新潟
芝1400m
コース図・コース高低断面図
元JRA騎手 ダービージョッキー 大西直宏の解説
このコースのポイントはズバリスタートから3コーナーまで続く最初の直線が648mもあること。これは外回りの芝1600mよりも長いものとなります。ですので、コーナーまでの入りが長い分、外枠の馬もあまり積極的に出していかないため先行争い自体は激しくなりません。シンプルに逃げ・先行馬が有利なコースと言えるでしょう。
ただ、馬券を組み立てる上で頭に入れておきたいのが『先行勢同士の決着ばかりではない』ということ。開催が進んで馬場が荒れてくれば当然外からの差しが決まるシーンもあり得ますので、そのあたりは馬場のバイアスも気にしておきたいですね。
また、1400mという距離には“スペシャリスト”と呼ばれる馬もおり、厩舎サイドとしてもこの条件を狙って仕上げてくるケースも目立ちますが、その中でも特に注意したいのが関西馬の存在。
輸送条件の優位性から新潟では関西馬の活躍が目立つことはご存知の方も多いと思いますが、この条件においても、
関西馬:勝率8.5%・連対率16.8%
関東馬:勝率4.9%・連対率9.7%
(過去3年)
と関西馬の活躍が目立っています。
もちろん、全ての関西馬が……というワケではないので“遠征の理由”なども含めた内情を知ることができれば馬券作戦において優位に運べることは間違いないですね。
僕が協力している【WORLD競馬WEB】では、かつて関西馬ビップライブリーから10万馬券を的中させた実績があるようですが、その当時も「結果を出す為に新潟へ持っていく」という類の『勝負遠征』を意識させるような情報もあったみたいです。