【皐月賞2025予想】皐月賞ジョッキーが見極めた"勝てる馬"とは?クロワデュノールの評価は果たして?《最終更新》土曜の傾向と最新の馬場状態をチェック
クロワデュノールが無敗で一冠奪取なるか?今年の皐月賞の見どころポイント

進行を担当するハルカです。
今週は<皐月賞(GⅠ)>を徹底分析していきたいと思います。

大西直宏
大西直宏です。
クロワデュノールが断然人気を集めそうですが、その他にも素質馬はたくさんいますからね。まだ未対戦の馬も含め、馬券妙味もありそうな一戦ですし、シッカリ仕留められるようチェックしていきたいと思います。
土曜の傾向と馬場情報⇒
皐月賞 GⅠ
4/20(日)中山芝2000m
出馬表
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
---|---|---|---|---|
1 | ニシノエージェント | 牡3 | 57 | 津村明秀 |
2 | エリキング | 牡3 | 57 | 川田将雅 |
3 | キングスコール | 牡3 | 57 | 藤岡佑介 |
4 | ジュタ | 牡3 | 57 | 坂井瑠星 |
5 | ジョバンニ | 牡3 | 57 | 松山弘平 |
6 | マスカレードボール | 牡3 | 57 | 横山武史 |
7 | フクノブルーレイク | 牡3 | 57 | 松岡正海 |
8 | ジーティーアダマン | 牡3 | 57 | 岩田望来 |
9 | ピコチャンブラック | 牡3 | 57 | 石橋脩 |
10 | クロワデュノール | 牡3 | 57 | 北村友一 |
11 | ミュージアムマイル | 牡3 | 57 | モレイラ |
12 | ドラゴンブースト | 牡3 | 57 | 丹内祐次 |
13 | アロヒアリイ | 牡3 | 57 | 横山和生 |
14 | カラマティアノス | 牡3 | 57 | 戸崎圭太 |
15 | ヴィンセンシオ | 牡3 | 57 | ルメール |
16 | サトノシャイニング | 牡3 | 57 | 西村淳也 |
17 | ファウストラーゼン | 牡3 | 57 | 杉原誠人 |
18 | マジックサンズ | 牡3 | 57 | 佐々木大輔 |

まず最初に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

大西直宏
前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!

情報競馬のプロフェッショナル、『匠』チームから注目ポイントをお伝えする【匠のウマいい話】も必見です!

- クロワデュノール
- 斉藤崇史厩舎(栗東)
- 北村友一騎手予定
- 前走:ホープフルS1着
■課題はハイペースになった時!?
デビューから3戦3勝でホープフルS制覇。現時点での世代トップと言える存在ではあると思います。1週前の追い切りも物凄かったですし、皐月賞でも有力の1頭であることは間違いありません。
ただ、3戦全てがスローペースだったので、ハイペースでレースが展開した時に対応できるかは未知の部分。そのあたりは詰めて考える必要があるでしょう。それを踏まえると安易な『1強』とは言えないですね。
クロワデュノールは無傷の4連勝でクラシック制覇となるか?

マニアックス

ノーザン系出身馬の最有力候補には違いありませんが、今年は例年以上に粒が揃っている印象ですし、未対戦の馬との力比較がカギになるでしょう。ワタシも大西さん同様、それほど抜けた存在とは思っていません

- サトノシャイニング
- 杉山晴紀厩舎(栗東)
- 西村淳也騎手予定
- 前走:きさらぎ賞1着
■今なら逆転もありえる!?
東京スポーツ杯2歳Sではクロワデュノールに完敗の格好でしたが、年明けのきさらぎ賞ではキッチリ勝利。
そこで負かした2着リンクスティップが桜花賞で3着、3着ランスオブカオスが毎日杯勝利と大舞台で活躍していますし、やはり地力は相応の評価をする必要があるでしょう。
クロワと比較してコチラはきさらぎ賞でハイペースを経験しているアドバンテージはあると思います。その分、パワーアップしていますからね。

