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【天皇賞春2022予想】過去の注目データ・ヒント多数!【最終更新】『僕ならこう乗る!』大西直宏の注目馬



天皇賞春2022予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・天皇賞春の過去データを洗う!
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

WORLD
北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

今週は伝統の長距離G1・天皇賞春が行われます。昨年も◎ワールドプレミアから3種馬券をズバリと的中した相性のレースですね。今年も京都ではなく阪神で開催されるのがポイント。阪神芝3200mは新設されたばかりの条件で、1周目外回り→2周目内回りという変則コースになります。ほとんどの馬と騎手にとってコース経験が皆無に等しいため、舞台適性を読み解くことが重要ですね。




天皇賞春2022予想
出走馬/枠順確定
<4/28(木)更新>


天皇賞春(GⅠ)
5/1(日) 阪神芝3200m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1アイアンバローズ牡558石橋脩
2ハーツイストワール牡658ルメール
3ディバインフォース牡658田辺裕信
4ユーキャンスマイル牡758藤岡佑介
5マカオンドール牡458松山弘平
6メロディーレーン牝656岩田望来
7テーオーロイヤル牡458菱田裕二
8クレッシェンドラヴ牡858内田博幸
9ヒートオンビート牡558池添謙一
10トーセンカンビーナ牡658藤岡康太
11マイネルファンロン牡758松岡正海
12ハヤヤッコ牡658武豊
13ロバートソンキー牡558伊藤工真
14ヴァルコス牡558三浦皇成
15タガノディアマンテ牡658幸英明
16タイトルホルダー牡458横山和生
17シルヴァーソニック牡658川田将雅
18ディープボンド牡558和田竜二





天皇賞春2022予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<4/24(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、天皇賞春2022に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:日経賞1着

タイトルホルダー


栗田徹厩舎(美浦)
横山和騎手予定
戦績:4-2-0-4

天皇賞春は昔から「前年の菊花賞馬」が最も連動するレースでもある。それだけにこの馬が真っ先に注目馬として挙がるのは当然。

日経賞を逃げ切って重賞3勝目。菊花賞や有馬記念と比べるとまだ8分程度の仕上げだったが、ドバイに遠征した馬も多くて相手関係はだいぶ楽。さすがにそこでは地力が違った。本番への上積みを残しての勝利であって、前哨戦の着差が僅かでも天皇賞の有力候補であるのは変わらない。大阪杯のエフフォーリアがそうであったように、関東馬が関西遠征でポカをすることがしばしばあるが、この馬は菊花賞で結果を出しているのは強み。

【WORLD分析班チェック】
兄・和生にとっては粘ってもないGⅠ制覇のチャンス

昨年の菊花賞は弟の武史騎手が騎乗したが、有馬記念でお手馬エフフォーリアとバッティングしため、兄の和生騎手とコンビを組むことになった。いずれまた大きな舞台でエフフォーリアと被ることも考え、そのまま和生騎手とのコンビを継続。本人にとってみたら初めてのGⅠ制覇の大きなチャンスで、ここは力の入る一戦だろう。




前走:阪神大賞典1着

ディープボンド


大久保龍厩舎(栗東)
和田竜騎手予定
戦績:5-3-1-7

3歳時は同じオーナーのコントレイルの引き立て役でしかなかったが、4歳時になってもうワンランクの成長を果たして、阪神大賞典①着→天皇賞春②着に好走。とにかくスタミナが豊富で、オーナーが凱旋門賞を目指したくなったのも納得できる。その凱旋門賞こそ崩れてしまったが、帰国後の有馬記念で2着と世代トップレベルをアピール。今年の始動戦となった阪神大賞典では単勝オッズ1.2倍という圧倒的支持に応えて優勝。この舞台であれば絶対的な信頼度を誇り、今年は春天Vの最有力候補と見られている。

【WORLD分析班チェック】
阪神コース4戦連対100%で道悪馬場も歓迎のステイヤー

天皇賞春が京都ではなく阪神になって最も恩恵を受けている馬がコレだろう。京都のような上がりの速いコースには向いておらず、実際にキャリア16戦で一度も上がり33秒台を記録したことがない。持続力とスタミナを武器にする馬で、タフな馬場になればなるほど浮上する。取りこぼしがあるなら、時計が速くて軽い馬場状態になった時か。




前走:ダイヤモンドS1着

テーオーロイヤル


岡田厩舎(栗東)
菱田騎手予定
戦績:5-0-1-3

母父マンハッタンカフェの影響が強く出ていて、脚長で胴長のステイヤータイプ。それでいて追ってから脚の回転が速く、高速馬場でのスタミナ戦に強い印象を受ける。前走のダイヤモンドSで古馬になっての成長力も見せ、長距離界の新星としての期待が大きい。阪神コースでも3勝の実績があって舞台適性もクリアできているだろう。問題は一気に負担がアップする58キロの斤量。上がり馬にとって多くの壁になるのがこの斤量だ。GⅠの底力を秘めているかどうか、それが問われる一戦になる。

