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【シンザン記念2022予想】好走した牝馬にはG1でも要注意!最初の3歳重賞を徹底分析!



シンザン記念2022予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

金杯が終わればすぐにシンザン記念ですね。正月の変則的なタイトなスケジュールで行われる関係もあるのか、過去10年で二桁万馬券が6度もある波乱度の高いレース。積極的に穴を狙っていけるレースだけに是非とも高配当を仕留めたいところです。まずは今年の上位人気が予想される馬を見ていきましょう。


【シンザン記念2022予想】
最新更新1/7(金)
見た目地味な馬に注目!ラストワン穴馬

【1/6更新】過去の傾向から好走馬をあぶり出す
シンザン記念のマル特データ&オススメ馬!詳細はコチラ⇒


【1/6更新】 秋G1もコントレイル、テーオーケインズ、ドウデュースと推奨馬が好走!
調教マル特ホース2頭はコチラ⇒


【1/7更新】 中山金杯はレッドガラン(4人気)が制覇!
ラストワン穴馬はコチラ⇒

シンザン記念2022予想
出走馬/枠順確定
<1/7(金)更新>


シンザン記念(GⅢ)
1/9(日) 中京芝1600m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1ビーアストニッシド牡356岩田康誠
2ラスール牝354ルメール
3ソリタリオ牡356Cデムーロ
4ジャカランダ牡356幸英明
5アールチャレンジ牡356団野大成
6カワキタレブリー牡356松山弘平
7シーズザデイ牡356鮫島克駿
8ウナギノボリ牡356吉田隼人
9レッドベルアーム牡356川田将雅
10マテンロウオリオン牡356横山典弘
11デルマグレムリン牡356武豊
12ジャスティンヴェル牡356西村淳也
13ショウナンアメリア牝354池添謙一
14モズゴールドバレル牝354坂井瑠星
15セルバーグ牡356和田竜二





シンザン記念2022予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<1/5(水)更新>


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北野シズカ

まず最初に、シンザン記念2022に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:新馬1着

ラスール


藤沢和厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:1-0-0-0

「新しいグランアレグリアだね」とルメールが絶賛した好素材。そんなコメントを出す時点で人気沸騰は確実だが、まあそれくらい乗り味が良かったということだろう。確かに見た目はかなり強い内容で新馬Vを飾っている。直線で狭くなるところがあっても全く怯まず、抜け出すと後続を瞬く間に引き離しての快勝。シルクRの勝負服でシンザン記念というと、近年でもアーモンドアイ、ピクシーナイトが勝利していて、このレースと相性のいいイメージがある。

また、牝馬にとってもゲンのいいレースと言われ、過去10年の勝ち馬の中には、三冠馬となるアーモンドアイ、ジェンティルドンナがいて、ほかには桜花賞ジュエラーもこのレースの出身馬として知られる。ラスールがここを勝って新たなヒロインに名乗りを上げるか。

【WORLD分析班チェック】
藤沢和厩舎は2月末に解散のためクラシックに向かえないが最後に大物輩出か

藤沢和厩舎の3歳馬はオープン馬はレッドラディエンスの1頭。このあとは蛯名正義・新調教師が引き継ぐと言われているが、何頭のOP馬を残してバトンタッチできるかにも注目が集まるところ。ラスールは今年の3歳牝馬戦線のなかでも最有望株ともいわれており、ここで2連勝を決めることができればアーモンドアイのような桜花賞直行ローテも可能になる。桜花賞にも繋がるレースになるだけにその走りは必見だ。




前走:東スポ杯2歳S5着

レッドベルアーム


藤原英厩舎(栗東)
川田騎手予定
戦績:1-0-0-1

東スポ杯こそ5着に負けたけど、久々の実戦で終始掛かり気味。あれだけ折り合いを欠いたら最後まで脚を伸ばせなくても仕方ない。福永はどうしても若駒に乗る際は折り合いを気にしすぎるため逆に馬との呼吸が悪くなることが多々ある。その意味でこの乗り替わりは強調できる。(同じように引っかかって6着だったアルナシームは朝日杯で4着に好走している)

