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【ローズS2020予想】枠順確定/デゼルの成長度は?中京だからこその注目馬も公開

ローズステークス2020予想
今年はこんなレースに

  • ・中京開催になることの影響に注目
  • ・2冠馬デアリングタクト不在で
    『2番手以下の能力比較』が大事
  • ・過去10年で7度が『10万馬券以上』。波乱を演出する馬を探せ!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは。GIシーズン近づいてワクワク中、北野シズカと申します。

ダービージョッキー・大西直宏さんも所属するWORLD競馬WEBで、私は社台グループの情報を専門にしています。

今週末は、ローズステークス(GⅡ)に注目。秋華賞の前哨戦ですね。昨年もWORLDでは◎ダノンファンタジーから3連単1万0070円的中をお届けしています!

いよいよGIレースも迫ってきて、ますます競馬が楽しいシーズンです。さあ、今週末も1週間かけてしっかり予習していきましょう♪

【最新更新:9月18日(金)】
自己条件敗退からの穴候補を公開!
調教チェックは"中京”を意識して

今年のローズステークスは例年の阪神開催ではなく、中京開催となります。舞台が大きく変わることで、今年は過去の傾向が通用しない、独自の分析が問われるれーすとなりそうです。まずは出走予定馬をしっかりチェックしましょう!

【NEW】ローズステークスのマル特データ&オススメ馬!詳細はコチラ⇒

【NEW】コンスタントにピックアップ馬が好走
調教マル特ホース2頭はコチラ⇒


【NEW】自己条件で敗戦だと盲点に……
前走大敗馬に注目!ラストワン穴馬はコチラ⇒




ローズステークス2020予想
出走馬&枠順確定!
<9月18日(金)更新>


ローズステークス(GⅡ)
2020年9月20日(日) 中京芝2000m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1 リアアメリア 牝3 54 川田
2 フィオリキアリ 牝3 54 北村友
3 フアナ 牝3 54 ルメール
4 ヤマニンプティパ 牝3 54 竹之下
5 リリーピュアハート 牝3 54 福永祐
6 セウラサーリ 牝3 54 池添
7 ウーマンズハート 牝3 54 藤岡康
8 オーマイダーリン 牝3 54 和田竜
9 クラヴァシュドール 牝3 54 デムーロ
10 アブレイズ 牝3 54 藤井勘
11 アカイイト 牝3 54 藤岡佑
12 チャイカ 牝3 54 松山
13 ムジカ 牝3 54 秋山真
14 シャレード 牝3 54 戸崎圭
15 デゼル 牝3 54 武豊
16 シャムロックヒル 牝3 54 団野
17 エレナアヴァンティ 牝3 54
18 ラインオブダンス 牝3 54 坂井瑠


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北野シズカ

今年は中京開催。過去のローズSの枠順データは参考外ですね。また中京芝2000mという条件も、上のクラス(2勝クラス以上)では枠順の内外によって大きな差はありませんでした。





ローズステークス2020予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<9月13日(日)更新>

まず最初に、ローズステークス2020に出走する予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

過去の成績や大まかな特徴はもちろん、前走時に入っていた情報も見ておきたいですね。


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北野シズカ

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:オークス11着

デゼル


友道厩舎(栗東)
武豊騎手予定
戦績:2-0-0-1

3月中旬に既走馬相手のデビューとなった未勝利戦を快勝し、続くスイートピーSでは上がり32秒5の豪脚を繰り出して完勝。春の牝馬クラシック戦線“最後にして最大の新星”としてオークスでも2番人気(11着)に支持された存在だ。

キャリアの浅い身であり、夏を越して心身ともに成長してきたかどうかがポイントになるだろう。

【WORLD分析班チェック】
名門・友道厩舎も大きく期待する1頭

「大舞台で経験の浅さが出た」とはレース後のレーン騎手や厩舎関係者から出た言葉でした。本格化すれば世代トップクラスの牝馬になれるだけの素質は秘めていると内々でも評価されています。




前走:オークス15着

クラヴァシュドール


中内田厩舎(栗東)
デムーロ騎手予定
戦績:1-2-1-2

阪神ジュベナイルフィリーズ3着、チューリップ賞2着、桜花賞4着と牝馬クラシックの王道ローテを歩みながら堅実な走りを続けてきた、この世代の牝馬を引っ張る1頭。

前走のオークスこそ15着と大敗してしまい、結果的には尻すぼみのような成績で春クラシックを終えることになったが、秋こそ悲願のGⅠ制覇となるか。

【WORLD分析班チェック】
春の中心馬は秋も強い?

