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【スプリンターズS2020予想】枠順確定!モズスーパーフレア春秋連覇の壁は?穴馬選びのコツ教えます


スプリンターズステークス2020予想
今年はこんなレースに

  • ・昨年2着モズスーパーフレア、連覇への死角
  • ・グランアレグリアは再びの1200mで対応できるか?
  • ・波乱傾向が強いGI、穴馬の狙い方は?

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北野シズカ

皆さん、こんにちは。GIシーズン近づいてワクワク中、北野シズカと申します。

ダービージョッキー・大西直宏さんも所属するWORLD競馬WEBで、私は社台グループの情報を専門にしています。

今週末はもちろん、スプリンターズステークス(GⅠ)に注目。昨年も◎タワーオブロンドンから完全的中をお届けした相性の良いGIで、まずはロケットスタートを切りたいですね。

いよいよGIシーズン到来、ますます競馬が楽しいシーズンです。さあ、今週末も1週間かけてしっかり予習していきましょう♪

【最新更新:10月2日(金)】
・前走大敗のアノ馬を忘れるな『ラス1穴馬』
・毎週大好評の『調教マル特ホース』更新

今年のスプリンターズステークスは各路線から好メンバーが揃いました!安田記念勝ちグランアレグリアに、高松宮記念との春秋連覇を狙うモズスーパーフレアなど多士済々、果たして今回の舞台で買うべき馬とは?

【NEW】今年の中山芝は異変が起きている?
スプリンターズステークスのマル特データ&オススメ馬!詳細はコチラ⇒


【NEW】コンスタントに好走馬をピックアップ中
調教マル特ホース2頭はコチラ⇒


【NEW】前走大敗馬に注目!ラストワン穴馬はコチラ⇒




スプリンターズステークス2020予想
出走馬&枠順確定!
<10月2日(金)更新>


スプリンターズステークス(GI)
2020年10月4日(日) 中山芝1200m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1 ダイメイプリンセス 牝7 55 秋山真
2 モズスーパーフレア 牝5 55 松若
3 ダノンスマッシュ 牡5 57 川田
4 キングハート 牡7 57 北村宏
5 メイショウグロッケ 牝6 55 浜中
6 ライトオンキュー 牡5 57 古川吉
7 ミスターメロディ 牡5 57 福永
8 ダイメイフジ 牡6 57 菱田
9 ダイアトニック 牡5 57 横山典
10 グランアレグリア 牝4 55 ルメール
11 ラブカンプー 牝5 55 斎藤新
12 ビアンフェ 牡3 55 藤岡佑
13 レッドアンシェル 牡6 57 デムーロ
14 エイティーンガール 牝4 55 池添
15 クリノガウディー 牡4 57 三浦
16 アウィルアウェイ 牝4 55 松山

過去10年の
スプリンターズステークス
【枠順別成績】


枠番 着度数
(1着-2着-3着-4着以下)
勝率 連対率 複勝率
1枠1-1-2-145.6%11.1%22.2%
2枠0-2-3-130.0%11.1%27.8%
3枠0-0-3-150.0%0.0%16.7%
4枠4-2-0-1222.2%33.3%33.3%
5枠2-1-0-1411.8%17.6%17.6%
6枠0-0-0-180.0%0.0%0.0%
7枠1-2-1-135.9%17.6%23.5%
8枠1-1-0-165.6%11.1%11.1%

※新潟開催の2014年を除く。


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北野シズカ

内も外も来ていないわけではありませんが、数字を見る限りでは真ん中の枠が有利でしょうか。ちなみに、現在は【4枠】の馬が3連覇中です。


分析班
水谷

勝ち切れていないものの、【1枠】は現在3年連続で馬券に絡んでいます。この枠を引いたなら、モズスーパーフレアはアッサリと逃げられるでしょう。後はどこまで粘れるか。

一方、【8枠】で馬券に絡んでいるのは、ロードカナロア(12年1着)とミッキーアイル(16年2着)という実績が一枚抜けていた馬たち。極端な大外枠は簡単ではないと思いますね。




スプリンターズステークス2020予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<9月27日(日)更新>

まず最初に、スプリンターズステークス2020に出走する予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

過去の成績や大まかな特徴はもちろん、前走時に入っていた情報も見ておきたいですね。


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北野シズカ

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:安田記念1着

グランアレグリア


藤沢和厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:5-1-1-1

安田記念でアーモンドアイに完勝しGⅠ・2勝目。高松宮記念はモズスーパーフレアとハナ差で、3位入線2着という結果だった。今回が2度目の芝1200m戦となる。

今年は昨年の勝ち馬タワーオブロンドンが爪不安でスプリンターズSを回避。グランアレグリアにはルメール騎手が乗ることになり、藤沢和雄厩舎とルメール騎手は同一厩舎・騎手によるスプリンターズS連覇を別の馬で狙う格好だ。

【WORLD分析班チェック】
前々から認めていたスプリント適性。今回こそ!

