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【天皇賞秋2024予想】休み明けのリバティアイランドの評価は?《最終更新》大西直宏が見た土曜の傾向と馬場は?

現役ベストメンバーが勢揃い!天皇賞秋見どころポイント

ハルカ

進行を担当するハルカです。
天皇賞秋は毎年好メンバーが揃い、最強馬決定戦の様相を呈しています。昨年はイクイノックスが1分55秒2という驚異的なレコードタイムを樹立しました。今年も記憶に残る名勝負が期待されますね。

ダービーJ
大西直宏

大西直宏です。
皐月賞馬ジャスティンミラノの直前の離脱は残念だけど、4歳以上のベストメンバーが揃った。休み明けの馬も多いから、各馬の仕上がりが注目されるね!

この記事の目次

天皇賞秋 GⅠ

10/27(日) 東京芝2000m

出馬表

馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1ベラジオオペラ牡458横山和生
2マテンロウスカイセ558横山典弘
3ステラヴェローチェ牡658佐々木大輔
4タスティエーラ牡458松山弘平
5ノースブリッジ牡658岩田康誠
6ソールオリエンス牡458横山武史
7ドウデュース牡558武豊
8キングズパレス牡558シュタルケ
9ホウオウビスケッツ牡458岩田望来
10ダノンベルーガ牡558Cデムーロ
11ジャスティンパレス牡558坂井瑠星
12リバティアイランド牝456川田将雅
13シルトホルン牡458大野拓弥
14レーベンスティール牡458ルメール
15ニシノレヴナントセ458田辺裕信




一歩先行く!有力馬予習

ハルカ

まず最初に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

ダービーJ
大西直宏

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!

ハルカ

情報競馬のプロフェッショナル、『匠』チームから注目ポイントをお伝えする【匠のウマいい話】も必見です!



直宏Eyeピックアップホース1
リバティアイランド
前走:ドバイシーマC3着
中内田厩舎(栗東)
川田騎手予定

脚元の不安を乗り越え順調な仕上がり

昨年のジャパンカップではイクイノックスに4馬身差をつけられましたが、強豪相手に2着を死守し、「来年の主役」としての存在感を示しました。年明け初戦のドバイシーマクラシックでは3着に終わりましたが、位置取りや馬場の影響もあり、大きく評価を下げる必要はないでしょう。

帰国後は脚元の不安(右前脚の軽度の種子骨靱帯炎)もあったようですが、しっかりとケアされ、この天皇賞を目標に調整されています。中間の稽古では彼女らしい迫力ある動きを見せています。無事に出走すれば、再び強いリバティアイランドの走りが期待できそうです。今後、陣営からのコメントでこの秋のターゲットレースをしっかり確認したいですね。

約7ヶ月ぶりの復帰戦となるリバティアイランド

約7ヶ月ぶりの復帰戦となるリバティアイランド

社台特捜班
マニアックス
匠のウマいい話

リバティアイランドはドバイ後、ずっとノーザンFしがらきで調整され、9月18日に栗東トレセンに帰厩。この馬は長い休みをとると大きく体を増やす傾向がありますが、放牧中は540キロほどまで体重が増え、現在も500キロを維持しています。成長した分、力強さが増している印象です。当日どこまで絞れて来るか注目ですね。



直宏Eyeピックアップホース2
ドウデュース
前走:宝塚記念6着
友道厩舎(栗東)
武豊騎手予定

残り3戦に全力投球!

「宝塚記念を制して凱旋門賞へ」という青写真があったドウデュースですが、道悪の馬場と京都外回りで末脚不発となり、計画はすべて白紙に。ドウデュースは道悪が特段苦手というわけではありませんが、泥や雨の影響で気持ちが萎えてしまった可能性があります。結果として、持ち味であるコーナーリング性能を発揮できず、内を突く選択しか取れなかったことが敗因に繋がりました。

東京コースはダービーを制した舞台であり、この馬にとって得意のはずです。今回は舞台が言い訳になりませんね。そして、秋3戦での引退が決まっているだけに、どのレースも全力で挑んでほしいですね。

