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【七夕賞】今年も波乱必至!?過去の傾向・注目データ&サイン馬券が示すのは?《最終更新》ダービーJ大西直宏の注目穴馬



七夕賞2023予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・意外なデータ満載の"サイン馬券"で浮かび上がる馬は?
  • ・七夕賞の過去データを洗う!
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

夏の福島の名物レース、ハンデ重賞のGⅢ七夕賞を見ていきましょう。この福島では最も観客が入って盛り上がる1週間です。このレースはサマー2000シリーズの開幕戦(全部で5鞍)にも指定されていますね。




七夕賞2023予想
出走馬/枠順確定
<7/7(金)更新>


七夕賞(GⅢ)
7/9(日) 福島芝2000m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1エヒト牡658田中勝春
2ホウオウエミーズ牝654丸田恭介
3バトルボーン牡456津村明秀
4ククナ牝554石川裕紀人
5カレンルシェルブル牡557斎藤新
6サンレイポケット牡858Mデムーロ
7トーラスジェミニ牡757木幡育也
8ガロアクリーク牡657永野猛蔵
9レッドランメルト牡456田辺裕信
10グランオフィシエ牡557戸崎圭太
11フェーングロッテン牡458松若風馬
12ショウナンマグマ牡457菅原明良
13ヒンドゥタイムズセ758.5団野大成
14テーオーソラネル牡456三浦皇成
15セイウンハーデス牡457幸英明
16シフルマン牡757大野拓弥





七夕賞2023予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<7/2(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、七夕賞2023に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:サウジターフH7着

エヒト


森厩舎(栗東)
田中勝騎手予定
戦績:5-3-3-13

昨年の覇者が連覇を狙って東上してくる。去年のこのレースは勝ち方がとても印象的で、当時騎乗したカツハルも「デキの良さが違った」と唸るほど、勝負所での手応えが1頭違っていた。近走も充実ぶりは著しく、年明けのAJCCでも2着して海外遠征もしたほど。今回は休み明けになるので仕上がり具合がポイントになるが、この馬はもうGⅡ~Ⅲならばいつでも勝つチャンスはあるレベルに来ている。

【WORLD分析班チェック】
1週前は坂路で一番時計

4カ月半ぶりの実戦ながら調整は入念。夏場は得意な馬らしく、1週前には坂路を単走で追い、48秒9-11秒9の一番時計をマーク。今年は昨年と違ってハンデが重くなるのは確実なのでデキがいいことが好走のための必要条件になる。




前走:鳴尾記念2着

フェーングロッテン


宮本厩舎(栗東)
松若騎手予定
戦績:3-3-4-3

昨年は同時期に行われたラジオNIKKEI賞を勝ち、そこから一気にブレイク。距離が長かった菊花賞こそ大きく崩れたものの、それ以外の中距離重賞では本当に安定感の高い走りを見せている。そのキッカケとなったのは松若とのコンビで逃げの作戦を採用してから。「切れる脚がないので追い比べになるよりは渋太さを生かす競馬のほうが合っている」とこの乗り方で安定感を高めている。おそらく今回も逃げの作戦をとってくるだろう。

【WORLD分析班チェック】
ハナ切れぬとやや脆さもある!?

稽古では以前と比べると行きっぷりの良さがなくなってる。モタモタしたところも目立っていて、師は「ブリンカーが効かなくなってきた感じ」と気にしている。他にショウナンマグマやセイウンハーデスなど、逃げたい馬がいるだけにハナを譲るようだと不安もある。




前走:ウェルカムS1着

バトルボーン


林厩舎(美浦)
津村騎手予定
戦績:4-1-0-0

若き素質馬が現在4連勝と勢いに乗り、どこまで強いのか大きな注目を集める1頭。前走にしても普通は中団に構えたレインフロムヘヴン勝つ流れだったが、先行して押し切る強い内容。時計は1分57秒8で乗り切るんだから相当な器かもしれない。ルメールは「とてもタフな馬。最後は物見をするくらい余裕があった」と話しており、時計を縮める余地もありそうだ。小回りコースについても中山で2勝していることから、福島を苦手とするイメージは湧きづらい。

