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【天皇賞秋2020予想】枠順確定/アーモンドアイvsクロノジェネシスの構図。穴馬にチャンスはある?



中距離最強格の牝馬2頭が激突
天皇賞秋2020予想

  • ・アーモンドアイ連覇に向けた課題
  • ・クロノジェネシスは久々東京でどうか?
  • ・穴馬候補の拾い方をデータで見抜く

WORLD
北野シズカ

皆さん、こんにちは。秋のGIシーズンも序盤から楽しんでます♪

ダービージョッキー・大西直宏さんも所属するWORLD競馬WEBで、社台グループの情報を専門にしている北野シズカと申します。

今週末は天皇賞秋(GI)に注目。海外含めて芝GI8勝目がかかるアーモンドアイと、充実のクロノジェネシス……牝馬2頭が中心ですが、その他にも穴の魅力が多い馬が揃っています!


WORLD競馬WEBではスプリンターズSも◎グランアレグリア→○ダノンスマッシュ→穴アウィルアウェイ(10番人気)で2万2540円的中。天皇賞秋もお楽しみに!


【天皇賞秋2020予想】最新更新10/30(金)
最後に付け加えるならコレ!

牝馬2頭が人気を集めそうな今年の天皇賞秋。果たして順当に決まるのか、牡馬が一矢を報いるのか。1週間を通して分析していきましょう!

【NEW】過去の傾向から導くオススメ軸&穴
天皇賞秋のマル特データ&オススメ馬!詳細はコチラ⇒


【NEW】先週は2着アリストテレスを調教で見抜いた!
調教マル特ホース2頭はコチラ⇒


【NEW】前走ワケアリ敗戦馬に注目!ラストワン穴馬はコチラ⇒






天皇賞秋2020予想
出走馬&枠順確定!
<10月29日(木)更新>


天皇賞秋(GI)
11月1日(日) 東京芝2000m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1 ブラストワンピース 牡5 58 池添
2 カデナ 牡6 58 田辺
3 ダイワキャグニー セ6 58 内田博
4 ダノンキングリー 牡4 58 戸崎
5 ウインブライト 牡6 58 松岡
6 フィエールマン 牡5 58 福永
7 クロノジェネシス 牝4 56 北村友
8 キセキ 牡6 58 武豊
9 アーモンドアイ 牝5 56 ルメール
10 スカーレットカラー 牝5 56 岩田康
11 ダノンプレミアム 牡5 58 川田
12 ジナンボー 牡5 58 デムーロ

【10月22日(木)枠順確定】フルゲート18頭。カデナは当初予定していた三浦騎手が先週に続き病欠のため、当週になって田辺騎手に変更。



過去10年の
天皇賞秋
【枠順別成績】


枠番 着度数
(1着-2着-3着-4着以下)
勝率 連対率 複勝率
1枠2-2-0-1411.1%22.2%22.2%
2枠1-1-0-175.3%10.5%10.5%
3枠0-0-3-160.0%0.0%15.8%
4枠4-2-2-1220.0%30.0%40.0%
5枠1-2-0-175.0%15.0%15.0%
6枠2-1-1-1510.5%15.8%21.1%
7枠0-2-2-220.0%7.7%15.4%
8枠0-0-2-250.0%0.0%7.4%


WORLD
北野シズカ

スタートの形状から『外枠が不利』でお馴染みの東京芝2000m。枠順別データを見ても、やはり極端な外枠はマイナスになりそうですね。


分析班
水谷

今年のように、天皇賞(秋)頭数が揃わない年もあるので、その点は注意する必要はありますが、基本的には『真ん中より内』が理想ですね。

ちなみに馬番別で見ると、過去10年では【馬番:1~8番】の馬が過去10年で8勝という傾向が出ています。9番を引いたアーモンドアイはギリギリ許容範囲外ということに……?