現役最後の秋シーズンを迎えるドウデュース

現役最後の秋シーズンを迎えるドウデュース

馬主特捜班
キングダム
匠のウマいい話

昨年と同じく、天皇賞秋・ジャパンC・有馬記念のローテが組まれています。昨年は急なアクシデントにより武豊騎手が東京の2戦は騎乗できませんでしたが、有馬記念でコンビを組み、見事に復活Vを飾りました。やはりこの馬は武豊騎手が乗ってこそ。9月に帰厩してからもとても良い状態を維持しており、今年は緒戦から期待が高まります。



直宏Eyeピックアップホース3
レーベンスティール
前走:オールカマー1着
田中博厩舎(栗東)
C.ルメール騎手予定

ルメールとのコンビで覚醒

昨年は香港での敗戦、そして新潟大賞典の大敗を受け、早熟説も囁かれていたレーベンスティール。しかし、ルメール騎手とのコンビを組んだ後の2戦は、まるで別馬のような走りで、すっかり自信を取り戻した様子です。

特に、東京芝1800mで59キロを背負って1分44秒7で勝利したエプソムCは圧巻の内容で、今回の天皇賞秋でも期待が持てる走りでした。前走のオールカマーも厳しい展開の中、狭いスペースを見つけて鋭く伸びて差し切るなど、本格化の兆しを見せています。

超一線級を相手に走るのは今回が初めてですが、秋に一戦してガス抜きができているのはプラス材料で、その点をアドバンテージにすれば、今回は上位勢とも互角に近い評価ができます。

今回の出走馬で唯一連勝中のレーベンスティール

今回の出走馬で唯一連勝中のレーベンスティール

元厩務員チーム
マムシ
匠のウマいい話

ルメール騎手は前走後、「この馬はGⅠレベルに達している」とコメント。これがリップサービスでないのは、複数のお手馬から引き続き騎乗することからも分かります。「ルメールと天栄の組み合わせ」はこの秋のトレンド(重賞6勝)ですので、注目の一戦となりそうです。



ハルカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも 魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。

水曜日以降は『的中を引き寄せるマル特データ』や『匠』チームの注目情報チェック馬などを紹介しますのでさらに深くレースを分析していきましょう!

ダービーJ
大西直宏

金曜の枠順確定後にはコース徹底解説や、出走メンバーを踏まえた展開予想もお伝えしますよ!



知ってそうで知らなかったサイン馬券』

スタッフ
吉田

今回もサイン派のスタッフ吉田がデータや時事ネタにまつわるサイン馬券をご紹介します。

競馬ファンなら、これまでにもレースが終わってみたら『実はそうだったのか!』と隠れたサインやジンクスに気付いた経験はあるのでは?

そのままマル乗りするかどうかは別にしても、こんなデータやジンクスも知っておいて損はないハズです。
ぜひ最後までご覧下さい!

今週の注目サイン

開催イベントのココは要注目!

(10月24日)
さすがに天皇賞週だけに色々なイベントも多いがJRA年間キャラクターの佐々木蔵之介さんが来場するのも忘れてはならない。しかし、近年は年間キャラクターは複数年務めることが多く初年度はサイン的に機能することもあるが2年目移行は微妙か…。

ただ今回、秋のGIシリーズで連動しているサインがある。それは武豊騎手が居る枠が馬券に絡んでいる点。自身も秋のGIは馬券に絡んでいるが、馬券的には同枠の馬が2着に来るケースが目立つ。

ならば秋のGIは「武豊騎手が居る枠」をサイン枠に指名し、馬券対象として注意したい。ただサインあるあるだが表に出たとたんに効力がなくなることは勘弁願いたい。

(10月20日)
それでは簡単に菊花賞のサイン回顧をお話しよう。勝ったのは2番人気ルメール騎乗の「⑬アーバンシック」。2着は4番人気戸崎騎乗の「⑯ヘデントール」。3着は6番人気武豊騎乗の「⑰アドマイヤテラ」の決着に…。

サイン的には、サイン馬③アスクカムオンモアの対角に居た⑯ヘデントールが2着。残念ながら5枠は不発に終わった。終わってみれば枠的に不利と思われた外枠勢での決着だった。そして、勝ったルメール騎手は昨年に続いて『連覇』を達成した。少々、不完全燃焼だけに次週の天皇賞で巻き返したい。

