函館・ダ2400m
コース図・コース高低断面図
元JRA騎手 ダービージョッキー 大西直宏の解説
年に1~2回しか行われない希少条件。度々申し上げていますが、こういう特殊舞台はまずリピーターの存在をチェック。全く同じ条件ではなくとも“ダートの長丁場”に実績がある馬がいたら注目する価値はあります。
見たまま非常にスタミナが要求されるコースなので、ジョッキー思考としても「体力温存」に注力している騎手が殆どです。
比較的に馬群が密集したままレースが運ばれるケースが多いため、逃げ馬にとってはプレッシャーがきつく、逆に極端に後ろの馬では届かないため、理想は2,3番手につけて前を見ながらのチョイ差しですね。
ダートの長丁場は若手騎手にとってはあまり経験のない舞台でもありますので、信頼できるのは様々な経験を積んでいるベテラン勢。僕が個人的に注目しているのが松田大作騎手。
昨年のこの舞台で7番人気馬(ハクシンパーソナル)を勝利へ導いたのですが、その時の騎乗、3番手追走から抜け出して押し切るまで全てが完璧。ベテランの業を見せて貰いました。もしこの番組で彼の名前を見つけたらぜひご注目くださいね。