天皇賞秋2020予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<10月25日(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、天皇賞秋2020に出走する予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:安田記念2着

アーモンドアイ


国枝厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:9-2-1-1

安田記念では初めての中2週や開催後半の稍重で時計の出ない馬場、スタートでの出遅れといった複合的な要素、そして覚醒したグランアレグリアの強さに屈して2着に終わったが、今回は改めて芝GⅠ・8勝目に挑む。

ここまで勝った7つのGⅠは全て違うレースだったが、天皇賞(秋)は昨年3馬身差&レコードに0秒1差の内容で完勝しており、今年は連覇が懸かる一戦だ。

【WORLD分析班チェック】
休み明けのGIは全勝。これがアーモンドアイ・スタイル

これまでに敗れたGⅠは全て“シーズンの2戦目”です。逆に言うと、10週以上空いた“休み明けのレース”では国内外問わず負けたことがありません。叩き台を用意せずに一戦必勝のスタイルで圧倒的な成績を残してきた、現代競馬の申し子と言えるような存在です。




前走:宝塚記念1着

クロノジェネシス


斎藤崇厩舎(栗東)
北村友騎手予定
戦績:6-2-2-1

阪神ジュベナイルフィリーズは2着、桜花賞とオークスは3着ということで3歳春まではGⅠではワンパンチ足りない善戦タイプという印象だったものの、春から馬体を20キロ増やした秋華賞で悲願のGⅠタイトルを獲得。

さらに、今年は4歳初戦の京都記念を快勝すると、レース直前の大雨によって発表以上にタフな馬場となった宝塚記念で6馬身差の圧勝。一気に古馬王道路線のトップクラスまで登り詰めた。今回はついに、1歳上の女王・アーモンドアイとの直接対決となる。

【WORLD分析班チェック】
中間は「さらに成長している」という前情報も

京都記念も宝塚記念も2桁プラスの馬体重で勝っており、体をフックラ見せていることが『クロノジェネシスの好調のサイン』なのかもしれません。2歳の頃と比べると今は30キロ近く成長しました。そしてこの中間は「さらに成長しているようだ」という関係者からの話も入ってきています。




前走:天皇賞(春)1着

フィエールマン


手塚厩舎(美浦)
福永騎手予定
戦績:5-2-1-2

ディープインパクト産駒の牡馬では唯一、『古馬になってから複数回GⅠを勝っている』存在のフィエールマン。特に京都の長丁場は菊花賞&天皇賞(春)連覇と完璧な成績を残している。

その反面、体質の弱さでなかなかレースを使えないのがネックで、今春は天皇賞(春)→宝塚記念というローテを思い描いていたが天皇賞(春)の反動が抜けず宝塚記念は回避となり1戦だけで終了。秋もオールカマーから始動する予定が熱発で流れ、天皇賞(秋)→有馬記念というローテを組み直している。

【WORLD分析班チェック】
関東馬ながら久々の東京見参

春の盾では2年連続で主役を張り、期待に応えて勝利してきましたが、秋の盾は初めての参戦。関東馬ながら、東京で走るのも新馬戦(1着)以来いうことで、状態面や適性面に課題がありそうです。なお、ルメール騎手はアーモンドアイに騎乗するため、今回は福永祐一騎手との新コンビとなります。


WORLD
北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!






天皇賞秋2020予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<10月28日(水)更新>


分析班
水谷

水曜日は過去の傾向から、天皇賞秋2020の『軸馬・穴馬候補』をピックアップ。

アーモンドアイに死角はあるのか、データ面から注目していこう!


天皇賞秋
攻略に向けたポイント

  • ・1番人気馬の信頼度は高め

  • ・時代は『前哨戦組より直行組』へ

  • ・上がりの速い馬がとにかく強い

  • ・ディープ産駒は【2着付】が狙い目?

昨年の覇者アーモンドアイを中心に、初の対決となる1世代後輩の牝馬クロノジェネシス、その他牡馬勢も含めて実績馬多数。早速、過去の傾向を見ていきましょう。



天皇賞秋2020
過去10年の人気別成績


1番人気
人気 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
5-2-1-250.0%70.0%80.0%
2番人気1-3-2-410.0%40.0%60.0%
3番人気0-1-1-80.0%10.0%20.0%
4~5人気3-2-0-1515.0%25.0%25.0%
6~9人気1-1-5-332.5%5.0%17.5%
10人気以下0-1-1-760.0%1.3%2.6%

基本的に1番人気馬の信頼度は高く、敗れたのは11年ブエナビスタ(4着)と18年スワーヴリチャード(10着)のみ。一方で、4番人気以下からの下剋上ケースも少なくないレースだ。