紫苑Sでは阪神JF、チューリップ賞で僅差の競馬を演じたマルターズディオサが勝利を果たしています。「やはり、春に王道を歩んできた馬が強い」という結果にこのレースもなりますでしょうか。




前走:オークス4着

リアアメリア


中内田厩舎(栗東)
川田騎手予定
戦績:2-0-0-3

阪神ジュベナイルフィリーズの結果が出るまでは『この世代で一強』とまで目されていたのがリアアメリア。

最終的に単勝1.8倍だった阪神JFで6着に敗れ、桜花賞でも10着と結果が出ず苦しい時期が続いたが、オークスでは外から追い込んで4着と復活の兆しを見せた。単なる早熟馬なのか、それとも再び飛躍となるか注目。

【WORLD分析班チェック】
前走で再浮上にはキッカケあり!

デビュー当時から「素質だけで勝手に走っているような面がある」とも言われており、気性面に課題を抱えている様子でした。

オークスでは“クロス鼻革”を使ったことでハミを取って前向きな走りが見られたとのこと。オークスの4着は本当の復活か、ローズSで改めて真価が問われますね。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




ローズステークス2020予想
昨年&過去10年のレース結果
<9月15日(火)更新>


昨年のレース写真
【ローズステークス2019の結果】
1着ダノンファンタジー(1人気)
2着ビーチサンバ(6人気)
3着ウィクトーリア(2人気)

スローペースからの上がり比べとなった昨年は、桜花賞4着、オークス5着と春の二冠では苦杯を舐めたダノンファンタジーが勝利。2着ビーチサンバは2番手からの粘り込みとなった。

例年は阪神の外回り、ワンターンの芝1800m戦ということで末脚比べになりやすく、直近10年だと極度の重馬場となった2013年を除いて『勝った馬は軒並み33秒台の上がり』をマークしている。

ただし、今年は中京の1周コース(芝2000m)が舞台。ある程度直線は長いコースとはいえ、例年とは異なる傾向になる可能性は十分だ。


ローズステークス
過去10年の勝ち馬一覧


勝ち馬 性齢 斤量 騎手 人気
2019ダノンファンタジー牝3川田1人
2018カンタービレ牝3ルメール5人
2017ラビットラン牝3和田竜8人
2016シンハライト牝3池添1人
2015タッチングスピーチ牝3ルメール7人
2014ヌーヴォレコルト牝3岩田康2人
2013デニムアンドルビー牝3内田博1人
2012ジェンティルドンナ牝3岩田康1人
2011ホエールキャプチャ牝3池添1人
2010アニメイトバイオ牝3後藤4人

【ローズステークス2020の傾向と対策】
『1番人気の馬券的信頼度はまずまず』
『ただし4番人気以下も随所に絡む』

過去10年のローズステークスで1番人気馬は5勝。。基本的には春に結果を出している馬が人気になり、その半数がキッチリ勝ち切っているというところ。

ただし、3番人気以下に関してはかなり入り乱れており、過去10年で馬券に絡んだ馬30頭のうち、ほぼ半数の14頭が6番人気以下。波乱傾向が強い重賞となっている。


ローズステークス
過去10年の人気別成績


人気 着度数
(1着-2着-3着-4着以下)
勝率 連対率 複勝率
1番人気5-1-0-450.0%60.0%60.0%
2番人気1-2-2-510.0%30.0%50.0%
3番人気0-0-2-80.0%0.0%20.0%
4~5人気2-0-1-1710.0%10.0%15.0%
6~9人気2-4-3-315.0%15.0%22.5%
10人気~0-3-2-530.0%5.2%8.6%

分析班
水谷

上位人気馬だけでキッチリ決まったのは、ジェンティルドンナが勝った2012年くらい。

その他は伏兵の食い込みも見られ、過去10年だと7度で3連単10万馬券以上だ。明日から「好走する伏兵」の見つけ方を探っていこう!






ローズステークス2020予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<9月16日(水)更新>


分析班
水谷

皆さん、こんにちは。今日は分析部門の水谷がお送りします。本日は過去の傾向から、ローズステークス2020の『軸馬・穴馬候補』をピックアップ!