覚えていらっしゃる方も居るかもしれませんが、グランアレグリアは昨年のスプリンターズSにも出走予定でした。、その時は直前で左前脚の爪を痛めてしまい、阪神カップまで復帰が延びたという経緯がありました。

つまり、当時から陣営は『スプリントに適性がある』と見ていたんですね。2年越しで目標のGI制覇となるでしょうか?




前走:セントウルS1着

ダノンスマッシュ


安田隆厩舎(栗東)
川田騎手予定
戦績:9-2-1-8

前哨戦のセントウルSは貫録勝ちといった強さを見せて、重賞は既に6勝。今回は8度目のGⅠ挑戦で悲願の勝利を狙う。

勝ったレースの内容を見ると、GⅠでのみ力を満足に発揮できないのが不思議でならないが、1番人気3着だった昨年のスプリンターズSは勝負どころでの立ち回りの差が響いたもの。中山コースを苦手にしているイメージはなく、それこそセントウルSのようにスムーズに回ってくれば戴冠のチャンスは十分にあるだろう。

【WORLD分析班チェック】
本番で川田騎手に再スイッチの怪?

今回は鞍上が再び川田将雅騎手に戻ります。しかし、前走・セントウルS時には三浦皇成騎手が騎乗していました。

その際、川田騎手が他に予定があったワケではなく、本来ならば前走から騎乗していても不思議のないところ。一体どのような経緯があったのか、関係者の勝算も含めて気になるところです。




前走:北九州記念2着

モズスーパーフレア


音無厩舎(栗東)
松若騎手予定
戦績:7-3-1-10

昨年のスプリンターズSはゴール寸前でタワーオブロンドンに半馬身差で交わされて2着惜敗。鞍上の松若風馬騎手は入線寸前からガックリと肩を落とし、入線後もしばらく顔を上げられないというシーンがあった。

そして、今年の高松宮記念ではクリノガウディーとの激しい叩き合いの末ハナ差で2位入線となったものの、降着によって繰り上がりの優勝。着差が着差だっただけに、ラッキーなGⅠ勝利と揶揄する関係者も全くおらず、人馬ともに待望の初GⅠ制覇を果たした。春秋制覇を目論む立場だ。

【WORLD分析班チェック】
逃げるのは確定的。どこまで粘れるか?

今年の出走予定馬を見渡してみると、確固たる逃げ馬はこの馬のみ。前走・北九州記念は56.5キロ(=牡馬換算で58.5キロ)のトップハンデを課されながらも、前半3Fを32秒4のハイラップで逃げて2着。前哨戦としては上々の内容でした。

昨年に比べると時計がかかり気味の中山芝で、持ち前のスピードを生かしてどこまで粘れるかがポイントとなりそうです。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




スプリンターズステークス2020予想
昨年&過去10年のレース結果
<9月29日(火)更新>


昨年のレース写真
【スプリンターズステークス2019の結果】
1着タワーオブロンドン(2人気)
2着モズスーパーフレア(3人気)
3着ダノンスマッシュ(1人気)

モズスーパーフレアが前半3Fを32.8秒のマイペースで逃げ、直線でもそのまま押し切ろうかというところを、中団やや後ろから外を回って差し込んできたタワーオブロンドンがゴール寸前で交わして優勝。

一方、1番人気に支持されたダノンスマッシュは1枠2番という枠順も響き、勝負どころで加速が付けられず。最後は差を詰めたものの3着に終わった。


スプリンターズステークス
過去10年の勝ち馬一覧


勝ち馬 性齢 騎手 人気
2019タワーオブロンドン牡4ルメール2人
2018ファインニードル牡5川田1人
2017レッドファルクス牡6デムーロ1人
2016レッドファルクス牡5デムーロ3人
2015ストレイトガール牝6戸崎1人
2014スノードラゴン牡6大野13人
2013ロードカナロア牡5岩田康1人
2012ロードカナロア牡4岩田康2人
2011カレンチャン牝4池添3人
2010ウルトラファンタジーセ8ライ10人

