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【ラジオNIKKEI賞2021予想】夏の福島開幕を告げる名物重賞!今年も未来のスターホースが隠れている?



ラジオNIKKEI賞2021予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。今週から福島・小倉・函館と、いよいよ夏競馬らしい雰囲気の競馬場で開催が始まりますね!

その開幕週の福島ではラジオNIKKEI賞が行われます!夏のお馴染みのハンデ重賞ですが、過去にはフィエールマンがこのレースをステップに菊花賞へと直行。その後多数のGⅠを勝つ馬にまで成長しましたね。今年もそんな未来のスターホースが隠れているのでしょうか?

また、小回り・福島の開幕週とあって馬場状態がポイントとなりますし、気温が上昇しがちな夏競馬だけに馬の体調面に関しても要注意。予想のし甲斐がある1戦ですね。1週間通してしっかり予習していきましょう!




ラジオNIKKEI賞2021予想
出走馬/枠順確定
<7/2(金)更新>


ラジオNIKKEI賞(GⅢ)
7/4(日) 阪神芝3200m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1デルマセイシ牝351菅原明良
2ヴァイスメテオール牡354丸山元気
3アサマノイタズラ牡356嶋田純次
4プレイイットサム牡354M.デム
5ボーデン牡355武藤雅
6リッケンバッカー牡356幸英明
7シュヴァリエローズ牡355吉田隼人
8ロードトゥフェイム牡353木幡巧也
9スペシャルドラマ牡353戸崎圭太
10ワールドリバイバル牡353津村明秀
11タイソウ牡353三浦皇成
12アイコンテーラー牝351亀田温心
13ワザモノ牡353柴田善臣
14ノースブリッジ牡354岩田康誠
15グランオフィシエ牡353大野拓弥
16ヴェイルネビュラ牡355田辺裕信





ラジオNIKKEI賞2021予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<6/27(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、ラジオNIKKEI賞2021に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:スプリングS3着

ボーデン


木村厩舎(美浦)
武藤騎手予定
戦績:1-1-1-0

前走のスプリングSで3着に食い込み、皐月賞への優先出走権をゲット。特別登録も済ませたものの、中間の調整中にフレグモーネを発症してしまい、回避せざるを得ない状況に。春のクラシック戦線真っ最中とあって、普通ならば日本ダービーに目標を切り替えて調整というパターンになるかと思われたが、陣営は焦らず調整することを選択。

実は「そう重症ではなかったし、投薬治療ですぐに治りましたよ」と関係者が話すように、調教を休んでいた期間はそう短くなかった様子。それでも夏競馬までじっくりと時間をかけて調整してきた辺り、厩舎サイドとしても万全の状態でなければレースに使いたくないという考えが背景にありそうだ。

元々、関係者の評価は非常に高く「身体能力が高い」「相当大物な感じがある」と、様々な面でその素質を絶賛されていた存在。あとは、テン乗りとなる武藤騎手がいかにエスコートできるかがカギとなるだろう。

【WORLD分析班チェック】
2走前は重賞レベルの超高速時計

分析的に見逃せないのは、何よりも2走前に未勝利戦を勝ち上がった際のタイム。東京芝1800Mで1分45秒2は未勝利戦最速、1勝クラスでも1度も記録されていない驚異の記録で、古馬重賞とも遜色ないレベル。この距離に対する適性の高さは言わずもがなで、小回りコースへの対応力も前走で証明済み。初の福島コースも問題ないだろう。




前走:青葉賞13着

ノースブリッジ


奥村武厩舎(美浦)
岩田康騎手予定
戦績:2-0-0-1

これまではレース間隔を空けながらの出走。関係者としてみれば詰めて使うプランも考えていたようだが「まだ続けて使えない弱いところが残ってて」と、万全の状態に仕上がるまでに少々時間がかかるタイプのよう。それでも、明らかに距離が長かったであろう青葉賞以外では全く崩れていない、高い安定感の持ち主。この中間に体質面がどれほど改善しているか、直前情報は気にしたいところだ。

