
【秋華賞2025予想】カムニャック、エンブロイダリーが再戦の牝馬三冠最終戦!《最終更新》ダービーJ大西直宏が土曜の傾向と最新の馬場情報を分析
3連勝中のオークス馬カムニャック、ぶっつけの桜花賞馬エンブロイダリー他、ラスト一冠に3歳才女が集結!今年の秋華賞の見どころポイント

進行を担当するハルカです。
今週は<秋華賞(GⅠ)>を徹底分析していきたいと思います。

大西直宏
大西直宏です。
桜花賞馬エンブロイダリーの2冠達成か、オークス馬カムニャックの2冠達成か、それとも第三勢力が台頭してくるのか、今年もアツい戦いが繰り広げられそうだね!
組み合わせひとつで高配当も狙えそうなメンバー構成だし、馬券的にも面白そう。シッカリと攻略していこう。
土曜の傾向と馬場情報⇒
秋華賞 GⅠ
10/19(日)京都芝2000m
出馬表
| 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ダノンフェアレディ | 牝3 | 55 | 坂井瑠星 |
| 2 | ルージュソリテール | 牝3 | 55 | 北村友一 |
| 3 | ジョスラン | 牝3 | 55 | 岩田望来 |
| 4 | レーゼドラマ | 牝3 | 55 | 藤岡佑介 |
| 5 | ブラウンラチェット | 牝3 | 55 | 池添謙一 |
| 6 | ケリフレッドアスク | 牝3 | 55 | 西塚洸二 |
| 7 | クリノメイ | 牝3 | 55 | 酒井学 |
| 8 | テレサ | 牝3 | 55 | 松山弘平 |
| 9 | マピュース | 牝3 | 55 | 横山武史 |
| 10 | エリカエクスプレス | 牝3 | 55 | 武豊 |
| 11 | エンブロイダリー | 牝3 | 55 | ルメール |
| 12 | ヴーレヴー | 牝3 | 55 | 菱田裕二 |
| 13 | セナスタイル | 牝3 | 55 | 岩田康誠 |
| 14 | ビップデイジー | 牝3 | 55 | 西村淳也 |
| 15 | インヴォーグ | 牝3 | 55 | 団野大成 |
| 16 | ランフォーヴァウ | 牝3 | 55 | 小崎綾也 |
| 17 | カムニャック | 牝3 | 55 | 川田将雅 |
| 18 | パラディレーヌ | 牝3 | 55 | 丹内祐次 |

まず最初に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

大西直宏
前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!

情報競馬のプロフェッショナル、『匠』チームから注目ポイントをお伝えする【匠のウマいい話】も必見です!
- カムニャック
- 友道康夫厩舎(栗東)
- 川田騎手予定
- 前走:ローズS1着
■勢いは一番!女王の座を死守するか!?
秋初戦のローズSは不利があって危ないシーンもあったけど、それでも勝ち切るのがこの馬の強さだね。序盤行きたがっていたのは少し気になるところだけど、一度使って良くなっているだろうし、やはり主役の1頭だろうね。
チームMK
「1週前の追い切りはCWコースで3頭併せだったが、実に軽快なフットワークだった。跨っていた川田騎手も笑顔を見せていたし、イイ感触が掴めたのだろう」
- エンブロイダリー
- 森一誠厩舎(美浦)
- ルメール騎手予定
- 前走:オークス9着
■パワーアップで2冠へ盤石!?
オークスはテンションが上がりすぎてしまったことでいつもの末脚を発揮できず9着。ココは2冠を懸けて巻き返しを期す一戦となるね。
1週前の稽古としてはリラックスしてできていたし、良い夏の越し方をしたのか体にボリュームが出てパワーアップしている印象を受けた。あとは当日のテンションだね。
マニアックス
「桜花賞の時と同じく栗東滞在で調整するため10/10(金)に移動しています。オークスからの直行ローテは昨年のチェルヴィニアと同じノーザン必勝法。期待は高まりますね」
- ジョスラン
- 鹿戸雄一厩舎(美浦)
- 岩田望騎手予定
- 前走:紫苑S2着
■大舞台で素質開花なるか!?
体質の関係でなかなか順調に使えなかったようだけど、エフフォーリアの全妹という良血が大舞台に間に合ったのは素直に嬉しいね。
実績面では見劣る部分はあるけど、まだまだ底を見せていないし、この舞台で素質開花となるか注目だね!
マムシ
「実は紫苑Sの時は状態面に関して不安の話もあったんだよな。それでいてシッカリ優先出走権を掴み獲るのが能力の高さというところだろう。この馬も既に栗東入りして調整されているが、日曜追いはなかなか良い動きだったぞ。前走より上げてきている感じは受けたな」

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも 魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。
水曜日以降は『的中を引き寄せるマル特データ』や『匠』チームの注目情報チェック馬などを紹介しますのでさらに深くレースを分析していきましょう!

