このまま天皇賞路線の有力候補に踊り出るのか注目だ。



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