天皇賞秋2020
過去10年の「前走からの間隔別」
&「前走レース別成績」


間隔 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
連闘&中1週0-0-0-30.0%0.0%0.0%
中2週4-3-5-546.1%10.6%18.2%
中3週0-0-0-10.0%0.0%0.0%
中4~8週1-1-1-342.7%5.4%8.1%
中9~24週5-6-3-399.4%20.8%26.4%
半年以上0-0-1-70.0%0.0%12.5%


前走レース 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
毎日王冠3-3-5-425.7%11.3%20.8%
宝塚記念2-3-2-168.7%21.7%30.4%
札幌記念2-1-1-1510.5%15.8%21.1%
安田記念1-2-0-316.7%50.0%50.0%
オールカマー1-0-0-253.8%3.8%3.8%
京都大賞典1-0-0-12/td>7.7%7.7%7.7%


過去10年で勝ち馬を輩出している前走レースのみを抜粋。

今や外厩の影響力が大きく、GI前にトライアルを使うケースも減少してきた現代競馬。それを示すように、直近10年の天皇賞(秋)を振り返って見ても、一番成績が良いのは『中9~24週』というケース。春のGIだったり、札幌記念からの直行組の方が台頭しているのだ。

前半の表で『中2週』に該当するレースが毎日王冠と京都大賞典の2つ。オールカマ(※今年は該当馬無し)がー『中4週』、それ以外の安田記念(アーモンドアイ筆頭に3頭)・宝塚記念(クロノジェネシス、ブラストワンピース)・札幌記念(※今年は該当馬無し)は『中9~24週』に該当する。



天皇賞秋2020
過去10年の『脚質別』成績と
『上がり3F』別成績


脚質 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
逃げ0-0-2-80.0%0.0%20.0%
先行3-5-2-278.1%21.6%27.0%
差し7-4-3-609.5%14.9%18.9%
追込0-1-3-420.0%2.2%8.7%
マクリ0-0-0-10.0%0.0%0.0%

脚質 上がり順位
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
上がり1位4-4-3-328.6%57.1%78.6%
2位4-1-1-250.0%62.5%75.0%
3位0-2-0-70.0%22.2%22.2%
4~5位1-0-2-184.8%4.8%14.3%
6位以下1-3-4-1070.9%3.5%7.0%

やはり東京競馬場が舞台の中距離戦らしい傾向と言えるのは、好メンバーになるほど『逃げ馬の残り目は厳しい』ということ。速い上がりは必須になる。

「速い上がりは必須になる」証拠として、『上がり最速馬』『上がり2位の馬』が抜きん出て成績が良い。今年も良馬場前提ながら「上がりの速い馬探し」が第一だろう。



……という中でもうワンポイント。『速い上がり』という点で注目したい種牡馬といえば、やはりディープインパクト。天皇賞(秋)でも出走馬が多いイメージを抱いている方が多いことだろう。

そんなディープインパクト産駒の過去10年成績(1-6-1-33)。頭数が多い分で好走率は高いものの、勝利した馬は2014年のスピルバーグのみとなっている。

なお、勝利した種牡馬は過去10年で9頭。キングカメハメハが2勝(18年レイデオロ、15年ラブリーデイ)の他は、ディープインパクトも含めてバラバラという面白い傾向が出ている。




【オススメ軸候補】

アーモンドアイ

国枝厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:9-2-1-1

【推し材料】好条件データ
○実績、ローテ、上がり性能……大きな死角無し
○良馬場前提で「大崩れは無い」と判断


アーモンドアイが敗れたレースは4回。このうち新馬戦の2着はひとまず参考外として、GⅠでの敗戦は3回。昨年の安田記念3着、有馬記念9着、今年の安田記念2着だ。

この3戦に共通しているのは、いずれも『各シーズンの2戦目』だということ。特に前走の安田記念はキャリア初の中2週ということで、当時のWORLDの情報内でお伝えしていた通り、体調面に不安があった。規格外の能力があるため一戦ごとに全力で走ってしまい、休み明けを苦にしない反面、レース後の回復に時間を要するタイプと以前から言われている。

