
阪神・芝2200m
コース図・コース高低断面図


元JRA騎手 ダービージョッキー 大西直宏の解説
春のグランプリ・宝塚記念が行われる舞台。
ホームストレッチ側の観客席から見て右手奥にスタート地点があり、最初のコーナーまで525mと長く、スタートが下り坂ということで前半は速いラップで進みますが、向正面からはペースが落ち着き全体を通じてはユッタリとした流れになるのがこのコースの特徴と言えるでしょう。前が快調に飛ばすと隊列は縦長になりやすいですね。
内回りコースですので、ここもやはり瞬発力よりもパワーとタフさを兼ね備えた持続力型の方が馬のキャラとしてはフィットします。後方一気も殆ど決まらないので、スピードを持続できる先行馬を狙うのがセオリー。
分かり易いところでは13年・14年の宝塚記念を連覇したゴールドシップが典型ですね。世間的な馬のキャライメージとしては後方からのマクリだと思いますが、その当時の宝塚記念では4番手からの競馬をしていたんですよね。強引に出していったのでウチパク(内田博騎手)とノリちゃん(横山典騎手)にとってはかなり大変な競馬だったとは思うけど……(笑)。
ちなみに、宝塚記念が行われる6月下旬はやっぱり梅雨時期ってこともあって馬場状態がひとつのポイントにはなりますよね。馬場が悪化すればするほど、持続力に富んだ差し馬の活躍が目立つのはだいぶ見慣れたシーンかも知れないですね。
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