強敵相手にきさらぎ賞を制したサトノシャイニング

チームMK

西村淳騎手も能力を絶賛している感じだったな。きさらぎ賞では本番を見据えた競馬をして手応えを掴んだようだし、リベンジを本気で狙っているぞ

- マスカレードボール
- 手塚貴久厩舎(美浦)
- 横山武史騎手予定
- 前走:共同通信杯1着
■小回りコースをどう克服するか!?
ホープフルSでは大きく負けてしまいましたが、共同通信杯で能力の高さを再度証明する快勝劇。やはりこの馬も力はありますよ。
課題はテンションの高さと、やはり小回りコースへの対応でしょうね。走法的にも広いコースがあっているのは間違いないですし、今回手綱を取るNewパートナー横山武騎手がどう乗るのか興味深いです。
近年、皐月賞馬を多数送り出している共同通信杯勝ちのマスカレードボール

チーム飯塚

関東馬としては最有力候補の1頭だろう。稽古の感じを見ていると右回りも問題無さそうに映る。ホープフルSの時はピンク帽(8枠18番)で競馬しにくいって側面もあったからな。個人的にはクロワとの決着はついていないと思っている

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも 魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。
水曜日以降は『的中を引き寄せるマル特データ』や『匠』チームの注目情報チェック馬などを紹介しますのでさらに深くレースを分析していきましょう!

大西直宏
金曜の枠順確定後にはコース徹底解説や、出走メンバーを踏まえた展開予想もお伝えしますよ!

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吉田
今回もサイン派のスタッフ吉田がデータや時事ネタにまつわるサイン馬券をご紹介します。
競馬ファンなら、これまでにもレースが終わってみたら『実はそうだったのか!』と隠れたサインやジンクスに気付いた経験はあるのでは?
そのままマル乗りするかどうかは別にしても、こんなデータやジンクスも知っておいて損はないハズです。
ぜひ最後までご覧下さい!
今週の注目サイン
皐月賞プレゼンターとJRA年間キャラの共通点!?
(4月17日)
前回は「マスカレードボール」絡みで案内したが、皐月賞のプレゼンター「瀬戸康史」氏を深堀りしてみた。すると面白いことが判明した。それは、過去作品の中で共通していたのが「仮面ライダー」だ。偶然ながらサイン馬に指名した「マスカレードボール」の馬名の意味は「仮面舞踏会」。本命なのか、囮なのか注目せずにはいられない。
さて、「仮面ライダー」を調べると瀬戸氏は2008年に平成ライダー「仮面ライダーキバ」を演じていた。そして、今年からJRA年間キャラに選ばれた竹内涼真氏は2014年の平成ライダー「仮面ライダードライブ」を演じていた。
そして、今年の出走馬に「仮面ライダー」を連想させる馬が1頭いる。それが『ドラゴンブースト』だ。実は2022年度の仮面ライダーギーツで変身スーツの中に「ドラゴンブーストフォーム」というものがある。偶然ながらココまで「仮面ライダー」が絡めば無視できない。
ならば『ドラゴンブースト』をサイン馬に指名し、レース当日は対角位置、両隣にも注意したい。
(4月13日)
それでは簡単に桜花賞のサイン回顧をお話しよう。勝ったのは3番人気モレイラ騎乗の「⑦エンブロイダリー」。2着は2番人気岩田望騎乗の「⑨アルマヴェローチェ」。3着は4番人気M.デムーロ騎乗の「⑫リンクスティップ」の決着に…。的中された会員の皆様、おめでとうございます!
サイン的には、サイン馬「⑥ビップデイジー」の対角でもあり、馬券対象馬として推した「⑫リンクスティップ」が何とか3着に食い込んでくれた。勝ち馬もその「⑥ビップデイジー」の隣「⑦エンブロイダリー」だった。2着馬も上位人気馬だっただけに納得の決着ではある。この勢いで皐月賞も狙って行きたい。
さて、話を戻して今年で85回目を迎える「皐月賞」。3歳牡馬クラシック一冠目だが、さすがにGI開催だけにイベントも多い。そして、プレゼンターには俳優の「瀬戸康史」氏が来場予定。映画、テレビ、CMにと多彩に活躍している。
先日までドラマ「119エマージェンシーコール」にてJRA年間キャラの見上愛さんと共演していた。そして、最新映画「ドールハウス」では長澤まさみさんとも共演している。長澤さんとは映画「コンフィデンスマンJP」シリーズでも共演している仲。
残念ながら今のところサイン的な要素は見当たらないが今後、深堀りしてみたい。今回も過去の開催日を調べてみたが桜花賞と同じく同4月20日の開催はグレード制導入後、過去3回。1回目2003年の勝ち馬は「ネオユニヴァース」。2回目2008年の勝ち馬は「キャプテントゥーレ」。3回目が2014年で勝ち馬は「イスラボニータ」となっている。
この時点で共通項が解った方は競馬博士だろう。その答えは馬主が「社台レースホース」である。そして、今年も該当馬が1頭いる。それが『マスカレードボール』だ。ならば『マスカレードボール』をサイン馬に指名し、レース当日は対角位置、両隣には注意したい。(続く)
結論
今年の気になるサイン候補
- ★ならば『マスカレードボール』をサイン馬に指名し、レース当日は対角位置、特に両隣には注意したい。
- ★『ドラゴンブースト』をサイン馬に指名してレース当日は対角位置、特に両隣には注意したい。

