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【スプリングステークス2022予想】クラシック出走権利を巡って激戦必至の一戦を徹底分析!



スプリングステークス2022予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

弥生賞も終わって徐々に皐月賞の出走メンバーが固まってきましたね。残るはスプリングSの3議席と若葉Sの2議席。毎日杯で賞金加算して参戦する可能性もあるため、賞金ボーダーは常に最新の情報をチェックしておく必要があります。

今年はノーザンFの素質馬イクイノックスやキラーアビリティは早々に直行プランを表明していて、各馬がバラバラのローテで本番を迎えそうなだけに、皐月賞は本当に大混戦で楽しみな一戦になりそうです。その前にシッカリとスプリングSも攻略しましょう!




スプリングステークス2022予想
出走馬/枠順確定
<3/18(金)更新>


スプリングステークス(GⅡ)
3/20(日) 中山芝1800m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1ビーアストニッシド牡356岩田康誠
2エンギダルマ牡356丸山元気
3サトノヘリオス牡356岩田望来
4グランドライン牡356三浦皇成
5サノラキ牡356大野拓弥
6ドーブネ牡356武豊
7ディオ牡356戸崎圭太
8アサヒ牡356田辺裕信
9ソリタリオ牡356横山武史
10アルナシーム牡356福永祐一
11トーセンヴァンノ牡356田中勝春
12アライバル牡356ルメール
13オウケンボルト牡356Mデムーロ





スプリングステークス2022予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<3/13(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、スプリングステークス2022に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:京成杯4着

アライバル


栗田徹厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:1-1-0-1

休み明けの一戦となった京成杯ではスローペース&プラス16kgが影響したのか、なかなかエンジンが掛からずに4着に敗戦。ルメールは「広いコースの方がいい」と言っているが、それは広いコースのほうが持続力を活かした競馬がしやすいという意味。中山の小回りでもペースが流れてロングスパート戦ならばこの馬の強みも生きるはず。

今回は1F短縮の1800m戦で権利の懸かったトライアル戦という特性を考えたら、各馬の意識が前掛かりになってある程度の激戦が予想される。そうなればこの馬の巻き返しのシーンも十分だ。

【WORLD分析班チェック】
今年はハービンジャーの当たり年!?

今年の桜花賞戦線ではナミュール、プレサージュリフトという強烈な末脚を誇るハービンジャー産駒の2頭が主役になりそうだが、ノーザンFの関係者は「今年はハービンジャーの当たり年。ちょうどディアドラやノームコアの活躍があって種付けが増えたことが理由じゃないか。パワータイプが多いハービンジャーの仔でここまで切れ味に特化した馬が出るなんて…」と驚きを隠さない。牡馬で言えばこのアライバルが“進化型”のハービンジャー産駒で、新馬から2戦続けて上がり33秒台を連発している。




前走:共同通信杯5着

アサヒ


金成厩舎(美浦)
田辺騎手予定
戦績:1-3-0-1

堅実さが売りで東スポ杯まで100%連対をキープしていたが、共同通信杯で5着に敗れて馬柱が汚れてしまった。ただ、これは見ての通りの大出遅れが敗因で参考外にできる一戦だろう。田辺も「スタートが全てのレースとなってしまいました」と頭を落としていたが、休み明けで気持ちの面もうまく噛み合わなかったようだ。それでも諦めることなく、最後方から末脚にかけて勝ち馬にコンマ1差の33秒8で上がったのは立派。まともな競馬が出来れば巻き返しは必至だろう。もともとは機動力の高い馬で、中山コース替わりも全く問題ない。

【WORLD分析班チェック】
現在の賞金では出走厳しくここは権利獲りが必要不可欠

例年、皐月賞出走ボーダーは2000万前後になるため、現在1150万のアサヒにとっては賞金加算(2着以内)か権利獲り(3着以内)が必要不可欠になる。デビューから1800mの距離にこだわってきた同馬にとっては「このレースだけは絶対に譲れない」という気持ちが強いだろう。ちなみに弥生賞を勝ったアスクビクターモアとは新馬→未勝利で一緒に走って1勝1敗という成績である。




前走:つばき賞2着

アルナシーム


橋口厩舎(栗東)
福永騎手予定
戦績:1-1-0-2

朝日杯FSで4着と好走した実績のある同馬もまともに折り合って走れれば互角の素質を秘める。確勝期したつばき賞では折り合い良く進めて上がり最速タイムで追い上げたものの、惜しくも2着。上がり32秒台で勝てなかったのだからこれはもう展開面が向かなかったというしかないだろう。それでも1600m→1800mに戻しても折り合えたことは収穫で、「これならまだクラシックを諦めなくて大丈夫」と厩舎も判断。まだパートナーが決まっていない福永騎手とともに皐月賞切符を狙う。

【WORLD分析班チェック】
母系はクラシック向きの底力を秘め大きな舞台でこそ真価発揮

祖母ドバイマジェスティと言えば、皐月賞馬アルアイン、ダービー馬シャフリヤールの母でもある。つまりアルナシームはこれらの甥っ子という間柄。ここまで4戦全て粗削りな競馬をしているが、どのレースを見ても「脚力の高さは相当なモノ」というのが見て取れるだろう。今後気性面の成長があればもう一皮剥けてきそうなだけに要チェック。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも、重賞で連対経験のあるソリタリオやビーアストニッシド、昨秋は2戦連続レコード価値のサトノヘリオスなど魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




