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【宝塚記念2022予想】好メンバー集結の春G1ラストを徹底分析!【最終更新】『僕ならこう乗る!』ダービーJ大西直宏の注目馬



宝塚記念2022予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・意外なデータ満載の"サイン馬券"で浮かび上がる馬は?
  • ・宝塚記念の過去データを洗う!
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

WORLD
北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

今週はいよいよ上半期の総決算・宝塚記念ですね。去年のダービー馬シャフリヤールは海外遠征のため不在ですが、同期のクラシックホースであるエフフォーリアタイトルホルダーがグランプリを盛り上げます。

宝塚記念と言えば、梅雨時期に行われることで当日の天気も馬場状態も不安定なことが多く、そこに波乱の余地が生じて伏兵馬が台頭しやすいレースです。週初めから週末までいろんな角度からジックリと検討していきましょう!




宝塚記念2022予想
出走馬/枠順確定
<6/23(木)更新>


宝塚記念(GⅠ)
6/26(日) 阪神芝2200m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1オーソリティ牡558ルメール
2アフリカンゴールドセ758国分恭介
3メロディーレーン牝656団野大成
4エフフォーリア牡458横山武史
5アイアンバローズ牡558石橋脩
6タイトルホルダー牡458横山和生
7デアリングタクト牝556松山弘平
8ステイフーリッシュ牡758坂井瑠星
9マイネルファンロン牡758Mデムーロ
10ヒシイグアス牡658レーン
11パンサラッサ牡558吉田豊
12ウインマリリン牝556松岡正海
13アリーヴォ牡458武豊
14キングオブコージ牡658横山典弘
15ディープボンド牡558和田竜二
16グロリアムンディ牡458福永祐一
17ギベオン牡758西村淳也
18ポタジェ牡558吉田隼人





宝塚記念2022予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<6/19(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、宝塚記念2022に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:大阪杯9着

エフフォーリア


鹿戸厩舎(美浦)
横山武騎手予定
戦績:6-1-0-1

昨年の年度代表馬。上半期は「2戦のみ」とレースを絞って勝ちに行く予定でいたが、緒戦の大阪杯ではまさかの大敗。「この馬がこんな負け方をするとは…」と多くの競馬ファンが言葉を失った。「ゲートに顔面をぶつけた」「デキが万全ではなかった」という敗因を探る声もあったが、それにしても負けすぎ。初の関西遠征なども理由かもしれない。問題はここからシッカリ立て直してこれるかどうか。

【WORLD分析班チェック】
注目の状態面はまだ万全には程遠い!?

調教師は「前走時とは帰厩時の状態が違う。いい体で戻ってきた」と話しているが、1週前の時点ではそこまで目立つ動きは見せていない。本当に良かった頃の行きっぷりは戻っておらず、まだ万全とは言い難いか。残り1週でどこまで本調子に近づけるかが最大のポイント。




前走:天皇賞春1着

タイトルホルダー


栗田徹厩舎(美浦)
横山和騎手予定
戦績:5-2-0-4

春天は馬場と展開の恩恵があったにせよ、後続に7馬身差の大差をつけて圧勝。菊花賞の5馬身差を更に広げたのだから大したもの。今回は距離が2200mに短縮されるが、もともと「2000mくらいの中距離馬」という話もしていただけに、この距離でも全く不安はない。それより今回は展開面のほうが気になる。逃げた時が5戦5勝だけに、パンサラッサという快速馬との兼ね合いでハナを譲った時にいつものリズムで走れるかどうか。

【WORLD分析班チェック】
状態の良さならコッチが断然上

エフフォーリアと比べると状態の良さが目立っているのはコッチ。厩舎周辺もみんな「今回はタイトルホルダーだろう」と話しており、こちらが1番人気になりそうなムードすらある。函館からケイコに乗りに駆け付けた横山和に聞いてもかなり感触が良かったようだ。




