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【東京新聞杯2022予想】大混戦を制して出世街道に乗るのは!?注目データ・ヒント多数



東京新聞杯2022予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

一般的には能力通りに決まりやすい東京マイルですが、配当だけ見れば直近でも3連単10万馬券以上が4度も飛び出ているように波乱度が高い一戦です。有力馬にとっては目標が先になるため、仕上げ面でも上下に差があることや、枠順や馬場バイアスによって影響が大きいのがその理由でしょう。

今年は例年以上に大混戦模様ですが、どの馬がオススメになるでしょうか。まずは有力馬からチェックしていきましょう。




東京新聞杯2022予想
出走馬/枠順確定
<2/4(金)更新>


東京新聞杯(GⅢ)
2/6(日) 東京芝1600m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1アオイクレアトール牡556内田博幸
2ワールドバローズ牡456和田竜二
3ディアンドル牝656石川裕紀
4マルターズディオサ牝556松岡正海
5トーラスジェミニ牡658横山武史
6ファインルージュ牝455ルメール
7ケイデンスコール牡659石橋脩
8ドナアトラエンテ牝654Mデムーロ
9カラテ牡657菅原明良
10エイシンチラー牝454柴田大知
11イルーシヴパンサー牡456田辺裕信
12ヴェロックス牡657三浦皇成
13ホウオウアマゾン牡457坂井瑠星
14カテドラル牡658戸崎圭太
15カレンシュトラウス牡556津村明秀





東京新聞杯2022予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<1/30(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、東京新聞杯2022に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:ニューイヤーS1着

カラテ


高橋祥厩舎(栗東)
菅原騎手予定
戦績:6-1-0-20

昨年の覇者。人馬ともに重賞初制覇となったのが記憶に新しい。昨年は上がり馬らしく条件戦からの一気の3連勝でVとなったが、今年は堂々のオープン馬として臨む。前走のニューイヤーSは休み明けながら先行馬が残る展開を後方から差し切り勝ち。しかも58キロを背負ってのものだから内容は濃い。

「色々と経験を積んで本当に立派になった。安田記念以外は大きくずれていないし、速い時計にも対応できる。今年はディフェンディングチャンピオンとして受けて立つくらいの気持ち」と風格さえ漂う。あとは病み上がりの鞍上がいつも通りにこの馬をエスコートできるかどうかだけだろう。

【WORLD分析班チェック】
あと1ヶ月で解散、厩舎にとっても引退ヤリ!

管理する高橋祥調教師は、2月いっぱいで定年のため引退。番組を考えるとカラテはこのレースが最後になる可能性が高く、厩舎としても目一杯の勝負をしてくるだろう。この中間も熱の籠った仕上げが施されているが、最終追い切りの動きも要注目。




前走:秋華賞2着

ファインルージュ


木村厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:3-2-1-1

直近の成績やルメールが騎乗することから、まず上位人気に支持されることが予想される。距離が長かったオークスこそ崩れたが、それ以外はすべて3着以内の安定感を誇り、牝馬戦とはいえGⅠでも勝ち負けするのだから素質の高さは疑いようがない。

前走後はいつも通り天栄で充電して1月中旬に帰厩。いい休養が出来たのが窺るように、ウッドと坂路でシャープな動きを連発している。古馬になってから更に活躍するキズナ産駒だけに、今年は更にステップアップして牝馬GⅠ制覇の期待が懸かる。なかなか重賞を勝てないルメールだが、この馬で連敗ストップなるか。なお、春の最大目標はヴィクトリアマイルとのこと。

【WORLD分析班チェック】
距離適性は以前から「マイル向き」と繰り返し、ここは条件ベスト

デビュー戦を1200mから使い出したように、もともと陣営の考えも短距離志向。3歳春はクラシック対応するために徐々に距離を伸ばしてやってきたが、さすがにオークスの2400mは長かった。陣営によれば「2000mまでは守備範囲だけどベストはマイル」という考えは変わっていない。桜花賞は異常な高速馬場とはいえ、1分31秒2の走破タイムは際立っている。自分の能力だけ走れば上位争いは必至。




前走:マイルCS9着

カテドラル


池添厩舎(栗東)
戸崎騎手予定
戦績:4-4-1-11

昨年はカラテの2着に好走。その後もダービー卿CT、中京記念で2着に好走し、秋には京成杯AHでついに重賞タイトルを手に入れた。3歳から活躍しているが、全く能力の衰えは見せずに息の長い活躍を続けている。GⅠではなぜかいつも出負けしてしまい結果がでていないが、GⅡ~Ⅲのマイル戦であれば常に一発に注意が必要な存在だ。

年末年始はNFしがらきでゆっくり調整され、いいリフレッシュ。ほとんど外厩で仕上げるため厩舎ではサッとやるだけだが「本当にいい雰囲気で戻ってきた。これなら好発進が期待できそう」と厩舎も最終仕上げに苦労することはなさそうだ。