スプリングステークス2022予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<3/16(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

今週は皐月賞トライアルのスプリングSを見ていきましょう。かつてこのレースにはかなりのビッグネームが参戦して勝ち上がりました。後のクラシックホースには次の馬がいます。

キタサンブラック、オルフェーヴル、ナリタブライアン、メイショウサムソン、ロゴタイプ、ミホノブルボン、ネオユニヴァース、タニノギムレット、アンライバルドなど。

近年は直行ローテが主流になったことや、レース間隔が詰まることを嫌ってこのレースに大物が参戦することが減ってきましたが、特に皐月賞に直結しやすいレースであることには変わりありません。


スプリングステークス2022データ
最初に押さえておきたい4つのポイント!

  • ①差し馬場継続?上がり最速馬が近5年ですべて連対中

  • ②内過ぎる枠よりも真ん中より外の方が競馬がしやすい?

  • ③3歳牡馬の賞金の状況を確認しておこう

  • ④外国人ジョッキーの活躍が非常に目立っている

①差し馬場継続?上がり最速馬が近5年ですべて連対中



この中山開催は開幕週から差し馬が台頭するシーンがあったが、3週目となった先週もだいぶ差し馬の伸びが目立っている。開催最終週となる今週も引き続きAコースだけに、差し馬に注意が必要だ。

この状況と関連してか、スプリングSも過去5年で上がり最速馬が【4.1.0.0】と全て馬券圏内入り。中山芝1800mと言えば、一般的には逃げ先行馬が有利なコースであるが、それでもこれだけ上がり最速馬が活躍するのは馬場傾向に沿いやすいという理由があるのだろう。このレースでどの馬が上がり最速の末脚を使うかは読み切れないが、シッカリとした末脚を持った馬が有利であるというのはイメージとして持っておかねばならない。

上がり最速で勝ち負け経験アリ
・アサヒ
・アルナシーム
・グランドライン
・サトノヘリオス
・ディオ
・ドーブネ




②内過ぎる枠よりも真ん中より外の方が競馬がしやすい?



スプリングSでこの開催における芝1800mの重賞が3鞍目になる。同じ舞台で行われた重賞だけに先に終わった2戦は大いに参考になるだろう。

中山記念
1.46.4(H57.6-48.8)

中山牝馬S
1.46.8(M60.2-46.6)

先週の中山牝馬Sで発せられた騎手コメントで注目すべき点は「外の馬ばかりが伸びて、なかなかインからは伸びなかった」「インは馬場が悪い」という部分。展開がそれなりに流れればやはり差しが台頭しやすいというのがコメントからも分かる。特に8枠16番のブービー人気馬が外を回して差し切ったというのは、馬場や枠の恩恵によるアシストがあったと考えたい。

このことからもあまり極端な内枠はあまり好ましくない状況かもしれず、理想で言えば『真ん中より外目のほうが競馬がしやすい』ということを覚えておこう。



③3歳牡馬の賞金の状況を確認しておこう



クラシックとは切っても切り離せないのが賞金面と優先出走権。いくら能力が高くても出走資格がなければ出走できないのだから、まずはその状況をチェックしておく必要がある。

■皐月賞賞金ボーダー
【優先出走権】
アスクビクターモア
ドウデュース
ボーンディスウェイ
(スプリングS①)
(スプリングS②)
(スプリングS③)
(若葉S①)
(若葉S②)

【3歳牡馬・賞金状況】
5300 セリフォス
3900 キラーアビリティ
2900 オニャンコポン
2800 ジオグリフ
2400 マテンロウレオ
2400 ダノンベルーガ
2300 ジャスティンパレス
2300 イクイノックス
2000 ジャスティンロック
2000 コマンドライン
-----
1700 ソリタリオ
1600 ポッドボレット
1600 インダストリア
1600 リューベック
(短距離馬やダート馬は除く)



例年、皐月賞の賞金ボーダーは2000万円前後になることが多いが、今年もちょうどそのラインがボーダーになりそうだ。今年の出走メンバーで賞金2000万以上の馬はおらず、どの馬にとっても権利獲りが懸かる一戦になる。激戦必至だろう。



④外国人ジョッキーの活躍が非常に目立っている



昨年は外国人騎手の騎乗がなかったが、それ以降の過去9年で見ると外国人ジョッキーが6勝を挙げている(内訳はMデムーロ2勝、Cデムーロ、ルメール、シュタルケ、ヒューイットソンがそれぞれ1勝ずつ)。

これが偶然なのかは分からないが、中山芝1800mは自分から動いて勝利を掴みに行く舞台であることを考えると、積極的にポジションを押し上げる傾向の強い外国人騎手との相性も関係しているのかもしれない。