「巷では絶対的主役とも目されるクロワデュノールですが、実際のところはどうなのでしょうか?データの側面からも探ってみたいと思います」

大西直宏
「負かした馬が続々と結果を残しているからね。相対的にはやはり主役と言わざるを得ないけども、そういった過去には絶対的な馬が敗れているのも皐月賞という舞台。
近走成績だけでは分からない部分をデータの側面から炙り出せると思うので、シッカリとチェックしていこう!」
的中テクニック1
トライアルを挟まず直行するのが近年の主流パターン

未対戦のアノ馬が肝に!?
先週の桜花賞もトライアルを使わなかった直行組が馬券圏内を独占。近年のクラシックはトライアルを使わずに間隔を開けて直行する馬が結果を残しやすくなっていますね。
【2024年】
1着ジャスティンミラノ(2月共同通信杯)
3着ジャンタルマンタル(2月共同通信杯)
【2023年】
1着ソールオリエンス(1月京成杯)
3着ファントムシーフ(2月共同通信杯)
【2022年】
1着ジオグリフ(2月共同通信杯)
2着イクイノックス(11月東スポ杯)
【2021年】
1着エフフォーリア(2月共同通信杯)
3着ステラヴェローチェ(2月共同通信杯)
【2020年】
1着コントレイル(12月ホープフルS)
2着サリオス(12月朝日杯FS)
前走が2月より前のレースを使った馬の好走例は過去5年でもこれだけありますからね。極端な言い方をすれば「長く休ませたもの勝ち」といっても言い過ぎではなく、今年も充電していた馬はマイナスどころかプラスの評価を与えていいでしょう。

マムシ
今年で言えば、クロワデュノールを筆頭に、エリキング、カラマティアノス、サトノシャイニング、ドラゴンブースト、ニシノエージェント、マジックサンズ、マスカレードボールあたりが該当する。クロワデュノールと未対戦の馬もいますし、楽しみだ!
的中テクニック2
スローの流れになることは稀で、平均ペースが基本!

ハイペース未経験のアノ馬に試練が!?
2014年以降の皐月賞、前半1000m通過タイムを見てみると
2014年 60秒2
2015年 59秒2
2016年 58秒4
2017年 59秒0
2018年 59秒2
2019年 59秒1
2020年 59秒8
2021年 60秒3
2022年 60秒2
2023年 58秒5
2024年 57秒5
となっており、一番遅くても60秒3、一番速くて57秒5で、平均値はざっと59秒前半といったところ。60秒後半~61秒台のようなスローになることはまずありません。
そして、連続開催の最終週の馬場を59秒で流れれば、かなり底力が求められるレースになる。それゆえ皐月賞は力のある馬しか上位争いに加わることはできません。
今年の主役候補クロワデュノールは、これまでに
・デビュー戦:61.3秒
・東スポ2歳:60.9秒
・ホープフル:61.4秒
とスローな流れしか経験していないことがどう出るでしょうか?

チーム舟木
クロワが能力の違いで勝ち切るシーンもあり得るとは思いますが、このデータからは、現時点までにハイペースを経験(好走)している馬をピックアップしておきましょう。アロヒアリイ、サトノシャイニング、ドラゴンブースト、ニシノエージェントです。
的中テクニック3
2000mが初経験でも勝利実績は意外と多い

アノ厩舎の期待馬が激走も!?
底力とスタミナを求められるGⅠでは、当該距離よりも長めの距離経験があったほうが望ましいとされますが、皐月賞は意外にもその逆パターンのケースでよく結果が出ているのです。
つまり、このレースが初めて2000mとなり、それより短い距離でしか走っていなかった馬の好走も好走しているということ。2000m未満の経験しかなかった馬の皐月賞Vには2010年以降だけでみても以下のようなものがありますからね。
2011年 オルフェーヴル
2013年 ロゴタイプ
2014年 イスラボニータ
2015年 ドゥラメンテ
2017年 アルアイン
2022年 ジオグリフ

