新潟
ダ1200m
コース図・コース高低断面図
元JRA騎手 ダービージョッキー 大西直宏の解説
新潟ダート1200mは、アップダウンが無い平坦なコースということと、コーナー部分が311mほどしかなく差し引きすると889mも直線部分を走ることになるのが特徴。それは即ち『逃げ・先行』が圧倒的に有利ということ。
僕も現役時代、この舞台で多く勝たせてもらい、その殆どが3番手以内のポジションを確保できた時でしたが、4コーナーを先頭で回ってこれた時は多くの騎手が勝利を強く意識するのではないでしょうか。
ちなみに、芝スタートということもありテンの入りは速くなりますが、コーナーの角度がキツいこと、直線が長いこともあって、3角~4角(残り600m~400m)で一旦息が入ることが多いです。このあたりも逃げ・先行馬が最後まで走り切れる要因だと思います。
馬券的な狙いとしては冒頭でも述べたように『逃げ・先行』馬でいいと思いますが、クラスが上がれば上がるほど、先行争いが激化&決め手を秘めた馬の存在も出てくるため、波乱傾向は強くなることは覚えておきたいですね。
僕が協力している【WORLD競馬WEB】では、この舞台でかつて、殿堂級と呼べる39万馬券もの超特大配当も仕留めています。中山ダート1200m同様、陣営の戦略や騎手の思惑を知ることができれば高配当的中も狙いやすくなる舞台なのでしょう。