【ローズステークス2021】ソダシのライバルになりえる馬は?波乱ムード漂う混戦を読み解く注目データ・ヒント多数
ローズステークス2021予想
毎日3分読むだけで分かる!
- ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
- ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

北野シズカ
皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。
今年の牝馬戦線の主役を務めていたサトノレイナスが骨折で秋断念というニュースが発表されました。WORLDとしては8月末に既にその情報をキャッチしていたので驚くことはなかったですが、全体に情報が公開されたことで各陣営の動きも慌ただしくなりそうです。
それによってファンが最も気になる話題と言えば、「本番でルメールは何に乗るのか?」でしょうか。ノーザンや厩舎関係者の間ではすでにサトノ骨折の一報は伝わっていたので、既に色んな動きが起きてます。その辺の舞台裏をシッカリ把握しておくことが本番へ向けて“線”で繋がることなりますね。
さて、今週は最重要トライアルのローズステークス。今年も中京開催ということで芝2000mで行われます。このレースは中内田厩舎と川田騎手のコンビが2連覇中ですね!さっそく見ていきましょう。
【ローズステークス2021予想】
最新更新9/17(金)
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京成杯オータムハンデ2021予想
出走馬/枠順確定
<9/16(金)更新>
ローズステークス(GⅡ)
9/19(日) 中京芝2000m
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
---|---|---|---|---|
1 | イリマ | 牝3 | 54 | 幸英明 |
2 | エンスージアズム | 牝3 | 54 | 岩田望来 |
3 | アイコンテーラー | 牝3 | 54 | 亀田温心 |
4 | スパークル | 牝3 | 54 | 藤岡佑介 |
5 | クールキャット | 牝3 | 54 | ルメール |
6 | メイショウオニユリ | 牝3 | 54 | 池添謙一 |
7 | ストゥーティ | 牝3 | 54 | 吉田隼人 |
8 | オータムヒロイン | 牝3 | 54 | 古川吉洋 |
9 | タガノパッション | 牝3 | 54 | 岩田康誠 |
10 | エイシンヒテン | 牝3 | 54 | 松若風馬 |
11 | プリュムドール | 牝3 | 54 | 武豊 |
12 | アンドヴァラナウト | 牝3 | 54 | 福永祐一 |
13 | コーディアル | 牝3 | 54 | 鮫島克駿 |
14 | アールドヴィーヴル | 牝3 | 54 | 松山弘平 |
15 | オパールムーン | 牝3 | 54 | 横山典弘 |
16 | タガノディアーナ | 牝3 | 54 | 和田竜二 |
17 | オヌール | 牝3 | 54 | 川田将雅 |
18 | レアシャンパーニュ | 牝3 | 54 | 浜中俊 |
ローズステークス2021予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<9/12(日)更新>

北野シズカ
まず最初に、ローズステークス2021に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。
前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!
前走:オークス5着
アールドヴィーヴル

松山弘平騎手予定
戦績:1-1-0-2
春の二冠はともに5着。ソダシ、サトノレイナス、ファインルージュ、アカイトリノムスメらと並んで牝馬路線の上位勢力を形成していた1頭。その二冠は馬体重がどちらも422キロと減った体が回復できずに走っていたが、ワンパンチ欠く競馬が続いたのはそこにも要因がある。よって夏の課題は「体を大きく成長させること」が大きなテーマ。以前から陣営は「もっと体が成長すれば絶対に重賞を勝てる馬だから」と言い続けている。春と違って長距離輸送がなくなるのはこの馬にはプラスとなりそうだ。
そして、秋華賞出走のためには優先権獲得が必要で、ここは厩舎力が問われる一戦。今野厩舎は依然として『JRA重賞未勝利』だけにそろそろ負の名誉を払拭したいところ。「この厩舎が重賞を勝つとしたらアールドヴィーヴルしかいないだろうね」とは多くの関係者から言われている言葉。ここで結果を掴めるか陣営の手腕に注目したい。
【WORLD分析班チェック】
ノーザンFしがらき情報がカギを握る!?
紫苑Sは春の勢力図のままの結果でファインルージュが優勝。ソダシは札幌記念から直行、サトノレイナスは戦線離脱、アカイトリノムスメも直行となると、順番的にはアールドヴィーヴルが実績一番に押し出される。この馬に関しては栗東での調整方法はほとんど春と同じで変化がないので、成長力を測るためにはNFしがらきからの関係者の話がもっとも重要な情報になりそうだ。
前走:出雲崎特別1着
アンドヴァラナウト