前走:ヴィクトリアマイル6着

デアリングタクト


杉山晴厩舎(栗東)
松山騎手予定
戦績:5-1-2-1

約1年ぶりをひと叩きしたデアリングタクトが予定通りの2戦目を迎える。復帰戦だったヴィクトリアマイルはさすがに「叩き台」を強調していたが、コンマ5秒差5着なら上々の始動戦だったと言えるだろう。反動には注意しながらやっているし、22キロ増えた馬体も絞れているので、大幅な上積みは見込んでいいだろう。2年前のJCではアーモンドアイ、コントレイルと叩き合って差のない3着しており、復活すれば現役でも屈指の底力の持ち主。変わり身要注意。

【WORLD分析班チェック】
マイルを使った後だけに折り合いがポイント

1週前追い切りに松山が乗って「前走よりもしっかりと動けていた」と動きに関しては認めつつも、「ちょっと力んで走るところがあったのが気掛かり」とも話しており、気持ちはまだマイル仕様のままかもしれない。一気の距離延長で折り合いがポイントになりそうだ。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にもサウジやUAEで実績をあげてきたオーソリティ、ステイフーリッシュ、パンサラッサの3頭、それに大阪杯を制したポタジェなど魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!






宝塚記念2022予想
【宝塚記念特別版】知ってそうで知らなかったサイン馬券
<6/19(日)更新>

今回は宝塚記念特別版として、データや時事ネタにまつわるサイン馬券をご紹介します。

競馬ファンなら、これまでにもレースが終わってみたら『実はそうだったのか!』と隠れたサインやジンクスに気付いた経験はあるのでは?

そのままマル乗りするかどうかは別にしても、こんなデータやジンクスも知っておいて損はないハズです。
ぜひ最後までご覧下さい!


信じるか信じないかはアナタ次第?
意外なデータ満載の"サイン馬券"をチェック!

  • ①今年のダービーに出走した「ビーアストニッシド」の持つ意味は?

  • ②今年のJRA関連のCMに出ているタレントは?

  • ③メロディーレーンが教えてくれる馬券に絡む馬

  • ④JRA HPはサインの宝庫!?

  • ⑤今年の芝GI3着以内には調教師の名前に『木』の文字が(継続中)

  • ⑥2022年上半期の世相で宝塚記念を斬る?

①今年のダービーに出走した「ビーアストニッシド」の持つ意味は



2022年の日本ダービーは武豊騎手が5度目を制覇を成し遂げた。全てのホースマンの目標であり夢であるダービー制覇。今年も18頭がゲートインしたが中でも注目されていたのが「ビーアストニッシド」。「オニャンコポン」などネーミングで注目を浴びた馬もいたが、コチラは生産者として初めてダービーに出走させたヴェルサイユファームの代表が宝塚歌劇団で活躍した経歴を持つ岩崎美由紀氏。マスコミから注目されていたがダービー出走ということでなお注目を集めていた。

残念ながら本馬は10着に敗れたがダービーに出走できたことに意味があるとしか思えない。それが紛れもない【宝塚記念】ではないか。果たして先出しのサイン馬となるのか⑧番に入る馬には注目したい。

②今年のJRA関連のCMに出ているタレントは?



《JRA CM編》
ダービー、安田記念でもJRA CMに出演している彼女らの存在には意味があったと思っている。メインは長澤まさみさんと見上愛さんの二人だが、他に川栄李奈さんと井上咲楽 さんがいる。コチラはJRA-VANやグリーンチャンネル絡みになるので一部のファンにしか知られていないかもしれない。

特に今回注目したいのは川栄李奈さん。先日、「JRA×JRA―VAN 阪神競馬場 宝塚記念ナイター」と題して開催され、CMイメージキャラクターを務めている川栄さんが交流戦のマウンドへ立った。投じたボールは外角にワンバウンド投球となり、場内では盛り上がりを見せた。例年行われる光景であるが、JRAとのコラボだけに無視できないだろう。川栄さんはオリックスのCMや東京シティ競馬のイメージキャラクターにも過去選ばれている。