枠による成績の話は各馬の枠順が出てからにするとして、今回はローズステークスの過去の傾向を紐解いていく……のだが、『今年は中京開催』という点をどう捌いていくかが大事になりそうだな。


ローズステークス
攻略に向けた3大ポイント

  • ・例年ならば『上がり最速馬』を探すレース

  • ・中京芝2000mでもその傾向は変わらず?

  • ・今年は『別路線組』にもチャンス大?

例年の【阪神芝1800m】で行われるローズSは、簡単に言ってしまえば“上がり最速馬候補を見つけ出す”ことが第一に求められた。

ワンターンかつ直線もしっかり距離のあるコースということで当然と言えば当然。実際にそれは結果にも反映されている。


ローズステークス2020
過去10年の『上がり3F』別成績


上がりの順位 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
1位3-5-0-230.0%80.0%80.0%
2位4-0-3-630.8%30.8%53.8%
3位1-2-3-311.1%33.3%66.7%
4~5位2-2-3-1310.0%20.0%35.0%
6位以下0-1-1-940.0%1.0%2.1%


ご覧の通り、『上がりの速い馬』の馬券的信頼率が高いレースとなっている。

ただし、今年は【中京芝2000m】での開催となる。例年とは異なる傾向が見えてくる可能性も当然、否めない。


しかし、結論から言うと、当欄では“今年も上がりの速い馬を中心視する”スタンスで臨みたい。それが、下記に示す【中京芝2000m】の、ある程度上級クラスでの結果を踏まえたものだ。


ローズステークス2020

現行コースの【中京芝2000m】で
『2勝クラス以上』のレース傾向を
上がり3F別で見た成績


上がりの順位 着度数
1着-2着-3着-4着以下
勝率 連対率 複勝率
1位22-9-7-3828.9%40.8%50.0%
2位15-14-13-3419.7%38.2%55.3%
3位11-10-10-4414.7%28.0%41.3%
4~5位8-12-17-796.9%17.2%31.9%
6位以下8-19-18-4581.6%5.4%8.9%

さすがに【阪神芝1800m】には劣るものの、やはり直線の長い中京芝コースとあって、ある程度終いの速さが求められることに変わりはない。というわけで“末脚重視”(かつ例年よりは前残りにも警戒)のスタンスを取りたい。



続いては、もう一つ大事なポイント。


【春のGI出走組vs別路線組】の比較だ。


過去10年のローズSで馬券圏内に入った馬(1~3着の30頭)を、大まかに分けると下記のようになる。


桜花賞・オークス(春の2冠)に出走した馬=20頭

春の2冠に出走していない馬=10頭



基本的には春に中心を担った馬たちのほうが優勢。しかし、3分の1にあたる10頭は『別路線組』だ

すなわち、確率的な点だけを考えるならば“馬券圏の1枠は別路線組”という視点を持つことができる。


そして、今年のローズSは“春の2冠で上位争いした馬”の出走がやや少ない。それが下記の通り。


2020年・春の牝馬2冠で
上位に食い込んだ馬たちの動向

  • 桜花賞・オークス2冠
    デアリングタクト→秋華賞直行を明言

  • 桜花賞2着
    レシステンシア→調整遅れで北海道で放牧中

  • 桜花賞3着
    スマイルカナ→京成杯AH2着(別路線)

  • 桜花賞4着
    クラヴァシュドール→ローズS出走予定

  • 桜花賞5着
    ミヤマザクラ→秋華賞直行(先週トレセン帰厩)

  • オークス2着
    ウインマリリン→北海道で放牧中(来週or再来週に帰厩予定)

  • オークス3着
    ウインマイティー→紫苑S出走6着

  • オークス4着
    リアアメリア→ローズS出走予定

  • オークス5着
    マジックキャッスル→紫苑S出走4着

分析班
水谷

こうやって見ると、今年のローズSは『春の実績上位組』がクラヴァシュドールリアアメリア程度。しかしこの2頭も桜花賞・オークスでは馬券にならずという立場だ。

一応、未勝利戦&スイートピーSの終いが秀逸だったデゼル辺りまでが“実績優勢”というところになるが……。

こういう構図だけに、今年のローズSは『別路線組の台頭』を例年以上に期待してみたいと考えている。過去の別路線組からの好走パターンは下記のとおりだ。


■別路線組から好走した過去10年の10頭の傾向

・夏の間に古馬相手に条件戦を勝っている馬=7頭
(うち6頭は前走で勝利)

・実は重賞好走歴があったパターン=2頭
(16年2着クロコスミアは前年アルテミスS3着)
(16年3着カイザーバルは同年チューリップ賞で勝ち馬シンハライトから0.4秒差)

