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【高松宮記念2022予想】春G1シーズン開幕!大注目の開幕スプリントG1を徹底分析!



高松宮記念2022予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

いよいよ春のGⅠシーズンが本格的にスタート。まずは芝の電撃戦、高松宮記念ですね。芝1200mの頂上決戦は「長い距離経験がある馬が有利」と言われますが、今年も芝1200mがこのレースが初めてという馬が3頭も出走します。これだけでワクワクしますが、そもそも人気上位馬のほとんどが直接対決がない馬ばかりなので横の比較が非常に難解です。これからジックリ検討していくとして、週初め段階では有力馬3頭からチェックしていきましょう。




高松宮記念2022予想
出走馬/枠順確定
<3/25(金)更新>


高松宮記念(GⅠ)
3/27(日) 中京芝1200m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1サリオス牡557石橋脩
2ナランフレグ牡657丸田恭介
3シャインガーネット牝555田辺裕信
4ライトオンキュー牡757横山典弘
5レイハリア牝455亀田温心
6サンライズオネスト牡557武豊
7レシステンシア牝555横山武史
8ジャンダルム牡757荻野極
9ロータスランド牝555岩田望来
10キルロードセ757菊沢一樹
11クリノガウディー牡657松岡正海
12エイティーンガール牝655秋山真一
13トゥラヴェスーラ牡757鮫島克駿
14ダイアトニック牡757岩田康誠
15ファストフォース牡657柴山雄一
16ダイメイフジ牡857小沢大仁
17メイケイエール牝455池添謙一
18グレナディアガーズ牡457福永祐一





高松宮記念2022予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<3/21(月)更新>


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北野シズカ

まず最初に、高松宮記念2022に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:香港スプリント2着

レシステンシア


松下厩舎(栗東)
横山武騎手予定
戦績:5-5-1-2

近年の芝短距離GⅠの勝ち馬はほとんどが引退し、ちょうど今は新しい時代の切り替えタイミングになっている。そんな中、実績でアタマひとつリードするのはこの馬。1200mのGⅠ勝ちこそないが、昨年の高松宮記念、スプリンターズS、香港スプリントと3度の2着がある。よって『この馬に先着できる馬がいるのかどうか?』が大きなテーマになりそうだ。

「香港スプリントは4コーナーのアクシデントで進路を変える不利があっての2着。でも内容はとても良かった。あの結果からしても、もういつGⅠを勝っておかしくないところまで来ている。ぶっつけにはなるけど、年明けてまだ成長が見られ、この中間もかなり馬体が増えている。それでも動きに重苦しさは全くなくパワーアップが顕著。乗り替わる横山武史騎手も馬のタイプから合っているはず」と厩舎はここまでの順調度をアピールする。中間の状況を確認する限りは“上位争いは確実”と言ったムードが漂う。

【WORLD分析班チェック】
横山武も動きを絶賛、この乗り替わりも見逃せない

1週前に横山武騎手が栗東入り。坂路で乗って50秒1-11秒7をマークしたが、最近にはないキレキレの動きを披露。休み明けでもますます快調といったところだ。「ルメール、、スミヨンがレースで教えてくれた後なので馬が自分から動けるようになってる。馬の気分を損ねずエスコートしてくれれば結果は出せるはず」とスタッフも期待を寄せている。




前走:阪神カップ1着

グレナディアガーズ


中内田厩舎(栗東)
福永騎手予定
戦績:3-2-2-2

3歳時から「いずれはスプリンターになる」と言われていた同馬にとっては待望のスプリント戦。引っかって行きたがる気性はなかなか治らず、陣営も何とか矯正することでマイルまでこなせる馬にしたかったが、それが叶わないと見るやスパッと短距離路線に切り替えてきた。

