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【弥生賞2023予想】本格的なトライアル開幕!《最終更新》ダービーJ大西直宏の注目穴馬は?



弥生賞2023予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・意外なデータ満載の"サイン馬券"で浮かび上がる馬は?
  • ・弥生賞の過去データを洗う!
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

皐月賞と同じ舞台で行われる最重要トライアルの弥生賞。このレースがやってくるといよいよ本格的なトライアルシーズンの開幕するのを感じます。

近年はクラシックのトレンドも変わってきて、トライアルを挟まずにぶっつけ参戦が皐月賞の主流になりつつありますが、それでも同じ舞台を経験できるという点から弥生賞が王道であることには変わりありません。このレースからどの馬が優先切符を獲得するか、その結果に注目が集まります




弥生賞2023予想
出走馬/枠順確定
<3/3(金)更新>


弥生賞(GⅡ)
3/5(日) 中山芝200m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1レヴォルタード牡356横山武史
2ワンダイレクト牡356ルメール
3アームブランシュ牡356吉田豊
4トップナイフ牡356横山典弘
5フォトンブルー牡356戸崎圭太
6タスティエーラ牡356松山弘平
7ゴッドファーザー牡356武豊
8セッション牡356ムルザバエフ
9ヨリマル牡356横山和生
10グリューネグリーン牡356Mデムーロ





弥生賞2023予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<2/26(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、弥生賞2023に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:京都2歳S6着

グランヴィノス


友道厩舎(栗東)
川田騎手予定
戦績:1-0-0-1

新馬戦のパドック気配やデビュー前のケイコ内容。さらに2戦目の中間の攻め気配までは「この馬がクラシックを担うか」という声もあったほど。しかし実戦では五分に出て中団を確保するも、2角あたりまでややハミをかんでしまったのは誤算。向正面でペースが落ち着き外を回る形になり、勝負どころのペースアップと外からのプレッシャーにより手応えがイマイチ。直線も伸び切れなかったあたりは、「一度使った事による苦しさなどがあったのかもしれない」とのこと。攻め感触から重賞レベルの評価が下がることはなく、あの一戦が今回に繋がってくるだろう。見限りは早計だ。
※同馬は回避となりました。

【WORLD分析班チェック】
引き続き川田騎乗は期待の表れ

ダノンタッチダウン、フリームファクシ、ダノンザタイガーなどこの路線にお手馬が多い川田だが、この馬も乗り替わらずに連続で騎乗する。やはりダービーを勝つ可能性のある馬はそう簡単に手放さない。「かなり高い才能を持った馬。改めてここでその能力を引き出したい」と鞍上もその走りを楽しみにする。




前走:ホープフルS2着

トップナイフ


昆厩舎(栗東)
横山典騎手予定
戦績:2-2-1-2

ホープフルSは積極的に逃げてゴール前は叩き合いの末2着。4角で並ばれたのを直線で一旦引き離した時点で、普通は勝負アリ。それくらい鞍上は完璧に騎乗した。坂上での叩き合いでも終始リードしていて最後まで出ていたくらいの態勢も、追い詰めた馬の執念で最後交わされたがこれはツキがなかったというしかない。

それにしても前走がキャリア7戦目。2歳の時点で7戦目というキャリアでまだまだ余力があるのだからかなりのタフネスと言える。逃げて押し切るかどうかという分かりやすいキャラで、今のトレンドホースだろう。パンサラッサやタイトルホルダーのような完成系を目指してこのまま逃げを磨いて欲しいところ。

【WORLD分析班チェック】
皐月賞へ向けての予行演習の一戦

横山典騎手が乗ったそれまでの3戦は好位での競馬で、逃げたのは前走が初めて。それで結果が出たのだからおそらく今回も皐月賞へ向けて逃げの精度を上げるための騎乗を試してくるはず。この頭数なら引き離しの逃げの可能性も頭に入れておきたい。