【WORLD分析班チェック】
ルメールは函館で騎乗のため乗り替わり

夏はルメールは北海道での騎乗が基本なので、この馬のために福島入りすることはないようだ。替わりに乗るのは新馬でも手綱を取った津村。「乗った雰囲気も良いですね。今から競馬が楽しみです」と本人。久々の重賞Vのチャンスを手に入れたのだから勝負騎乗を期待したいところ。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも 魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




七夕賞2023予想
知ってそうで知らなかったサイン馬券
<7/6(木)更新>

今回もデータや時事ネタにまつわるサイン馬券をご紹介します。

競馬ファンなら、これまでにもレースが終わってみたら『実はそうだったのか!』と隠れたサインやジンクスに気付いた経験はあるのでは?

そのままマル乗りするかどうかは別にしても、こんなデータやジンクスも知っておいて損はないハズです。
ぜひ最後までご覧下さい!


信じるか信じないかはアナタ次第?
意外なデータ満載の"サイン馬券"をチェック!

  • 福島競馬場にあの人が来場!

(7月6日)
引き続き「佐々木蔵之介」ネタから攻めたい。彼が所属する事務所は「ケイファクトリー」。いろいろなタレントが所属しているが中にはアノ歌舞伎界の人も所属している。『ケイ』というネーミングに注目して馬名を英語に直すと1頭Kで始まる馬が存在する『ククナ』。恐らく人気は下位の方だけにサイン馬に使われるのでは…。よってレース当日は両隣の馬も重視したい。

(7月2日)
それでは簡単にラジオNIKKEI賞のサイン回顧をお話しよう。勝ったのは3番人気西村淳騎乗の「⑥エルトンバローズ」。2着は4番人気大野騎乗の「⑦シルトホルン」。3着は圧倒的に人気を集めた1番人気戸崎騎乗の「⑭レーベンスティール」だった。

サイン的に今年は直接馬券にはならなかったがサイン馬⑤と⑬番の隣の同枠馬がズバリ馬券に絡んでくれた。そして、公営元騎手の両隣に注意としたが今年は直接馬券に絡んだ。それ故に来年も「マルゼンスキー作戦」と「元公営騎手作戦」は形を変えて使えそうなので覚えておきたい。

さて話を今年で59回目を迎える「七夕賞」に戻す。荒れる重賞としても有名なレースではある。例年、「7枠には注意」や「星に関係する馬名の馬には要注意」などと言われるが今年はJRAの年間キャラクターを務める「佐々木蔵之介」さんが来場する。競馬場に来場するのは限られたイベントだけに重視したい。

今回はベタであるが佐々木蔵之介さんの誕生日。2月4日から2&4枠と馬番②&④番には警戒したい。(続く)

【以上から今年の気になる候補】
・『ケイ』というネーミングに注目して馬名を英語に直すと1頭Kで始まる馬が存在する『ククナ』。恐らく人気は下位の方だけにサイン馬に使われるのでは…。よってレース当日は両隣の馬も重視したい。
・今回はベタであるが福島競馬場に来場する佐々木蔵之介さんの誕生日。2月4日から2&4枠と馬番②&④番には警戒したい。





七夕賞2023予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<7/5(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

七夕賞はサマー2000シリーズの開幕戦(全部で5鞍)に指定されていて、シリーズ王者になる馬の多くはこのレースでポイントを得ているのは見逃せないポイント。このレースで勝ち負けしてポイントを加算し、後半の札幌記念か新潟記念でさらにポイントを加算して締め括るのが一般的なパターンとなっています。


七夕賞2023データ
最初に押さえておきたい3つのポイント!

  • ①ハンデは重い馬でも実績を出しやすい

  • ②近年の血統傾向は断然キングマンボ系!

