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【ユニコーンステークス2020予想】枠順で見る有利・不利/前走敗戦組からの逆襲候補は?


ユニコーンステークス2020予想
出走馬&枠順が確定しています

【6月19日(金)更新】
各馬の枠順の注目ポイントは?

真っ先に目立つのは、上位人気候補のカフェファラオ8枠16番デュードヴァン1枠1番という極端な枠を引いた点。

個々の成績を見ると、カフェファラオの過去2勝はいずれも内枠(1番・3番)。砂を被りづらい外枠はむしろプラスでしょうか。デュードヴァンの過去3勝は16番・3番・13番と内外どちらにも対応。馬自身は最内枠でも問題なくこなせそうな印象です。


ユニコーンステークス (GⅢ)
2020年6月19日(日) 東京ダート1600m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1 デュードヴァン 牡3 56.0 M.デムーロ
2 マカオンブラン 牡3 56.0 内田博幸
3 ラブリーエンジェル 牝3 54.0 菅原明良
4 アポロアベリア 牡3 56.0 武藤雅
5 レッチェバロック 牝3 54.0 C.ルメール
6 ケンシンコウ 牡3 56.0 酒井学
7 サンライズホープ 牡3 56.0 川須栄彦
8 オーロラテソーロ 牡3 56.0 木幡巧也
9 メイショウベンガル 牡3 56.0 戸崎圭太
10 サトノラファール 牡3 56.0 三浦皇成
11 サンダーブリッツ 牡3 56.0 横山典弘
12 キッズアガチャー 牡3 56.0 丸田恭介
13 タガノビューティー 牡3 56.0 和田竜二
14 フルフラット 牡3 56.0 田中勝春
15 キタノオクトパス 牡3 56.0 田辺裕信
16 カフェファラオ 牡3 56.0 D.レーン

過去10年:ユニコーンSの枠順別成績

  • 1枠(1-1-0-14) 複勝率:12.5%
  • 2枠(1-0-2-15) 複勝率:16.7%
  • 3枠(0-1-2-14) 複勝率:17.6%
  • 4枠(2-1-0-15) 複勝率:16.7%
  • 5枠(1-2-0-14) 複勝率:17.6%
  • 6枠(3-0-2-13) 複勝率:27.8%
  • 7枠(1-2-2-13) 複勝率:27.8%
  • 8枠(0-2-2-14) 複勝率:22.2%
  • 東京ダート1600mは『芝を長く走れる外枠有利』と言われることが多い。ユニコーンSでも直近10年は6~8枠がやや優勢だ。

上級クラス限定
東京ダート1600mの枠順別成績

  • 1枠(22-21-17-360) 複勝率:14.3%
  • 2枠(19-35-36-352) 複勝率:20.4%
  • 3枠(32-26-29-373) 複勝率:18.9%
  • 4枠(38-25-35-373) 複勝率:20.8%
  • 5枠(27-39-40-375) 複勝率:22.0%
  • 6枠(40-30-28-387) 複勝率:20.2%
  • 7枠(28-37-26-398) 複勝率:18.6%
  • 8枠(40-35-34-377) 複勝率:22.4%
  • ※2011年~先週まで・2勝クラス(1000万下)以上の番組で集計
  • 最内枠がやや劣るように見える以外は、ほぼ横ばい。ただし単勝回収率で見ると7枠(115%)・8枠(106%)が突出。やはり外枠が優勢というデータが窺える。最内枠を引いたデュードヴァンは、データ面からは少々不利となる。






ユニコーンステークス2020
有力馬分析

想定1番人気カフェファラオ

厩舎:堀宣行
想定騎手:D.レーン
戦績:2-0-0-0

今年のダート3歳世代で『最も強い馬ではないか』とサークル内で囁かれる存在が満を持して重賞へ登場。何しろデビュー戦が圧巻。2着馬に10馬身もの差を付け、その2着馬が後に交流重賞を制したバーナードループという馬。カフェファラオ自身への期待が高まるのも必然の流れだ。

