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【札幌記念2020】枠順確定/過去10年はすべて万馬券。実は穴のポイントが沢山ある!

札幌記念2020予想
今年はこんなレースに

  • ・GI馬の出走経緯が気になる!
  • ・各馬の実績に大きな開き…波乱の余地十分
  • ・実は『過去10年、3連単はすべて万馬券』
    人気馬ばかりでは決まらない

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北野シズカ

皆さん、こんにちは。 夏も馬券大好き♪ 北野シズカと申します。

ダービージョッキー・大西直宏さんも所属するWORLD競馬WEBで、私は社台グループの情報を専門にしています。

今週末は、毎年札幌記念(GⅡ)。毎年、豪華メンバーが揃い、GI級に盛り上がる、夏競馬で最も注目すべき重賞です。

さあ、今週末も1週間かけてしっかり予習していきましょう♪

【最新更新:8月22日(金)】枠順確定!
・人気落ち必至のラストワン穴馬を公開!

GI馬3頭に加えて、各路線から多彩な顔ぶれが揃った札幌記念2020。中でも今年の大阪杯で牡馬相手に中距離GIを制したラッキーライラックの存在が中心になるでしょうか。まずは出走馬の顔ぶれをしっかりチェックしましょう!

【NEW】先週は8人気2着トロワゼトワルを穴推奨!
札幌記念のマル特データ&オススメ馬!詳細はコチラ⇒


【NEW】エルムSでは5人気3着アナザートゥルース抜擢!
調教マル特ホース2頭はコチラ⇒


【NEW】1番人気惨敗から巻き返す!
前走大敗馬に注目!ラストワン穴馬はコチラ⇒



札幌記念2020予想
出走馬&枠順確定!
<8月21日(金)更新>


札幌記念(GⅡ)
2020年8月23日(日) 札幌芝2000m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1 ノームコア 牝5 55 横山典
2 ペルシアンナイト 牡6 57 大野
3 トーセンスーリヤ 牡5 57 横山和
4 ドレッドノータス セ7 57 坂井瑠
5 ルミナスウォリアー 牡9 57 川島信
6 ラッキーライラック 牝5 55 Mデム
7 ブラックホール 牡3 54 石川裕
8 カウディーリョ 牡4 57 藤岡佑
9 イェッツト 牡5 57 横山武
10 ポンデザール 牝5 55 ルメール
11 アドマイヤジャスタ 牡4 57 吉田隼
12 トーラスジェミニ 牡4 57 木幡育

過去10年の札幌記念
【枠順別成績】


枠番 着度数
(1着-2着-3着-4着以下)
勝率 連対率 複勝率
1枠(3-0-1-10)21.4%21.4%28.6%
2枠(0-2-0-13)0.0%13.3%13.3%
3枠(1-3-4-10)5.6%22.2%44.4%
4枠(1-1-1-17)5.0%10.0%15.0%
5枠(1-1-0-18)5.0%10.0%10.0%
6枠(1-1-3-15)5.0%10.0%25.0%
7枠(2-1-0-17)10.0%15.0%15.0%
8枠(1-1-1-17)5.0%10.0%15.0%

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北野シズカ

こうやって見ると枠順による偏りは特に無さそうに見えますね。強いて言えば若干、内目の方が好走馬が多いというところでしょうか。


分析班
水谷

札幌芝2000mの場合、4コーナーのポケットからスタートして、1コーナーまでの距離がありますから、外枠の馬でもそう不利にはならないのでしょう。しかも今年は12頭立ての少頭数ですから、フラットに考えましょうか。





札幌記念2020予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<8月16日(日)更新>

まず最初に、札幌記念2020に出走する予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

過去の成績や大まかな特徴はもちろん、前走時に入っていた情報も見ておきたいですね。


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北野シズカ

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:宝塚記念6着

ラッキーライラック


松永幹厩舎(栗東)
デムーロ騎手予定
戦績:6-4-2-4

阪神ジュベナイルフィリーズ、エリザベス女王杯、大阪杯を勝っているGⅠ・3勝の名牝。前走の宝塚記念は道悪の巧拙が出て6着に終わったものの、牡馬も含めて現在の芝王道路線でトップクラスに位置する1頭であることは間違いないだろう。

宝塚記念の敗戦後には早々に札幌記念出走が表明され、7月下旬には栗東トレセンに戻って順調に調整されている。

【WORLD分析班チェック】
出るからには必勝態勢?