  • ③小回りのハンデ戦らしく消耗戦になりやすい

①ハンデは重い馬でも実績を出しやすい



先週のラジオNIKKEI賞、CBC賞では軽ハンデの馬が1着2着と好走したが、七夕賞では「ハンデが軽い馬」が有利とは言えず、むしろ重いハンデを背負っている方が結果が出やすい傾向がある。以下のデータを見ても分かる通り、馬券圏内率は斤量の重い順に好走率が高い。



---------------------------------------------
斤量  着別度数  勝率 連対率 複勝率
---------------------------------------------
49.5~51kg 0- 0- 1- 19 0.0% 0.0% 5.0%
51.5~53kg 4- 4- 5- 62 5.3% 10.7% 17.3%
53.5~55kg 4- 8-11- 90 3.5% 10.6% 20.4%
55.5~57kg 3- 6- 5- 75 13.1% 19.2% 24.2%
57.5~59kg 2- 4- 2- 16 8.3% 25.0% 33.3%



②近年の血統傾向は断然キングマンボ系!



かつてはディープインパクト産駒、ステイゴールド産駒の好走が目立っていたレースだが、近年3年はキングマンボ系が上位を独占している。ここまで特定の血統が上位を独占するのもなかなか珍しい。

特に馬場悪化した際はキングマンボ系の出番は多いので注意が必要だ。

20年
2着ブラヴァス(キングカメハメハ)
3着ヴァンケドミンゴ(ルーラーシップ)

21年
1着トーラスジェミニ(キングズベスト)
2着ロザムール(ローズキングダム)
3着ショウナンバルディ(キングズベスト)

22年
1着エヒト(ルーラーシップ)
2着ヒートオンビート(キングカメハメハ)
3着アンティシペイト(ルーラーシップ)



今年のキングマンボ系の出走予定馬

エヒト(ルーラーシップ)
ククナ(キングカメハメハ)
グランオフィシエ(キングカメハメハ)
トーラスジェミニ(キングズベスト
ホウオウイクセル(ルーラーシップ)
ホウオウエミューズ(ロードカナロア)
レインフロムヘヴン(レインフロムヘヴン)
ヴァンケドミンゴ(ルーラーシップ)



③小回りのハンデ戦らしく消耗戦になりやすい



2000年まで遡って前後半までのラップを比較してみると、過去23回のうち前半5Fのほうが後半5Fよりも速いのが16回ある。後半のほうが速い、つまりスローペースになるのは少頭数の時が多い。

特に近年はほとんどが前傾ラップとなっており、基本的にフルゲートの場合は消耗戦になりやすい傾向だ。

今年は上位人気候補のほとんどが逃げ先行タイプ。それらに騎乗する騎手の駆け引き次第ではあるが、かなりの確率で前傾ラップになると予想される。ということで、穴候補になるのは、持続戦で好走した実績のある馬だろう。過去の戦績から消耗戦に強い馬をピックアップしておきたい。



ラジオNIKKEI賞2023予想
『前走時の情報チェック馬』
<6/29(木)更新>



分析班
水谷

重賞などの大きなレースでは、前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことが非常に大事。いわゆる“縦の比較”ですね。木曜の更新では『前走時に注目すべき話のあった馬』をピックアップしてご紹介します。


前走情報チェック馬①

ガロアクリーク

上原厩舎(美浦)
永野騎手予定
戦績:2-1-3-8

【前走】 エプソムC10着

【適度に時計かかれば】
前走時の情報・・・ 「昨年の当レースで2着後、脚部不安で1年の休養を挟むことに。ブランクは長いからいきなり勝ち負けとは言わないけど、この馬としては仕上がりは悪くない。ここを目標にしてからは順調に来れてる。1週前追い切りでは脩を背に美浦ウッドでイイ動きだったね。あまり時計が速くなるよりは雨でも降って適度に時計が掛かってくれた方がありがたいかな」

★今回の見所ポイント
→ひと叩きで一変注意
→皐月賞3着の実績アリ



前走情報チェック馬②

サンレイポケット
高橋忠厩舎(栗東)
Mデムーロ騎手予定
戦績:5-4-5-18

【前走】 天皇賞春8着

【長めの距離がベター】
前走時の情報・・・ 「8歳になってだいぶ歳も取ってきたけど年齢的な衰えは感じない。ただ、スピード勝負の中距離では詰めの甘さが目立ってきた。なので今なら長い距離のほうが競馬がしやすそうってことで阪神大賞典へ。そこがいい走りだったからGⅠに向かおうってことになってね。ミルコもいい感触もってくれたよ」

