中山・芝2200m
コース図・コース高低断面図
元JRA騎手 ダービージョッキー 大西直宏の解説
重賞競走としては、アメリカジョッキーCC、セントライト記念、オールカマーが行われる舞台。このコースを一言で表すなら『先行馬にも差し馬にも厳しい』コース。2000mを走った後に約200mの急坂があるわけですからね。非常にタフな競馬になります。
外回りを使用するため、全体的に緩やかなカーブを描くコースなので流れとしては平均ペースが多く、どの脚質の馬にもチャンスはありますが、過去の傾向を踏まえると、クラスが上がるにつれて逃げ切りが難しくなるのが特徴のひとつのようです。
冒頭でもお話したように、非常にタフな競馬になるため『末脚の持続性(スタミナと底力)』が要求されるコースなので、該当するリピーターが多いのも見逃せないポイント。
2022年のアメリカジョッキーCCでは、◎キングオブコージから『馬連3万4330円&3連複8万7420円』という特大的中を仕留めていますね。
その当時、キングオブコージには「日経新春杯に出走するプランもあったが、ジョッキーの進言でアメリカジョッキーCCに切り替えた」という話があったようです。これはまさしく“リピーター”を意識してのものだったんでしょうね。
そういった情報はあまり公にはならないかも知れませんが、サイト内には様々なところで競馬関係者の“ナマの声”が公開されていますので、ぜひともご覧くださいね。