それが正解だったのは、いきなり前走の阪神カップで証明。「マイルで無理して鞍上と喧嘩するくらいなら距離を短くして本来のポテンシャルを引き出した方がいいね。今後はこの路線んを中心に歩ませたい」と厩舎は言う。今回は更に距離が短くなるが、もともとスピード性能はかなり高い馬だけに、初の1200mもむしろプラスに働く可能性はかなり高い。1週前追い切りではCWで上がり10秒8を記録し、これまで以上に動きも良好で、栗東トレセンでもレシステンシアの逆転候補筆頭に名前が挙がるほど。

【WORLD分析班チェック】
中京コースとは滅法相性がいい福永騎手へのスイッチもプラス

今回コンビを組む福永騎手が2週続けて稽古に跨って、1週前、2週前といいコンタクトを見せている。「手が合っているのか、鞍上との呼吸も良くて気持ちよさそうに走れている。今までのレースでは引っ張りながら追走する場面も見られていたので、1200m戦ならいつもよりリラックスして脚を溜められると思う」と厩舎。




前走:阪急杯1着

ダイアトニック


安田隆厩舎(栗東)
岩田康騎手予定
戦績:8-3-3-7

全盛期だった2年前の雰囲気を取り戻しつつある同馬。その2年前と全く同じローテで高松宮記念に参戦するが、2年前が金杯②→阪急杯③→高松宮記念③着に対して、今年は金杯④→阪急杯①→高松宮記念と勢いも遜色ない。時計だけ見れば2年前を上回っており、完全に復活したとみていいだろう。この馬をここまで立て直した手腕は称賛に値するもので、さすがロードカナロアを管理した安田隆厩舎である。

「阪急杯は勝ったけど、それでも仕上がりに余裕があった。前走から上積みを見込めるので、更にパフォーマンスを上げてくるかもしれない」という話を1週前にも聞いており、今週の最終調整を楽しみに待ちたいところ。

【WORLD分析班チェック】
実は勝っていた!? 実績ある舞台でアノ時の無念を晴らせるか

2年前の高松宮記念は不運の3着で、クリノガウディーの斜行さえなければ勝てていた可能性もあった。それだけに適性を証明済みのここは最大の勝負処。7歳という年齢を考えたらおそらくGⅠを勝つラストチャンスかもしれず、今回はメイチ勝負が確実だ。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも初の1200mに参戦となるサリオスとロータスランド、前走で馬具を工夫して久々の重賞タイトルを掴んだメイケイエールなど魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




高松宮記念2022予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<3/23(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

クラシックのトライアルも終了して、今週からいよいよ春のGⅠシーズンに突入します。高松宮記念から安田記念まで続くGⅠロード、競馬ファンにとっては毎週毎週が楽しみと興奮の連続ですね。まずは高松宮記念ですが、ズバっと的中して好発進といきたいところ。高松宮記念でまずは押さえておくべきポイントは次の3つでしょう。


高松宮記念2022データ
最初に押さえておきたい3つのポイント!

  • ①良馬場か道悪か、馬場状態の見極めが最初のポイント

  • ②距離短縮組(=特にマイルの実績馬)が狙いやすい

  • ③ドバイ遠征と重なることで乗り替わりが多く発生

①良馬場か道悪か、馬場状態の見極めが最初のポイント



コース改修から丸10年が経過したが、このレースはとにかくその時の馬場状態がどういう状況かを見極めるのが最初のポイント。過去10年では、良馬場5度、道悪5度と半々に分かれ、良馬場と道悪で考え方が全く別になるので注意だろう。

良馬場だとかなり時計が出やすく(馬場造園課が高速設定に造ってくる)、3度のレコードを更新している。完全にスピード優先という狙いが通用する。逆に道悪だとインを避ける競馬になるために時計が掛かり、マイル以上の実績を持つ馬が台頭しやすい。

面白いのが、この10年で上がり最速をマークした馬の勝利はわずかに2回しかないこと。長めの直線のコースレイアウトとは裏腹に差し、追い込み馬が優勢とは言えないことを指しており、好位~中団からひと脚伸ばせるタイプがそのまま押し切るシーンも多い。

高松宮記念は、まず「どんな馬場状態で行われるか」の設定を掴んだうえで個別の検討に入っていく必要があるが、今年も週末は雨予報も出ており、その初期設定を固定するところが悩ましい。