そして、昨年の安田記念3着は負けて強しの競馬だったが、有馬記念と今年の安田記念は完敗。この2戦に共通しているのはどちらも『時計のかかる馬場状態』だったこと。ジャパンカップの驚異的なレコードに代表されるように綺麗な馬場での時計勝負なら世界最強クラスであることに揺らぎはない。

これを踏まえて今回の天皇賞(秋)を考えてみると……。5か月ぶりの秋初戦で、現時点の天気予報だと週末はパンパンの良馬場模様。今週からBコースに替わって荒れた内目はカバーされる。そして、昨年は最後に流しながら1分56秒2で走り切った舞台である。勝つ側の条件が整っているように見えるが、果たして。




【穴で要注目】

ダノンキングリー

萩原厩舎(美浦)
戸崎騎手予定
戦績:5-1-2-2

【推し材料】好条件データ
○ローテ面の不安は無し
○東京中距離での上がり最速歴2回
○勝ちきれないが好走馬多い
 ディープインパクト産駒

昨年秋は毎日王冠を圧勝したにも関わらず、ダノンプレミアムとの使い分けによって天皇賞(秋)に出走しなかったダノンキングリー。

結果的にはダノンプレミアムがアーモンドアイの2着に走ったのでチーム『ダノン』としては良かったのかもしれないが、ダノンキングリーにとっては最高の条件のレースで走ることができず、現在の微妙な立場に陥る分岐点となってしまった印象がある。

天皇賞(秋)を避けて向かったマイルCSで露呈してしまったが、ダノンキングリーは長距離輸送に弱く、現地に着いてからデキ落ちしてしまう。反省を踏まえて臨んだ今年の大阪杯でも輸送による心身の消耗は抑えられず、不本意な逃げで3着に終わった。

そして、前走の安田記念は緩い馬場に道中も直線でもノメって不発。また、関係者からは「デビュー当時こそマイルで連勝したが、古馬になってからのダノンキングリーは2000m前後がベストでマイルは短い」という声も出つつある。

これらを踏まえると、今回は長距離輸送がなく最も実績の出ている東京コースで、距離もベストの2000m。前哨戦で完勝→GⅠで惜敗という形が続いていることを意識したのか、今回はブッツケで天皇賞(秋)に使ってきた。本来の力を発揮する条件は整っている。




天皇賞秋2020予想
『調教マル特ホース』
<10月29日(木)更新>


分析班
水谷

スプリンターズSは
グランアレグリアの好追い切りをプッシュ!

菊花賞では
2着アリストテレスを推奨!


レース前の調教は、各馬の状態の良し悪しを見極めるバロメーターだ。レースごとに“結果に直結しやすい調教パターン”というものも存在するぞ!

●天皇賞(秋)は『コース追い切り』の
重要性が極めて高いレース


7頭のGⅠ馬がエントリーしてきた今年の天皇賞(秋)。2年前同様、出走頭数は12頭に落ち着いたのは物足りないところではあるが、頭数に限らず、『末脚の重要性が高い』ことで知られる。

水曜データでも掲載の通り、過去10年の上がり1位(4-4-3-3)、同2位は(4-1-1-2)といった具合。となると、如何に脚を溜められるかが重要となる。

ということで、調教でも「より実戦に近く、緩急が付けられるコース追い」との関係性に注目すると、下記の傾向が見えた。


天皇賞(秋)過去10年
3着以内馬(30頭)の追い切りメニュー

  • ・坂路のみ……6頭

  • ・コース&坂路併用で
    最終追い切りが坂路……2頭

  • ⇒残る22頭は『コース追いがメイン』での調整

実に好走馬の3分の2がほぼコース追いでの調整。好走厩舎を挙げても藤沢和・池江寿・堀・藤原英といった面々。坂路を全く使わないわけではないが、元からコース調教を主体とする厩舎ばかりでもあるのだ。


●コース追い+併せ馬で『先着』なら
 より勝負気配は高い


もう一点、深堀りしてみると、単にコースでやってればいいワケではなく、コース追いで仕上げてきた“22頭中18頭”が併せ馬を行っており、うち15頭が当週または1週前に少なくとも1度、同入もしくは先着していた。格を考慮すれば、先着している方がより良いだろう。




