
中京・芝2200m
コース図・コース高低断面図


元JRA騎手 ダービージョッキー 大西直宏の解説
スタートから最初のコーナーまで514mと十分な距離があり、コチラも上り坂が含まれているため芝2000m以上にユッタリと運ばれるケースが多いですね。
全体的にもペースが上がりにくくコーナー4回なので距離ロスの少ない逃げ馬が有利に思えますが、瞬発力勝負になることも多いため『上がり勝負』に対応できる差し馬が狙いと言えます。
比較的長い距離に加え最後の直線は412mと長く坂もあるので、ジョッキー心理としてはその直線に備えて「向正面や3角あたりから早めに動くことはできるだけ避けて体力を温存したい」ところ。先に紹介した上がり勝負に適している馬に、中京芝2200mの特性を把握しているジョッキーが騎乗していたら鬼に金棒といった感じですね。
参考までに2021年以前の過去3年のデータ(騎乗数10鞍以上)を紹介しますと、
騎乗数26回で
勝率19.2%・連対率50%・複勝61.5%
という『川田騎手』がダントツで優秀。
次いで『福永騎手』が、
騎乗数29回で
勝率17.2%・連対率44.8%・複勝55.2%
他では、意外と『藤岡康太騎手』が頑張っています。
騎乗数27回とそこそこ乗っている中で
勝率14.8%・連対率25.9%・複勝率40.7%と優秀です。
ちなみに“体力温存”という部分でやはり折り合いも大事になってきますので、そのあたりにも気を配っておきたいところ。テン乗りの騎手がいた場合は、中間の調教などで跨っているかどうかもチェックしておく必要がありますね。
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