②距離短縮組(=特にマイルの実績馬)が狙いやすい



高松宮記念やスプリンターズSなど昨今のスプリントGⅠは『距離短縮組が強い』ことで知られる。高松宮記念もこのレースが初の1200mだった馬がとにかく好走しやすい。過去の例は以下の通り。

00年キングヘイロー  ①着
02年スティンガー   ③着
06年オレハマッテルゼ ①着
06年ラインクラフト  ②着
07年スズカフェニックス①着
07年ペールギュント  ②着
14年コパノリチャード ①着
14年ミッキーアイル  ③着
19年ミスターメロディ ①着

このレースが初の1200mじゃなくても、上位好走の多くの馬が「若い頃は1400~1600mにも実績があって徐々に距離を短くしてきた馬」の活躍ばかり。時期的に道悪になることも多く、中京コースの特性を踏まえても数字以上にスタミナが要求されやすい。


一昨年の道悪でのこのレースが典型的。

★1着クリノガウディー
 2着モズスーパーフレア
★3着グランアレグリア
★4着ダイアトニック


降着があったため着順は入れ替わるが、★の3頭がいずれも今回が初の1200m参戦の馬だった。とりわけ雨で時計が掛かって力の要る馬場(スタミナが求められる馬場)になったことで、距離短縮の効果が表れた結果になった。

よってこのレースは『マイルの底力が必要不可欠』というのがハッキリ分かる。初の1200m参戦でマイルでも実績のある馬は、マイナスどころか【加点材料】と受け取って良さそうだ。

■初1200m参戦になる馬
・グレナディアガーズ
・サリオス
・ロータスランド



③ドバイ遠征と重なることで乗り替わりが多く発生



高松宮記念とちょうど同じ日程で開催されるドバイ国際競走デー。それによって毎年有力ジョッキーが遠征するために乗り替わりが発生する。リーディング上位騎手では、ルメール、デムーロ、川田らが不在になる(松山は怪我のため離脱)。 今年の主な乗り替わりについては以下の通り。

レシステンシア   ルメール→横山武
グレナディアガーズ Cデム→福永
サリオス      松山→石橋脩
クリノガウディー  岩田康→松岡
ファストフォース  鮫島駿→柴山
ライトオンキュー  古川吉→横山典


GⅠで1~2人気馬が乗り替わりになるという点がポイント。ただでさえ中京コースはトリッキーで知られ騎手の腕が問われるコースだけに、人馬のコンタクトが浅く信頼関係の少ないコンビはやっぱり不安がある。

もちろんこれは早くから分かっていたことで、後任も含めて準備をしていたことだが、どちらもテン乗りになる点は押さえておきたい。このあたりは厩舎やエージェント筋からの直前情報が大きなカギになるだろう。



高松宮記念2022予想
『調教マル特ホース』
<3/24(木)更新>



●時計だけの評価ではなく、あくまでも状態の良さを確認すべし

短距離のGⅠだけに坂路で好タイムを出せる馬は適性が高いと言われる。特に時計が掛かってパワーが必要なレースになった場合は、坂路で猛烈な時計を出せる馬が台頭しやすい。美浦組ではシャインガーネットが50秒台をマークし、栗東組では50秒台以下をサンライズオネスト、ライトオンキュー、ジャンダルム、レシステンシア、メイケイエール、クリノガウディーらが楽々マークする。

ただ、あくまでこれは適性を示すものであり、「速いタイム=好仕上がり」とは限らない点に注意したい。そこを勘違いするファンも多い。調教は時計を出すのがすべてではなく、あくまでも状態をベストに整えるためのもの。状態の良し悪しは、運動量を詰め込むだけでなく、メンタルケアやリフレッシュなども大切なこと。それらも含めて中間の評価であり、状態面のジャッジということを理解いただきたい。