さて、話を戻して今年で170回目を迎える「天皇賞(秋)」。今年も豪華なメンバーが揃いそうな一戦。この後、ジャパンカップに向かう馬も多いとは思うが別路線に向かうメンバーも居るだろうから要注目だ。

今回、開催に合わせて行なわれる前日イベントに「日本将棋連盟100周年×JRA70周年記念将棋ひろば(指導対局)特別版」がある。将棋ひろばは、日本将棋連盟100周年とJRA70周年を記念して70面指しを実施する。例年、将棋界からGIレースの当日にプレゼンターが選出されることはあるが今年は周年を記念してのビッグイベントだ。

将棋を絡めれば、人ならば『川田将雅』、馬ならば『キングズパレス』に注意したい。説明するまでもないが川田騎手は名前に「将」を持ち、キングズパレスは、将棋の駒で「王将」は英訳するとキングだけに重視した。(続く)

結論
今年の気になるサイン候補

  • 将棋を絡めれば、人ならば『川田将雅』、馬ならば『キングズパレス』をサイン馬に指名し、レース当日は対角位置、特に両隣には注意したい。
  • 秋のGIは「武豊騎手が居る枠」をサイン枠に指名し、馬券対象として注意したい。

的中テクニック3(スリー)


ハルカ

天皇賞秋は毎年「最強馬決定戦」とも称されますが、まずは近年の傾向をしっかり把握した上で、注目馬を絞り込んでいきましょう。

ダービーJ
大西直宏

このレースはスピードとスタミナの両方が求められる厳しい舞台です。勝てば種牡馬としての価値も高まると言われるだけに、今年もどの馬が栄冠を手にするのか注目ですね。

的中テクニック1

「後傾ラップが基本、末脚の決め手が勝負を分ける」

大西直宏

位置取りよりも末脚の威力を重視しよう!

天皇賞秋の大きな特徴として、近年は“後傾ラップ”が主流となっています。つまり、前半よりも後半が速く、最後の直線でどれだけ末脚を発揮できるかが勝負の鍵を握ります。下のデータを見ても、特に2014年以降、後半ラップが速くなる傾向が顕著です(※不良馬場だった2017年を除く)。

前5F 後5F 差
2014年 60.7-59.0  1.7
2015年 60.6-57.8  2.8
2016年 60.8-58.5  2.3
2018年 59.4-57.4  2.0
2019年 59.0-57.2 1.8
2020年 60.5-57.3  3.2
2021年 60.5-57.4  3.1
2022年 57.4-60.1 ▲2.7
2023年 57.7-57.5  0.2

一昨年はパンサラッサの大逃げで例外的な展開になりましたが、後続の集団はやはりスローでした。基本的に、東京の長い直線を生かして、末脚勝負に持ち込む馬が有利です。

スローで進んでも、逃げ馬がそのまま押し切る展開はほとんどなく、ポジションに関係なく「末脚の絶対量」を持つ馬が上位に来やすいのが天皇賞秋の特徴です。



関西情報部
チームMK

末脚と言えば、リバティアイランドの存在感が際立っとる。デビュー戦で上がり「31秒4」というJRA最速タイムを記録し、その瞬発力と持続力は現役トップクラスや。1週前の調教でもウッドで1ハロン10秒8を馬なりで記録しており、反応の良さは相変わらず。ラスト1ハロンで10秒台を記録したのはオークス前の追い切り以来やね。この仕上がりなら、今回もこの馬の豪脚が見られる可能性が高そうやな。



的中テクニック2

「天栄&ルメールの黄金コンビに注目」

大西直宏

天栄馬とルメールのコンビが勝ちパターン

天皇賞秋と言えば、ルメール騎手の活躍が目立ちます。過去6年で5勝という実績は、彼がこのレースを得意としていることを物語っています。勝負所での脚の使い方や、レースの流れを読む力はさすがと言うべきで、「天皇賞秋を勝つための乗り方」が体に染みついていると感じさせます。

さらに、ルメール騎手が得意とするのは天皇賞秋だけではありません。近3年の東京芝GⅠでの成績は【7.9.3.5】という驚異的な馬券圏内率80%を誇ります。これだけの高アベレージを維持していることからも、彼のレース勘の鋭さがわかります。



