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【シルクロードステークス2025予想】高松宮記念の前哨戦スタート!《最終更新》大西直宏が見た土曜の傾向と最新の馬場状態は?

スプリント路線にニュースター誕生?シルクロードSの見どころポイント

ハルカ

進行を担当するハルカです。
シルクロードSは高松宮記念に向けた重要なステップレース。賞金が足りていない馬にとってはここで賞金加算が必須になるから、陣営の勝負度合いも高くなりますね。

ダービーJ
大西直宏

大西直宏です。
その通り。逆に、本番を見据えて仕上げを調整している有力馬は重いハンデを背負うことも手伝って思わぬ苦戦をすることもあるから、厩舎の仕上げによっては波乱の展開も十分ありえる。非常に馬券ムードの高い一戦だね。

この記事の目次

シルクロードS GⅢ

2/2(日)京都芝1200m

出馬表

馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1ペアポルックス牡457岩田康誠
2ピューロマジック牝456.5坂井瑠星
3メイショウソラフネ牡657酒井学
4スリーアイランド牝552幸英明
5セントメモリーズ牝453石川裕紀人
6ダノンタッチダウンセ556吉村誠之
7クファシル牡555松山弘平
8シロン牝653田口貫太
9ウインカーネリアン牡859三浦皇成
10ジャングロ牡657中井裕二
11エイシンフェンサー牝555川又賢治
12マイヨアポア牝754北村友一
13カピリナ牝454戸崎圭太
14グランテスト牝553団野大成
15レッドアヴァンティ牡655ルメートル
16ソンシ牡457.5川田将雅
17プルパレイセ657高杉吏麒


一歩先行く!有力馬予習

ハルカ

まず最初に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

ダービーJ
大西直宏

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!

ハルカ

情報競馬のプロフェッショナル、『匠』チームから注目ポイントをお伝えする【匠のウマいい話】も必見です!



直宏Eyeピックアップホース1
ビッグシーザー
西園都厩舎(栗東)
北村友騎手予定
前走:京阪杯1着

■京都コースは相性抜群!

前走の京阪杯では1番人気の期待に応え、見事な勝利を飾りました。これで京都コースでは連勝を記録し、このレースに向けて理想的なリズムで臨むことができます。

京阪杯の内容を振り返ると、ゲートの出は特別速いわけではありませんでしたが、北村友騎手がテン乗りながらもステッキを入れて積極的に好位を確保した判断が、勝因の一つと言えるでしょう。終始折り合いもスムーズで、最後はゴール寸前で逃げ馬を捉える会心のレースとなりました。

さらに、追い切りの動きも良好で、馬自身の状態の良さがその好走を支えたのは明らかです。一息入れて臨む今回は仕上がり具合が鍵となりそうですが、陣営としても本番に向けて万全の調整を施してくるはずです。

京阪杯で待望の重賞タイトルを手にしたビッグシーザー

京阪杯で待望の重賞タイトルを手にしたビッグシーザー

関東情報部
チーム飯塚
匠のウマいい話

「これまでオープン特別では勝利を挙げていたものの、重賞では勝ち切れない競馬が続いていたビッグシーザー。しかし、前走の京阪杯でついに待望のGⅢタイトルを手にしました。レース内容も充実しており、この馬が“本物”になりつつある印象を受けます。

賞金面では本番出走への不安がなくなったものの、ここで連勝を伸ばすことは、勢いをつける上でも非常に重要な一戦となるでしょう。京都コースを得意とするこの馬にとって、今回も見逃せないレースとなりそうです。」



直宏Eyeピックアップホース1
ウインカーネリアン
鹿戸厩舎(美浦)
三浦騎手予定
前走:京阪杯2着

■距離3戦目で勝機到来!?

これまで主にマイル戦を主戦場としてきたウインカーネリアン。しかし、適した番組が限られる状況を受け、選択肢を広げるべく挑んだ高松宮記念で4着に好走。そこで得た手応えを踏まえ、スプリント路線に新たな可能性を見出しました。そして前走の京阪杯では2着に入線し、この距離への適性がフロックでないことを証明しました。

京阪杯では持ち味の安定感と粘り強さを発揮し、ゴール直前まで勝利を狙える内容。同馬が刻んだラップ構成を分析しても、スプリント戦における対応力が確実に向上していることが伺えます。今回はスプリント路線3戦目。レースのリズムにも慣れ、本格的な適応を遂げた今、いよいよ重賞制覇への期待が高まります。