【WORLDはココに注目!】

まだキャリア2戦、ゆったりと間隔を空けての使い方はいかにも堀厩舎らしいローテーション。経験は浅いものの、過去2戦のレース内容は見た目にも、数字的にも濃いものがある。前走ヒヤシンスSも出遅れながら完勝。底知れない器を秘める。

【前走までに入っていた情報】
新馬戦の頃から「この馬は大成する」という声が多方面から飛び交っていた。一方で前走・ヒヤシンスSの前にも「まだまだ見栄え・毛ヅヤが良くないので、本当に良くなるのはこれから」と周辺では言われていたほど。初戦から圧倒的なパフォーマンスを示しながらも、伸びしろも十分と評価されているようだ。


想定2番人気デュードヴァン

厩舎:加藤征弘
想定騎手: M.デムーロ
戦績:3-0-0-1

ユニコーンSの前哨戦的な立ち位置にあたる青竜Sの勝ち馬。当時は人気が割れる混戦ムードの中、レベルの高い相手にしっかりと勝利を収めている。ダートに限れば(3-0-0-0)と勝率100%パーフェクトの戦績。3勝すべてが東京ダート1600m戦ということで、今回の条件に対する適性はピカイチだ。

【WORLDはココに注目!】

カフェファラオとは初対決になるものの、当馬に持ち時計は優秀。当然の有力候補となる。これまで3勝が全て違う騎手で勝利しており、テン乗りとなるデムーロ騎手でも不安は少ないだろう。

【前走までに入っていた情報】
2走前に芝のアーリントンCを使った理由は「芝を試したかったから」という理由の他にも、「休養が長引いたからひと叩きとして使う」という意図があったという。つまり、『アーリントンC→青竜S→ユニコーンS』のローテーションは以前から決められていた通りという話だ。


想定3番人気レッチェバロック

厩舎:藤沢和雄
想定騎手:C.ルメール
戦績:2-0-0-0

藤沢和雄厩舎×ルメール騎手の黄金タッグがユニコーンSでも登場。デビューから2戦はいずれもダート1400m戦ではあるものの、後続に1秒以上の差を付ける大楽勝。恐らく、自己条件戦ならば古馬相手でも楽にステップアップできるポテンシャルは秘めている。よりハイレベルな重賞でも期待だ。<

【WORLDはココに注目!】

デビューから2戦のパフォーマンスは文句なし。時計レベルもこの時期の3歳馬としてはA級と判断して良い。前走で大きく下した2・3・4着馬がその後に勝利を収めていることも強調材料となる。後は初めての1600mを克服できるか否か。

【前走までに入っていた情報】
新馬戦で記録した1:25.1(東京ダート1400m・良馬場)の時点で「冬の東京でこれだけ出せるのは、古馬の2勝クラスで通用する時計」(分析班)という高い評価を受けていた。前走ではさらにパフォーマンスを上げて楽勝。少なくとも「1400mならしばらく敵ナシ」と関係者は考えているフシが伺える。


想定4番人気タガノビューティー

厩舎:西園正都
想定騎手:和田竜二
戦績:2-1-1-2

昨年の朝日杯フューチュリティSで4着大健闘を見せたものの、本領はやはりダートで、4戦して(2-1-1-0)と馬券率100%。特に2歳秋~3歳春の時点で上がり34秒台の上がりをダートで見せているように、今回のメンバーに入っても終いの脚は一級品。カフェファラオにはヒヤシンスSで僅差負けも、今回は逆転なるか?

【WORLDはココに注目!】

どうしても終い一辺倒になってしまう面はあるが、ダートでは大崩れなし。前走は休み明けだったことも結果的に影響したのか、鞍上は「次はもっと良くなる」と言っていたという。叩いた上積みがどれだけあるかが焦点。

【前走までに入っていた情報】
2歳の時点で『ダート1600m戦で上がり34秒台』をマークした馬は、タガノビューティーが史上初!