前走:未勝利1着

レヴォルタード


手塚厩舎(美浦)
横山武騎手予定
戦績:1-1-0-0

新馬戦は勝ち馬にうまく乗られて完敗の2着も、未勝利は単勝1.2倍の断然人気に応えて楽勝。2番手追走から横綱相撲で余裕タップリに抜け出した。勝ちっぷりだけを見ればかなり強いが、道中の折り合いに関してはルメール騎手もかなり苦労していた。おそらくこのタイプは上のクラスの流れのほうが競馬がしやすいはずで、いきなりのGⅡ挑戦でもプラスに出る可能性が高い。なお、ルメールはキングズレインに騎乗予定(→回避)だったためここは横山武が手配された。

【WORLD分析班チェック】
母のイメージからも中山向きの印象

母バウンスシャッセは3歳時にフラワーCを制して牝馬ながら皐月賞に駒を進めたことがある。その理由としては「馬力型なので中山が向いている」という陣営の判断によるものだった。父エピファネイアとの配合の同馬なら中山で更に良さが出そうだ


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも 魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




弥生賞2023予想
知ってそうで知らなかったサイン馬券
<3/2(木)更新>

今回もデータや時事ネタにまつわるサイン馬券をご紹介します。

競馬ファンなら、これまでにもレースが終わってみたら『実はそうだったのか!』と隠れたサインやジンクスに気付いた経験はあるのでは?

そのままマル乗りするかどうかは別にしても、こんなデータやジンクスも知っておいて損はないハズです。
ぜひ最後までご覧下さい!


信じるか信じないかはアナタ次第?
意外なデータ満載の"サイン馬券"をチェック!

  • 『弥生賞』当日の中山競馬場でのイベントにヒントあり!?

(3月2日)
「弥生」=3月で『3番』との繋がりも前回挙げたが、弥生の「弥」の字にも注目したい。一文字で「わたる」や「あまね」などと呼ぶこともあるらしいが部首に弓偏を持つ。弓偏と言えば東では「横山典弘」や西では「松山弘平」騎手を思い出す。過去ノリさんは「ロジユニヴァース」や「メジロライアン」で制したレースだが今回勝利すれば3度目。ココでも『3』を強調したいのでサイン馬には横山典弘騎乗の『トップナイフ』を指名し当日は両隣にも警戒したい。

(2月26日)
それでは簡単に中山記念のサイン回顧をお話しよう。勝ったのは4番人気松山騎乗の「⑪ヒシイグアス」。2着が8番人気菅原明騎乗の「⑬ラーグルフ」。3着が7番人気武豊騎乗の「④ドーブネ」だった。週始めに『1枠』を警戒としたが1枠を引いたダノンザキッドは早々と後退…。馬込みからヒシイグアスが抜け出し快勝、大外からラーグルフの差し込みで2着。3着争いにサイン馬「⑤シュネルマイスター」と隣の「④ドーブネ」が競い合うも先行していた「ドーブネ」がハナ差3着。最内を突いた「⑤シュネルマイスター」はスムーズならば3着はあっただけに惜しい競馬となった。見事、サイン的にも隣の人気薄が馬券に絡み高配当を演出してくれた。

春のクラシックを占う上でも重要視されてきた「弥生賞」。副題に「ディープインパクト記念」が付いて久しいが、そのディープインパクト産駒が出走して来るのも…。近年では、サイン的にもディープ産駒を狙えが合言葉でもあったが今年は違う角度から攻めてみたい。

コロナ禍で控えめであった競馬場でのイベントも徐々に通常に戻りつつある。JRAでは年間を通して様々なイベントが行われているが今年の弥生賞当日、中山競馬場では「ウルトラヒーローショー」が行われる。キャラクターイベントは子供向けとしても定番だが、ウルトラ系が行われるのは珍しい。今年は何でも『円谷プロ』創立60周年とか。過去、多くの特撮作品を世に送り出し世界中に影響を及ぼした。

イベントの写真を見ると「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」が載っている。内容までは解らないがこの2組が登場することを仮定し考察してみた。最近、ウルトラFUN投票トップ10という企画が行われ、見事「ウルトラセブン」が1位に輝いている。TVシリーズとなったウルトラヒーロー24体の中、堂々の1位だけにコレを弥生賞のサインと結びつける。「ウルトラセブン」というだけに『⑦番』を強調したいところだがこれは引掛けのような気がしている。