3歳、4歳時は夏場を休養に充てており、8月に出走するのは2歳の新馬戦以来。宝塚記念から中2か月で札幌記念に参戦してくるのには、やはり宝塚記念が不完全燃焼だったという気持ちがあるのでしょうか。秋のGⅠ戦線に向けて弾みを付けたいですね。




前走:安田記念4着

ノームコア


萩原厩舎(美浦)
横山典騎手予定
戦績:5-1-3-5

GⅠ勝ちはヴィクトリアマイルで、今年の春競馬はスプリントGⅠの高松宮記念から始動してヴィクトリアマイル3着、安田記念4着と善戦を続けてきた。

こういう戦績の通り、古馬になってからはマイラーとしての活躍が目立っていたノームコアが、今回は昨年1月の愛知杯以来となる2000m戦に臨む。

【WORLD分析班チェック】
3歳時は2000mでも実績あり

芝2000mでは3歳秋の紫苑Sで圧勝の実績があります。ハービンジャー産駒で半妹がクロノジェネシスという血統面を踏まえると、むしろ本来は中距離をメインとしていても不思議ではない存在。久々のこの距離でどのような競馬を見せるか注目です。




前走:日本ダービー7着

ブラックホール


相沢厩舎(美浦)
石川裕騎手予定
2-1-0-4

3歳馬では唯一の出走予定馬。去年の夏に函館の未勝利戦と札幌2歳Sを連勝してクラシック戦線に名を連ねた。

その後でホープフルSと弥生賞を連敗したためクラシック本番では伏兵扱いだったものの、皐月賞はメンバー中3位の上がりをマークし、ダービーではコントレイルに次ぐ上がり2位タイで、単勝211.2倍ながら7着まで追い込んできていた。実は、陰ながら春のGI2戦は見せ場を作っていたことは覚えておきたい。

【WORLD分析班チェック】
洋芝&滞在……北海道実績が光る!

世代間の能力比較は簡単ではありませんし、一気の相手強化にもなりますが、今回は重賞を制した札幌が舞台となります。洋芝、滞在競馬は昨夏の走りから合っているはずで、3歳馬の斤量利もあります。穴候補として注目しておきたい一頭です。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!


札幌記念 (GⅡ)
2020/8/23(日) 札幌芝2000m


馬名 性齢 斤量 想定騎手
アドマイヤジャスタ牡457吉田隼
イェッツト牡557横山武
カウディーリョ牡457藤岡佑
トーセンスーリヤ牡557横山和
トーラスジェミニ牡457木幡育
ドレッドノータスセ757坂井瑠
ノームコア牝555横山典
ブラックホール牡354石川裕
ペルシアンナイト牡657大野
ポンデザール牝555ルメール
マカヒキ牡757岩田康
ラッキーライラック牝555デムーロ
ルミナスウォリアー牡957川島信

【8月19日(日)時点の出走予定馬】

フルゲート16頭。マカヒキが回避を表明済み。





札幌記念2020予想
昨年&過去10年のレース結果
<8月19日(火)更新>


昨年のレース写真
【札幌記念2019の結果】
1着ブラストワンピース(3人気)
2着サングレーザー(4人気)
3着フィエールマン(1人気)

昨年は1番人気フィエールマン、2番人気ワグネリアン、3番人気ブラストワンピースとGI馬が上位人気を占め、この3頭による上位決着が期待された。結果的には内枠から勝負どころでもインを立ち回ったブラストワンピースが勝利。

GI馬たちに割って入ったのが4番人気サングレーザーということで、3連単は万馬券決着になった。ワグネリアンはレース中に両前脚を落鉄した影響もあって4着敗退。実績馬揃いでも、何かしら一波乱が恒例のレースだ。


札幌記念
過去10年の勝ち馬一覧


勝ち馬 性齢 騎手 人気
2019ブラストワンピース牡4川田3人
2018サングレーザー牡4福永2人
2017サクラアンプルール牡6蛯名6人
2016ネオリアリズム牡5ルメール5人
2015ディサイファ牡6四位5人
2014ハープスター牝3川田2人
2013トウケイヘイロー牡4武豊2人
2012フミノイマージン牝6太宰4人
2011トーセンジョーダン牡5福永1人
2010アーネストリー牡5佐藤哲1人

【札幌記念2020の傾向と対策】
『1番人気馬が8連敗中』
『2~3番人気も馬券的信頼度が低め』

過去10年の札幌記念で1番人気馬は2勝止まり。。それも2011年にトーセンジョーダンが勝って以降、一度も勝てていない。馬券圏内率自体はきわめて高いものの、勝ちきれていないレースなのだ。

