【宝塚記念2021予想】上半期の総決算!鞍上ルメールでクロノジェネシスの連覇か?強敵もやっぱり牝馬?
宝塚記念2021予想
毎日3分読むだけで分かる!
- ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
- ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

北野シズカ
皆さん、こんにちは。WORLD競馬WEBで『社台グループ情報』を専門にしている北野シズカです。
今週はいよいよ上半期の総決算・宝塚記念ですね!
昨年の三冠馬コントレイルとデアリングタクトが回避となったのは少々残念ですが、その代わり中距離界を引っ張る女傑3頭の参戦(クロノジェネシス、レイパパレ、カレンブーケドール)がグランプリを盛り上げます。
宝塚記念と言えば、梅雨時期に行われることで当日の天気も馬場状態も不安定なことが多く、そこに波乱の余地が生じて伏兵馬が台頭してきました。今年の結末は平穏か、それとも波乱か。週初めから週末までいろんな角度からジックリと検討していきましょう!
【宝塚記念2021予想】
最新更新6/25(金)
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宝塚記念2021予想
出走予定馬/枠順確定
<6/24(木)更新>
宝塚記念(GⅠ)
6/27(日) 阪神芝2200m
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
---|---|---|---|---|
1 | ユニコーンライオン | 牡5 | 58 | 坂井瑠星 |
2 | レイパパレ | 牝4 | 56 | 川田将雅 |
3 | メロディーレーン | 牝5 | 56 | 幸英明 |
4 | ワイプティアーズ | 牡6 | 58 | 和田竜二 |
5 | アドマイヤアルバ | セ6 | 58 | 酒井学 |
6 | シロニイ | 牡7 | 58 | 松若風馬 |
7 | クロノジェネシス | 牝5 | 56 | ルメール |
8 | カデナ | 牡7 | 58 | 松山弘平 |
9 | アリストテレス | 牡4 | 58 | 武豊 |
10 | カレンブーケドール | 牝5 | 56 | 戸崎圭太 |
11 | モズベッロ | 牡5 | 58 | 池添謙一 |
12 | ミスマンマミーア | 牝6 | 56 | 岩田望来 |
13 | キセキ | 牡7 | 58 | 福永祐一 |
宝塚記念2021予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<6/20(日)更新>

北野シズカ
まず最初に、宝塚記念2021に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。
前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!
前走:ドバイSC2着
クロノジェネシス

ルメール騎手予定
戦績:7-3-3-1
昨年の宝塚記念→有馬記念を制して現在グランプリ2連覇中。ファン投票で13万超もの票(13万7448票)を集めたように、このレースに向けての注目度は一番。もともと非根幹距離で行われる宝塚記念と有馬記念は連動しやすいとは言われているが、この馬は群を抜いて非根幹距離に無類の強さを発揮する。3連覇の可能性もかなり高いだろう。
今年は主戦の北村友一騎手が怪我で戦線離脱してしまったため、新たにルメール騎手とのコンビを組むが、サンデーRとルメールの繋がりが強固なのはこの春も何度も見せつけられたばかり(シュネルマイスターやグランアレグリア)。この乗り替わりは更なるパフォーマンスアップも期待していい。
「この春はまだ海外の1戦しかしておらず余力も十分です。道悪では4戦4勝の実績があり、梅雨時期で馬場が悪くなるのは大歓迎と言えます。1週前の追い切りでは併せ馬にならなかった誤算などはありましたが、大きな問題ではありませんよ。状態面は至って良好です。ファン投票1位の期待に応えたいですね」と厩舎も主役の座は譲らないと言わんばかり。
【WORLD分析班チェック】
1週前追い切りでトラブルがあった!?
1週前の追い切りにルメールを乗せたら、後ろから追いかけてゴールで併入させるいつもの追い切りにならず、4コーナーで一気に離してしまい全然意図通りにならなかった。ルメールは「指示通り乗れなかった」と認めていて、調教派には少し気になる材料かもしれないが、裏を返せばそれだけ馬のデキが良かったということ。なお、最終追い切りはルメールは乗らずに助手が乗るようだ。
前走:天皇賞・春 4着
アリストテレス