距離について言えば、兄のレッドベルジュール、レッドベルオーブはマイルの2歳重賞を勝っていることから、おそらくレッドベルアームも距離短縮はプラスに働く公算が高い。年末の調教でも鋭い動きを見せており、「態勢は整ってる。今度は巻き返したい」と陣営も逆襲に自信ありげ。

【WORLD分析班チェック】
1週目に期待馬を集めてきた藤原英厩舎は正月ダッシュを目論んでいる

昨年はシャフリヤールでダービーを制しながら、勝ち星は年間30勝止まりだった藤原英厩舎。やや勝ち星の数は物足りなかったが、「来年は早々に仕掛けるよ」の話通りにこの正月競馬に有力馬を多数送り込んでいる。星勘定馬は挙げればキリがないが、「一番結果が欲しいのはシンザン記念だよね」とやはり重賞は力が入る一戦のようだ。




前走:京都2歳S2着

ビーアストニッシド


飯田雄厩舎(栗東)
岩田康騎手予定
戦績:1-1-1-0

先行馬が手薄なメンバー構成を考えたらこの馬の先行力に注目すべきだろう。しかも前走は初の2000mの重賞に挑戦して差のない2着に粘り込んだ持久力は侮れない。まだ適性が掴みづらい新種牡馬のアメリカンペイトリオット産駒だけに、そこまで人気にならないのは穴党にとってはありがたかいところだ。2走前はスローな流れとは言え、先行して上がり33秒3で終いをまとめており、一介の逃げ馬でないのは確か。当日の馬場と枠順によっては大穴狙いでこの馬から入る手もある。

【WORLD分析班チェック】
定年が近い厩舎としても久々の重賞Vのチャンスで力が入る

飯田雄三厩舎は中央の重賞はこれまで2015年のマーチS(マイネルクロップ)の1勝のみ。地方交流重賞を入れればテイエムサウスダンが4勝を挙げているが、やはりJRA重賞を勝ちたいもの。「先生もあと2年だからね。それまでに芝の重賞を一度でもいいから勝ちたいよね」とスタッフも言う。そんなにチャンスがあるわけでもないので、今回訪れたチャンスは是が非でもモノにしたいものだ。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも、2勝をあげているソリタリオ、初勝利が特別戦勝ちのマテンロウオリオン、重賞でも差の無い競馬をしているカワキタレブリーなど、波乱含みのメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




シンザン記念2022予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<1/6(木)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

シンザン記念は今年も中京コースで行われるため、あまり枠や脚質など京都で行われていた頃のデータを考察してもあまり意味がないため、そういう数字ではなくもっと普遍的な傾向をチェックしていきましょう。


シンザン記念2022データ
最初に押さえておきたい3つのポイント!

  • ①後にGⅠ馬輩出多数の出世レースだがポテンシャルは優先されず

  • ②ノーザンFのクラブ馬が4連勝中!外厩(天栄・しがらき)馬が狙い

  • ③初日の結果から中京の芝の状態を考察!末脚性能の高い馬が狙い

①後にGⅠ馬輩出多数の出世レースだがポテンシャルは優先されず



過去10年のシンザン記念の出身馬で後にGⅠ馬になったのは次の10頭がいる。

アーモンドアイ
モーリス
ファインニードル
ミッキーアイル
レインボーライン
アルアイン
ニシケンモノノフ
ピクシーナイト
ペルシアンナイト
ジュエラー



これだけGⅠ馬を輩出する出世レースもなかなかない。ただ、これらのなかでシンザン記念を勝ったのはアーモンドアイとジェンティルドンナとミッキーアイルだけで、それ以外の7頭はこの時点で勝てていなかったことになる。「モーリスとかファインニードルもこのレースを走ってたんだ!」と思った人も多いかもしれない。

つまり、潜在的なポテンシャル=このレースの結果ではないということ。優先すべきは今の時点での「完成度」や「仕上がり度合い」ということになる。(ちなみに昨年の出走馬はすでに5頭が今もOP馬となって走っている)