また、3番人気馬は昨年のブラストワンピース以外、過去10年で全く馬券に絡んでいないように『上位人気馬同士で順当に決まる』ケースは少ない。それが3連単の万馬券決着に繋がっている。


札幌記念
過去10年の人気別成績


人気 着度数
(1着-2着-3着-4着以下)
勝率 連対率 複勝率
1番人気(2-4-2-2)20.0%60.0%80.0%
2番人気(3-0-2-5)30.0%30.0%50.0%
3番人気(1-0-0-9)10.0%10.0%10.0%
4~5人(3-3-3-11)15.0%30.0%45.0%
6~10人(1-2-2-45)2.0%6.0%10.0%
11人気~(0-1-1-45)0.0%2.1%4.3%

分析班
水谷

GI馬が揃うレースだけど、実際にはそれらの実績上位・人気上位馬では決まらない。万馬券を狙って獲るにはかなり面白い重賞だと言えるだろう。今年も楽しみだ!






札幌記念2020予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<8月19日(水)更新>


分析班
水谷

皆さん、こんにちは。今日は分析部門の水谷がお送りします。本日は過去の傾向から、札幌記念2020の『軸馬・穴馬候補』をピックアップ!

枠による成績の話は各馬の枠順が出てからにするとして、今回は札幌記念の過去の傾向を紐解いていこう。


札幌記念
攻略に向けた3大ポイント

  • ・GI馬の勝利は過去10年でわずか2頭

  • ・狙いは札幌記念を「叩き台」と見ていない馬

  • ・ポジション性能と上がりの脚に注目

夏競馬の唯一のGⅡにして、秋の大舞台を見据えるGⅠ馬も毎年のように参戦してくる札幌記念。昨年はグランプリホースのブラストワンピースが凱旋門賞のステップとして出走して勝利を掴んでいる。

しかし、やや意外なことにGⅠ馬が札幌記念を勝ったのは昨年のブラストワンピースが2014年のハープスター以来5年ぶり。そして、1番人気の馬は8年間勝っていない。

ハープスター、ブラストワンピースはともに凱旋門賞に向けての出走だったので仕上がっていたが、秋のGⅠを2戦、3戦する予定の実績馬は割と札幌記念を取りこぼしている。


札幌記念2020
過去10年の『GI馬』の成績


述べ23頭の出走で
(2-3-5-13)
勝率8.7%/連対率21.7%/複勝率43.5%


勝利したのは19年ブラストワンピース、14年ハープスターの2頭。


今年の出走馬では、マカヒキ陣営が回避を表明したことでGI馬はラッキーライラックノームコアペルシアンナイトの3頭。この3頭が並び立たずとなる可能性は過去の傾向からも小さくない。


では、GI馬以外からの馬チョイスで大事となるポイントを見ていこう。ズバリ、『ポジション利と上がりの脚』である。


札幌記念2020
過去10年の4角ポジション別成績

やはり直線が短い分
後方一気は厳しい


4角の位置 着度数 勝率 連対率 複勝率
1番手(2-1-0-7)20.0%30.0%30.0%
2番手(3-2-0-11)18.8%31.3%31.3%
3番手(0-0-0-10)0.0%0.0%0.0%
4~5番手(1-3-4-14)4.5%18.2%36.4%
6~9番手(4-2-4-32)9.5%14.3%23.8%
10番手以下(0-2-2-43)0.0%4.3%8.5%

札幌記念2020
過去10年の『上がり3F』順位別成績

上がりの脚が非常に大事!


上がり3F 着度数 勝率 連対率 複勝率
1位(2-5-4-1)16.7%58.3%91.7%
2位(3-1-1-5)30.0%40.0%50.0%
3位(3-1-2-5)27.3%36.4%54.5%
4~5位(1-1-1-17)5.0%10.0%15.0%
6位以下(1-2-2-89)1.1%3.2%5.3%

分析班
水谷

上記2つのデータから『ポジション利も大事』『でも上がりも大事』ということが分かる。これらの傾向を踏まえた上で、今回は穴候補を2頭ピックアップするぞ!