福永祐一騎手予定
戦績:2-3-0-0
夏の新潟でも「秋華賞を意識している」と話を聞いていた上り馬。陣営は「速い時計に対応して楽に勝つことが最大のミッション。ここは重賞にも出走してた同世代の牡馬がいるけど、それらに苦戦してるようじゃ秋華賞なんて言っていられないからね。先が楽しみになるような勝ち方を期待したい」と勝ち方に焦点を当てていたが、期待通りの内容で1勝クラスを突破。
2F目から10秒8-11秒4-11秒5という速めのラップが続いたことも味方したが、そこから11秒9-12秒8とかなり緩急が付く流れを逃げ馬の後ろでしっかりと我慢ができたことは大収穫と言っていいだろう。この競馬に対応できれば距離の心配はしないていい。福永騎手も「まだ体ができておらずバランスが取れないことはあるが、それでこの勝ちっぷりだからポテンシャルは高い」と絶賛。ここで権利を獲れれば本番の惑星に躍り出る。
【WORLD分析班チェック】
成長急!秋華賞を目標に青写真通りの上昇カーブ
夏の上がり馬と言っても夏を使い詰めだったわけではなく、1戦で切り上げて前走後はNFしがらきで1ヶ月近く放牧に出て充電もされている。そういう意味では前走後から更にパワーアップを計算していいだろう。エアグルーヴを祖母に持ち、母も重賞ウィナーのグルヴェイグ。とにかく芝2000m前後を得意にしている血統だけに期待度は高まる。福永騎手は紫苑S勝ちのファインルージュというお手馬がいるが、この馬がここで勝つようだと選択に困ることになるかもしれない。
前走:フローラS8着
オヌール

川田将雅騎手予定
戦績:2-0-0-1
秋になれば素質開花するだろうと言われる“未完の大器”が権利獲りに挑む。2勝馬だと場合によっては抽選除外になるケースもあるが、夏の2勝クラスの番組には見向きもせずここ一本で目標を定めてきた。
極力レース数を使わずに最短で重賞を獲ろうとする点は全姉デゼルと全く同じ。そのデゼルはローズS4着で惜しくも権利取りに失敗したが、その後は条件戦をクリアして古馬になってG2を勝ち切った。厩舎もクラブも育成を担当する人間も全く姉と同じだけに、そのノウハウが生かされているのは間違いないだろう。馬体の成長も含めて週中の情報にも大いに注目したい。
【WORLD分析班チェック】
外厩調整は早めに切り上げ厩舎での入念な仕上げ
4月末から成長促進の放牧に出されていたが、8月6日には栗東トレセンに帰厩して調整されている。「こんなに早く戻したのなら条件戦に使うの?」とトラックマンから声があがったほど。指揮官としてはとにかく馬体を回復させるために手元に置いて調整したい気持ちがアリアリ。2週前の時点で「非常にいい動きで好時計が出た。レースに向けて順調に仕上がってきてる」と動きには及第点をつけているので、あとはどれくらい馬体重増で出てこれるかがポイント。

北野シズカ
まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。今年のローズステークスは桜花賞馬、オークス馬が不在。それどころかその二冠で3着以内馬が1頭も出走しません。夏を越しての上昇度の検定試験とも言えるレースだと、やはり厩舎情報や外厩情報がないと横の比較は難しいですね。木曜の『調教推奨馬』や金曜日の『穴馬情報』なども是非ご注目下さい。