【WORLD分析班チェック】
このレースに相性がいいハーツクライ産駒で2年連続好走なるか

ハーツクライ産駒は、過去10年で5頭が出走してリスグラシューが勝ち、2着2回、3着1回で馬券率は80%の好成績を残している。昨年はこの馬が2着で3着にもハーツクライ産駒のシャドウディーヴァが食い込んだ。ハーツ産駒は力の要る馬場での末脚比べに定評があるが、まさにこの時期の東京新聞杯がそういうレースなのだろう。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも、GⅠでも実績のあるケイデンスコールや目下3連勝中のプリンスリターンなど魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




東京新聞杯2022予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<2/2(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

今年の東京新聞杯はメンバーだけみればどれが人気になるのか分からないくらいの大混戦ですが、馬場状況が分かりやすくレースの傾向もハッキリしているため、ある程度勝負になりそうな馬は絞り込めそうです。週末に向けてシッカリとイメージを固めていきましょう。


東京新聞杯2022データ
最初に押さえておきたい3つのポイント!

  • ①近年では最速馬場に近く、イン前のポジションに有利性あり

  • ②1分32秒台前半の持ちタイムが求められる

  • ③冬場の芝重賞は迷うことなくノーザン外厩を信用すべし

①近年では最速馬場に近く、イン前のポジションに有利性あり



開幕週の馬場状態はかなり時計が速めだった。開幕デーのメイン、OPの白富士S(芝2000m)では1分57秒4という好タイム。秋の天皇賞(1分57秒9)より速いのだから高速馬場なのが明らか。近10年のなかでもおそらく最速に近い馬場状態と言ってもイイ。

これまでの2月の東京開催はDコースでやや時計が掛かるイメージが強いが、今年はどちらかと言えば5月の開催の開幕週に近いイメージか。馬場が速い状況では当然、距離最短を通った方が有利だけに、今年は「内枠先行馬」には少し注意が必要だろう。

このレースは過去10年で上がり最速馬が勝ったことが一度もない。普通のレースであれば上がり最速馬というのはかなりの率で勝利をおさめやすいが、このレースでは【0.3.0.7】で2着が3度あるだけ。それだけポジショニングが大事であることを示唆している(直線だけの競馬では届かない)。



②1分32秒台前半の持ちタイムが求められる



昨年のカラテが勝った走破タイムは1分32秒4。今の馬場状態を考えれば1分32秒台前半、場合によっては1分31秒台に突入してもおかしくはない。持ちタイムのチェックは必須だろう。

1分31秒2 阪神 ファインルージュ
1分31秒4 阪神 ケイデンスコール
1分31秒8 東京 ディアンドル
1分32秒0 東京 イルーシヴパンサー
1分32秒0 中山 カテドラル
1分32秒0 東京 ハーメティキスト
1分32秒1 東京 トーラスジェミニ
1分32秒2 中山 カラテ
1分32秒2 東京 マルターズディオサ
1分32秒3 東京 タイムトゥヘヴン


ピックアップして見ていくと、ファインルージュは桜花賞時の時計。当時はレコード連発の異常馬場だったことからこの数字は額面通りに受け取れないが、その後のGⅠ実績を考えても能力の高さは証明済み。評価は下がるものではない。

ケイデンスコールも同じく高速馬場の阪神でのもの。この時計を出したときから3キロ増の59キロを考えると、時計面の優位性は大きく下がりそうだ。

ディアンドルの1分31秒8はヴィクトリアマイルで記録したもので、前目で先行した中では一番の粘りを見せていた。ムラなタイプで安定感は欠くが、この舞台でこの時計で走ったことは覚えておく必要がある。

イルーシヴパンサーの1分32秒0は当時の馬場を考えても破格。その時点で「力が違う」ことを示しており、その後条件戦を連勝したのも頷ける。明け4歳馬の勢いを加味すれば一気の重賞突破まであっていい。

ハーメティキストの1分32秒1は昨年5月の3勝クラスにて。それまで1800~2000mで走ってきた馬がマイルでいきなりこの時計で走れたのは驚き。前傾ラップでスタミナが生きたのは確かだが、案外マイル適性自体が高いのかもしれない。(※ハーメティキストは除外になりました)

タイムトゥヘヴンはNHKマイル6着の時計だが、その後秋の富士Sでも3着しており、東京マイルの適性は見せている。母が桜花賞馬キストゥヘヴンだけに1600mに適性がありそうだ。(※タイムトゥヘヴン除外になりました)



③冬場の芝重賞は迷うことなくノーザン外厩を信用すべし



近年の芝の重賞はノーザンF生産馬が勝つことがほとんどだが、このレースも2017年から2020年まで4連勝して、昨年も2着を確保。

ノーザンFの生産馬ということは、つまりノーザンFの外厩を経由した馬がほとんどだが、やはり「しがらき」「天栄」を挟んだ馬の好走が目立っている。


21年 2着カテドラル(しがらき)
   3着シャドウディーヴァ(しがらき)
20年 1着プリモシーン(天栄)
   2着シャドウディーヴァ(しがらき)
19年 1着インディチャンプ(しがらき)
   2着レッドオルガ(しがらき)
18年 1着リスグラシュー(しがらき)
17年 1着ブラックスピネル(しがらき)
   2着プロディガルサン(天栄)