・未勝利勝ち直後=1頭
(14年2着タガノエトワール)




【オススメ軸候補】

フアナ

角居厩舎(栗東)
ルメール騎手予定
戦績:2-1-1-0

【推し材料】好条件データ
・1番人気濃厚、実績最上位
・前哨戦重賞にとことん強い
・2ヶ月以上の休み明けも実績あり


牝馬2冠への出走は叶わなかったこの馬、実はフローラSが勝ちに等しい3着という好内容だった。

直線残り300mまで進路を閉ざされるロスがありながら上がり最速をマークし、権利を取った1・2着馬とはクビ・クビの僅差。勝ち馬ウインマリリンがオークスで2着したことを考えると、もしこの馬も出走していれば……と思わずにはいられない。

今回はその時と同じ左回り2000mの条件。他の人気馬と違って現状では秋華賞に向かうための賞金が足りておらず、権利取りに向けての勝負駆け気配もある。

春は成長途上で素質の高さだけで走っていた印象だったが、小倉の復帰戦では馬体重をプラス28キロと大きく増やし、初めての小回りコースに対応する器用なレース運びができていた。春の実績馬たちを逆転する力は確かに付けつつある気配だ。




【穴で要注目】

シャレード

藤原英厩舎(栗東)
戸崎騎手予定
戦績:2-0-1-5

【推し材料】好条件データ
・前走芝2000m戦で古馬相手に条件戦快勝
・上がり33秒台の末脚の持ち主
・全2勝が左回り、フローラSでも健闘

前走は新潟芝2000mでの快勝。勝ち時計の1分58秒9は休み明けの1勝クラスのレースとしては上々で、2000m戦で1分58秒台の勝ち時計を持っている馬はフアナ(フローラS3着で記録)とシャレードの2頭となっている。

ちなみに、この馬もフローラSに出走しており、当時は17番人気ながら6着と健闘した。

その時点までは藤原英厩舎の調教を手伝っている縁のある岡田祥嗣騎手がコンビを組んでいたが、前走、そしてローズSでは戸崎圭太騎手が手綱を執る。

岡田騎手には悪いが、厩舎内での期待値が上がっている証拠だろう。



分析班
水谷


ちなみに、今年の出走予定馬の中で、左回りの競馬場で2勝を挙げている馬はシャレード含めて2頭。

ただ、そのうちの1頭であるウーマンズハートは春が大不振だった。その意味でも狙うならコチラが面白そうだな。




ローズステークス2020予想
『調教マル特ホース』
<9月17日(木)更新>


分析班
水谷

アイビスSDは
9人気3着ビリーバーを推奨!


エルムSは
5人気3着アナザートゥルースを推奨!


キーンランドCは
推奨馬2頭でワンツー!


新潟記念は
5人気3着サンレイポケットを推奨!


レース前の調教は、各馬の状態の良し悪しを見極めるバロメーターだ。レースごとに“結果に直結しやすい調教パターン”というものも存在するぞ!

今回、注目したポイントは2つ。

▼ ▼ ▼ ▼ ▼
  1. 調教パターンは『中京芝2000m重賞』を参考に
  2. コース追いでの内容を重視しよう

今年は中京芝2000mで行われるローズS。従来がワンターンの1800mだったことからも、距離だけでなくコース形状は大きく変わるわけである。

調教から適性を探る意味で、そこで参考にしたいのが同じ舞台=中京芝2000mで行われる【金鯱賞・中日新聞杯・愛知杯】の3重賞だ。



●パターンとしては坂路<コース

臨戦過程・性齢も異なることから鵜呑みにはし辛いが、それらの重賞の調教に傾向があるのか調べたところ、“2017年以降の該当10レース”の3着以内馬30頭中20頭もの割合で【直前がコース追い切り】だった。

(※2020年の愛知杯は小倉で行われたため、比較対象からは除外)