それでは何がサインかと言えば正逆③番または3枠が怪しいと思っている。セブンの名称は、後日談だが劇中に登場する「ウルトラ警備隊」の7番目の隊員ということから付けられたらしい。これはあくまで地球人としての位置づけ。本当の姿はM78星雲からやって来たウルトラ兄弟の3番目『ウルトラセブン』なのだから…。(続く)

【以上から今年の気になる候補】
・JRAのイベントからウルトラ兄弟の3番目『ウルトラセブン』をサインとして正逆③番または3枠が怪しい。
・ココでも『3』を強調したいのでサイン馬には横山典弘騎乗の『トップナイフ』を指名し当日は両隣にも警戒したい。





弥生賞2023予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<3/1(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

弥生賞は過去8年で3度の道悪もあり、2分を切ることがないレースですが、今年は週中から気温も上がって週末も晴れ予報なので、おそらく近年では最も速い馬場で行われそうです。2016年以来の2分を切るかどうかというレースになるでしょう。


弥生賞2023データ
最初に押さえておきたい3つのポイント!

  • ①トライアルをパスしてぶっつけが最近のトレンド

  • ②3歳牡馬の賞金の状況を確認しておこう

  • ③ディープインパクト産駒が圧倒的に強いレース

①トライアルをパスしてぶっつけが最近のトレンド



最近のクラシック1冠目はぶっつけ参戦がトレンドになっている。


『トライアル指定レース』を経由せずに直行ローテで優勝した馬
(※2018年以降)

■皐月賞
19年サートゥルナーリア
20年コントレイル
21年エフフォーリア
22年ジオグリフ

■桜花賞
18年アーモンドアイ
19年グランアレグリア
20年デアリングタクト
21年ソダシ
22年スターズオンアース


これらはいずれも『トライアル指定レース』を経由せずに間隔をあけて直行ローテで優勝。外厩技術の向上で休み明けでもキッチリ仕上げられるようになっていることや、2冠目に余力を持って向かいたいという意識が強く働いている。

かつては「王道」と呼ばれたトライアル(牡馬なら弥生賞、牝馬ならチューリップ賞)を叩いて1冠目に向かうことが主流でなくなってきている点を認識しておきたい。

今年の3歳牡馬路線もホープフルS上位組はどこのレースも経由せずに直行プランを表明している。例年、弥生賞が頭数が10頭前後に落ち着きやすいのも背景にそういう理由がある。



②3歳牡馬の賞金の状況を確認しておこう



【3歳牡馬・賞金状況】
5500 ドルチェモア
3900 ドゥラエレーデ
3200 トップナイフ   ←
3000 ファントムシーフ
2900 フリームファクシ
2550 ダノンタッチダウン
2400 ソールオリエンス
2300 オールパルフェ
2300 ガストリック
2000 グリューネグリーン ←
1600 シャザーン
1600 マイネルラウレア
(短距離馬やダート馬は除く)



クラシックとは切っても切り離せないのが賞金面と優先出走権。いくら能力が高くても出走資格がなければ出走できないのだから、まずはその状況をチェックしておく必要がある。

例年、皐月賞の賞金ボーダーは【2000万円前後】になることが多い。

よって皐月賞出走を目指す2000万以下の馬たちにとっては、賞金加算(2着以内)か権利獲り(3着以内)が必要不可欠になる。時期的に皐月賞前にもう1戦使えることを考えればそのチャンスを生かすこともできるが、そうなると本番ではもう余力がなくなってしまうため、出来ればこのレースで何とかしておきたいもの。

逆に言えば、今の時点で2400万以上あれば皐月賞はもうほぼ安泰なだけに、前哨戦のここは色んなことを試すことができる。例えば乗り方で言えば控える競馬を試みたり、調整面で言えばどれくらいの負荷を与えると輸送でどれくらい減ったりするかなどが測れる。

“本気”な陣営あれば“余裕”の陣営アリ。このように賞金状況によって随分と立場が変わってくるのがトライアルというレースになる。各陣営の思惑をシッカリと読み取っておきたい。



