福島・ダ1150m
コース図・コース高低断面図
元JRA騎手 ダービージョッキー 大西直宏の解説
僕は2004年秋のリニューアルでこの福島ダート1150mが誕生した記念すべきその週にホワイトアリスでレコード勝ちをさせてもらったのですが、基本的には“行ったモン勝ち”的なところはあると感じました。
なので、芝スタートである点も含め基本的な考え方は『中山ダート1200m』と同く“先行有利”のイメージでいいと思いますが、ひとつ覚えておきたいのが、中山ダート1200mよりは差しが利くシーンも多いということ。
それは、スタートから3角まで500mほどの直線となり、これだけで実にコースの半分近くの割合を占めるため「勝負どころでそれなりの良いポジションを確保しておきたい」というジョッキー心理からテンの争いが激化して前傾ラップになることも多いためです。
もちろん前提として、先行争いに加われるスピードタイプの馬がどれくらい出走しているのか?という部分を把握することは大事ですが、それに加えて、やはり事前に騎手の作戦や本音を知っておくことができれば、馬券検討としては非常に有利に運べるでしょうし、逆に言えばそれらを的確に把握できてさえいれば、馬券勝負にも適した舞台になるということです。
僕が協力している【WORLD競馬WEB】では、かつて非常に高いランクの勝負レースで万馬券を当てた実績があるようですし、サイト内で福島ダート1150mがピックアップされていたら注目してみるのも面白いのではないでしょうか。