【WORLD分析班チェック】
菱田にとっても今後の騎手人生の懸かる大事な一戦

菱田騎手はまだデビューして3年目だった時にダービーに騎乗して4着した実績がある。当時はブレイク真っ最中で、「乗れる若手」「将来有望株」と持て囃されていた。その勢いと実績を買われてダービーに乗ることができ、タガノグランパとのコンビでダービーと菊花賞でともに4着と好走。それがキャリア最高の着順となっており、今回は久々に自己最高を更新するチャンス到来。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも長距離重賞で実績豊富なアイアンバローズにシルヴァーソニック、そしてステイヤーズS勝ちのディバインフォースなど魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




天皇賞春2022予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<4/27(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

今年も昨年に続いて舞台は阪神芝3200m。これまで通用していたデータの関連性がやや微妙なので、今回は古馬長距離G1に必要な普遍的なデータを2つ考察していきます。


天皇賞春2022データ
押さえておきたい2大重要データ!

  • ①58㎏を背負って走るスタミナ戦は斤量面の慣れが必要不可欠

  • ②長距離重賞は厩舎のノウハウが大きく反映されやすい

①58㎏を背負って走るスタミナ戦は斤量面の慣れが必要不可欠



古馬最高峰と言われる天皇賞春はとにかく『格式』(=底力)が求められるレース。過去10年の2着までに入線した馬に共通しているのが、57キロ以上を背負って重賞好走実績があること。連対した16頭(重複含む)の馬名をご覧頂きたい。

ワールドプレミア
ディープボンド
スティッフェリオ
フィエールマン
グローリーヴェイズ
レインボーライン
シュヴァルグラン
キタサンブラック
カレンミロティック
ゴールドシップ
フェイムゲーム
ウインバリアシオン
フェノーメノ
トーセンラー
ビートブラック
トーセンジョーダン


馬名を見ても分かる通り、どの馬も重賞ウィナーなのが分かる。この中で57キロ以上を背負って重賞連対がなかった馬は当時4歳だったグローリーヴェイズとディープボンドのみ。ただ、前者は57㎏で出走した菊花賞で5着、後者は57キロのダービー5着の実績があった。

3着入線馬にサーチを広げても例外はホッコーブレーヴとパフォーマプロミスがいるくらいで、とにかく上がり馬や実績のない馬にとってはハードルの高いレースと言える。日本で一番長い距離を走るG1で一番重い斤量設定なのだから底力が求められるのは当然と言えば当然だろう。

しかも阪神コースとなると直線が平坦の京都から上りレイアウトになるため、さらにスタミナとタフさが要求される。圧倒的に実績馬向きのレースになることは間違いない。重い斤量を背負って長距離の重賞実績がある馬は絶対に軽視禁物だ。

【57キロ以上で重賞実績アリ】
クレッシェンドラヴ(GⅢ①着)
タイトルホルダー(GⅠ①着)
ディープボンド(GⅠ②着)
ディバインフォース(GⅠ④着)
ユーキャンスマイル(GⅠ④着)

②長距離重賞は厩舎のノウハウが大きく反映されやすい



ひとことに「厩舎」といってもその特色が様々。例えば短距離の安田隆厩舎や、ダートの野中厩舎のように、それぞれ得意不得意が存在する。それは芝の長距離も同じことで、スタミナが必要な芝2400m以上の長距離重賞となると厩舎のノウハウがかなり反映されやすい。

1位(栗)池江泰 17- 15- 18-125/175←
2位(栗)友道康 12- 17- 18- 82/129←
3位(栗)矢作芳 8- 8- 5- 73/ 94
4位(栗)須貝尚 8- 2- 5- 39/ 54
5位(美)国枝栄 7- 7- 4- 50/ 68←
6位(栗)藤原英 6- 10- 8- 46/ 70
7位(美)堀宣行 6- 4- 7- 49/ 66
8位(美)宗像義 6- 3- 0- 16/ 25
9位(美)手塚貴 6- 1- 5- 29/ 41←
10位(栗)清水久 6- 1- 2- 8/ 17

は今回出走予定の厩舎



過去12年で芝2400m以上の重賞実績を見てみると上位2厩舎が突出。『池江』『友道』と言えば他を圧倒する長距離厩舎として知られる。近年でも2400m以上の大レースで多頭数出しはしばしば見られた。