デビュー戦の前には「調教でサッパリ動かない」と厩舎関係者も半信半疑だったという。また、暮れに朝日杯フューチュリティSを使った理由は「本来使いたかった地方のレースを除外されたから」との裏話。4着と結果が出たことで、シンザン記念を使うことになったものの「結局はダート馬」という形に落ち着いている。


想定5番人気サトノラファール

厩舎:中竹和也
想定騎手:三浦皇成
戦績:3-0-0-2

今回の出走予定馬ではデュードヴァンとこの馬だけが3勝馬。1勝クラス戦、端午ステークスを後方一気の末脚で差し切り勝ち。初の左回り、一度大敗を喫している関東への輸送など課題もありますが、持ち前の末脚が東京で生きれば……の期待が高まるのも納得の存在である。

【WORLDはココに注目!】

気になる点としては、時計的な強調材料が先述の有力馬に比べて少ない点と、『2013年にダート1400m戦になった端午ステークス→ユニコーンS』を連勝した馬が、これまで1頭もいない点。過去の傾向を打ち破れるか。

【前走までに入っていた情報】
デビューから3戦、1800mを走っていた頃に騎乗していた騎手からは「乗り難しい面がある」「外枠で壁を作れずに引っかかってしまった」というように、気性面の課題を口にする声が続々と出ていたという。

関係者も、精神面での不安を解消するために距離を短縮してきた結果が、近2走の成績に繋がっていると言えるだろう。

ユニコーンステークス2020
昨年&過去10年のレース結果
過去の結果から見る傾向と対策

昨年のレース写真
1着 ①ワイドファラオ(3番人気)
2着 ⑧デュープロセス(2番人気)
3着 ⑪ダンツキャッスル(6番人気)

NHKマイルC(9着)から参戦したワイドファラオが、芝の時と同じように先手を主張すると、そのままマイペースで運んで最後は後続の追撃をしのぎ切り優勝。2着には青竜S勝ち馬デュープロセスが入線。3着には伏兵扱いのダンツキャッスル。

2着デュープロセス、3着ダンツキャッスルは条件戦を好タイムで完勝。芝で豊富なスピードを発揮していたワイドファラオも含め、ある程度の持ち時計、高いレベルのレースで走ってきた実績のある馬たちが上位を固めた。

馬名 騎手 人気
2019年 ワイドファラオ 福永祐一 3番人気
2018年 ルヴァンスレーヴ M.デムーロ 1番人気
2017年 サンライズノヴァ 戸崎圭太 2番人気
2016年 ゴールドドリーム 川田将雅 2番人気
2015年 ノンコノユメ C.ルメール 2番人気
2014年 レッドアルヴィス 蛯名正義 3番人気
2013年 ベストウォーリア 戸崎圭太 3番人気
2012年 ストローハット 福永祐一 1番人気
2011年 アイアムアクトレス 秋山真一郎 3番人気
2010年 バーディバーディ 松岡正海 1番人気

【傾向と対策】
ハイレベル戦に生き残れる馬を探せ

中央競馬では唯一の3歳限定ダート重賞ということで、毎年のように好メンバーが揃い、ハイレベルなレースが繰り広げられる。その証拠に、2015年~2019年と、現在5年連続でユニコーンS勝ち馬が後にGI(JpnI)競走を制覇。

つまり、現段階で一定レベルの能力・持ち時計が無いとこのレースでは太刀打ちできないということ。過去10年の勝ち馬が上位人気馬で占めているのも、戦績がしっかりしている馬が勝利しているからと言えるだろう。







ユニコーンS2020予想
過去データからの軸&穴オススメ紹介

WORLD流!重賞的中テクニック

<6月17日(水)更新>

【軸候補オススメ】

デュードヴァン

厩舎:加藤征弘
想定騎手:M.デムーロ
戦績:3-0-0-1

【推し材料】好条件データ
・王道路線で好成績を残してきた馬
・青竜S勝ち馬が安定感抜群
・持ち時計でも最上位

昨年は初ダートのワイドファラオが優勝したが、これはかなり珍しいパターン。3歳ダート戦線の春の総決算というレースなので、基本的にはここまで行われてきたダートのOP特別で結果を残してきた馬が強い。

デュードヴァンは今年のメンバーでは2頭だけの3勝馬で、ステップレース青竜Sの勝ち馬。青竜Sの勝ち馬は過去5年だとユニコーンSでは(1-1-2-1)と複勝率80%の安定感を誇る。