今年はルメールとMデムーロが参戦予定。ルメールはアライバル、Mデムーロはオウケンボルトに騎乗するが、どちらも今回が『4戦連続の騎乗』となって馬とのコンタクトは十分に取れている。早め捲りなどの騎乗は十分に頭に入れておきたい。



スプリングステークス2022予想
『調教マル特ホース』
<3/17(木)更新>



●陣営の本気度を見抜け!2週続けて調教チェック馬が好走中

先々週の弥生賞に続き、先週のフィリーズRも調教チェック馬2頭がワンツー決着となった。やはりトライアル戦は陣営の動き(仕上げの本気度)が結果に繋がりやすい。今年のスプリングS組には皐月賞で勝負になる馬はいるだろうか?メンバーを見渡すと、意識がNHKマイルCに向いている馬や、本番の2000mは少し長いと考えている馬も多い。中間の調整過程や使い方などを考えてもある程度勝負になりそうな馬は絞られそうだ。3週連続的中に向けて、今週も意気込みが感じられる2頭をピックアップしたい。


調教マル特ホース①

アサヒ

金成厩舎(美浦)
田辺騎手予定
戦績:1-3-0-1

・権利獲りへ本気度がヒシヒシと伝われる中間の調整具合

共同通信杯ではあれだけの強敵が揃って差のない2番人気。「最低でも権利は獲れる」と陣営は見ていたようだが、レースではまさかの痛恨の出遅れで5着という悪夢が待っていた。「賞金加算して本番へ」というプランはもろくも崩れてしまったが、今回はもうあまり悠長なことは言っていられない。中間はゲート練習も入念に行い、2週続けて田辺が乗ってコンタクトを深めている。「先週は僚馬を大きく追走して直線はビシッと追った。その効果が今週の動きにも感じられたかな。単走でサラッと流した程度でも迫力満点のフットワークだったね。前走以上のデキなのは間違いない」と厩舎。本番へのお釣りは残っていないくらいの仕上がりと見ていい。



調教マル特ホース②

サトノヘリオス

友道厩舎(美浦)
岩田望騎手予定
戦績:2-0-0-2

・前走時とは雲泥の差!しっかり負荷をかけて立て直し図り

休み明けのエリカ賞でレコード勝ちをしたことや中1週ということもあって、前走のホープフルSは軽め調整に終始したが、陣営は「結果論ですが、中1週で中山への輸送もあって見えない疲れがあったのかも」と本音を漏らす。今回は立て直してここ目標にハッキリと仕上げてきた。見た目にも調子の良さが窺え、「状態はものすごくいいですよ」と陣営もキッパリ。調教での取り組みによって口向きの悪さも改善したのが大きい。テンションも以前のように振り切ることがなくなっていて、リセットの効果は大きそうだ。今回は本領を発揮できる。




スプリングステークス2022予想
『下馬評は低いが妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<3/18(金)更新>


分析班
水谷

このレースはどちらかと言えば実績優先のレース。前走OP以上で走っている馬がもっとも活躍していて、1勝クラスの馬が続く形。新馬・未勝利勝ちの馬はこれまで全く歯が立ちませんでした。しかし、昨年ついにボーデンが未勝利勝ち直後で臨んで3着に好走。ようやくデータを打ち破ったのが記憶に新しいところです。

先週のフィリーズRの勝ち馬サブライムアンセムも未勝利勝ちで臨んで勝ち、クイーンCのプレサージュリフト、共同通信杯Vのダノンベルーガ、チューリップ賞2着のピンハイは新馬を勝ったばかりの馬でした。「格が下」というだけで人気が落ちるなら、むしろ馬券の期待値はアップします。


下馬評低めの盲点注目馬

ディオ

辻野厩舎(栗東)
戸崎騎手
戦績:1-1-1-1

【前走成績】
3歳未勝利(1着/1番人気)

○まだ未勝利を勝ったばかりの格下ではあるが…

昨年、3月から開業した辻野厩舎には元角居厩舎から引き継いだ馬が多く在籍している。純粋に指揮官が2歳馬から管理したのは今の3歳世代となり、今のところ2頭が勝ち上がり。1頭がポッドボレッド(すみれS勝ち)で、もう1頭がディオだ。

常々「厩舎の経験値を増やすためにもクラシックには是非出走したい」と出走意欲を燃やしているが、ポッドボレットは収得賞金1600mで皐月賞ボーダーすれすれのため、皐月賞に出走できるかは今週のトライアルの結果次第となるが、ディオはここで権利を獲らなければ本番出走は難しい。それだけにこの馬には「何とか権利を獲りたい」と本気度は高い。

問題は未勝利を勝った馬がいきなりここで通用するか?という点だが、意外と感触は悪くない。前走で見せた上がり3F32秒9の末脚はアルシナームと並んでメンバー中1位。「経験を積むごとにレースの中身が伴ってきた。あの勝ちっぷりならトライアルに挑戦してもいいかなと思った」と辻野師も色気を持っている。サンデーサイレンス4×3のクロスを持つ同馬だけに、重賞舞台でいきなりの好走があっても驚けない。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは3/18(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『スプリングステークス(GⅡ)』
『フラワーカップ(GⅢ)』
『阪神大賞典(GⅡ)』
『ファルコンステークス(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

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