しかも、うち15頭が1週前もコース追い。ここまでとなれば、相性のいい調教パターンといえるだろう。


スタンド前の直線にある坂からスタートし、2度の坂越えを求められるコース。ひと息で走れる坂路よりはコースの方がより実戦に即した内容をこなせるのだろう。


●上位人気どころはコース追いが主体

そこで今年の出走馬の調教パターンを探ってみると以下の通り。もともとの厩舎の調整パターンもあってのことかもしれないが、有力どころは概ねコース調教が多い印象。

なお、クラヴァシュドールは日曜がコースで週中は坂路での調整。デゼルも直近の日曜はコース追いだった。


【当週、1週前もコース追い】
エレナアヴァンティ/シャレード/ヤマニンプティパ/リリーピュアハート

【どちらかがコース追い】
シャムロックヒル/ソフトルート/フアナ/リアアメリア

【その他】
クラヴァシュドール/デゼル




調教マル特ホース①

リアアメリア

中内田厩舎(栗東)
川田騎手騎乗
戦績:2-0-0-3


・左回りに配慮した調教パターン ・春より成長を感じさせる終い重点の動き

中間は坂路とコースを併用しての調教。日曜にコース(CW)、平日に坂路といったパターンが続いていたが、僚馬のクラヴァシュドールと同様、おそらく【コースの回りが左回りになる日曜にしっかり時計を出す】ため、そのような調教パターンになっていると思われる。

13日(日曜)に速い時計をマークしたことで態勢が整ったということなのだろう、最終追い切りは芝コースでの調整。しかも終い重点と軽めに留めてきたが、雰囲気自体は成長を感じさせるもの。体が起きた上で前の出もスムーズな動きは目についた。



調教マル特ホース②

リリーピュアハート

藤原英厩舎(栗東)
福永騎手騎乗
戦績:2-1-1-1

・この秋はコース追いに徹し成長アピール

こちらも直前の調教は時計こそ目立たないが、3週連続もコースで長めから追われてきた。決して馬格のあるタイプではなく、春は慎重な調教が続いていたものの、調教メニューという点からも、このレースに懸けるトーンと秋の変化が窺えるもの。

4ヶ月ぶりで3本の追い切りは一般的には少ないものだが、この馬にとっては過去と比較しても十分といえそうだ。




ローズステークス2020予想
『前走ワケアリ敗戦で妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<9月17日(金)更新>


分析班
水谷

キーンランドカップでは前走7着敗戦から逆転勝利のエイティーンガールを推奨。

穴馬候補に困ったら、この馬をぜひ付け加えてみていただきたい!


【“負け方”に大事なヒントあり】
一般的に、人気になりやすい馬は『直近で勝っている馬』『馬柱で良い着順が並ぶ馬』。裏を返せば、『前走で負けた馬・着順が悪い馬』はそれだけで人気の盲点になりやすいもの。

しかし、「負けに不思議の負け無し」という格言もあるように、全ての敗戦には必ず理由がある。中には、次のレースに繋がるような敗戦も……。ココでは、常日頃からレース映像を何度も見返し、次なるヒントを探し当てることに魂を燃やすレース分析班より“前走で負けた馬”から注目すべき情報馬をピックアップ!


前走敗戦組からの注目馬

アカイイト

中竹厩舎(栗東)
藤岡佑騎手騎乗
戦績:2-2-0-7

【前走成績】
藻岩山特別(5着/1人気)

・前走は後手&不利が響いた惜敗
・キャリア11戦中、8戦で上がり最速マーク
・戦ってきたメンバーレベルは低くない

前走は2勝クラスの藻岩山特別で5着に敗戦。春の実績馬が揃っている今回は見劣りして当然だが、力を出し切れれば距離適性や夏を越しての成長を加味して、大穴となる可能性は秘めている。

藻岩山特別はスタートで出遅れて、最初から最後方集団で動きの取れない最内という厳しい位置取り。

しかも、前半が1分2秒台のスローペースになり、直線に向いてからもしばらく前が詰まって進路が見当たらないという状況。

目の前にいた馬が外にモタれてくれたおかげでようやく進路が開いたという有り様で、ゴール寸前の伸びっぷりからして脚を余していたことは明らかだった。


分析班
水谷

昇級戦だったそのレースで単勝2.4倍の1番人気に推されていたように、休み明けで楽勝した2走前は春シーズンからの進化を示す好内容。

春は「行っても控えても甘い」「毎回勝ち切れない」と揶揄されることもあったが、これは2000m前後の距離にこだわって百日草特別、エリカ賞、大寒桜賞など、牡馬にとっての出世レースとしても名高いハイレベル戦に挑戦し続けていたため。

諦めずに牡馬相手の厳しい戦いを繰り返してきた経験が、夏を越して2000mのローズSで活きるはずだ。







週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは9月19日(土)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『ローズステークス(GⅡ)』
『セントライト記念(GⅡ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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