社台特捜班
マニアックス

さらに注目すべきは、NF天栄調整馬が、天皇賞秋で6連勝中ということです。

【NF天栄調整馬の勝利】
2018年 レイデオロ(キャロットF)
2019年 アーモンドアイ(シルクR)
2020年 アーモンドアイ(シルクR)
2021年 エフフォーリア(キャロットF)
2022年 イクイノックス(シルクR)
2023年 イクイノックス(シルクR)

今年もこの流れを引き継ぐ可能性が高いのは、ルメール騎手が騎乗予定のレーベンスティール。彼が騎乗する天栄馬という点で、要注意の一頭です。


ちなみにこの6年の勝ち馬の馬主を見ると、キャロットF→シルクR→シルクR(連覇)→キャロットF→シルクR→シルクR(連覇)と同じパターンが続いています。もしも今年もこの通りになるとしたら……?

キャロットFはレーベンスティールとタスティエーラの2頭出しで臨みます。



的中テクニック3

「秋G1シーズンの本当の目標を見極めよう」

大西直宏

2000m、2400m、2500mの適性に注目

天皇賞秋に出走する馬は、当然ながらこのレースを勝つことを目指していますが、秋シーズンにはジャパンカップや有馬記念といったさらなる大舞台が控えています。有力馬が「絶対に勝ちたい」レースと「次へ繋げる」ステップレースをどのように区別しているかを見極めることが重要です。

天皇賞秋の1着賞金は2億2000万円ですが、ジャパンカップや有馬記念は5億円と、賞金額に大きな差があります。ステータスは同等に見えますが、賞金面では大きな違いがあるため、陣営の目標がどこにあるかは予想に大きく影響します。

短めの距離が得意な馬や、三つのレースを全て走る予定のない馬は、天皇賞秋を全力で狙ってくる可能性が高いです。逆に、ジャパンカップや有馬記念を視野に入れている馬は、天皇賞秋をステップとして位置づける場合もあります。



関東情報部
チーム飯塚

今秋もルメール騎手には多くの有力馬がいますが、ノーザンFは常に使い分けに頭を悩ませています。天皇賞秋ではレーベンスティールに決まりましたが、実はジャスティンパレスも候補の1頭でした。

ジャパンカップは既に発表されている通り、チェルヴィニアとのコンビが決まっていますが、有馬記念ではレガレイラスターズオンアース、ブレイディヴェーグ、アーバンシックなど、さらなる選択肢があります。鞍上の動向も予想の重要な要素となりますね。



『匠』注目の情報チェック馬


ハルカ

木曜は『匠』チームから、前走時に注目すべき情報が入っていた馬を取り上げてもらいます。

ダービーJ
大西直宏

前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことは非常に大事ですね。

前走時の情報の中に、ここを使ってきた本当の意味や狙いが隠れている場合もありますよ。

匠の注目馬1

ソールオリエンス
宝塚記念2着
手塚厩舎(美浦)
横山武騎手予定
戦績:3-3-1-3

前走について

馬券グループ
チーム舟木

宝塚記念の時は「条件的に京都の2200mになるのは良いと思う」と舞台替わりを歓迎していました。さらに、道悪になったことでトーンも上がっていて、「持ち時計があまりないし、雨は下手ではないので降った方がいいんじゃないかな。後ろから上がって行く競馬になると思うので、外差しになって欲しい」と厩舎サイド。実際に、陣営が描いていた通り、後方から外差しの競馬で見事な好走を見せました。

今回の見どころポイント

大西直宏

ソールオリエンスは皐月賞で衝撃的な勝ち方をした後、勝ち星がないため世代レベルの低さが指摘されていましたが、得意の道悪で再び実力を発揮しました。今後は良馬場でのパフォーマンスが課題です。道悪での強さは証明されていますが、良馬場でどのように走るかがポイントとなります。