調教マル特ホース①

グレナディアガーズ

中内田厩舎(栗東)
福永騎手予定
戦績:3-2-2-2

・フレッシュ明けで状態の良さだけならピカイチ

暮れの阪神カップを勝った後はNFしがらきに放牧に出し、このレースへぶっつけ参戦は予定通り。タップリと間隔をとってしがらきから戻ってきた馬はたいてい状態がアップして戻ってくるが、特にこの馬は帰厩直後から状態の良さが目立っていた。2週前のウッドでの追い切りも「時計は予定よりもだいぶ速くなったけど、楽にこの時計が出た」というのはまさに状態が良すぎるからこそもの。その後、1週前と当週と映像でも確認できるように反応の良さや追っての伸びは抜群。中内田師は「動きもよく、とても具合がいいです。気持ちの面でも落ち着いて過ごせています」と話しているが、この言葉に嘘偽りはないと思っていい。



調教マル特ホース②

サリオス

堀厩舎(美浦)
石橋脩騎手予定
戦績:4-2-1-4

・以前から指摘されていたように本質は短距離志向

昨年は大阪杯から始動した同馬だが、かねてから陣営は「短い方が向く」という考えを持っており、今回は思い切った距離短縮に踏み切った。一応ドバイターフとの両睨みであったことは付け加えておくが、最初から勝負の仕上げなのは間違いない。予定していた松山騎手が乗れないことなどは予定外だったもの、馬の仕上がりについては予定通りに来ている。先週今週とウッドでラスト1F11秒0という極上の切れ味を見せているが、トラックマンの間では「この馬ってこんなに脚の回転速かったっけ?」と驚く声があがっていたが、厩舎関係者も「クォーターのブリンカーが利いているのかもしれないけど、確かに脚捌きが実にスムーズだね」と納得の表情。これだけタイトな回転力があればいきなりの短距離戦にも対応ができるそうだ。準備は整っている。




高松宮記念2022予想
『下馬評は低いが妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<3/25(金)更新>


分析班
水谷

新しい天気予報(金曜朝の時点)では、土曜の午後から夜にかけてほぼ確実に雨がありそうで、日曜日は雨上がりから乾いていく予報のようです。この競馬開催中の「雨→晴れ」のパターンは馬場バイアスが出やすいパターンであり、どのコースを通る馬が有利になるかをシッカリと見極める必要がありそうですね。


下馬評低めの盲点注目馬

ジャンダルム

池江厩舎(栗東)
荻野極騎手
戦績:6-1-3-16

【前走成績】
オーシャンS(1着/2番人気)

○ついにスプリント重賞制覇、上げ潮ムードで母子制覇なるか

前哨戦のオーシャンSでビリーヴの仔がついに短距離タイトルを手に入れた。『復活』という表現がピッタリかもしれない。

思えば1年前、初の1200m挑戦だった昨年の春雷Sで強い勝ち方をして、そのインパクトが強烈だったあまり「これは短距離馬として覚醒したかもしれない」と期待度がアップし、そこから良かれと思って鞍上強化したことで皮肉にも歯車が狂ってしまった。それまでの荻野極騎手から福永、浜中へと鞍上を替えた途端、出遅れの連鎖…。競走馬の出遅れは癖になるというが、この時はまさにそういう状態だった。

しかし、今年になって再び荻野極騎手に手が戻ると、出遅れどころか別馬のような行きっぷりで先行できている。2走前のシルクロードSは敗れたとはいえ、大外17番枠から前半33秒台で先行し、前走はその時より更に速いラップで追走して楽々と抜け出し快勝。

「こんなに乗り役で乗り方に差が出る馬もいない。やっぱりキワム(荻野極騎手)と手が合うんだな」と陣営も再認識しており、この大舞台でも相性優先で臨むことになった。「何度も乗せていただいていますし、こういった機会をいただいたのに感謝して乗ります。ゲートも中間に練習して普通に出られていました」と本人も初のGⅠ獲りへ腕を撫している。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは3/25(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『高松宮記念(GⅠ)』
『日経賞(GⅡ)』
『マーチS(GⅢ)』
『毎日杯(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

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