3度目の1200m戦でさらに前進が期待されるウインカーネリアン

3度目の1200m戦でさらに前進が期待されるウインカーネリアン

馬主特捜班
キングダム
匠のウマいい話

ウイン軍団は年齢を重ねても能力の急低下がなく、長期間にわたって活躍する馬が多いことで知られています。ウインブライト、ウインマリリンらがそうでしたし、現在も現役で重賞戦線を賑わせるウインマーベルやウイングレイテストもその良い例です。ウインカーネリアンも8歳になりましたが、そのパフォーマンスに陰りは一切見られません。京阪杯での2着も実力の賜物であり、今回も引き続き期待ができます」



直宏Eyeピックアップホース1
ピューロマジック
安田翔厩舎(栗東)
騎手予定
前走:スプリンターズS8着

■現役屈指のダッシュ力が武器!

ピューロマジックの最大の武器は、短距離路線の中でも屈指と言える驚異的なダッシュ力。2走前のセントウルSでは、初めて古馬一線級との本格対戦に挑み、得意のスピードで果敢に逃げるも、直線で後続に捕まり13着と大敗。しかし、この経験を糧に迎えたスプリンターズSでは、前半3F32秒1というハイペースで主導権を握り、見せ場を作りつつ8着に粘りました。確実に成長の兆しが伺える一戦だったと言えます。

これまでの戦績を見る限り、この馬が本領を発揮するのは、4コーナーで後続を突き放し、リードを保ったままゴールを目指す展開です。一方、直線で他馬と横並びの叩き合いになるとやや脆さが見えるのも事実。しかし今回は、開幕週の京都コースという舞台。平坦な直線がこの馬にとって理想的な条件となり、持ち味であるスピードを存分に活かした競馬が期待できるでしょう。

昨秋のスプリンターズSでも見せ場をつくったピューロマジック

昨秋のスプリンターズSでも見せ場をつくったピューロマジック

関西情報部
チームMK
匠のウマいい話

「ピューロマジックは、短距離戦線における生粋の逃げ馬や。戦績がピンかパーに分かれるのは、このタイプの宿命とも言えるが、それでも常に一発の魅力を秘める。その分、当日の馬場状態や同型馬の存在には注意が必要だが、この馬のスプリント性能は現役トップクラスであることは間違いないで。

お隣の香港でも新たな怪物級の短距離馬が登場しているようだし、ピューロマジックもそのスピードを武器に、さらなる飛躍を遂げてほしいところ。まずは今回、絶好の条件でどこまでその力を見せつけるかに注目や」





ハルカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも 魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。

水曜日以降は『的中を引き寄せるマル特データ』や『匠』チームの注目情報チェック馬などを紹介しますのでさらに深くレースを分析していきましょう!

ダービーJ
大西直宏

金曜の枠順確定後にはコース徹底解説や、出走メンバーを踏まえた展開予想もお伝えしますよ!





大西直弘の絞りに絞った3頭

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知ってそうで知らなかったサイン馬券』

スタッフ
吉田

今回もサイン派のスタッフ吉田がデータや時事ネタにまつわるサイン馬券をご紹介します。

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そのままマル乗りするかどうかは別にしても、こんなデータやジンクスも知っておいて損はないハズです。
ぜひ最後までご覧下さい!

今週の注目サイン

2月の開催は地味だが!?

(1月30日)
前回は「ソンシ」絡みで案内したがGI前はサインネタも少なく難航している。ところで今年のシルクロードSの施行日は2月2日で「節分の日」。例年「節分の日」は2月3日だが、うるう年の関係で今年は2月2日に行われる。

過去2月2日に行われたシルクロードSを調べると2回あって、その時に共通するのが馬番『⑥番』。共に勝ってはいないが2~3着に来ている。

そして、その2回馬券に絡んだ騎手と調教師をコンビで見ると名前に『田』の文字と数字を持っている人物(特に一、二、四、五)が絡んでいた。少々、ザックリしているが案外こういうのがハマって高配当をもたらしたりする。今年該当するのは、「三浦皇成」、「田口貫太」、「川田将雅」、「岩田康誠」、「鹿戸雄一」、「田島俊明」、「今野貞一」、「中内田充正」、「安田翔伍」、「梅田智之」、「和田正一郎」の11名だがコンビで「田と数字」が成立しているのは「安田翔伍(ピューロマジック)」と「和田正一郎(マイヨアポア)」になる。