完成度という点では現場の評判がイイ、調教でシッカリ動けている、育成が行き届いていることなどが挙げられるが、目で判断できない部分は関係者情報などを十分に活用して判断したい。また、年末年始を跨ぐ厳寒期の競馬だけに、余裕のあるローテで使われているかや、前走からの調整過程などにもシッカリと目を配りたい。



②ノーザンFのクラブ馬が4連勝中!外厩(天栄・しがらき)馬が狙い



過去4年の勝ち馬には共通項がある。それは『社台クラブ馬である』ことと『ノーザン外厩を利用した馬である』こと。

18年 アーモンドアイ(天栄・シルクR)
19年 ヴァルディゼール(しがらき・G1レーシング)
20年 サンクテュエール(天栄・キャロット)
21年 ピクシーナイト(しがらき・シルクR)

ここまでノーザンFがノウハウを蓄積しているとなると、やはりこのトレンドは今後も続くと考えるべきだろう。今年の出走予定馬でノーザン外厩を利用している馬は次の通り。

ソリタリオ(しがらき)
レッドベルアーム(しがらき)
ラスール(天栄)
アバンチェリエ(天栄)



このうちの2頭、ラスール(シルクR)とソリタリオ(サンデーR)が社台クラブ馬。確実に人気にはなるだろうが、やはりこれらが有力候補になるのは間違いなさそうだ。



③初日の結果から中京の芝の状態を考察!末脚性能の高い馬が狙い



1月5日に行われた正月競馬初日。芝のレースは5鞍があったので、その結果から今の馬場状態を読み取っていきたい。

開幕週ながら逃げ切りは一度もなく、それよりも上がり上位(1~3位)の馬がほとんどのレースで上位入線していた。いわゆるツルツルの行った行ったが起こりやすい高速馬場ではなく、時計は標準より気持ち速いながらも適度に力が要るターフになっている。

コース取りは京都金杯で外を回した馬が不発だったように、まだ真ん中よりインのほうが優勢。枠順も7~8枠は不利と考えていいだろう。(ただし、開催が進みにつれてすぐに外も互角に戦えそうなので、あくまでも1週目の傾向)

これまでのレースの中でも上がり上位の末脚を使っていた馬(特に坂コースでの上がり最速が信頼度高い)を上位評価するのが定石と言える。



シンザン記念2022予想
『調教マル特ホース』
<1/6(木)更新>



●過去の調教パターンを参考にし辛いレース

シンザン記念ほど過去のケースから調整メニューを図り辛いレースはないだろう。何故ならば日程に問題がある。以下は金杯とシンザン記念の施行日である。

21年 金杯:5日 シンザン記念:10日(日)
20年 金杯:5日 シンザン記念:12日(日)
19年 金杯:5日 シンザン記念:6日(日)
18年 金杯:5日 シンザン記念:8日(月)
17年 金杯:5日 シンザン記念:8日(日)
16年 金杯:5日 シンザン記念:10日(日)
15年 金杯:4日 シンザン記念:11日(日)
14年 金杯:5日 シンザン記念:12日(日)
13年 金杯:5日 シンザン記念:6日(日)
12年 金杯:5日 シンザン記念:8日(日)


金杯がほぼ年明け5日に対して、シンザン記念は毎年のように施行日が変わっているのだ。それは他のレースにも言えることと思われるが、重要なのは年末年始の変則日程だ。

元旦は曜日に関わらず、毎年トレセンは全休になる。そして、5日のトレセンは開催日ということもあってジョッキーを乗せての追い切りがし辛い。厳密にいえばできなくはないのだが、通常より馬場入りが早くなる開催日の明け方に乗りたがるジョッキーは少ないし、厩舎も頼み辛いはず。

金杯当時にも取り上げたが、年末に最終追い切りを終える厩舎がいれば、そこに年明けも微調整する厩舎、3日に最終追い切りをする厩舎もいたりと様々である。しかも今回にもいえるのだが、通例ならば日曜のレースであれば水曜日に追い切りをするケースが一般的であるのだが、今回も6日に追って中2日で臨んでくるパターンも見受けられる。