ベタなところだと彼女の誕生日は2月12日。何と宝塚記念に出走する馬には同じ誕生日の馬が2頭いる。オーソリティメロディーレーンだ。この2頭は何らかの役目を持っていると考えている。特に同枠や両隣には注意が必要だろう。

③メロディーレーンが教えてくれる馬券に絡む馬



21年宝塚記念
2枠2番レイパパレ【川田騎手】 3着
3枠3番メロディーレーン【幸騎手】 11着

21年有馬記念
3枠5番ディープボンド【和田騎手】 2着
2枠4番メロディーレーン【岩田望騎手】11着

22年天皇賞(春)
4枠7番テーオーロイヤル【菱田騎手】 3着
3枠6番メロディーレーン【岩田望騎手】 9着

22年宝塚記念
?枠?番メロディーレーン【団野騎手】 ?着


【!】川栄李奈さんと同じ誕生日であり、GI馬の弟タイトルフォルダーと3度目の姉弟対決となる『メロディーレーン』のGI限定で隣の枠に入った馬には要注意!



④JRA HPはサインの宝庫!?



まずはJRAのホームページをこまめにチェックしてほしい。様々なヒントがサイト内に散りばめられている。特にGIシーズンにはイベントやポスター、CMなど様々なサインが時として稼働する。現在JRともコラボしているが宝塚記念は毎年『阪急電車』とコラボすることが多い。

コロナ禍のため大きなイベントこそ行わないが車両にJRAとのコラボを施したりしている。その中で気になったのが宝塚記念当日の【デジタル馬券】だ。デジタルと言えば直ぐに『アグネスデジタル』を思い出す方もいるだろう。残念ながらAデジタルは宝塚記念を勝っていない。ただ芝ダートのGIを制した2刀流。今回はダートに出走経験がある馬にも注意を払いたい。

⑤今年の芝GI3着以内には調教師の名前に『木』の文字が



高松宮記念  ③着 田村

大阪杯    ③着 杉山

桜花賞    ①着 高柳

皐月賞   ①②着 木村

天皇賞(春) ①着 栗田

NHKマイルC ③着 杉山

ヴィクトリアマイル ②着 木村 ③着 松下

オークス   ①着 高柳

ダービー   ②着 木村 ③着 田村

安田記念  ①着 林


【!】安田記念まで継続中、今年の出走予定馬でこれに該当するのは、アリーヴォ、デアリングタクト(杉山晴)、オーソリティ(木村)、サンレイポケット(高橋忠)※除外、タイトルホルダー(栗田)、メロディーレーン(森田)。



⑥2022年上半期の世相で宝塚記念を斬る?



宝塚記念1週前。毎年、サイン読みで難しいとされるのが同レース。既に使えなくなったリンク馬券やサイン読みは山ほど存在する。宝塚記念だが暮れの有馬記念と同じくファン投票を主体に出走馬が選ばれるのだが毎年何故この馬が?と思える存在が必ずいる。

話を本題に戻すが、宝塚記念はGIレースでも唯一、街の名前をネーミングに付けている。他の重賞でもいくつか見られるがGIはココだけ。故に毎年多くのサイン読み予想が繰り広げられるもののダービーや有馬記念とは異なり、世相ではなく違った切り口で推理した方が良さそうな感じはしている。

コロナも収束に近づいているようにも思えるが、相変わらず入場制限やイベント縮小は仕方ないところ。だから注目すべきはJRAの関連CMやグッズ、関連キャラクターが発するサインを見逃してはならない。偶然かもしれないがダービーが一段落した後だが今年JRAのCM関連キャラクター陣のマスコミでの露出が目立っているような感じは否めない。

・長澤まさみ(女優)→シンウルトラマン大ヒット、鎌倉殿の13人に出演か?、 医療ドラマ「Dr.コトー診療所」の続編が進行中。他社CM多数出演。

・見上愛(モデル、女優)→ファッション雑誌でコラボ掲載、TBSドラマ『持続可能な恋ですか?』に回想シーンで出演、阿部寛主演映画『異動辞令は音楽隊!』出演。

・川栄李奈(タレント、女優)→ローソンCMキャタクターに抜擢。宝塚記念のコラボ始球式に登板、NHK「義経のスマホ」に出演。

・井上咲楽(タレント、女優)→。「新婚さんいらっしゃい!」新アシスタント、井上咲楽と景井ひな ラジオ木曜The NIGHT:メインパーソナリティ、ピーチジョン「GiRLS by PEACH JOHN」2022年- ミューズ。