【青竜ステークス勝ち馬が安定】

  • 15年ノンコノユメ…1着
  • 16年グレンツェント…3着
  • 17年サンライズソア…3着
  • 18年グリム…9着
  • 19年デュープロセス…2着
  • 青竜ステークスは2014年から創設された、5月中旬に行われる3歳のダートOP戦。ユニコーンSと同じくダート1600mで行われる、実質的な前哨戦である。

デュードヴァンの場合は前走を含めて東京ダート1600m3戦3勝、青竜Sもただ勝っただけではなく、ダノンファスト、タガノビューティーといった実績馬相手に好時計で勝利と馬自身にもしっかり中身が伴っている。



【穴で要注目!】

キッズアガチャー

厩舎:田所秀孝
想定騎手:丸田恭介
戦績:2-1-2-5

【推し材料】好条件データ
・前走から同距離or距離短縮組を狙え!
・オープン特別の敗戦組が盲点に

ユニコーンSであまり結果が出ていないパターンは「1勝クラス勝ち直後の参戦」と「前走1400m以下からの距離延長」というローテ。

前者に関しては“一線級同士のレースで揉まれていない”というのがネックで、後者は“距離以上のスタミナと底力が求められる東京コース・ハイレベルかつハイペースになりやすいレース”ゆえに1400mがベストの馬には厳しいということなのだろう。

【前走の距離別で成績をチェック】
(過去10年)

  • 距離延長:1-2-2-40
  • 距離短縮:6-5-5-43
  • 同距離 :3-3-4-42
  • 『前走から距離を延ばした馬』で直近10年の勝ち馬は2011年アイアムアクトレスのみ。1200m戦や1400m戦を使ってユニコーンSに出走した馬の大半が苦戦している。

“来ないパターン”から逆算して狙いが立つのが、「OPで強い相手と戦った経験がある」かつ「前走1800m以上からの距離短縮」という馬ではないか。このパターンでは17年勝ち馬サンライズノヴァ(前走鳳雛S4着)、18年グレートタイム(前走鳳雛S2着)などが結果を出している。

というところで注目はキッズアガチャー。京都ダート1800m戦の鳳雛S5着から参戦。2勝はどちらも1800m戦で、前半のポジションは取れないが確実に脚を使うタイプ。経験値とスタミナを武器に、直線でバテた馬たちを交わして馬券圏内に滑り込めそうな1頭だ。



社台マニアがコッソリ伝授
『社台・ノーザンの本音で馬券を獲れ!』
<6月17日(水)更新>

【社台特捜班より】
最初から少々、厳しい言葉を言うけれど……

正直、今年のユニコーンSでは今年の社台・ノーザンF関連馬は楽じゃない戦いを強いられるわね。


社台特捜班
『マニアックス』

大レースには常に、社台ファーム系・ノーザンファーム系の有力馬が多数。そこで、WORLD競馬WEBの中でも『社台・ノーザン系』情報を専門に扱う、私たち社台特捜班が、特別にユニコーンステークス2020の社台系情報をコッソリ公開!

今年の3歳社台・ノーザンFは
ダート路線の手駒がやや少ない?

近年だと、社台・ノーザン系の3歳ダート馬には下記のような有力馬が居ました。


近年の社台・ノーザン系
ダート路線の3歳有力馬

  • 2019年…クリソベリル(キャロットF)
  • 2018年…ルヴァンスレーヴ(G1レーシング)
  • 2016年…ゴールドドリーム(吉田勝己氏)
  • 2015年…ノンコノユメ(社台ファーム生産)
  • クリソベリルはユニコーンSには使わなかったけれど、上記4頭は3歳春の段階から「ダート路線で頂点に立てる馬」と評価されてきた馬たちです。実際に、その後に古馬相手のGIを勝ちましたよね。

クリソベリルはユニコーンSには使わなかったけれど、上記4頭は早い段階から「ダート路線で頂点に立てる馬」と評価されてきた馬たちです。実際に、その後に古馬相手のGIを勝ちましたよね。 ところが今年は、正直コレと言った有力馬が少ないんですよね。現に、年を跨いでからの3歳ダートOPクラス戦が6鞍行われてきた中で、勝利した『社台・ノーザンF系のクラブ馬・個人馬主の馬』は1頭も居ないんです。