③ディープインパクト産駒が圧倒的に強いレース



ディープインパクト自身は『弥生賞→皐月賞』を連勝した馬だが、産駒もこのレースに高い適性を示している。

16年マカヒキ
17年カデナ
18年ダノンプレミアム
19年メイショウテンゲン
20年サトノフラッグ
22年アスクビクターモア

16年から20年まで同産駒が5連勝。昨年は産駒が出走しなかったため連勝は途切れてしまったが、昨年は唯一の出走馬アスクビクターモアが勝利した。

ディープ産駒は今年が最後の世代となるが、登録馬はもう数頭しか残っておらず、この弥生賞にはエントリーがない。よって「ディープ産駒に注意」というデータは有効ではなくなるが、これだけ断然の傾向があったのだから、ディープ系の種牡馬の産駒には注意しておくべきだろう。



ディープインパクトの血統を持つ今年の登録馬
 アームブランシュ(父キズナ)
 ゴッドファーザー(父シルバーステート)
 セッション(父シルバーステート)
 ヨリマル(父リアルスティール)
 ワンダイレクト(母父ディープインパクト)



弥生賞2023予想
『前走時の情報チェック馬』
<3/2(木)更新>



分析班
水谷

重賞などの大きなレースでは、前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことが非常に大事。いわゆる“縦の比較”ですね。木曜の更新では『前走時に注目すべき話のあった馬』をピックアップしてご紹介します。


前走情報チェック馬①

グリューネグリーン

相沢厩舎(美浦)
Mデムーロ騎手予定
戦績:2-0-1-1

【前走】 ホープフルS11着

【器用さのあるタイプ】
前走時の情報・・・ 「中山は今回初出走になるが、半兄ヴェルデグリーンは7勝中2つの重賞勝利を含む5勝が中山での勝ち星だった。走り方を見てると結構器用さがあるタイプで中山は合いそう。枠はいいところを引けたので、他に行く馬がなければハナに行ってもいい。前走だけ走ればここでも十分イイ勝負になると思ってる。ミルコも通年免許を取ってから毎年GⅠを勝ってるけど、今年はまだ未勝利なので相当気合が入っていたよ」

★今回の見所ポイント
→鞍上も5戦連続の手綱
→今回は逃げの手に出る公算大



前走情報チェック馬②

トップナイフ
昆厩舎(栗東)
横山典騎手予定
戦績:2-2-1-2

【前走】 ホープフルS2着

【疲れもなくタフな馬】
前走時の情報・・・ 「京都2歳Sは勝負処で不利があった。あれが無ければ差し切っていたと思う。デビューから6戦、休みなく使われているが、使って良くなるタイプだし、実際疲れも見えない。今日は典さんに歩様などの最終確認をしてもらった。中間も落ち着いていてイイ雰囲気を保ってる。力を出せるデキで臨めるよ」

★今回の見所ポイント
→賞金面はクリアして試走可能
→ひと息入れて成長アリ



前走情報チェック馬③

セッション
斉藤崇厩舎(栗東)
ムルザバエフ騎手予定
戦績:1-0-2-0

【前走】 若駒S3着

【厩舎の評価は高い1頭】
前走時の情報・・・ 「レースにいってまだケイコほどいい面が出ていないが、それでも勝ち切るあたり能力は高い。これからもっと良くなる馬だけど、少しずつ緩さが取れて状態面は着実に上向いているし、オープンでもやれる思う。瑠星も『本当に乗り味いいですよ。勝って休ませられたらベスト』って褒めていたね」

★今回の見所ポイント
→外国人騎手への鞍上強化
→デビューから3戦大崩れナシ






弥生賞2023予想
『僕ならこう乗る!』
大西直宏の注目馬

<3/3(金)更新>



当社の専属アドバイザーで元JRAジョッキー・大西直宏氏が「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップ。その馬をどう乗って一発を狙うか?元乗り役ならではの考えや戦略を披露します。