それぞれ大手芸能事務所に所属しているだけに当然だが、今年集中していることは間違いない。そして注目は宝塚記念直前でローソンのCMキャラに松山ケンイチと選ばれた川栄さんは偶然か…。そんなローソンのイメージカラーも白と水色(青)。長澤まさみさんの「カルピス」と重なる感じはある。サインは様々な要素を含むため直球もあれば時には変化球で攻めてくる場合もあるだけに手広く視野に入れておきたい。

そして、「ウマ娘 プリティダービー」からは新CMが流れている。テーマは【GENERATIONS 己が勝利を求めた時代】として第3弾で登場するウマ娘は、タマモクロス、オグリキャップ、イナリワン、スーパークリーク。が登場。この中で宝塚記念を制したのはタマモクロスとイナリワン。共に天皇賞(春)を制して宝塚記念と勝っていただけに今年の「タイトルホルダー」と重なるのか?


【以上から今年の宝塚記念で気になる候補】

・アリーヴォ(杉山晴調教師)
・デアリングタクト(杉山晴調教師)
オーソリティ(木村調教師 2月12日誕生日 宝塚ポスター騎乗騎手ルメール)
・サンレイポケット(高橋忠調教師)※除外
タイトルホルダー(栗田調教師 ウマ娘CM)
ヒシイグアス(堀調教師 宝塚CM騎乗騎手レーン)
メロディーレーン(森田調教師 2月12日誕生日)


【気になる数字】
【8枠と⑫番】リスグラシュー宝塚記念CM
【1枠と②番】アグネスデジタル宝塚記念出走時
【⑧番】ダービーに出走した「ビーアストニッシド」の馬番(生産者元宝塚歌劇団出身)
【1or4枠】長澤まさみ&川栄李奈企業CMイメージカラー
【2月12日】川栄李奈さん誕生日は偶然にもリスグラシュー、アグネスデジタル関連馬番



宝塚記念2022予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<6/22(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

水曜は過去の傾向から宝塚記念の特徴を掴みイメージを固めていきましょう。だいたい次の5つのポイントを押さえておけば最近の宝塚記念の傾向が掴めるはずです。


宝塚記念2022データ
最初に押さえておきたい5つのポイント!

  • ①時期的にも宝塚記念は最も馬場悪化がしやすい

  • ②ノーザンFしがらき外厩馬が5連勝中と相性抜群!

  • ③なぜか牝馬の相性が非常にイイ

  • ④【上がり最速馬】が断然強い

  • ⑤8枠の好走例が非常に多い

①時期的にも宝塚記念は最も馬場悪化がしやすい



梅雨時期の開催ということもあって、宝塚記念は他のG1と比べても抜けて“良馬場率が低いレース”で知られる。過去20年で【12回が良馬場、8回が道悪】というデータ。

宝塚記念の勝ち馬に「生涯のG1勝ちはこのレースだけ」という馬が多く存在するのも馬場が大きく影響しており、特にこのレースは『道悪馬場への適性』が重要な要素になる。

【宝塚記念が唯一のG1勝ちだった馬】
01年メイショウドトウ
02年ダンツフレーム
08年エイシンデピュティ
10年ナカヤマフェスタ
11年アーネストリー
17年サトノクラウン
18年ミッキーロケット


これらはほとんどの馬が道悪での勝利であり、まさにこの条件だから走った馬と言えるだろう。キーワードは「内回り」「時計の掛かるタフ馬場」「非ディープ系」となる。

さて、水曜段階で週末の予報を見ても、日曜が雨が降りやすそうな予報になっている。今年の宝塚記念は昨年と同じで2週間しかない短期開催なので、例年よりは馬場がイイ状態ではあるものの、レース当日に雨が降るようだとさすがに馬場悪化は避けられないだろう。



②ノーザンFしがらき外厩馬が5連勝中と相性抜群!