※“生産馬”だと社台ファーム生産のサトノラファールが勝利
※地方交流重賞では社台RHのバーナードループ(兵庫チャンピオンS)が勝利

場長も認める『3歳馬不振』を
打ち破れる可能性を秘める馬を紹介

今年の3歳の牡馬・牝馬クラシックも、結局社台・ノーザンFは勝てませんでした。

実は、ノーザンF天栄の場長さんがハッキリと「牧場での調整が影響しているのではないかと感じている」と認めていらっしゃいます。内的要因に加え、育成段階に入っているはずの1歳秋(2018年秋)のタイミングで、北海道の馬産地を襲った『胆振東部地震』の発生もありました。

とはいえ、あくまで3歳春は微妙だったというだけで、今後頭角を現してくる馬は多数居ることでしょう。あくまで現段階での情報として、参考にしてもらえればと思います。

ということで、社台特捜班から取り上げる馬は必然的に1頭になります。

社台特捜班の注目馬

レッチェバロック

厩舎:藤沢和雄
想定騎手:C.ルメール
戦績:2-0-0-0

レッチェバロックは1400mで2戦2勝という成績かつ、今回が昇級戦。しかも2戦とも逃げてそのまま楽勝という形だったため、何一つレースの厳しさを経験していません。上記で述べられている“ユニコーンSの好走パターン”とは真逆のタイプです。
さらに言えば、牝馬も2014年2着のコーリンベリーを最後に5年間1頭も3着内がありません。

しかし、この馬はデータや傾向を超越してユニコーンSで結果を出せるのではないか、それほどの大物感を感じる存在です。

初戦が2秒0差(=約12~13馬身差)
2戦目が自身の時計を1秒5縮めた上での1秒4差(=9馬身差)


という勝ちっぷり。並の馬ではないことは明白で、今回のメンバーを相手にマイル戦で結果が出せるようなら、牝馬の枠にとどまらず「ダート界のアーモンドアイ」と呼べるような将来を描けるかもしれない……そう考えています。


東西Aルート情報筋監修
『調教マル特ホース』
<6月18日(木)更新>

ユニコーンS・近年の好走馬から見る
“ガチで走る”調教パターン

・わずか4Fで一気に走り切れる坂路より、コースでメリハリのついた調教が必要
・近5年の3着以内馬15頭中12頭が『中間にウッドチップコースでの追い切り』を消化
・関西馬は経験の浅い長距離輸送も控えており、直前は馬なりが丁度いい

ユニコーンSの出走馬の調教を掘り下げる前に、舞台となる東京ダート1600mの『前提条件』を説明しよう。

ズバリ、上級クラスになるほど、前半の流れが厳しくなりやすい。タフな展開を招きやすいのだ。

スタートから3コーナーまで約640m。最後の直線も500mほどあり、ひと息で走り切るには厳しい形状のため、スピードとスタミナを兼ね備えていることが求められる。

要するに、ダート戦にありがちな“坂路オンリーの仕上げでワンペースの走り”では通用しづらく、『最終追い切りか1週前追い切りでコース追いをしている馬』が活躍傾向にある。

ちなみに、中間の追い切りが坂路のみという馬はオーロラテソーロケンシンコウサトノラファールフルフラットレッチェバロックの5頭。確かに、スピード気質の強い馬、1400m以下での実績が目立つ馬の名前もある。調教過程という観点からは強くは推しづらい馬となる。

【美浦】調教マル特ホース

カフェファラオ

厩舎:堀宣行
騎手:D.レーン
戦績:2-0-0-0

ウッド&坂路を交えて入念な調整

前走・ヒヤシンスS勝利後は、5月21日の初時計以降、コースと坂路を併用&ゲート練習を重ねるなど入念な調整量を消化してきた。

膝を高く上げる走法のため、いくぶん不器用に映るが、直線を向いてからの手前の換え方はスムーズ。レースで乗るジョッキーの手が全く動くことなく、南ウッドコースで5F67.2-52.9-39.0-12.1秒を馬なりでマーク。追い出せば、突き抜けそうな手応えを漂わせた。近頃の堀厩舎にありがちな『テンションの高さ、汗ばんだ様子』も感じず、仕上がりは良好といった様子だ。