シンザン記念自体も昨年に続き中京での代替開催となっている。従来のように過去の好走馬から追い切りパターンを探ることは難しく、今回は各馬のデキだけ重視したい。

●(参考)各馬の最終追い日

・6日(木)最終追い切り
アールチャレンジ
ショウナンアメリア
シーズザデイ
ソリタリオ
マテンロウオリオン
モズゴールドバレル
ラスール
レッドベルアーム

・5日(水)最終追い切り
ウナギノボリ
セルバーグ
デルマグレムリン

・4日(火)最終追い切り
カワキタレブリー
ジャカランダ
ジャスティンヴェル
ビーアストニッシド



調教マル特ホース①

ラスール

藤沢和厩舎(美浦)
C.ルメール騎手
戦績:1-0-0-0

約3カ月ぶりの実戦。このオーナーサイドだけに外厩での乗り込みもこなしているとは思うが、12月上旬からトレセンでもしっかり乗り込まれており、12月31日(坂路)・1月3日(ウッド6F)・1月6日(ウッド6F)と直前もバリバリやってきた。藤沢和雄厩舎だけに調教時計が速いわけではないものの、馬なりながら水準の時計をマークできており、これだけ乗っても落ち着きも十分。調教だけで見れば、この時季の3歳牝馬とは思えない。



調教マル特ホース②

マテンロウリオン

昆厩舎(栗東)
横山典騎手予定
戦績:1-1-0-0

12月12日のデビュー。そこから年末25日に未勝利戦を勝ち上がって短期間での出走。これだけコンスタントに使っているだけに仕上がり不足ということはまずないと言えるが、逆に注意すべきは煮詰まっていないかという点。追い切りを見る限りはリラックスした気配が窺え、CWコースを長めに追われると、馬なりながらも警戒な動き。好調キープだ。




シンザン記念2022予想
『下馬評は低いが妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<1/7(金)更新>


分析班
水谷

既に指摘されているようにシンザン記念はとにかく人気薄が好走するレース。ただ、闇雲に根拠のない人気薄を狙っても仕方なく、何かしらの根拠を拠り所に狙いを立てたいもの。ここではもっとも分かりやすい根拠になる「走破タイム」に注目して穴馬を取り上げたいと思います。


下馬評低めの盲点注目馬

デルマグレムリン

五十嵐厩舎(栗東)
武豊騎手
戦績:1-0-0-1

【前走成績】
未勝利(1着/13番人気)

○13番人気の展開ド嵌りのフロックと侮るなかれ

『デルマ』の冠で知られる浅沼オーナーの馬は決まって人気薄が定番。ほとんどの馬が血統が地味で値段が安いことから、上位人気になることはまずない。よって好走する際は大穴になることが多く、一部の穴党マニアからは「『シゲル』や『デルマ』は常に買い」などと注目されているほど。

デルマグレムリンも例に漏れず、新馬は9番人気の低評価。この時は新馬特有のスローペースを出遅れて後方から運び、勝負どころも少しスムーズさを欠いて6着止まり。まあ次走も人気になる要素はほとんどなかったが、2戦目の未勝利では鮮やかに一変の走り。前後半が46.3-48.5という前傾ラップで、追い込み馬にはお誂え向きの展開だったのは認めるものの、馬場大外から1頭違う脚で突き抜けた末脚は父ディーマジェスティを彷彿させるものがあった。時計も1分34秒8も優秀で、同日の朝日杯FSの10着に相当する。

持ちタイムはメンバー中2位になり、人気のラスールやマテンロウオリオンと比べてもコンマ5秒速いもの。数字の裏付けで上位にいるのは確かであり、ここも人気以上には走ってきそうだ。陣営も気がなければ武豊騎手に頼んだりはしないだろう。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは1/7(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『シンザン記念(GⅢ)』
『フェアリーS(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

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