2013~14年は女傑ジェンティルドンナを送り込みながら、ゴールドシップという宝塚記念の申し子のような馬に阻まれ勝てなかったノーザンF勢だが、その後は15年から22年までラブリーデイ、マリアライト、サトノクラウン、ミッキーロケット、リスグラシュー、クロノジェネシス(※連覇)で7連勝。

このうち近5年が『ノーザンFしがらき経由』の馬が制しているのが大きなポイント。スピード勝負になりやすい東京コースのG1では天栄馬が圧倒的に強いが、関西のG1だとしがらき馬がここぞとばかりに幅を利かせてくる。牧場サイドは完全にこのレースに向けてのノウハウを掴んでいると思ってイイ。

◆しがらきを経由する馬
・アイアンバローズ(6/1戻り)
・アリーヴォ(6/1戻り)
・キングオブコージ(5/26戻り)
・グロリアムンディ(5/31戻り)
・ポタジェ(5/20戻り)



③なぜか牝馬の相性が非常にイイ



近6年で【牝馬が4勝】しているように、このタフな舞台ながら牝馬がかなり好結果を残していることで知られる。近10年でも出走馬のうち半数近い馬が馬券圏内で走っているのだから軽視できないデータだろう。

牝馬が好走しやすい背景には特にこれといって大きな理由は見当たらないが、「夏場が牝馬の方が強い」や「タフな馬場で性別アローワンスの2キロ差が大きい」などの理由があるのかもしれない。いずれにしても『牝馬は積極的に買い』ということは覚えておこう。

◆今年出走する牝馬
・デアリングタクト
・ウインマリリン
・メロディーレーン



④【上がり最速馬】が断然強い



続いて覚えておきたいのは、【上がり最速馬】が断然強いというデータ。

過去22年間、このレースで上がり最速を使った馬は、
①②②②6②①①②①①②①①①②②②①②①①①着

と【12.10.0.1】という実績で、なんと連対率95.7%を誇る。データを扱ってここまで壮観な連対率はなかなかお目にかかれるものじゃない。

上がり最速をどの馬が使うかは事前に読めないが、位置取りを問わずに一番速い上がりを使った馬が連対圏に食い込めるというレースであるというのは宝塚記念をイメージする上で大事なポイントになりそうだ。



⑤8枠の好走例が非常に多い



最後にデータ傾向として【8枠が強い】ということも挙げられる。

過去10年のうち『8枠が7勝』もしている。ダービーや菊花賞が内枠が強いように、コーナーを回るレースでは一般的には外枠が不利になるのが常識。それなのに大外枠がこんなに良績を残しているG1は他どこを探してもない。

これは①の「馬場が悪化しやすい」ことや④の「上がり最速馬が強い」という項目と大いに関係があるが、馬場が悪くなりやすいから内側が荒れて外からの伸びがハマりやすくなるという理屈が成り立っている。

ただ、京都改修工事の影響で、昨年に続いて今年も阪神2週目に行われる。イン前が有利の状況が変わっておらず、外枠を積極的に買うのは疑問が残る。8枠有利になる場合は、当日の天気が雨でインの馬場が荒れた時に限られるだろう。

過去のデータでは『外枠が不利にはなっていない』のは頭の片隅には入れておくが、そこはデータに頼りきりにならず、天気と馬場を確認したうえで臨機応変に対応したい。



宝塚記念2022予想
『前走時の情報チェック馬』
<6/23(木)更新>



分析班
水谷

GⅠなどの大きなレースでは、前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことが非常に大事。いわゆる“縦の比較”ですね。木曜の更新では『前走時に注目すべき話のあった馬』をピックアップしてご紹介します。


