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元JRA騎手 ダービージョッキー 大西直宏の解説

芝1600ｍにも『内回り』と『外回り』が存在しますが、芝1400ｍと同様に『内回り』コースは新馬・未勝利・１勝クラスの下級条件で使用されます。

『芝1600ｍ・内回り』は２コーナー奥のポケットからスタート。最初のコーナーまで距離があるため、それほどペースが上がらず、基本的には『芝1400・内回り』と同じで、


■逃げ・先行・差しのポジションならチャンスあり

■下級条件なので能力の優劣がモノ言う

■流れに柔軟に対応できる騎手が買い


という考え方でいいと思います。


また、芝1400ｍとの違いで言えば、新馬戦に焦点を当てると、厩舎の『素質馬』『期待馬』が揃いやすい点でしょうか。やはりマイル戦は先々を見据えても重賞＆ＧⅠに繋がる条件ですからね。

厩舎サイドとしても「1400ｍや1200ｍに短縮することはいつでもできる」という考えを持っているケースもありますし、ココで良い勝ち方をすれば距離を延ばすことも当然できますので「まずはマイル戦から」という馬が出走してきます。


遡れば、デアリングタクト、レイパパレ、シンハライト、カレンブラックヒルなどなど挙げればキリがありません(笑)

未来のＧⅠ馬を見つける意味でもレースはシッカリと見ておいた方がいいと思いますし、馬券の側面で言えば、事前段階で厩舎サイドの熱量(期待度合い)が分かれば、美味しい馬券をゲットすることもできると思います。


僕が協力している【WORLD競馬WEB】では、まだそこまで注目されていなかったデアリングタクトのデビュー戦で本命公開から◎３連単４万０３６０円的中を仕留めているようですが、そのようなことができるのも、厩舎サイドの熱量をシッカリと把握していたからなんでしょうね。

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