★今回の見所ポイント
→GⅠ8着なら上々
→小回り克服がカギ



前走情報チェック馬③

バトルボーン
林厩舎(美浦)
津村騎手予定
戦績:4-1-0-0

【前走】 ウェルカムS1着

【まだまだ上が狙える】
前走時の情報・・・ 「前走も正攻法の競馬をして、直線は外から詰め寄られたけど、着差以上に余裕があったし強い勝ちっぷりだった。昇級してかなりメンバーは揃ったけど、体がしっかりしてもう一段階力を付けているし、地力は通用すると思う。今年は重賞でもと思ってる馬だよ」

★今回の見所ポイント
→前走の時計は出色
→番手から取り口安定






七夕賞2023予想
『僕ならこう乗る!』
大西直宏の注目馬

<7/7(金)更新>



当社の専属アドバイザーで元JRAジョッキー・大西直宏氏が「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップ。その馬をどう乗って一発を狙うか?元乗り役ならではの考えや戦略を披露します。



大西直宏の注目馬

エヒト

森厩舎(栗東)
田中勝騎手
戦績:5-3-3-14

ペース激化した場合は昨年の勝ち馬が再び浮上も…


先週から始まった福島競馬は初日から入場者数と売上が大幅に増え、開幕週は大変な賑わいとなりました。夏の福島開催のメインイベントであるGⅢ七夕賞もさらなる盛り上がりが予想されます。

七夕賞は現役時代に何度も騎乗したレースであり、僕にとっても一番勝ちたかったレースのひとつでした。残念ながら勝利することはありませんでしたが、ハンデ戦という性質もあり、非常にスリリングなレースになりやすいですね。

このレースは僕が現役の頃は七夕賞は最終週に行われていましたが、2013年からは2週目に移っています。2週目ならば馬場も比較的良好ですから、1週目のイメージを引き継ぎやすいと思います。この2つのレースは距離が200m異なりますが、ぐるっと回る4つのコーナーという共通点があります。重要なのは、「勝負所で距離ロスを最小限に抑えること」です。

ラジオNIKKEI賞でもその典型的なレース展開となりました。特に勝負どころの3~4コーナーでは、できるだけ外に膨らむことなくインを通ることが重要です。1~2着の馬や3着の追い込み馬もすべてラチ沿いから3頭目以内を通って入線しました。


今年は上位人気馬が揃って逃げ先行タイプという組み合わせ。騎手の駆け引きが重要になりますね。これ以外にも逃げたい馬がいるようで、序盤から競り合う形だと予想外のハイペースが生じるかもしれません。その場合、後方待機の馬たちにもチャンスが巡ってくるでしょう。

人気馬たちが「前」で競馬を運ぶレースは、後方でじっくりと逆転を狙う馬たちにとっても乗りやすい展開です。

僕が乗りたいのは、昨年の優勝馬であるエヒト(牡6歳)です。昨年のレースでは、前半58秒5という比較的速いペースで流れ、どの馬にもチャンスのある展開になりましたが、同馬は勝負所の3~4コーナーを持ったままの絶好の手応えで上がってきて、直線もそのまま突き抜けて完勝しました。54キロという軽量も大きな要因でしたが、非常に強い競馬を見せました。

この馬は、昨年12月にもGⅢ・チャレンジC(阪神芝2000m)で3着に好走しています。そのレースでも前半57秒7という速いペースで流れ、持久力を要する競馬となりましたが、エヒトはしぶとく伸びてきました。コーナー4つの中距離戦でタフな流れになった時が、この馬の好走パターンですね。

今年も昨年と同様のペースでレースが進む可能性があるため、再びエヒトの差し脚には注意したいと思います。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは7/8(土)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『七夕賞(GⅢ)』
『プロキオンステークス(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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