武豊騎手予定
戦績:4-5-0-3
近4年はNFしがらきを経由した馬が宝塚記念を4連勝中。牧場サイドは完全にこのレースへ向けてのノウハウを掴んでいる感がある。そんなしがらき経由の1頭がこの馬。古くから宝塚記念は「このレースが初G1制覇」という馬が多かったことを考えたら同馬にG1初戴冠のチャンス。この馬にはいかにも3年前に同厩舎で勝ったミッキーロケットと同じ匂いを感じられないか。
「天皇賞・春は少し距離が長かったので、この距離に戻るのはプラス。道悪はダメって言われるけど極端な道悪じゃなければ大丈夫だよ。伯父のリンカーンにもユタカが乗ってこのレースで3着だったし、このタイミングで乗ってもらうには何か縁を感じるね。G1を勝つとしたらこのレースじゃないかな」と指揮官も一発に手応えあり。菊花賞でコントレイルに迫った脚力を今こそ見直すところだろう。
【WORLD分析班チェック】
「辛口」→「絶賛」1週経っての上昇度は本物?
2週前の初コンタクトは坂路で乗って「思ったより平凡」と武豊。しかし1週前のCWでは「先週より良さを感じた。そんなに攻め馬は動く馬じゃないけど体調は良さそう」と評価が一変。レースに向けてデキがキッチリ上昇しているのが分かる。続けて武豊は「癖もなさそうで、距離も合うイメージ。かみ合えば一発あるよ」と手応えを掴んでいた。同レース通算5勝目へ向け、鞍上の手綱捌きに期待が懸かる。
前走:天皇賞・春3着
カレンブーケドール

戸崎騎手予定
戦績:2-7-3-3
さあ“最強の2勝馬”を返上する絶好機到来だ。今年の春G1シリーズでは国枝厩舎が抜群の存在感を放っている。アカイトリノムスメが牝馬二冠で④②着、サトノレイナスが②⑤着、カレンブーケドールが天皇賞③着、マジックキャッスルがヴィクトリアマイル②着と、6戦して全て掲示板を確保。どの馬がG1を勝ってもおかしくないところまで来ている。
この馬は牝馬ながら天皇賞・春に挑戦し、直線一旦は先頭に立つ見せ場タップリの走り。かなりタフなスタミナ戦だったことを考えたら見方によっては一番強い競馬をしている。ただ、G1でも一度も掲示板を外したことがないように、これだけの実績がありながらまだタイトルなし。もともとが勝ち味に遅いのもあるが、強い相手と戦っているのが一番の理由だろう。それだけにこの馬がG1を勝つとしたら牝馬が上位を占める宝塚記念しかない。根幹距離では詰めの甘いタイプだけに、タフな舞台の阪神2200mが一番チャンスがありそうだ。
「レースぶりは本当に安定しているから内枠を引いていつものように先行策を取ってくれればまず崩れない。道悪にも対応できる馬だしね。前走後は在厩で調整して、春3戦目で状態も一番と呼べるデキ。間違いなくチャンスはあるよ」と惜敗続きに終止符を打つ構え。
【WORLD分析班チェック】
『カレン』の鈴木オーナーはとにかく重賞②着だらけ
近2年のカレン軍団の重賞成績は②③②②⑤②④②②着で、カレンブーケドールとカレンモエの2頭でこの成績を形成している。常に勝負圏に加わりながらあと一歩のところで勝ち上がれないのはオーナーの“馬運のなさ”なのだろうか…。G1勝ちとなると2012年の高松宮記念カレンチャン、NHKマイルCカレンブラックヒルまで遡ることになり、あれから約10年が経とうとしている。鈴木オーナーは阪神ご当地馬主だけに是が非でも久々のG1タイトルが欲しいところだろう。

北野シズカ
まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも、6戦6勝で大阪杯を制したレイパパレや、鳴尾記念で初重賞を制して本格化をうかがわせるユニコーンライオンなど、気になる馬もスタンバイ!水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!