田の文字を使う意味は解読できていないが数字の方は、「節分の日」が雑節の一つであって二十四節気・五節句などの暦日のほかに、季節の移り変りをより適確に掴むために設けられた、特別な暦日から用いている感じがしている。

(1月26日)
それでは簡単にAJCCのサイン回顧をお話しよう。勝ったのは1番人気戸崎騎乗の「⑧ダノンデサイル」。2着は6番人気横山典騎乗の「⑪マテンロウレオ」。3着は3番人気横山武騎乗の「⑬コスモキュランダ」の決着に…。

サイン的には、残念ながら不発に終わった。前から言っているが比較的人気サイドの決着に終わるとダメなケースが目立つ。何とか2月はGIも控えているので巻き返したいものだ。

さて、話を戻して今年で30回目を迎える「シルクロードS」。2月の重賞だがイベントごとも少なく月末のフェブラリーSに集中する。シルクロードといえば広大なユーラシア大陸の交易路網である。西洋文化と東洋文化の架け橋となり、中国史を語る上でも重要な役割を示している。

中国史といえば今回の出走予定馬の中に、ドンピシャな馬が1頭いる。それが『ソンシ』だ。中国、戦国時代の兵法書である『ソンシ』をサイン馬に指名し、レース当日は対角位置、特に両隣には注意したい。(続く)

結論
今年の気になるサイン候補

  • 『ソンシ』をサイン馬に指名し、レース当日は対角位置、特に両隣には注意したい。
  • 過去2月2日に行われたシルクロードSを調べると2回あって、その時に共通するのが馬番『⑥番』
  • その2回馬券に絡んだ騎手と調教師を見ると名前に『田』の文字と数字を持っている人物(特に一、二、四、五)が絡んでいた。今年の該当するのは「安田翔伍(ピューロマジック)」と「和田正一郎(マイヨアポア)」になる。

的中テクニック3(スリー)


ハルカ

シルクロードSは、高松宮記念に向けた重要な前哨戦というだけでなく、スプリント界の新星が登場する舞台でもありますよね。昨年の勝ち馬ルガルも秋にはスプリンターズSを制しましたし、このレースからGⅠ馬が誕生することも少なくありません。

ダービーJ
大西直宏

そうだね。過去10年で6頭がこのレースを経由して高松宮記念を勝っている。特に今回は、登録馬18頭中10頭が前走で勝利している好調馬揃いの一戦。開幕週の京都競馬場で行われるから、ポジション取りがより重要になりそうだ。

的中テクニック1

開幕週だけに内枠が優勢!

大西直宏

「1~4枠の馬が圧倒的に有利なデータがある」

京都競馬場の芝1200mは、内回りコースでコーナーがきつく、3~4コーナーでの立ち回りが重要です。過去8回の京都開催では、1~4枠の馬が3着以内17頭を占めており、内枠有利の傾向が顕著です。特に3~4コーナーでスムーズに位置を確保できる馬は、直線での伸びも生きやすいと言えます。

今年は1月に京都開催はなく、約1ヶ月間ほど馬場の回復する期間が設けられました。傷みの激しかった正面直線ゴール過ぎ付近において約600平方メートルの芝の張替を行っているようで、内目の馬場も回復が期待できそうです。

コース特性からも、内枠の馬を中心に予想を組み立てるのが賢明でしょう。



関西情報部
チームMK

「今年も内枠有利の傾向は大きなポイントになるやろね。ウインカーネリアンピューロマジックのような逃げ先行型の馬が内枠を引いた場合、展開の利を活かして押し切る可能性が非常に高いんとちゃうか。

特に道中で3番手以内のポジションを取れる馬は有利に運べるだけに、枠順次第で勢力図が大きく変わる。どの馬がどの枠順を引いたかをしっかり確認するのが予想のカギになりそうやね」



的中テクニック2

前走のクラスと着順が勝敗を分ける?