匠の注目馬2

ホウオウビスケッツ
毎日王冠2着
奥村武厩舎(美浦)
岩田望騎手予定
戦績:4-2-2-3

前走について

関東情報部
チーム飯塚

夏の暑さが堪えるタイプで、8月末に美浦に戻ってからもなかなか状態が上がらず、岩田康騎手も「まだいい頃の動きじゃない」と評価していました。それでも2着に好走したことは評価に値します。当時から「ひと叩きしてバーレーンへ」というプランも考えていたくらいなので、今回の叩き2戦目で上積みが見込まれるはずです。

今回の見どころポイント

大西直宏

前走の函館記念と同様、今回は自分でレースの流れを作り、スローに持ち込むことで、自ら有利な展開に持ち込みました。岩田康誠騎手は馬とのコンタクトが取れており、この乗り方で安定して結果を出しています。今回は岩田望騎手とのコンビですが、父からも色々と助言を受けているでしょうし、岩田親子の逃げ・番手ペースメイクに注目したいところです。



匠の注目馬3

キングズパレス
新潟記念3着
戸田厩舎(美浦)
シュタルケ騎手予定
戦績:4-10-3-3

前走について

馬主特捜班
キングダム

「勝ってサマーチャンピオンへ」というモチベーションが強かった前走でした。陣営は「間隔空けると気持ちのスイッチが入りずらい。前走は福島コースが向いておらず、脚がタマらなくても地力だけであそこまできた。その後は在厩で、ここを勝つためにやってきてる」と勝負懸かりでした。戦績を見ても分かるように、クラスが上がっても大きく崩れず、相手なりに走れるのが魅力。GⅠ初挑戦となるここも気になる存在です。

今回の見どころポイント

大西直宏

サマー2000シリーズの優勝を狙った前走の新潟記念はとても勝負度合いが高かったですが、あと一歩及ばずでした。勝負所でモタれる癖があり、勝ち切れない競馬が続いていますが、もうタイトル奪取は時間の問題でしょう。福島記念あたりに向かえばチャンスが大きいと考えていましたが、それを飛び越えてGⅠに出走してきたのは陣営の期待の高さでしょうか。その心意気や良しですね。



大西直宏が乗りたい穴馬『僕ならこう乗る!』



ハルカ

金曜は大西さんが「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップします。元乗り役ならではの着眼点はさすがと思わされます。

ダービーJ
大西直宏

注目を集める人気馬を相手に、僕だったらどう乗って一発を狙うか?その考えや戦略をお伝えしたいと思います。


レースの見解

天皇賞秋が『最強馬決定戦』と言われますが、スピードとスタミナの両面で高いレベルを求められ、特に近年は1分57秒台の高速決着に対応することが必要不可欠。昔からここを勝てば「種牡馬としての価値が高まる」と言われるのが分かりますね。

今年の最大の注目はやはり、GⅠ3勝を誇るドウデュースと昨年の牝馬三冠馬リバティアイランドの激突。これはファンにとっても見逃せない一戦です。また、秋の秋華賞・菊花賞を連勝するなど、秋の重賞で結果を出しまくっているルメール騎手の手綱捌きからも目が離せません。レーベンスティールも強敵になりそうですよね。



大西直宏が乗りたい穴馬

ジャスティンパレス

僕が乗りたい馬はジャスティンパレスです。宝塚記念では大敗しましたが、あの時は馬場が極端に悪化し、内枠の馬には厳しいレースとなりました。しかし、この馬はディープインパクト産駒らしい高速馬場でのキレ味が持ち味ですので、前走の結果は度外視して良いでしょう。

昨年の天皇賞秋では、展開に乗じた印象もあるものの、実際にイクイノックスに次ぐ2着と好走していますし、2000mのスピード競馬にも対応できます。

今年は坂井瑠星騎手との初コンビ。坂井騎手は積極的な競馬を得意としており、人気馬たちが後方で脚を溜めて差してくる展開ならば、坂井騎手はそれを見越して1~2列前で運ぶ可能性があります。早めに抜け出す競馬ができれば、勝利の可能性も十分にあると見ています。

また、同じオーナーのジャスティンミラノが回避したことで、ジャスティンパレスにかかる期待も大きくなっています。勝ちに行く意識はより強くなりそうで、先行した場合のジャスティンパレスが穴候補と考えています。



大西直宏のコース徹底攻略[重賞版]



ハルカ

このコンテンツでは今回の舞台となるコースを騎手目線で大西さんに解説して頂きます。

ダービーJ
大西直宏

土曜の競馬終了後には、その週の傾向と最新の馬場状態分析をお届けします。お楽しみに!