厳寒期の冬場の調整はやはり技術が証明されている牧場の仕上げを施した方が圧倒的に実績を残しやすいということだろう。

今年のメンバーでノーザン外厩を経由しているのは次の通り。

■しがらき
・カテドラル
・ケイデンスコール
・ディアンドル
・ホウオウアマゾン

■天栄
・ヴァンランディ
・ドナアトラエンテ
・ハーメティキスト
・ファインルージュ



東京新聞杯2022予想
『調教マル特ホース』
<2/3(木)更新>



1月に比べると全体的に熱の籠った調教をこなす厩舎が増えてきた印象で、活気に溢れた馬を見ることが多くなってきた。2月末にはGⅠも始まるし、来月からはトライアルシーズンも開幕。まだまだ寒い時期ではあるが、どの厩舎も徐々に春を意識しだしているのを実感する。

この東京新聞杯でもシッカリと準備をしてきた馬が多い。このレースは春の安田記念を見据えた一戦ではるが、目標はだいぶ先で『叩き台』という意味はなく、どの馬もそれなりにこのレースを目標に仕上げて『1戦必勝』で臨んでくる。ピックアップするには甲乙つけがたいが、特に動きの良かった馬を2頭取り上げたい。


調教マル特ホース①

ホウオウアマゾン

矢作厩舎(栗東)
坂井瑠騎手予定
戦績:3-3-1-3

・昨秋に比べて体スッキリで動きにキレがアップ

暮れの阪神カップを使った後はノーザンFしがらきでリフレッシュ。2週ほどの短期放牧で戻ってきた。昨秋に放牧から戻ってきた時は体が増えてボリューム感が目立っていたが、今回はだいぶ体がスッキリ映る。いい解釈をすれば「太目が解消した」とも言え、実際にここ2週のウッドでの動きにはいままで以上のキレを感じさせる。

いつもは当週の最終追いは坂路で仕上げるが、今回はウッドで4頭併せのような形でより実戦を意識した形。最後まで手綱は動かず馬なりながら終い11秒4で楽々抜け出したあたり、仕上がりの良さが窺える。



調教マル特ホース②

イルーシヴパンサー

久保田厩舎(美浦)
田辺騎手予定
戦績:4-2-0-2

・勢いある上がり馬らしい溌剌とした動きが目立つ

以前はウッドチップでの調教がメインだったが、3走前あたりから坂路も乗り出して併用調整がルーチンになっている。この中間も坂路で自己ベストをマークして、ウッドでもベストに近い時計をマーク。目下3連勝と勢いある上がり馬らしく、溌剌とした動きは目立っており、1週前に乗った田辺も「体が増えてきたのは好感。背中が良くて楽しみにしている馬」と状態の良さを感じていた。東京コースでは1分32秒0という速い持ちタイムを持っており、初の古馬相手の重賞でもそんなにヒケは取らなそうだ。




東京新聞杯2022予想
『下馬評は低いが妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<2/4(金)更新>


分析班
水谷

一般論でいうと、年を重ねた牝馬は人気が落ちやすいもの。理由としては、古馬牝馬の番組が少なく好成績を積み重ねにくいことで馬柱が地味になりやすいから。よって古馬混合戦では牝馬が穴になりやすい傾向があります。

東京新聞杯も牝馬の好走が多いですが、それらはいずれも上位人気(1~2番人気)ではありませんでした。今年も古馬牝馬は人気の盲点になるでしょう。


下馬評低めの盲点注目馬

マルターズディオサ

手塚厩舎(美浦)
松岡騎手
戦績:4-3-1-7

【前走成績】
ターコイズS(8着/2番人気)

○本来は脚質自在で前でも競馬のできるタイプ

デビューから6戦、桜花賞までは一貫してマイルを使い、阪神JF②着、チューリップ賞①着という実績がある。牝馬クラシック後は1400→1200mの短距離を使ったりしたが、やはりこの馬のベストは走り慣れたマイル前後だろう。昨秋の京成杯AHでは出遅れて最後方からの競馬になってしまったものの、カテドラル、カラテあたりはと末脚の鋭さで全く負けていなかった。ヴィクトリアマイル、京成杯AHで連続1分32秒台をマークして、高速決着にもメドを立てている。

テン乗りの松岡騎手も1週前に乗って「背中のいい馬で、乗っていてバランスの良さも感じる。このひと追いで良くなりそう」と怪我から復帰後の重賞初Vに意欲を見せていた。最近はゲートで遅れることが多くて後方からになっているが、もともとは先行抜け出しを得意にしていた馬で、ゲートさえ決まれば前でも立ち回れるタイプ。この乗り替わりがいい方に出れれば重賞3勝目も十分だ。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは2/4(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『東京新聞杯(GⅢ)』
『きさらぎ賞(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

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