【スプリンターズステークス2020の傾向と対策】
『1~3番人気での決着は昨年のみ』
『他の年は6番人気以下が1頭以上は絡む』

昨年こそ比較的平穏な決着(とはいえ1番人気ダノンスマッシュは3着)となったものの、基本的には【波乱傾向】が強いレース。それがスプリンターズS。

3連単10万馬券以上は直近10年で6度、波乱を演出する穴馬候補の見つけ方がポイントとなるレースだ。


スプリンターズステークス
過去10年の人気別成績


人気 着度数
(1着-2着-3着-4着以下)
勝率 連対率 複勝率
1番人気4-1-1-440.0%50.0%60.0%
2番人気2-3-0-520.0%50.0%50.0%
3番人気2-2-0-620.0%40.0%40.0%
4~5人気0-1-1-180.0%5.0%10.0%
6~10人気1-1-6-422.0%4.0%16.0%
11人気~1-2-2-531.7%5.2%8.6%

分析班
水谷

加えて、今年の中山開催は『例年に比べて時計がかかり気味』であることもポイントとなりそうだ。水曜日~金曜日で、穴馬候補として押さえるべき馬をしっかりと洗い出していこう。





スプリンターズステークス2020予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<9月30日(水)更新>


分析班
水谷

皆さん、こんにちは。今日は分析部門の水谷がお送りします。本日は過去の傾向から、スプリンターズステークス2020の『軸馬・穴馬候補』をピックアップ!

枠による成績の話は各馬の枠順が出てからにするとして、今回はスプリンターズステークスの過去の傾向を紐解いていこう。今年は【例年よりも時計がかかっている】点にも要注意だ。


スプリンターズステークス
攻略に向けたポイント

  • ・近年は『逃げ切り』無し、『上がり最速馬』届かずの傾向

  • ・ただし今秋の中山は『時計がかかり気味』
    例年とは異なる傾向が出る可能性も?

まずは通常通り、近10年のスプリンターズSから過去の傾向を洗い出してみよう。

※新潟開催だった2014年を除いた9回分で集計

そうすると、明確な傾向として『逃げ切りが一度もない』『上がり最速馬の勝利もない』ということが分かる。


スプリンターズステークス2020
過去10年の『脚質』別成績


脚質 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
逃げ0-3-1-50.0%33.3%44.4%
先行1-2-3-253.2%9.7%19.4%
中団8-4-3-4214.0%21.1%26.3%
後方0-0-2-430.0%0.0%4.4%


ただし、逃げ馬については昨年のモズスーパーフレアや、16年ミッキーアイル、14年ハクサンムーンと2着好走のケースは少なくない。今年も確固たる逃げ馬はモズスーパーフレアのみということで、自分のペースさえ守れれば……という立場。

加えて、逃げ馬以上に『好位勢が勝ちきれていない』点もポイントで、直近10年(うち中山9回)の勝ち馬のうち、7頭が【4コーナーで6番手以下】というポジションだった。つまり、直線で差し切れる脚が求められるのだ。


しかし!


気をつけなければならないのは、『上がり最速馬』もまた、勝利がないという点。



スプリンターズステークス2020
過去10年の『上がり3F』別成績


上がりの順位 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
1位(最速)0-0-1-80.0%0.0%11.1%
2位4-0-1-928.6%28.6%35.7%
3位2-1-0-333.3%50.0%50.0%
4~5位1-2-2-184.3%13.0%21.7%
6位以下2-6-5-762.2%9.0%14.6%


【4コーナーで10番手以下】から差し切った馬も17年レッドファルクスのみ。さすがにGIともなると、後方から追い込み一辺倒の馬では厳しい。

高松宮記念を『上がり最速』かつ『4角12番手』から追い込んだグランアレグリアは2度目の1200m戦ということで、春よりも流れに乗れる可能性は十分になるものの、道中のポジションがカギとなる。



■今秋の中山は『時計がかかり気味』

WORLDサイト内でも秋開催の開幕当初から触れているように、今秋の中山開催は【芝コースの時計がかかり気味】である。

それは重賞レースだけを見ても分かるとおりで、今開催の中山競馬場で行われた重賞(紫苑S・京成杯AH、セントライト記念、オールカマー)いずれも近10年で『最遅決着』(タイも含む)となっている。


秋の中山開催の重賞レース
昨年と今年の時計比較

  • 紫苑ステークス
    19年[1:58.3(良)]→20年[2:02.1(稍)]

  • 京成杯オータムH
    19年[1:30.3(良)]→20年[1:33.9(良)]

  • セントライト記念
    19年[2:11.5(重)]→20年[2:15.0(良)]

  • オールカマー
    19年[2:12.0(良)]→20年[2:15.0(良)]

  • スプリンターズS
    19年[1:07.1(良)]→20年[?:??.?(?)]