大西直宏

「重賞組が圧倒的に有利、大敗からの巻き返しは難しい」

過去10年のデータによると、前走が重賞だった馬が[9-4-3-52]と勝ち馬の90%を占めており、その中でもGⅠ出走馬は勝率15.0%と特筆すべき好成績を挙げています。

また、前走で5着以内に入った馬が好走する傾向が顕著で、6着以下から巻き返した例は極めて稀です。このことから、重いハンデを課せられても、直近の勢いやコンディションの良さが結果に直結していると言えます。

一方、3勝クラスから挑戦する馬も馬券内率27.3%と健闘しており、特に軽ハンデを活かして馬券圏内に食い込む可能性が十分に考えられます。

こうした傾向から、軸馬には安定した実績を持つ重賞好走馬を信頼しつつ、ヒモには上昇度の高い昇級馬を加えることが馬券作戦として有効と言えるでしょう。



関東情報部
チーム飯塚

「前走重賞を制したビッグシーザー、オープン特別を勝ち上がったソンシ、エイシンフェンサー、ペアポルックスらは、過去の傾向から見ても好走の可能性が高いといえます。

特にビッグシーザーは今回と同じ京都芝1200mの重賞で結果を残しており、舞台適性の高さが強み。ただし、59.5キロというトップハンデは他馬と比較してもかなりの負担となり、斤量面の影響をどう考慮するかが鍵になりそうです」



的中テクニック3

ゆったりローテーション組が狙い目!

大西直宏

「中4週以上での出走馬が好成績」

中3週以内の間隔で出走してきた馬は[1-3-3-60]と複勝率10.4%と苦戦傾向。一方、中4週以上の余裕をもって出走する馬は[9-7-7-79]で複勝率22.5%と明らかに好成績を挙げています。この時期のスプリント戦は、疲労が抜けて十分に仕上げられた馬が結果を出しやすいのがポイントです。

今年のメンバーでは、ウインカーネリアン(中9週)やピューロマジック(中17週)など、しっかり間隔を取って臨む馬が該当します。フレッシュな状態で出走する馬や、休養明けで狙いすましたローテーションを組んできた陣営の戦略にも注目したいですね。



元厩務員チーム
マムシ

「例えば、快速馬ピューロマジックは休み明けながら、京都芝1200mでの実績があり、斤量も56.5キロと許容範囲で、条件的にはかなり揃っているようにも映る。逆に、間隔が詰まっている馬は調整の難しさがあるため、人気でも割り引く必要があるだろう。」



『匠』注目の情報チェック馬


ハルカ

木曜は『匠』チームから、前走時に注目すべき情報が入っていた馬を取り上げてもらいます。

ダービーJ
大西直宏

前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことは非常に大事ですね。

前走時の情報の中に、ここを使ってきた本当の意味や狙いが隠れている場合もありますよ。

匠の注目馬1

ペアポルックス
ラピスラズリS1着
梅田智厩舎(栗東)
岩田康騎手予定
戦績:3-3-1-2

前走について

関西情報部
チームMK

京阪杯は除外でオープン特別に回ったが、担当は「出たかったわ~。ビッグシーザーが勝つんならウチの勝っていたやろ!」と豪語しとったな。ヤスナリが乗るようになってから2度出遅れているので、ゲートは心配やけど「さすがに今回は考えて乗ってくれると思うで」って楽観視しとったな。「馬の雰囲気は断然いい」ってことなので、オープン特別はさすがに何とかせんとな。

今回の見どころポイント

大西直宏

3歳時からWORLDが常に高い評価を与えてきた馬。2走前の4着は出遅れと超スローで展開が向かなかっただけで、このレースを度外視すれば、常に短距離で高い能力を発揮しています。持ちタイムを比較しても、いつ重賞制覇を成し遂げても不思議はありません。

脚質的に、必ずしも逃げなきゃダメという馬ではなく、33.5-33.5くらいの平均的なラップバランスでも走れる馬。中団に構えても走れる柔軟性があるのは強みです。ゲートが五分に出ればおそらく好位で流れに乗る競馬になるのではないでしょうか。



匠の注目馬2

レッドアヴァンティ
キビタキS1着
尾関厩舎(美浦)
騎手予定
戦績:4-2-3-5

前走について

元厩務員チーム
マムシ

「休み明けの前走は中山で大きく体を減らしたけど、立て直した今回は少しは戻して出れそう。ローカルの1200ではいつもイイ競馬するし、最終週の馬場もこの馬には合っているので楽しみが大きい。ジョッキーもこの馬で勝っているから手も合うんじゃないかな」と関係者の話では、全体的に不安よりも期待の方が大きい感じだった。