【穴で要注目①】

アドマイヤジャスタ

須貝尚厩舎(栗東)
吉田隼騎手予定
戦績:3-3-0-8

【推し材料】好条件データ
・2走前から馬具の変化で復調
・2~3歳時からコーナー4回の競馬に適性アリ


過去の傾向からすると、ラッキーライラックやノームコアが僅かに取りこぼす可能性も否定できない。今年はややメンバーが手薄なので、それでも地力の差で何とかなるかもしれないが、どちらもしても人気は必至。

という観点から今回、秋に向けてと言うよりもココで全力投球という一頭は函館記念勝ち馬のアドマイヤジャスタ。

函館記念が15番人気での勝利だったのでフロック視されるかもしれないが、鳴尾記念から着用していたホライゾネットが効いていて、精神面の復調が顕著。明確な変化の理由はある。

ホープフルSはサートゥルナーリアの2着でダービー4番人気馬。2~3歳時はポジション性能を備えていて、コーナー4回の競馬で勝負処から動ける脚は見せていた。本来の力を取り戻した今なら札幌記念を勝つ資格は備えていると言える一頭だ。




【穴で要注目②】

トーセンスーリヤ

小野次厩舎(美浦)
横山和騎手予定
戦績:5-7-4-13

【推し材料】好条件データ
・コンスタントに上がり上位の脚を使う
・宝塚記念はラッキーライラックと0.3秒差

前走・宝塚記念は2秒8差の7着という数字だけでは勝負になっていないように見えるが、道悪で上位馬が大きく突き抜けたため着差が大きくなっているだけで、ラッキーライラックとは0.3秒差。そのラッキーライラックが断然人気のメンバーで、こちらが人気にならないならば穴として面白い。

宝塚記念はキセキもダンビュライトもスティッフェリオも積極的に行かなかったので慣れないハナを切る形になった。しかも、勝負どころでクロノジェネシス、ラッキーライラック、キセキら有力各馬に一気にマクられる展開。GⅠ初挑戦の競馬としてはあまりに厳しかった。

前走を度外視すれば、2走前の新潟大賞典Vも含め、メンバー屈指の上昇馬として見ることができる。洋芝適性もあり、コンスタントにレース上がりで上位の脚を見せている。要注意。




札幌記念2020予想
『調教マル特ホース』
<8月20日(木)更新>


分析班
水谷

アイビスSDは
9人気3着ビリーバーを推奨!


エルムSは
5人気3着アナザートゥルースを推奨!


レース前の調教は、各馬の状態の良し悪しを見極めるバロメーターだ。レースごとに“結果に直結しやすい調教パターン”というものも存在するぞ!

今回、注目したポイントは2つ。

▼ ▼ ▼ ▼ ▼
  1. 今年は現地調整のみ 強いていえば芝>ダート
  2. 1週前トレセンで追い切り→移動のパターンはNG?

●今年は現地調整のみ 強いていえば芝>ダート

まず、過去の当欄でも記したが、今年はコロナ禍の対策のため、早い段階で函館競馬場が閉場。俗に言う『裏函』という函館競馬場での調整が行えない。

もともとトレセンで調整して直前に入厩してくるようなこともないレースのため、“コースの差異はあれど、滞在の札幌か裏函での調教の二択”といった具合だったのが、今年はどの馬も札幌での調整となっている。

基礎知識的な前置きが続いてしまって、札幌競馬場は函館とは異なりウッドチップコースが設けられておらず、調教は芝かダートのみ。

直前の調整くらいならいいものだが、やはりダート調教を重ねると馬の脚元へのダメージが溜まりやすく、硬さも出てくることもあるため、基本的には函館だったらウッド、札幌なら芝が主流だ。



念の為、過去10年の出走馬の直前調教コースと好走数を挙げると以下の通り。年々函館のダートを使う馬自体も減っていっている。

・函館競馬場
芝:14頭(馬券圏内7頭) ウッド:53頭(8頭) ダート:10頭(3頭)

・札幌競馬場
芝:44頭(馬券圏内8頭) ダート:30頭(3頭)


※その他、トレセンでの直前調教が1頭
※過去には週中に追い切りをして土曜にコースで時計を出すケースも極稀に見受けられた



そして、過去の札幌または函館の芝コースでの追い切りパターンをみると、例を挙げれば5F61~62秒、ラスト1F12秒を切るような実戦に近い時計をこなしていることが多い。

出走馬のレベルが高いだけに数字を評価するというよりは、滞在の環境でビシっとやれていることが重要だ。



●1週前トレセンで追い切り→移動のパターンはNG?