分析班
水谷

もちろんペースの違いもあるが、例年に比べると明らかに時計がかかっている今年の中山開催。

前日の時計の出方はしっかりと見ておく必要はあるものの、【例年よりも“時計がかかることで浮上する可能性のある馬”】には注目しておきたい。




【オススメ軸候補】

モズスーパーフレア

音無厩舎(栗東)
松若騎手予定
戦績:7-3-1-10

【推し材料】好条件データ
・マイペース逃げが濃厚の組み合わせ
・連軸候補としては安定感


昨年のスプリンターズSは前半32秒8の果敢な逃げを打ってあわやの2着。重馬場だった今年の高松宮記念は一転して前半34秒2、自身の上がり34秒5という平均ペースにまとめてハナ差2位に入線し、繰り上がりでGⅠ初制覇。

それ以来の復帰戦となった北九州記念は余裕残しの馬体、56.5キロのハンデ、さらに稍重で前半32秒4という超ハイペースで2着に残した。

以前は暴走気味に飛ばしてどこまで粘れるか…という、言ってみれば『色物っぽさのある逃げ馬』だったが、昨年からの進化は本当に見事。

競馬場も馬場もペースも勝ち時計の水準も問わず安定して力が出せるようになり、スプリントGⅠ春秋制覇、そして今年の最優秀短距離馬を狙えるだけの実力馬となっている。




【穴で要注目】

エイティーンガール

飯田祐厩舎(栗東)
池添騎手予定
戦績:5-3-1-7

【推し材料】好条件データ
・レース上がり上位の末脚を使える存在
・例年ならば時計面で劣るが、今年の中山なら……?

芝1200mでの持ち時計は、今年5月の京都で記録した【1:07.8(良)】。例年のスプリンターズSならば見劣りする数字だ。

しかし、例年と異なる中山の芝コースの状況、肉を切らせて骨を断つ強気の逃げを打ってくれるであろうモズスーパーフレアの存在を考えれば、前走キーンランドC同様に直線での浮上を考える必要がある。

なお、キーンランドCからの臨戦で馬券になった馬は、過去10年のスプリンターズS(中山開催のみの9回)で6頭、さすがに王道のセントウルS組は劣るものの、16年ソルヴェイグ(9人気3着)、15年ウキヨノカゼ(9人気3着)、12年ドリームバレンチノ(9人気3着)と波乱を演出するケースも垣間見える。盲点のローテーションだ。



分析班
水谷

主戦の坂井瑠星騎手の騎乗停止により、代打で起用された池添謙一騎手の存在も面白い。

池添騎手といえばグランアレグリアで安田記念を制したにもかかわらず、今回はアッサリとルメール騎手に戻されており、敵愾心は秘めているはずだ。一発を狙ってもらいたいね。




スプリンターズステークス2020予想
『調教マル特ホース』
<10月1日(木)更新>


分析班
水谷

キーンランドCは
推奨馬2頭でワンツー!


新潟記念は
5人気3着サンレイポケットを推奨!


ローズSは
勝ち馬リアアメリアを推奨!


レース前の調教は、各馬の状態の良し悪しを見極めるバロメーターだ。レースごとに“結果に直結しやすい調教パターン”というものも存在するぞ!

今回は新潟開催だった2014年を除く、過去10回となる2009年以降のレースから傾向をまとめてみよう。


●短距離戦の王道調教・坂路追い

まず、過去10回の3着以内馬(外国馬を除く)29頭中14頭が『当週&1週前が坂路追い』、他5頭がレース間隔が詰まっていることによる『当週が坂路追い』だった。

時計や内容面は色々とあるものの、その19頭中9頭が、

【坂路の最終追い切りでラスト2Fを24.5秒以内でまとめている(馬なりなら尚良い)】or【全体時計が50秒以下】だった。今年でいえば、1頭だけが当てはまる。


●脚質+調教コースとの親和性にも注目
コース組なら『差し馬』を


先程の『坂路組』19頭以外の残り10頭はどうか、というとウッドを中心にコースでの追い切りとなる。興味深いのはコースで追い切った馬の多くが“差す形”を採っていたこと。