今年は池江厩舎がシルヴァーソニックを、友道厩舎がヒートオンビート、ユーキャンスマイル、ヴァルコスを出走。特に昨年に続いて3頭出しの友道厩舎は要注意か。

これらに続くのが関東の国枝、手塚厩舎。この関東2厩舎は昨年も牝馬(国枝厩舎はカレンブーケドール、手塚厩舎はウインマリリン)を送り込んでこのレースを沸かした厩舎でもある。今年もシッカリ別の馬を送り込むのだから、本当に長距離に強いことを示している。



天皇賞春2022予想
『前走時情報注目馬』
<4/28(木)更新>



分析班
水谷

GⅠなどの大きなレースでは、前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことが非常に大事。いわゆる“縦の比較”ですね。木曜の更新では『前走時に注目すべき話のあった馬』をピックアップしてご紹介します。


前走情報チェック馬①

ディバインフォース

寺島厩舎(栗東)
田辺騎手予定
戦績:4-5-2-13

【前走】日経賞11着

・コース相性を優先して中山へ
前走時の情報・・・「3勝クラスを勝ってない馬だから飛び級で重賞を勝てたのは本当に良かった。これで賞金も加算されたし、やっと使いたいレースに使える。長ければ長いほどいい馬なので距離適性を考えたら、阪神大賞典や東京のダイヤモンドSの方が合うけど、中山とのコース相性の良さを考えて、前走後はここを目標に調整されてきた」

★今回の見所ポイント
→今回は距離延長がプラス材料
→ただし阪神コースよりは中山がベター



前走情報チェック馬②

タガノディアマンテ

鮫島厩舎(栗東)
幸騎手予定
戦績:2-3-1-10

【前走】京都記念2着

・とにかく泳いで泳いで…
前走時の情報・・・「屈腱炎明けで1年ぶりを好走したので、レース後はプールに入れて、少しずつ立ち上げて反動がでないようにやっている。脚元への負担を減らすためにとにかくプールの周回は多く取り入れた。ほぼ毎日のように6周泳いだから心肺機能は問題ないと思う。今後も脚元の様子を見ながらだけど、プールの本数は多く取り入れることになるかな」

★今回の見所ポイント
→プール調教でスタミナアップ
→この調整方法にも慣れてきた



前走情報チェック馬③

マカオンドール

今野厩舎(栗東)
松山騎手予定
戦績:4-3-4-5

【前走】阪神大賞典4着

・息遣いが酷かった!?
前走時の情報・・・「ん~息遣いがヒドイな。中間に牧場で皮膚炎になって、しばらく鞍を置けずに緩めるしかなかった。何とか間に合わせたって感じ」と厩舎。2週続けて長めでビシビシやって、長丁場を使う馬の追い切りではない。隼人も今週乗って息遣いが云々と指摘していたらしい。変に力を見せずに負けてくれたら、本番で松山に戻って面白い穴馬になるんじゃないか…。

★今回の見所ポイント
→今回は乗り込み順調で上積み大
→鞍上も主戦の松山騎手に戻る




天皇賞春2022予想
『僕ならこう乗る!』
大西直宏の注目馬

<4/29(金)更新>



当社の専属アドバイザーで元JRAジョッキー・大西直宏氏が「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップ。その馬をどう乗って一発を狙うか?元乗り役ならではの考えや戦略を披露します。


大西直宏の注目馬

テーオーロイヤル

岡田厩舎(栗東)
菱田騎手
戦績:5-0-1-3

自在性と長距離適性アリ!2強をマークで一発狙う


おそらく逃げるのがタイトルホルダー、それを徹底マークするのがディープボンドという隊列だと思いますが、それらを見ながらジックリ運べるテーオーロイヤルが面白い存在に思えます。

かつての天皇賞春でも『2強対決』に“第三の馬”が割って入るシーンがよくありました。その場合はたいてい前で勝負する人気馬をマークしていた馬がワンテンポ置いて差すケースです。

テーオーロイヤルは4連勝中と勢いがあるので上位人気に推されそうですが、GⅢ勝ちの実績のみなので立場的にはまだチャレンジャーの域を出ません。同じく上がり馬だった大阪杯のジャックドールと違って自分で競馬を作る必要もありませんし、菱田騎手もそこまで重圧を感じずもっと気楽に乗れるでしょう。

この馬は脚長で細身のシルエットからステイヤーとしての資質を感じますし、レースぶりから非常に自在性があって乗りやすそうな印象を受けます。2強の直後で脚を溜めて末脚勝負に徹すれば一角崩しのシーンがあるかもしれません。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは4/29(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『天皇賞春(GⅠ)』
『青葉賞(GⅡ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

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