今回の見どころポイント

大西直宏

今回がオープン初挑戦となる一戦です。一般的に6歳という年齢を考えると、成長の余地は少ないと捉えられがちですが、この馬は休養期間が長かったため、キャリア自体はまだ浅い状況です。そのため、年齢による伸びしろの少なさを過度に意識する必要はないかもしれません。

前走では、直線で他馬と接触する不利がありながらも、立て直して最後は狭いスペースを割って抜け出すという内容でした。勝ち時計こそ平凡でしたが、不利を受けながらもしっかりと勝ち切った点は評価できます。また、2走前は体重が30キロも大きく減っていましたが、今回はその点を考慮する必要はなさそうです。

スピード勝負では分が悪いですが、適度に時計のかかる馬場になれば、上位争いに食い込む可能性も十分に考えられます。



匠の注目馬3

ソンシ
淀短距離S1着
中内田厩舎(栗東)
川田騎手予定
戦績:5-2-1-1

前走について

馬券グループ
チーム舟木

前走(タンザナイトS)は、勝ち馬に上手く立ち回られ、惜しくも敗れる結果となりました。しかし、レース後は在厩調整で順調に仕上げられ、関係者からは「前走時よりもデキが良い。今回は定量戦となるため、特にマイナス要素はない。今後のためにも賞金を加算したいので、ここは負けられない」と、かなり自信を持ったコメントが聞かれました。

また、厩舎との会話の中では「この馬はサウスポーなので、左回りの方が向いている」という話もありました。そのため、より確実に狙いたいのは、左回りコースに出走するタイミングだと言えそうです。

今回の見どころポイント

大西直宏

中内田厩舎×川田騎手のコンビということもあり、デビューから9戦すべてで1番人気に支持され続けています。唯一崩れたのは重馬場だった一戦のみ。それ以外は常に上位争いを演じており、まだまだ底を見せていません。

ここ2戦は1200mへ距離を短縮し、しっかりと結果を残している点も高評価。経験を積むごとにスプリント適性がさらに磨かれており、今後の成長も楽しみな存在です。特に近走では安定して上がり33秒台の末脚を繰り出しており、差し脚の安定感が増しているのは大きな強みでしょう。



大西直宏が乗りたい穴馬『僕ならこう乗る!』



ハルカ

金曜は大西さんが「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップします。元乗り役ならではの着眼点はさすがと思わされます。

ダービーJ
大西直宏

注目を集める人気馬を相手に、僕だったらどう乗って一発を狙うか?その考えや戦略をお伝えしたいと思います。


レースの見解

ハンデが発表され、メンバーを見渡した際に斤量差の大きさが目につきました。ハンデ上位の馬はこれまでの実績が評価されている分、重い斤量を課せられていますが、本番(高松宮記念)へ向けた叩き台という意識が強いように映ります。

一方で、実績の少ない軽ハンデ馬にとっては賞金加算が至上命題となり、ここで好走すれば本番への道が開ける状況。勝負度合いを比較すると、後者の方が明らかに高く、本気度の違いが結果に影響を及ぼす可能性が大いにあります。こうしたレースの特性を踏まえると、斤量の軽い馬を積極的に狙う戦略には十分なメリットがありそうです。



大西直宏が乗りたい穴馬

グランテスト

3走前のオパールSでは、ビッグシーザーやペアポルックスといった強豪が出走していましたが、1番人気に支持されていたのはグランテストでした。当時のハンデは53キロで今回も据え置き。一方で、ビッグシーザーは1.5キロ増(今回は回避)、メイショウソラフネは1キロ増、ペアポルックスは2キロ増と、斤量面でグランテストはかなり恵まれた状況にあります。

また、当時の着差もわずかだったことを考えると、斤量差を味方にもう一度同じ条件で走れば、グランテストが最先着する可能性は十分にあるといえるでしょう。

さらに、この馬の強みは脚質の自在性。逃げても良し、差しても良しの競馬ができるタイプで、展開に応じた柔軟な立ち回りが可能です。今回は強力な逃げ馬が揃っているため、ハナにこだわる競馬にはならないはず。むしろ、差し脚を生かす展開になれば、勝機がグッと広がります。

加えて、これまでの戦績を振り返ると、雨が降るよりも、開幕週らしい速い馬場のほうがより好走のチャンスが高い印象。馬場コンディションが良好なら、軽ハンデを活かして上位争いに食い込む可能性は十分あるでしょう。



大西直宏のコース徹底攻略[重賞版]



ハルカ

このコンテンツでは今回の舞台となるコースを騎手目線で大西さんに解説して頂きます。

ダービーJ
大西直宏

土曜の競馬終了後には、その週の傾向と最新の馬場状態分析をお届けします。お楽しみに!