調教マル特ホース①

ダノンキングリー

萩原厩舎(美浦)
戸崎騎手
戦績:5-1-2-2

○調教の強度はキャリア最高
○1週前は僚馬を大きく突き放し好調教

牡馬ながら決して馬格がある方でもなく、極力レース間隔も空けながら使われてきた馬。追い切りメニューもGⅠに出走する馬としては珍しく、ポリトラックが主体だったところから、徐々により負荷のかかるウッドコースへシフト。

ウッドの距離やコースの通過箇所を見ても、ようやく負荷の高いレベルへ上がってきており、ダノンキングリー自身にとってこれまでより最も強い調教をこなしてきたといえる。

最終追い切りは比較的大柄な厩舎スタッフが騎乗したが、ジョッキー騎乗の僚馬と併せて馬なりでキビキビとした動き。1週前はハードに追っており、併せ馬で前の馬を追いかける形で最後は突き抜けている。4歳秋を迎え、仕上がりだけでなく、春よりも上積みを期待せざるを得ない。



調教マル特ホース②

スカーレットカラー

高橋亮厩舎(栗東)
岩田康騎手
戦績:3-5-2-10

○下剋上へハード調教を連発!
○馬なりで自己ベスト級の追い切り

コースで長めに追うのがこの馬のパターンだが、1年ほど前から好時計が出るようになった。さらにこの中間は2週前に馬なりながら、自己ベスト級の時計をマークすると、先週、今週とジョッキー騎乗で併せ馬、そして大きく先着とバリバリ乗り込まれている。

単に強い内容ができれば好調教というわけではないが、過去のメニューと比較しても、好メンバーを相手にモチベーションの高い調教が目についた。

今回の相手関係に交じると、どうしても“格”で劣るところがあるものの、調教に関しては強調材料が大いにある。




天皇賞秋2020予想
『前走ワケアリ敗戦で妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<10月30日(金)更新>


分析班
水谷

穴馬候補に困ったら、この馬をぜひ付け加えてみていただきたい!


【“負け方”に大事なヒントあり】
一般的に、人気になりやすい馬は『直近で勝っている馬』『馬柱で良い着順が並ぶ馬』。裏を返せば、『前走で負けた馬・着順が悪い馬』はそれだけで人気の盲点になりやすいもの。

しかし、「負けに不思議の負け無し」という格言もあるように、全ての敗戦には必ず理由がある。中には、次のレースに繋がるような敗戦も……。ココでは、常日頃からレース映像を何度も見返し、次なるヒントを探し当てることに魂を燃やすレース分析班より“前走で負けた馬”から注目すべき情報馬をピックアップ!


前走敗戦組からの注目馬

ブラストワンピース

大竹厩舎(美浦)
池添騎手
戦績:7-0-0-7

【前走成績】
宝塚記念(16着/4番人気)

○宝塚記念は特殊な馬場状態で度外視
○中間は凱旋門賞以後の“スランプ”脱出の気配アリ

今年の宝塚記念はレース直前にスコールのような大雨が降り、稍重という発表とはかけ離れた非常に特殊な道悪に。そのため巧拙の差が大きくレース結果に反映され、クロノジェネシスが6馬身差圧勝、2着キセキも3着以下を5馬身離し、3着争いはサートゥルナーリアがモズベッロに競り負けるという結果となった。

このレースで悪い方に大きな影響を受けた1頭がブラストワンピース。序盤の位置取りこそ理想的だったが、勝負どころで早々と苦しくなって脱落し16着。厩舎サイドは「凱旋門賞の時のような競馬になってしまった」と、同じく非常に馬場が悪く日本馬では歯が立たなかった昨秋の凱旋門賞を引き合いに出していた。この大敗が能力を反映したものでないことは明らかだ。 今回は1年半ぶりに池添謙一騎手とのコンビが復活。美浦まで追い切りに乗りに来た池添騎手は「馬体が一回り大きくなったし、精神的にも大人になっていてコントロールしやすくなっている」と、以前との違いを感じ取っていたそうだ。内々では「ようやく、凱旋門賞以降のスランプ脱出の気配がある」という関係者の話もあり、そう軽くは扱えない雰囲気が漂っている。






週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは10月30日(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『スワンS(GⅡ)』
『アルテミスS(GⅢ)』
『天皇賞秋(GI)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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