京都
ダ1200m
コース図・コース高低断面図
元JRA騎手 ダービージョッキー 大西直宏の解説
『京都ダート1200m』は、スタートから最初のコーナーまでがそれなりに距離があるので先行争いはそれなりに激しくなるものの、坂の下りで勢いがつき、直線も平坦なので、前がなかなか止まりません。
鞍上サイドは「とにかくスタートを気をつける」意識で乗るものの、ロケットスタートというよりは五分で行ければというところでしょう。あとは二の脚を含め馬のポテンシャルの話になってきますからね。
そういった背景から、阪神ダート1200m同様、基本的には先行勢が有利なので、馬券的にも『スピードに任せて前に出していけるタイプ』を狙うのがセオリーとなりますが、阪神ダート1200mと決定的に違うのは、クラスが上がった時の傾向。
阪神ダート1200mは直線の坂も影響して強力な同型馬が複数揃う上級クラスでは差し馬の台頭も目立ちますが、直線が平坦な『京都ダート1200mは上級クラスにおいても先行馬が圧倒的に有利』ということは覚えておきたいですね。