ここまではあくまで直前の調教場所を主体に説明させていただいたが、今年の出走馬の中で気になるのがラッキーライラックの存在。

当欄はあくまで調教欄であって、馬の能力云々を評するところではないのだが、実績・当日の人気が最上位であろうことは多くの方が想像するだろう。

しかし、気になるのが『臨戦過程』

そもそも札幌記念というと、実績馬が秋へ向けて始動するケースが見受けられるものの、どの馬にしても1週前には現地入りしているケースがメインとなる。



過去10年の好走馬をみても2014年のゴールドシップが2週前にトレセンで追い切り、2010年のアーネストリーが3週前まで栗東にいたが、好走馬30頭すべてが1週前追い切りを北海道で行っていた。これはラッキーライラックにとっては過去のデータからはマイナスといえる。

ちなみに、ノームコアも1週前追い切りは現地ではなく、トレセンで行なっている。




調教マル特ホース①

ブラックホール

相沢厩舎(美浦)
石川裕騎手
戦績:2-1-0-4

・1週前追い切りは3F33.8-1F12.0秒の実戦さながらのタイム
・札幌滞在後はジョッキーが付きっきりでの調整

時計・内容ともに優秀。

まず1週前の札幌芝では6Fから74.6-60.3-47.4-33.8-12.0秒という極めて実戦に近いタイムをマーク。特に目立つのが上がりで、この馬自身、レースでは時計を要する決着を理想とするタイプながらも、3Fはこれまでにないような瞬発力を感じさせる内容。成長した可能性を窺わせるほどだ。

水曜の最終追い切りでは既に態勢が整ったため、あくまで馬なりだったが、他馬に挟まれる形で気合いを乗せており、仕上がったといえる。今のデキでどこまでやれるか楽しみは持てる内容だ。



調教マル特ホース②

トーラスジェミニ

小桧山厩舎(美浦)
木幡育騎手
戦績:5-0-1-13

・連戦続きでも1週前追い切りは水準の時計をマーク

前者ほどの好評価を与えられないが、こちらも好気配。前走後は札幌へ移動し、水曜・日曜のローテーションで調教を重ねると、1週前には札幌芝で軽く仕掛けられて5F63.1-48.6-34.1-11.9秒の時計を計時していた。

最終追い切りも札幌芝で馬場の外ラチ沿いを辿ってダイナミックな動き。連戦の疲れを感じさせない。





札幌記念2020予想
『前走ワケアリ敗戦で妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<8月21日(金)更新>


分析班
水谷

穴馬候補に困ったら、この馬をぜひ付け加えてみていただきたい!


【“負け方”に大事なヒントあり】
一般的に、人気になりやすい馬は『直近で勝っている馬』『馬柱で良い着順が並ぶ馬』。裏を返せば、『前走で負けた馬・着順が悪い馬』はそれだけで人気の盲点になりやすいもの。

しかし、「負けに不思議の負け無し」という格言もあるように、全ての敗戦には必ず理由がある。中には、次のレースに繋がるような敗戦も……。ココでは、常日頃からレース映像を何度も見返し、次なるヒントを探し当てることに魂を燃やすレース分析班より“前走で負けた馬”から注目すべき情報馬をピックアップ!


前走敗戦組からの注目馬

カウディーリョ

堀厩舎(美浦)
藤岡佑騎手
戦績:4-0-0-5

・気性面に難あり、前走は不向きな展開
・本来は滞在競馬向きのタイプ
・中間は外厩活用で順調な仕上げ

15番人気アドマイヤジャスタと13番人気ドゥオーモのワンツーで馬連13万馬券、3連単343万馬券の超大波乱となった函館記念。こういう結果となったレースの裏には、何らかの理由で力を発揮し切れなかった人気馬が必ず存在する。

混戦の中で1番人気に支持されるも7着に敗れたカウディーリョも、不完全燃焼の競馬となって結果的には波乱をサポートする形となってしまった1頭だ。


以前からテンションの高さや輸送の苦手ぶりが弱点で、函館記念は「滞在で使える数少ない重賞レース」とかなり気合が入っていた。

しかし、レースでは人気を背負ってしまった宿命か、向正面で過度にプレッシャーをかけられる場面があり、直線入り口でも上手く捌いたかと思うや否や勝ったアドマイヤジャスタに外から蓋をされてブレーキをかけざるを得ない走りに。

そこからはジワジワと伸び返すにとどまり、精神面が弱点のカウディーリョにとっては非常に厳しいレースの形になってしまった。


分析班
水谷

レース後はノーザンファーム空港牧場に放牧に出て、「馬体の回復が見込めれば札幌記念に使いたい」という話になっていたが、しっかり立ち直り札幌記念への続戦を決定。

ギリギリまでNF空港で調整しての10日競馬だが、これはマリーンS後一度外厩に出て調整していたタイムフライヤーと同じパターン。今年に関しては、施設の乏しい札幌競馬場に長くいるよりも外厩を活用する方がプラスに出る可能性は十分だ。






週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは8月22日(土)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『札幌記念(GⅡ)』
『北九州記念(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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