シルクロードSGⅢ

京都芝1200m

レースコース解説

中山芝1200mはスタート直後に下り坂があるのに対し、京都芝1200mはスタートから上り坂が待ち構えており、同じ芝1200mでもレースの流れが大きく異なります。中山では序盤から一気にペースが上がりやすく「超前傾ラップ」になりやすいのに対し、京都では前後半のラップ差が小さく、比較的イーブンな展開になりやすいのが特徴です。


前後半のラップ差が小さく、比較的イーブンな展開になりやすいコース

前後半のラップ差が小さく、比較的イーブンな展開になりやすいコース



■展開と馬場状態
開幕週のため、芝の傷みは少ないと考えられますが、それ以上に気になるのが週末の天気。土曜から日曜にかけて傘マークが出ており、雨量や降るタイミング次第で馬場状態は大きく変化する可能性があります。特に、レース当日にどの程度の降雨があるのかは、展開を読むうえで重要なポイントになるでしょう。

また、過去の京都開催時の傾向を振り返ると、超高速馬場というよりは、適度に時計が掛かるコンディションになることが多く、差し馬の台頭も見られます。そのため、事前の予測はあくまで参考程度にとどめ、土曜の傾向をしっかりと確認したうえで最終判断を下すのがベストです。

■シルクロードSの有利なポジション
今年のメンバー構成を考えると、ハイペースになる可能性が高いでしょう。セオリー通りなら、中団からの差し馬に展開が向きやすいですが、開幕週の馬場を考慮すると前が速くても押し切れてしまうケースも十分あり得ます。

前が残るか、差しが届くか──どちらの展開も考えられるため、前日の馬場状態を確認しなければ最適な戦略は見極めづらい状況です。そのため、更新時の判断としては、前の展開も見据えつつ柔軟に立ち回れる「好位組」を勝ちポジションと設定したいと思います。



今年はこの辺りに位置取る馬が有利になりそう

勝負所の4コーナーで有利なポジションにいるのは?



土曜の傾向と馬場情報

大西直宏

■雨の影響はカギだが「イン前」有利の状況は変わらない

開幕週を迎えた京都競馬場ですが、初日は芝のレースが4鞍行われました。そのうち3鞍が外回りコースだったため、傾向を全面的に信用するのは早計かもしれませんが、ひとまずここまでの流れを整理しておきましょう。

時計は水準よりやや速めで、開幕週らしく「イン前」が有利な印象です。このまま土曜日の馬場状態が維持されるようであれば、1分7秒台前半のスピード決着も十分に想定されます。

ただし、京都方面では土曜の夜から日曜の明け方にかけて雨予報が出ており、その影響がどの程度残るかが鍵となりそうです。馬場が稍重にまで悪化する可能性も視野に入れ、時計がいくらか掛かる想定で構えておくのが無難でしょう。

脚質傾向に関しては、内回りコースの使用頻度が少ないこともあり、引き続き「イン前」有利の状況は続くと見ています。展開や馬場の変化には注意を払いながらも、基本的な傾向は大きく変わらないと考えてよさそうです。






ハルカ

こうやって見ると魅力的な馬が多くて迷ってしまいますね。


ダービーJ
大西直宏

多くのファンの方はそうだろうね。でも、実は今回はすでに狙いは大体決まってるんだ。それもほぼ3頭に絞り込んでいるよ。


ハルカ

本当ですか?それはぜひ教えていただきたいです!


ダービーJ
大西直宏

OK。今回は特別だよ!
ただ、あまり公にしてしまうと馬券の妙味が薄れてしまうという可能性があるので、その3頭はサイト内で限定公開にしようか。

入手している情報もしっかりとお伝えしますよ!


ハルカ

さすが大西さん!
もちろん無料ですので、まだWORLDの情報をご覧になった事がない方はぜひこの機会をお見逃しなく!

大西直弘の絞りに絞った3頭

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プロフィール

大西直宏

1997年ダービージョッキー

1980年に騎手デビュー。1997年にはサニーブライアンで皐月賞と日本ダービーの二冠を達成したのをはじめ、2004年にはカルストンライトオ騎乗でスプリンターズS制覇。通算500勝以上をマーク。

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