前走情報チェック馬①

デアリングタクト

杉山晴厩舎(栗東)
松山騎手予定
戦績:5-1-2-1

【前走】ヴィクトリアマイル6着

・1年ぶり前走はひと叩き
前走時の情報・・・「治療法などもっと早くする選択肢もあったが、腰を据えて一年は使わないというのを決めてじっくり進めてきた(幹細胞移植)。ヴィクトリアマイルも良い状態で送り出せるが、これまで馬を扱ってきた経験を踏まえると今回は“叩き台”と言わざるを得ない。ここでイイ競馬をしてくれれば宝塚記念を予定している」

★今回の見所ポイント
→長期休養を叩いてここは予定通り
→反動なく順調に2戦目を迎えられた



前走情報チェック馬②

ヒシイグアス

堀厩舎(美浦)
レーン騎手予定
戦績:6-4-0-4

【前走】大阪杯4着

・初めての関西輸送が懸念
前走時の情報・・・「どうしても気になるのが初めての関西への遠征だね。しがらきから戻る時も20キロぐらい減ってしまう馬なので輸送をうまくクリアすることが条件になる。今回は仕上がった段階だし無駄肉がないのでそこまで減らないだろうけど、阪神への輸送は関東馬にとってはハードルは高いよ。ただ、今週は寒の戻りもあったので負担は少ないと思うし、暑い時期ほどの消耗はないと思う」

★今回の見所ポイント
→2度目の輸送で慣れ見込め
→あまり暑くならないのがベター



前走情報チェック馬③

ディープボンド

大久保龍厩舎(栗東)
和田竜騎手予定
戦績:5-4-1-7

【前走】天皇賞春2着

・GⅠを勝つならココ
前走時の情報・・・「トモの幅が増してきて馬自身がさらにパワーアップしている。状態に関しても絶好調だよ。来年からは京都がリニューアルされる。この馬は阪神の坂が得意だし、春天は阪神で開催される今年がGⅠ獲りの絶好のチャンス。なのでココへ向けて全力投球のつもりでやってきたし、それだけの仕上がりにある。厩舎としてもアサキサキングスで人気を裏切った借りを返したい」

★今回の見所ポイント
→メイチ勝負のあとで反動注意
→距離1000m短縮がどうか




宝塚記念2022予想
『僕ならこう乗る!』
大西直宏の注目馬

<6/24(金)更新>



当社の専属アドバイザーで元JRAジョッキー・大西直宏氏が「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップ。その馬をどう乗って一発を狙うか?元乗り役ならではの考えや戦略を披露します。



大西直宏の注目馬

オーソリティ

木村厩舎(美浦)
ルメール騎手
戦績:6-2-2-3

逃げ馬に圧を掛けてベストタイミングで抜け出す


今年は展開面が大きなキーワードになるように思います。おそらくハナ主張はパンサラッサで、番手にタイトルホルダーの並びが大方の予想でしょう。パンサラッサの吉田豊騎手の性格を考えたら絶対にハナは譲らないと僕も思います。

この並びとなった時にタイトルホルダーの横山和騎手の立ち回りがポイントですね。パンサラッサが逃げたらうるさいことは当然分かっているはずで、かといって仕掛けが速すぎると後続の目標になります。

この判断は簡単そうでとても難しいところです。理想は直線入り口で先頭に立つ形ですが、そのエスコートを冷静に行えるかどうか。

そして、この2頭の出方をジックリ見ながら動き出せる3番手に構える馬にもっとも展開の利があるように思います。その候補がオーソリティですね。

同馬は海外では2度逃げる競馬になりましたが、もともとは好位で流れに乗って抜け出す競馬をしており、今回は無理にハナに立つ必要はありません。

タイトルホルダー(横山和騎手)にプレッシャーを与えつつ、一番ベストな抜け出しを狙うルメール騎手が最も不気味に感じます。ルメール騎手はこの馬で5戦して5度馬券圏内と相性は抜群。どこからどう動けばベターかはハッキリとイメージが出来ていることでしょう。

前の2頭が焦りから計算違いの乗り方をした時には直線半ばでこの馬がグイっと先頭に立つシーンも十分ありそうです。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは6/25(土)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『宝塚記念(GⅠ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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