チームMK
今年はカラマティアノス、キングスコールが皐月賞で初の2000mとなるが、どちらもデータ面からは距離で割り引く必要はなさそうだ。

木曜は『匠』チームから、前走時に注目すべき情報が入っていた馬を取り上げてもらいます。

大西直宏
前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことは非常に大事ですね。
前走時の情報の中に、ここを使ってきた本当の意味や狙いが隠れている場合もありますよ。
匠の注目馬1
- キングスコール
-
スプリングS3着
- 矢作芳人厩舎(栗東)
- 藤岡佑騎手予定
- 戦績:1-0-1-0
前走について

マムシ
「仕上がりは8分くらいだけど、今回のメンバーなら格好はつけてほしい。鞍上もメチャクチャ惚れ込んでいる馬だし、権利は取ってほしいね!」と手応え十分だった。
今回の見どころポイント

長期休み明けで厳しい道悪だったスプリングSからココに至るまで反動なく調整できているかどうかが一番のポイント。能力さえ発揮できれば好勝負できるポテンシャルは秘めているだけに仕上がりに注目です。
匠の注目馬2
- ミュージアムマイル
-
弥生賞4着
- 高柳大輔厩舎(栗東)
- モレイラ騎手予定
- 戦績:2-1-1-1
前走について

マニアックス
暮れ(朝日杯FS)はオーナーサイドの使い分けでしたからね。陣営としては「ようやく中距離を使える!」と待望の条件ですし「勝って皐月賞へ」の構えでしたよ。
今回の見どころポイント

前走は道悪が影響したようだからね。『綺麗な良馬場』『中距離』ではまだまだ底を見せていないように思えるし、もしかしたらクロワデュノールにとって“最大の敵は身内”にいるかも知れませんね。
匠の注目馬3
- ヴィンセンシオ
-
弥生賞2着
- 森一誠厩舎(美浦)
- ルメール騎手予定
- 戦績:2-1-0-0
前走について

チームMK
「ココを目標シッカリ仕上げたし、このメンバー相手でも十分にやれる。皐月賞へ行かないといけない馬だと思っている」と関係者は好感触でした。
今回の見どころポイント

この馬も前走は道悪で苦労したクチですね。2000mで『1.58.8』という超高速時計を持っているのは強みですし、時計勝負になったら台頭してくる1頭でしょう。

本日はここまでとなります。週末が近付いてきてワクワクしてきましたね!
明日、金曜は大西さんが騎手目線で乗ってみたい穴馬、そして実際にレースで乗っていたから分かるコース解説をお届けします。
金曜更新予定
・大西直宏が乗りたい穴馬
・大西直宏のコース徹底解説【重賞版】

金曜は大西さんが「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップします。元乗り役ならではの着眼点はさすがと思わされます。

大西直宏
注目を集める人気馬を相手に、僕だったらどう乗って一発を狙うか?その考えや戦略をお伝えしたいと思います。
レースの見解
やはりクロワデュノールを巡って各馬がどう動くかでしょう。
恐らく先手を主張するのは、ジーティーアダマンかピコチャンブラック。スタートが決まればキングスコールがハナという展開もあるかも知れません。
先のデータでも触れましたように、この大舞台はスローペースになることはホボありませんので、これら先行馬が刻む速いラップに対して、ファウストラーゼンがココ2戦同様マクり切れるかどうかも見どころでしょう。
クロワデュノールはこれまで同様、前を見る形で番手(2~4番手)から進めるでしょうから、あとは中団・後方待機組。
ミュージアムマイル、サトノシャイニング、マスカレードボールあたりはクロワデュノールよりも先に動くか、ワンテンポずらして後に動くか、ジョッキーの判断が勝利の分かれ目になるような気がしています。

大西直宏が乗りたい穴馬
あくまで良馬場前提になりますが、この馬がモレイラ騎手で、どんなパフォーマンスを見せるか、非常に興味がありますね。
恐らく多くの方が、この馬のストロングポイントは『終いの決め手』と感じていると思いますが、乗り役目線で見ると少し違います。僕は『コーナーリングの上手さ』こそが、この馬の一番の強みだと思います。
そう思ったのは黄菊賞を勝った時の走りを見た時。京都内回り2000mはコーナーリングも求められるコース(ラップ構成が中山芝2000mに比較的近い)なのですが、実に見事な走りだったと思います。
それでいくと、前走は案外に映るかもしれませんが、4角でマクったタイミングで他馬にぶつけられる不利(手前がバラバラに……)がありましたし、渋った馬場もマイナスでしたからね。それでいて差のない4着なら十分やれていると思います。
勝負どころを見極めるモレイラ騎手なら、クロワデュノールを目標に華麗なコーナーリングで一発を決めてくれるのではないか、と期待しています。