大西直宏
金曜の枠順確定後にはコース徹底解説や、出走メンバーを踏まえた展開予想もお伝えしますよ!
厳選に厳選を重ねた3頭で獲りましょう!
今回、初めてご利用の方に限り!レース当日には、ダービージョッキー大西直宏が騎手目線で見抜いた【絞りに絞った厳選3頭】を特別無料でご覧いただけます!

吉田
今回もサイン派のスタッフ吉田がデータや時事ネタにまつわるサイン馬券をご紹介します。
競馬ファンなら、これまでにもレースが終わってみたら『実はそうだったのか!』と隠れたサインやジンクスに気付いた経験はあるのでは?
そのままマル乗りするかどうかは別にしても、こんなデータやジンクスも知っておいて損はないハズです。
ぜひ最後までご覧下さい!
今週の注目サイン
今年の秋華賞はネタの宝庫!
(10月16日)
秋のGIシリーズも今週の秋華賞を皮切りに本格スタート。前回取り上げた「ジョイフルニュース」は残念ながら抽選除外になってしまったが、流石にGIシリーズとなるとネタが多い。この秋には、競馬を舞台にしたドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」も始まっているだけに、その動向とレース結果にも注意したい。
GIシリーズの上半期を振り返るとモレイラ騎手を除けば、複数勝ちしたジョッキーはいない。ジョッキー的には例年ながら関西所属のジョッキーは相変わらずビッグレースには強い。スプリンターズSこそ三浦皇成騎手悲願の中央GI初制覇に終わったが今回の秋華賞ではどんな結果が待っているのか…。
今回はCMネタ、JRAホームページなどをベースに深掘りしていきたいと思う。まずはJRAのCMだが既に前回から使用済みで恐らく菊花賞までは同じものを使用すると思われる。いつもながらJRA年間キャラ4人の競馬場でのやり取りと過去のレースシーンを入り混ぜて伝えているのは普段通り。しかし、違和感を覚えたのは最後の方で4人がアニメに置き換わり戦国武将の姿でレースに登場するシーンだ。
JRAのCMでアニメが使用されるのは珍しい。近年、他のCMではアニメシーンも見られるがGIシリーズでは異例かもしれない。しかし、「戦国」というキーワードでピンと来る馬は見当たらない。
牝馬のレースだけに武将は似合わないが、いろいろと見渡すと1頭ドンピシャな馬がいた!それが『ビップデイジー』だ。管理するのは、松下武士調教師。詳しくは説明しなくても大丈夫だろう。
次は、JRAホームページだが以前にもお伝えしたが3回京都では京都競馬場100周年記念をベースに展開している。ホームページ内では劇団「ヨーロッパ企画」による「ウマータイムマシーン・ブルース」という記念ショートムービーが展開している。現在は第4弾が公開中だが、その中でJRA騎手の武豊、今村聖奈、古川奈穂騎手らが出演している。「ザ・ロイヤルファミリー」にこじつけると武豊と今村聖奈騎手がダブる。
単なる偶然だろうがヒントは「古川奈穂」騎手かも…。なかなか女性騎手はGIに騎乗させてはもらえない。女性騎手に目は行くもののピンと来ないが秋華賞の出走表に目を移すと今回、女性馬主が5名いる。毎回、GIレースでは数名女性馬主は登録しているが過去10年中でも秋華賞では多くても「アーモンドアイ」の時の3名ぐらいで異例とも思える人数ではある。
この中に、サインのヒントがありそうな予感がする。中には除外対象の馬もいるので全てを挙げるわけにはいかないが敢えて絞れば、それは『ジョスラン』だ。馬主は吉田和美氏。フランスの男性名に使用されるらしいが女性名にも使われるとのこと。他にも人名を使用している馬はいるが「ヨーロッパ企画」に合うのはこの馬。
あと余談になるが今回が30回目の秋華賞。過去、1回目、10回目、20回目の節目の結果を見ると必ず5番人気の馬が馬券に絡んでいた。完全にオカルト的な話だが、ちょっと頭の片隅にでも置いておきたい。
(10月13日)
それでは簡単にアイルランドトロフィーのサイン回顧をお話しよう。勝ったのは4番人気岩田望騎乗の「⑮ラヴァンダ」。2着は6番人気戸崎騎乗の「②アンゴラブラック」。3着は5番人気佐々木大輔騎乗の「⑦カナテープ」とやや波乱の決着に…。
サイン的には、2着、3着が綺麗にサイン馬①アドマイヤマツリと⑧ボンドガールの隣が馬券圏内に。勝ったラヴァンダは仕留められず…。やや不完全燃焼だが全くダメとも言えないだけにGIシリーズで巻き返したい。
さて、話を戻して今年で30回目を迎える「秋華賞」。いよいよ秋のGIシリーズも本格的に始動する。ココの人気の中心はオークス馬カムニャックだろうが相手関係は一筋縄では行かない予感がする。レース当日には、京都競馬場を盛り上げる意味でもJRA年間キャラクターの佐々木蔵之介氏が来場しプレゼンターを務める。これまでも、数多く競馬場を訪れているが地元の京都だけに余計に気持ちも昂るのではないか。
加えてレース当日は、実家佐々木酒造のお酒も販売される。これだけのイベントならば無視できない。そこで、出走予定馬に目を向けると1頭狙いたいサイン馬がいる。それが『ジョイフルニュース』だ。まだ抽選対象の身だが、鞍上には佐々木大輔騎手が騎乗予定。
ならば当コラムでは『ジョイフルニュース』をサイン馬に指名し、レース当日は対角位置、特に両隣には注意したい。(続く)
結論
今年の気になるサイン候補
- ★『ビップデイジー』をサイン馬に指名してレース当日は対角位置、両隣には注意したい。
- ★『ジョスラン』をサイン馬に指名してレース当日は対角位置、両隣には注意したい。
- ★『ジョイフルニュース』をサイン馬に指名し、レース当日は対角位置、特に両隣には注意したい。(※残念ながら抽選除外となりました)