大西直宏の注目馬

ゴッドファーザー

萩原厩舎(美浦)
武豊騎手
戦績:1-0-1-0

名手が惚れ込むポテンシャルの高さに要注目


登録段階からフルゲート割れしていて、メンバーの顔触れを見ても手薄に感じます。クラシックを狙う昨今のトレンドは、2歳からのぶっつけ参戦が主流になりつつあるので、トライアルを使う陣営も少なくなってきてますよね。古い人間からすれば少し寂しくもあります。

僕が現役の頃は、弥生賞を使ってスプリングSを使って皐月賞へという馬も多かったですからね。実際にサニーブライアンの年明けローテは、1月に中山で2戦して、3月は弥生賞→若葉Sと使って皐月賞に向かいました。今こんなローテを組む馬はまずいないでしょう。ただ、クラシックへ向けての選択肢が増えるというのは、関係者にとってはイイことだと思います。

トライアル戦は全般的に言えることですが、賞金を持っているか持っていないかで、陣営の気持ちはだいぶ変わります。例えばトップナイフはGⅠホープフルSで逃げて勝ちに等しい内容の2着に好走していますが、今回は番手に控える競馬を試すこともできれば、本番を見据えて大逃げを試してみることも可能です。賞金面でに余裕があるからこそ、気持ちは楽ですよね。

これはGⅢ京都2歳Sを逃げ切ったグリューネグリーンにも同様のことが言えます。この馬はホープフルSで控えたことが裏目に出てしまったので、おそらく今回は逃げ作戦に戻してくると考えています。僕がイメージする隊列としては、グリューネグリーンが逃げて、トップナイフが番手、その直後に権利獲りを狙う馬がズラッと並ぶというイメージです。

話は逸れますが、今年のクラシックを占う上で『多くの上位騎手がクラシックのパートナーが固定されていない』ことは結構大きなポイントになりそうな気がしています。賞金上位の3歳牡馬で鞍上が固定されている馬は、川田騎手が騎乗しているお手馬(フリームファクシ、ダノンタッチダウン、ダノンザタイガー、チャンスザローゼス)くらいでしょうか。これらとて川田騎手が騎乗できるのは1頭だけなので、この先は乗り替わりが発生してきます。厩舎と騎手の結び付きからどういうコンビが結成されていくのか、要注目になりますね。

そして騎手の気持ちに立てば、このような不透明な状況だからこそ、クラシックに乗れる選択肢は少しでも増やしておきたいと思うのが自然です。よって今回の弥生賞でも、優先出走権圏内(3着以内)を強く意識した乗り方をしてくるのではないでしょうか。


話を戻して、僕の注目馬は未勝利戦を大差勝ちしたゴッドファーザーです。美浦・萩原厩舎がわざわざ武豊騎手を手配してきたことに、陣営の本気度が感じられますね。

僕のなかで、いまだに「弥生賞=武豊」というイメージを強く抱いていて、96年のダンスインザダークから98年スペシャルウィークまでの3連覇、05年ディープインパクトから07年アドマイヤムーンまでの3連覇などは強烈な印象として残っています。弥生賞の騎乗成績【8.6.2.5】で“4回に3回”は馬券圏内というのは大変な記録ですよね。昨年はドウデュース(1番人気でクビ差2着)が不利もあって勝ち損ねてしまいましたが、このレースの勝ち方を一番理解している騎手であることに間違いありません。

レース内容を見ているととても操縦性が良さそうな印象を受けます。前走の未勝利にしても、逃げていながら折り合いもついてシッカリ脚が溜まっていました。これまでの武豊騎手の弥生賞の騎乗を振り返っても、おそらくハナを主張する馬を行かせて、それらを見ながら好位で運ぶ競馬を選択するのではないかと思います。

武豊騎手は今の時点で牡馬クラシック路線のパートナーと呼べる候補はいないようなので、このチャンスをキッチリ生かしてくるのではないでしょうか。権利獲りを優先した乗り方に徹すれば、僕はこの馬が十分に馬券圏内に食い込めると睨んでいます。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは3/3(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『弥生賞(GⅡ)』
『オーシャンステークス(GⅢ)』
『チューリップ賞(GⅡ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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