このコンテンツでは今回の舞台となるコースを騎手目線で大西さんに解説して頂きます。

大西直宏
土曜の競馬終了後には、その週の傾向と最新の馬場状態分析をお届けします。お楽しみに!
皐月賞GⅠ
レースコース解説
中山2000mは、1800mのスタート地点から200m下がったところにゲート。1角までの距離が405mと十分な距離があるため、テンの2F目に激しい先行争いが起きる競馬にあります。
右回りで4つのコーナーを通過するため、コーナリングの上手さが必要になってくるテクニカルなコースである上に、ゴール前には最大の特徴である『急坂』が待っているので、スタミナと瞬発力も要求される極めてタフな舞台と言えるでしょう。

スタミナと瞬発力も要求される極めてタフな舞台
■展開と馬場状態
現時点で今週末は雨予報がなく、良馬場で行われることが濃厚。
なかなかの高速決着になるのではないかと思っているので、近走着順に限らず“時計”を持っている馬には注意しておくべきでしょう。
レース展開としては、先にも少し触れましたが、ジーティーアダマンかピコチャンブラック、もしくはキングスコールというのが僕の見立て。
ヴィンセンシオも前走の弥生賞ではハナを切っていますが、アレは“行く馬がいなくて仕方なく”だったようですので、今回ルメール騎手は控える競馬を選択するのではないかと思っています。
レース展開としては“我先に”とペースが流れるのが皐月賞ですが、今回はファウストラーゼンというマクる馬がいることで一気に激流になる想定もしておかなければならないでしょう。
そうなった時には馬の地力が試されるのはもちろん、乗り役の一瞬の判断も大事になってきますので、騎手の『腕』のことを頭に入れておきたいですね。
■皐月賞の有利なポジション
サニーブライアン(1997年)で逃げ切った僕が言うのもアレなんですが、2008年のキャプテントゥーレ以降、逃げ切り勝ちが出ていないんですよね。
それは当然ながら前傾ラップになってペースが流れるからですが、近年は中団あたりからマクりぎみに上がっていってズドンというのが多いですよね。
今年も例に漏れずそのような展開が予想されますので、ジックリ構えられる中団を有利なポジションとしたいと思います。

勝負所の4コーナーで有利なポジションにいるのは?
土曜の傾向と馬場情報

■昨年同様の高速決着もありえる絶好の馬場コンディション
馬場状態は、朝イチ『良』から終日そのまま。
皐月賞と同舞台(芝2000m)で行われた古馬1勝クラスの決着時計が『1.58.4』ですから、通常よりも2秒ほど時計が出やすくなっています。
なので土曜の傾向からすると“超高速馬場”という位置づけでいいかと思います。
日曜も今のところ雨予報はなく終日好天の予報ですので、皐月賞も時計が出やすい馬場で行われると考えていいでしょう。
ペースがどこまで速くなるか……によりますが、場合によっては昨年同様『1分57秒台前半』の超高速決着になるかも知れません。

こうやって見ると魅力的な馬が多くて迷ってしまいますね。

大西直宏
多くのファンの方はそうだろうね。でも、実は今回はすでに狙いは大体決まってるんだ。それもほぼ3頭に絞り込んでいるよ。

本当ですか?それはぜひ教えていただきたいです!

大西直宏
OK。今回は特別だよ!
ただ、あまり公にしてしまうと馬券の妙味が薄れてしまうという可能性があるので、その3頭はサイト内で限定公開にしようか。
入手している情報もしっかりとお伝えしますよ!

さすが大西さん!
もちろん無料ですので、まだWORLDの情報をご覧になった事がない方はぜひこの機会をお見逃しなく!

厳選に厳選を重ねた3頭で獲りましょう!
今回、初めてご利用の方に限り!レース当日には、ダービージョッキー大西直宏が騎手目線で見抜いた【絞りに絞った厳選3頭】を特別無料でご覧いただけます!