天皇賞秋GⅠ

東京芝2000m

レースコース解説

東京芝2000mは、スタート地点が独特で、外枠が距離損を被りやすいなどの不利が若干あるものの、全体としては馬の実力が問われるコースです。紛れが起こるのは馬場が大きく荒れる場合か、ハイペースや超スローなど極端な展開になった場合ですが、そういった要素が少なければ、基本的には馬の実力が反映されやすいですね。


「馬の実力が反映されやすい」という東京芝2000m

「馬の実力が反映されやすい」という東京芝2000m



■展開と馬場状態
先週の競馬を振り返ると、内側の馬場には若干の傷みが見られ、その影響で内を避けた進路選択をする馬も少なくありませんでした。しかしながら、時計自体は想定よりも速いタイムが出る傾向にあります。今週から芝はBコースへと移行するため、傷んだ部分の多くがカバーされることとなり、内外の差がほとんどなくなります。これにより、さらに速い時計が期待できそうです。

展開面では、過去2年は前半1000mが57秒台のハイペースで進行しましたが、今年は明確な逃げ馬が不在です。ホウオウビスケッツはスローペースの逃げを得意としており、シルトホルンやノースブリッジが先手を取る場合でも、前半は「59秒」を切るかどうかの平均ペースに落ち着く可能性が高いです。後半は『決め手比べの展開』になるでしょう。

■天皇賞秋の有利なポジション
良馬場での開催が予想される場合、前後半5ハロンのラップタイムは「59.0-57.5」程度を見込んでいます。特に後半4ハロンはすべて11秒台の速いラップが求められる展開となり、末脚の持続力が問われるレースとなるでしょう。そのため、位置取り自体にはそれほど神経質になる必要はありません。極端に後方に位置しない限り、どのポジションからでも差し切ることが可能です。

それよりも重要なのは、直線でスムーズに加速に移れるかどうかです。内で包まれたり、スペースを探してゴチャつくような展開になるよりは、外目を走ってリズム良く加速できる馬が有利になるでしょう。エンジンをかけるタイミングとスペースの確保が、最後の直線での勝負を左右する大きな要素となります。



今年はこの辺りに位置取る馬が有利になりそう

勝負所の4コーナーで有利なポジションにいるのは?



土曜の傾向と馬場情報

大西直宏

■後半4ハロンでいかに速い脚を使えるかがカギ

今週からBコース替わりとなり、内ラチ沿いの傷んだ部分がカバーされました。しかし、これによって絶対的に内有利とは言い切れません。逃げ馬が残るレースもありましたが、鋭い末脚を持つ馬であれば大外からでも十分に差し込める状況です。

参考となるのは土曜に行われた古馬1勝クラスの芝2000m戦。前後半59.8-58.8の後継ラップで、なんと1分58秒6という速いタイムが記録されました。ラスト2ハロンが11.0-11.0でまとめられており、非常に優秀なタイムです。

このタイムが1勝クラスで出ることから、GⅠレースとなれば1分56秒台が出てもおかしくないでしょう。結局、当初の見立て通り、後半4ハロンでいかに速い脚を使えるかがカギを握りそうです。したがって、“末脚の絶対量”が豊富な馬を高く評価するべきといえるでしょう。



ハルカ

こうやって見ると魅力的な馬が多くて迷ってしまいますね。


ダービーJ
大西直宏

多くのファンの方はそうだろうね。でも、実は今回はすでに狙いは大体決まってるんだ。それもほぼ3頭に絞り込んでいるよ。


ハルカ

本当ですか?それはぜひ教えていただきたいです!


ダービーJ
大西直宏

OK。今回は特別だよ!
ただ、あまり公にしてしまうと馬券の妙味が薄れてしまうという可能性があるので、その3頭はサイト内で限定公開にしようか。

入手している情報もしっかりとお伝えしますよ!


ハルカ

さすが大西さん!
もちろん無料ですので、まだWORLDの情報をご覧になった事がない方はぜひこの機会をお見逃しなく!

大西直弘の絞りに絞った3頭

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