![中山競馬場](/img/dmimg/race/race_nakayama01.jpg)
中山・ダ1200m
コース図・コース高低断面図
![コース図・コース高低断面図](/img/dmimg/race/race_nakayama1200d.jpg)
![元JRA騎手 ダービージョッキー 大西直宏の解説](/img/dmimg/race/race_03.jpg)
元JRA騎手 ダービージョッキー 大西直宏の解説
現役時代、中山で最も多くの勝ち星を挙げさせてもらったのが、この【中山ダート1200m】の舞台。
中山のダートコースはトリッキーな印象の芝コースとは違い、ダートの中ではオーソドックスな形態で比較的乗りやすいコースと言えるのではないでしょうか。
東京と比べるとコーナーは小さくてキツいので、外々に振られれば振られるほど不利になります。なので、対照的に内をスムーズに回れる先行馬はその分有利とも言えますね。
「砂質が重い」「時計が掛かる」と言われることもあるようですが、これは開催時期による違いが大きいと思います。冬場は、おそらく不凍液が入っている影響もあると思いますが、本当に力が要るし、時計も掛かる状態になります。未勝利戦だと1800mで2分掛かったりしたこともありました。
この1200mの舞台は、一般的に外枠が有利と言われますが、私はそれをそこまで強く実感したことはありませんでした。
確かに、少しでも長く芝部分を走れるのは良いですし、先行争いの激しいコースなので、モマれる危険が少なくなるという点はいいと思います。ただ、外枠から中途半端に出て行って、終始外々を回される形になると厳しいですし、あまり外過ぎても有利という印象にはなりませんでした。
結局のところ、その馬のキャラクターによって、逃げ馬だったらテンのダッシュ力なども含め『今回のメンバーで先行できるのか』、差し馬だったら『スムーズに自分の競馬ができるのか』など、枠順とマッチするかによりますね。
また、「●●(他馬)が競りかけてきても強引に行く騎手」や「○○(他馬)が積極的に行くなら敢えて控える騎手」など、騎手心理もペースに影響する部分は大きいですかね。
僕は、中山コースの中では“最もやりがいのある条件”であると同時に、最も“事前に知っておきたいことが多い条件”であり、そして“事前に把握できていることが多ければ多いほど好結果に繋がりやすい条件”でもあると思っています。
なかなかその全てを把握するのは難しいことかも知れませんが、知れば知るほど勝てる確率は上がると思います。
【WORLD競馬Web】では、この中山ダート1200mは『ドル箱条件』のようですね。先に触れたような騎手の心理や作戦、馬のキャラなども事前に知ることができる体制が整っているからなんでしょうね。
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