ひと息で走れる坂路に対して、脚の使いどころにメリハリの付けられるコースと、比較すれば合点のいくものだが、今年は以下がコース追いで調整してきた→エイティーンガール・グランアレグリア・ミスターメロディ・メイショウグロッケ。




調教マル特ホース①

モズスーパーフレア

音無厩舎(栗東)
松若騎手
戦績:7-3-1-10


○首尾よく坂路50.8、ラスト12.2秒で最終リハ

レース間隔の差異はあれど、他馬が控えめな最終調整に留める中、坂路で文句無しの調整。4F50.8-36.6-24.0-12.2秒をマーク。

先述した【坂路の最終追い切りでラスト2Fを24.5秒以内でまとめている(馬なりなら尚良い)】に唯一該当するのがこの馬だ。

開門してそこまで時間が経っていないこと、ジョッキー騎乗を考えれば、時計は出やすいとはいえ、今週は比較的上がりが掛かっている馬場状態の中、馬なりで駆け上がってのものだからケチのつけようはない。

坂路は正面からの映像なのでわかりやすいと思うが、以前と比較しても馬体のたくましさを増している点も好感だ。



調教マル特ホース②

グランアレグリア

藤沢和厩舎(美浦)
ルメール騎手
戦績:5-1-1-1

○コース追いならこの馬!時計以上の動きを披露

本来なら伏兵候補を挙げたいものだが、前述の通り、栗東坂路で終いが重く見える馬が多く、上位人気濃厚とはいえこの馬をピックアップすることにした。

中間は坂路で15-15程度の調整に留め、メインの調教はコース追いが主体。しかもコースでは馬なりのみ。それは藤沢厩舎らしいもので仕方ない。ただし、今週の追い切りではゆったりしたアクションでも躍動感を十二分に感じさせるもの。余裕すら漂わせる。

モズスーパーフレア自体、しゃにむに動かした調教ではないとはいえ、モズが「動」ならグランアレグリアは「静」の好仕上げ。最後の直線で差してくる姿を期待したい。




スプリンターズステークス2020予想
『前走ワケアリ敗戦で妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<10月2日(金)更新>


分析班
水谷

穴馬候補に困ったら、この馬をぜひ付け加えてみていただきたい!


【“負け方”に大事なヒントあり】
一般的に、人気になりやすい馬は『直近で勝っている馬』『馬柱で良い着順が並ぶ馬』。裏を返せば、『前走で負けた馬・着順が悪い馬』はそれだけで人気の盲点になりやすいもの。

しかし、「負けに不思議の負け無し」という格言もあるように、全ての敗戦には必ず理由がある。中には、次のレースに繋がるような敗戦も……。ココでは、常日頃からレース映像を何度も見返し、次なるヒントを探し当てることに魂を燃やすレース分析班より“前走で負けた馬”から注目すべき情報馬をピックアップ!


前走敗戦組からの注目馬

ダイアトニック

安田隆厩舎(栗東)
横山典騎手騎乗
戦績:7-3-3-4

【前走成績】
キーンランドC(15着/1番人気)

前走・キーンランドCではこれまでのレースような前進気勢が見られず、馬群の中をただただ回ってきただけの15着に大敗。スプリント路線の新星という期待と勢いは一気に削がれてしまった。

厩舎サイドは「高松宮記念も重馬場だったのでこなせると思っていたが、洋芝の重馬場で最内枠となると勝手が違ったようだ。武豊騎手も全く進んでいかず直線でも反応が無かったと話していたし、力を出し切っていない。レース後も息の入りが早く、重馬場で消耗したというより、初めから走る気を失っていた感じ」と前走を振り返る。

不利を受けながら3着の高松宮記念、大楽勝の函館スプリントSで見せた強いダイアトニックと、キーンランドCの脆いダイアトニック。おそらく良馬場でレースができるスプリンターズSでは、キーンランドCのようなことにはならないだろう。


分析班
水谷

そもそも、キーンランドCは『過去10年で一頭も勝ち馬が出ていない1枠を引いた』時点で厳しいのは予期できたからな。

前走の大敗で世間の熱が冷めた今回こそ、穴候補として改めてチェックしておくべき1頭だ!







週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは10月2日(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『スプリンターズステークス(GⅠ)』
『シリウスステークス(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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