
福島・ダ1700m
コース図・コース高低断面図


元JRA騎手 ダービージョッキー 大西直宏の解説
実際に乗っていた感触からすると、僕自身は逃げても勝てたし、マクっても勝てていたので、馬のキャラを含め展開面に左右されやすいコース形態だと思います。
例えば、ある程度、単騎逃げができそうな馬がいた場合。コースの特徴として、1角から下るため惰性で速いままコーナーを回り切ってしまうことがあるため、そういうケースの場合は、そのまま押し切ってしまうことが多いですね。
一方で、先行馬がそれなりにいる場合は、その1角からやり合って共倒れになってしまうケースがあるので、差しやマクりが決まるといった感じになります。
ですので、馬券攻略のポイントを挙げるなら『レースの展開をシッカリとイメージしよう』という感じになりますかね。
ダート1150mでも述べたように、各騎手や各陣営がどういった作戦で臨んでいるのか、このあたりが明確に分かれば、馬券としてはより仕留めやすくなるコース形態だとは思います。
ちなみに、近年で見ると、戸崎騎手が抜けて優秀な成績を残しているのがこのレース。
勝率 :21.7%
連対率:34.8%
連対率:47.8%
(近3年)
この数字からも馬のキャラとコースの適性をシッカリと把握した上で適した騎乗をしているのが分かりますが、それをより証明する数字が、単勝回収値も複勝回収値もプラスをマークしているということ。これは人気の有無関係なく好走している証です。
基本は中央場所での騎乗になり、主場として乗るのは夏だけで、春・秋はスポットでの参戦となりますが、出走欄に戸崎騎手の名前を見つけたら注目して損はないと思いますよ。
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