「今日はデータをもとに、過去の秋華賞で好走した馬の特徴を掘り下げてみましょう」

大西直宏
「秋華賞が行われる京都内回りは、直線が短く戦略が重要なトリッキーなコースです。この独特なコース形状は、特定の傾向を生み出す要因にもなっています」
的中テクニック1
将来有望な馬を見極める重要なレース!
未来のスター候補になれる馬を狙うべし!
最初にここ10年の秋華賞優勝馬を見てみましょう。
2024年 チェルヴィニア
2023年 リバティアイランド
2022年 スタニングローズ
2021年 アカイトリノムスメ
2020年 デアリングタクト
2019年 クロノジェネシス
2018年 アーモンドアイ
2017年 ディアドラ
2016年 ヴィブロス
2015年 ミッキークイーン
過去の優勝馬を見ると、秋華賞を制した馬の多くが古馬になってもGⅠ・重賞路線で活躍していることがわかります。ジェンティルドンナやアーモンドアイ、クロノジェネシスといった年度代表馬クラスも出現しています。
このことから、秋華賞は「将来有望な馬を見極める重要なレース」と言えます。特に、翌年の主役を務めるような素質馬を見つけることが、勝ち馬を選ぶ上で重要なポイントとなります。

マニアックス
今年は春2冠(桜花賞・オークス)を勝った2頭の素質が抜きんで出ている印象。その馬体やフットワークからも将来の牝馬路線の中心になる可能性が高いです。この2頭がどのような走りを見せるか注目ですね
的中テクニック2
上がり最速の末脚を持つ馬に注目!
勝負は後半!京都の秋華賞はタフな差し脚が決め手!
次に、京都開催で行われた過去10年の前後半1000mの通過タイムを比較してみましょう。
【京都開催での前後半】
2024年 57.1-60.0(▲2.9)
2023年 61.9-59.2( 2.7)
2020年 59.4-61.2(▲1.8)
2019年 58.3-61.6(▲3.3)
2018年 59.6-58.9( 0.7)
2017年 59.1-61.1(▲2.0)
2016年 59.9-58.7( 1.2)
2015年 57.4-59.5(▲2.1)
2014年 58.0-59.0(▲1.0)
京都競馬場での秋華賞は、前半が速く後半に時計が掛かる展開が多いです。スタートがスタンド前ということで大歓声に入れ込みやすく、また内回りコースということで騎手の意識が前掛かりになる傾向があります。
これまで秋華賞で逃げ切り勝ちがないのも、先行勢にとってプレッシャーの掛かる流れになりやすいためです。
一昨年こそスローの展開になりましたが、それでも上がり最速の馬が連対する傾向が続いています。【上がり最速の差し馬】に注目すべきレースと言えるでしょう