余談だが、昨秋から美浦のコース調教はウッドコースが外側に設置されたため、おのずと“道中タメて、終いを伸ばす”という調教になりやすく、広い東京コースとの親和性が高くなりそうだ。今回のみならず是非とも覚えておいていただきたい。



【栗東】調教マル特ホース

サンライズホープ

厩舎:羽月友彦
騎手:川須栄彦
戦績:2-0-0-2

1週前ウッド→直前坂路軽めの黄金パターン

調教から推せる穴馬として1頭ピックアップ。

中間、これまでに重用していた栗東スイミングプールが改修のため閉鎖されたことは気がかりである一方、最終追い切りは坂路で軽く仕掛けられると、伸びやかな動きで加速。脚長の体型をしており、本来ならば坂路は決して走りやすくないタイプ。その点、ワンターンの東京替わりも適性がありそうだ。

デビューから一貫して川須騎手が追い切りを付けているように鞍上の評価が高く、1週前のCWコースでの追い切りも全体時計こそ目立たないものの、ラスト1Fでは11.4秒をマーク。能力の片鱗をみせている。『1週前にウッドコースでしっかり追い切り→直前で坂路で余裕を持たせる』という関西馬の好走パターンに合致している。




『前走ワケアリ敗戦で妙味倍増!』
レース分析班が明かす注目穴馬
<6月19日(金)更新>

【“負け方”に大事なヒントあり】
一般的に、人気になりやすい馬は『直近で勝っている馬』『馬柱で良い着順が並ぶ馬』。裏を返せば、『前走で負けた馬・着順が悪い馬』はそれだけで人気の盲点になりやすいもの。

しかし、「負けに不思議の負け無し」という格言もあるように、全ての敗戦には必ず理由がある。中には、次のレースに繋がるような敗戦も……。ココでは、常日頃からレース映像を何度も見返し、次なるヒントを探し当てることに魂を燃やすレース分析班より“前走で負けた馬”から注目すべき情報馬をピックアップ!


前走敗戦組からの注目馬

マカオンブラン

厩舎:今野貞一
騎手:内田博幸
戦績:2-0-0-4

【前走成績】
兵庫チャンピオンS6着(5番人気)
・園田競馬場で行われた交流GⅡ戦で敗戦
・ただし「自分の競馬」が全くできず、見直し余地あり
・好条件データ『距離短縮組』にも該当

地元の吉村智洋騎手を背にハナを切ったところまでは良かったが、このレースで2強と目されていたダノンファラオに2番手でピッタリとマークされ、その直後に2強のもう1頭バーナードループも虎視眈々というプレッシャーの掛かる隊列に。結果、3コーナーで早々とダノンファラオに捲られてしまいその後は抵抗不能。直線では馬が戦意を失ってしまい2秒8差の6着まで後退してしまった。

厩舎サイドも「精神的な脆さがあってレースぶりが不安定」とレース前から懸念していた馬で、この形での大敗はある意味想像通り。しかし、「脆くて不安定」というのは「型に嵌れば強い」という魅力の裏返しでもある。

実際、初勝利は前走7着大敗からの一変、そして沈丁花賞での2勝目も黒竹賞11着大敗で大きく人気を落としたタイミングでの変わり身だった。今回もアテになるというタイプではないが、内枠から果敢に行き切ることができれば、三度、人気薄での大駆けがあっても不思議ではない。

先行馬陣営の作戦の兼ね合い、そしてマカオンブラン陣営が取る今回の戦略が大きなポイントからとなりそうだ。週末のサイト内情報でより深く掘り下げていくので、情報をどうぞお見逃しなく。

なお、ユニコーンSの好条件パターンに該当する『前走:兵庫CS組』は直近10年で(2-1-0-4)と好成績。連対3頭はオースミイチバン、ベストウォーリア、ゴールドドリームと実績馬ではあるものの、覚えておきたいデータだ。


WORLDでは6月20日(土)夜から
有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した

『重賞有力馬事前情報』を公開!

【週中のデータ精査から、次は直前の情報へ】
過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!





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