函館・芝1000m
コース図・コース高低断面図
元JRA騎手 ダービージョッキー 大西直宏の解説
この函館芝1000mという舞台。このコースは現在2歳新馬戦でのみ使用されるコースではありますが、過去には重賞勝ち馬(ローレルゲレイロ・アンブロワーズ)も出していることもあり、軽視は禁物と言えます。
やはりこのコースで乗り役が気を付けるのは第一にスタートですね。そのコース条件から後方から勝ち負けを狙おうとするとかなり厳しくなってくるので「スタートを決めて先行策から押し切る」というレースプランを描いている騎手が殆どです。
ただ、やはり初めてデビューを迎える2歳馬ですから、騎手サイドとしても「変な癖はつけたくない」という意識も当然あります。そのあたり1000mとはいえ、リズムを重視するケースもありますので、稽古に跨った感触を含め、どういう思考でレースに臨んでいるか事前に知っておくと馬券作戦に役立つのは間違いと思います。
また、2歳新馬戦のレースでは、調教で動いていなくても、時計が出ていなくても、レースでは別馬のように走る馬もいますので、厩舎サイドの感触を知っておくことも非常に重要です。
僕が協力している【WORLD競馬WEB】では、過去にこの舞台でも勝負レースを提供し的中させていますが、そういったことができるのも現地関係者の情報もシッカリと把握した上で結論を導き出せているからですね。