チーム舟木
秋華賞は瞬発力が問われるため、ディープインパクト産駒が特に相性の良いレースとして知られています。ディープ産駒亡き後は、キンカメ系(ドゥラメンテやルーラーシップなど)も好走しており、母父がキンカメ系持ちの馬にも注目ですね
的中テクニック3
重賞実績には要注意!
トライアル不要?春からの成長度が秋華賞で勝負を分ける!
近年のGⅠレースでは、トライアルを挟まず直行するローテーションが主流になってきています。秋華賞も例外ではなく、2018年のアーモンドアイ以来、この傾向が強まり、近7年で6勝を挙げています。
トライアルを使う組のほとんどが、賞金面が足りずに優先権を獲るためにそこで仕上げる必要があり、賞金上位組は無駄な一戦を使わずに済むために『余力』という点でアドバンテージが大きいですね。

チーム飯塚
注目すべきポイントは春(特にオークス)と比べて、馬体がどれだけ成長しているかです。近年の勝ち馬はほとんどが馬体を大きく増やしており、成長力が問われるレースです。
2024年
チェルヴィニア +8キロ
2023年
リバティアイランド +10キロ
2021年
アカイトリノムスメ +6キロ
2020年
デアリングタクト +14キロ
2019年
クロノジェネシス +20キロ
2018年
アーモンドアイ +14キロ
馬体については、木曜日にJRAのホームページで「調教後の馬体重」が発表されるので、そのあたりもポイントとして注目しておきましょう

木曜は『匠』チームから、前走時に注目すべき情報が入っていた馬を取り上げてもらいます。

大西直宏
前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことは非常に大事ですね。
前走時の情報の中に、ここを使ってきた本当の意味や狙いが隠れている場合もありますよ。
匠の注目馬1
- エリカエクスプレス
-
京成杯AH11着
- 杉山晴紀厩舎(栗東)
- 武豊騎手
- 戦績:2-0-0-3
前走について

チームMK
「2400mはさすがに長かった。中山のマイルはフェアリーSを勝っているのでココで見直し。できれば逃げない競馬をしたい」と関係者。関係者のトーンとしてはやや下がっているものの、条件替わりでの巻き返しに期待。
今回の見どころポイント

関係者のハナシどおり好位からの競馬。前に馬を置いて理想的な展開だったように思うけど、アレでさっぱりだったのは案外。初めてのスローペースだったのもあるだけど、気持ちの問題かな。武豊騎手に乗り替わりでどうなるかな?
匠の注目馬2
- グローリーリンク
-
夕月特別1着
- 吉岡辰弥厩舎(栗東)
- 北村友騎手
- 戦績:3-1-1-1
前走について

マムシ
「初めての2000mだけど、血統や走りからはむしろ合っているように思う。夏を越して馬体の緩さが解消されシッカリしてきたし、ココは本当に楽しみ」と関係者。
今回の見どころポイント

ワンターンのコース実績が多かったので、コーナー4回の競馬でどうかと思ったけど、実に強い内容だったね。速い時計にも対応していたし、今の充実ぶりを示す走りだった。あとは相手関係ひとつだね。
匠の注目馬3
- パラディレーヌ
-
ローズS8着
- 千田輝彦厩舎(栗東)
- 丹内騎手
- 戦績:2-1-1-2
前走について

チーム舟木
「オークスは急仕上げでも頑張った。放牧から帰ってきたときには大きく体は減っていたけど、ムダ肉がそぎ落とされた感じ。本番へ向けて結果を出したいね」と関係者。
今回の見どころポイント

ローズSは直線で窮屈になってしまったからね。もったいない競馬だったね。進路が相手から伸びなかったのは気になるところだけど、一瞬のキレ味で勝負するタイプでもないからね。そこは仕方ないと思う。
オークスの走りを見る限り2000mはベスト条件だと思うし、巻き返しに期待だね。

金曜は大西さんが「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップします。元乗り役ならではの着眼点はさすがと思わされます。

大西直宏
注目を集める人気馬を相手に、僕だったらどう乗って一発を狙うか?その考えや戦略をお伝えしたいと思います。
レースの見解
カムニャックVSエンブロイダリーVS第3勢力の戦いですね。
京都芝2000mはトリッキーなコースでもありますから、そのあたり、立ち回りも重要になってくるでしょう。当たり前ですが、どの馬もココで結果を出すために目一杯仕上げてくるでしょうからアツい戦いが期待できそうです。
大西直宏が乗りたい穴馬
僕が一発を狙ってみたいのはブラウンラチェットです。
巷では「早熟説」が出ているようですが、僕はそうは思いません。
阪神JFは調整不足、桜花賞は距離不足、オークスは直線で不利と明確な敗因がありましたし、稽古を見る限り今回はようやく本領を発揮できそうな雰囲気がありますからね。
僕が乗るならスタートはある程度出していって、内でジッと我慢して直線で決め手を発揮させる形でしょうか。全く人気はないと思いますが、注目する価値はあると思いますよ。

このコンテンツでは今回の舞台となるコースを騎手目線で大西さんに解説して頂きます。

大西直宏
土曜の競馬終了後には、その週の傾向と最新の馬場状態分析をお届けします。お楽しみに!
秋華賞GⅠ
レースコース解説
先ほども少し触れましたが、京都芝2000mは、昔から「トリッキーなコース」と評されています。まずスタートしてから1コーナーまでの距離が短く、ポジション争いが激しくなるため、序盤からペースが速くなることがよくあります。もちろん、頭数や出走馬の脚質によって展開は変わりますが、多頭数のレースではその傾向が一層顕著です。
最大のポイントは、328mという短い直線。春の2冠が行われた阪神外回りや東京に比べて直線が短いため、早めに仕掛けるケースが多くなります。さらに、直線に入る前の3~4コーナーは急坂を下る構造になっており、その勢いで4コーナーでは外に膨らむ馬が続出することも。このように、レースの行方を左右する要所が多く、ジョッキーにとっても乗りこなしが難しいコースです。
レースの行方を左右する要所が多く、ジョッキーにとっても難しいコース
■展開と馬場状態
レース当日こそ曇り予報ですが、土曜午後に雨予報が出ており、それがどれくらい影響を及ぼすかがポイントになりそうです。雨量的にはそこまでではなさそうなので、現状では時計が出やすい馬場で行われると想定します。
となると、やはりキレッキレの瞬発力勝負が濃厚でしょうか。
レース展開としては、エリカエスクプレスの出方がひとつポイントにはなりますが、紫苑Sで逃げて結果を出しているケリフレッドアスクと2頭で先行争い。それにスタートが決まればマピュース、インヴォーグあたりが続く形でしょう。
■秋華賞の有利なポジション
秋華賞は歴史的にハイペースになり、差し馬が決まりやすい傾向があるレースですが、今年は少し様子が違いそうです。上位人気馬の多くが差しに構えるスタイルで、出走馬の中に絶対的に逃げなければならないタイプが見当たらないのがポイントです。
特に2~3番手に位置する馬の騎手がペースを左右しますが、そこに収まりそうな騎手の性格を考えても、ペースが極端に速くなることはなさそうです。
そうなれば、先行馬がスローな展開を利用して粘り込む可能性が高まります。今年の秋華賞は、逃げ・先行馬に注目するべきでしょう。総じて、中団より前で位置取りできる馬が有利と考えています。
勝負所の4コーナーで有利なポジションにいるのは?
土曜の傾向と馬場情報
■良好な馬場状態!
芝の状態は終日『良』のまま。
京都10R(芝2200m)の勝ち時計が2勝クラスで『2.13.7』ですから、0.5秒~1秒ほど時計の出やすい馬場と考えていいでしょう。
土曜午後から日曜朝にかけて少し雨予報はあるものの、馬場への影響はなさそうなので、日曜も土曜の傾向が続くと仮定して、秋華賞の決着タイムは『2分1秒前後』と予測します。

こうやって見ると魅力的な馬が多くて迷ってしまいますね。

大西直宏
多くのファンの方はそうだろうね。でも、実は今回はすでに狙いは大体決まってるんだ。それもほぼ3頭に絞り込んでいるよ。

本当ですか?それはぜひ教えていただきたいです!

大西直宏
OK。今回は特別だよ!
ただ、あまり公にしてしまうと馬券の妙味が薄れてしまうという可能性があるので、その3頭はサイト内で限定公開にしようか。
入手している情報もしっかりとお伝えしますよ!

さすが大西さん!
もちろん無料ですので、まだWORLDの情報をご覧になった事がない方はぜひこの機会をお見逃しなく!
厳選に厳選を重ねた3頭で獲りましょう!
今回、初めてご利用の方に限り!レース当日には、ダービージョッキー大西直宏が騎手目線で見抜いた【絞りに絞った厳選3頭】を特別無料でご覧いただけます!