今回は北海道を拠点としている岩田康騎手が駆けつけて騎乗予定。実は前走の青葉賞にしても「本当は岩田さんの予定だったんですけど、直前にやらかしちゃって(※騎乗停止)、急遽カズオになったんですよ」というのが関係者の話。実際に勝利に導いているジョッキーでもあり、待望の再タッグと言っていいだろう。

【WORLD分析班チェック】
1周コースでタメが利く逃げ馬

参考外の青葉賞はさておき、デビューからの2戦は逃げた上で上がり最速を刻んで突き放す、逃げ馬の必勝パターンでの勝利。ペースを落としたタイミングでしっかり息を入れ、脚を溜められるタイプのため、要は“逃げて差す”競馬をして勝利を挙げている。1800m戦の今回は道中のペースがカギにはなるものの、マイペースならば崩れず走り切れるだろう。




前走:山藤賞1着

プレイイットサム


藤岡健厩舎(栗東)
Mデムーロ騎手予定
戦績:2-1-0-0

『情報は点ではなく線で繋ぐべし』と口酸っぱく申し上げているが、この馬の関係者情報を線で繋げば、綺麗な上昇曲線が見て取れる。

2着に敗れた新馬戦は「体がユルユルや」。勝ち上がった未勝利戦は「まだ緩いけど、放牧に出して時間をかけて締まってきた」。そして前走では「体も動きも更にようなってるわ」と一気にトーン上昇。日々の調教を重ねるごと、そしてレースへと出走する度に状態面が良化してきたようだ。

となれば、ここまでの上昇曲線がどのような変化を遂げるかに要注目だ。更に関係者のトーンが上昇し、曲線の角度も上向くとなれば、当然馬券的にも見逃せない存在となる。

【WORLD分析班チェック】
ロングスパート歓迎のスタミナ型

市場取引馬とあってゴドルフィンには珍しいクロフネ産駒。ダートで無双の走りを見せた父がそうだったように、簡単に失速しない持続性能の高さには一目を置く。特に前走の山藤賞は、3コーナー手前から速いラップが刻まれる流れを、大外からひとマクリでの勝利。小回りコース特有の、コーナー部分での進出も容易にこなせるタイプで、福島替わりも問題なし。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも、春のGⅠを使った後に一息入れて使ってくる馬や、未勝利→1勝クラスと連勝中の馬など、混戦ムードのメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!





ラジオNIKKEI賞2021予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<6/30(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。水曜は過去の傾向からラジオNIKKEI賞のイメージを固めていきましょう!


ラジオNIKKEI賞2021データ
最初に押さえておきたい2つのポイント!

  • ①クラシックとの関連性

  • ②忘れちゃいけない“ハンデ戦”というレース設定

①クラシックとの関連性


3歳限定戦として行われるこのレースの立ち位置は、春と秋のクラシックを繋ぐ中継地点とも言えるでしょうか。牡馬クラシックで言えば、春のダービーと、秋の菊花賞トライアルに間に位置するレースです。

では、一体このレースの結果にどれほどクラシックとの関連性があるか、過去の出走馬を見てみましょう。


(1)ラジオNIKKEI賞『以前』との関連性

まずは過去5年に当レースで馬券に絡んだ馬の前走クラス別に見てみましょう。

1勝クラス:8頭
2勝クラス:1頭
OP特別 :2頭
GⅢ   :0頭
GⅡ   :1頭
GⅠ   :3頭


実は最も多く馬券に絡んでいるのは前走1勝クラス組。ただ、重賞やGⅠから当レースへ参戦してきた頭数はより少数となるため、もちろん母数の違いを考慮する必要はありますが、

「GⅠや重賞を使っていたから強い!」
「条件戦からの出走だと力関係が気になる……」

これらの発想は全く必要ないレースと言えるでしょう。むしろ、まだ条件戦しか使っていないような馬を積極的に狙っていい場面なのです。


(2)ラジオNIKKEI賞『以後』との関連性

逆の発想をしてみましょう。このレースで馬券に絡んだ馬は、その後どのような活躍を果たしているでしょうか?

当レース出身のGⅠ馬として記憶に新しいのは、18年2着のフィエールマンでしょう。当時は敗れはしたものの、インパクトの大きい走りを見せての2着と能力の高さは披露していました。

また、昨年1着のバビットは、次走のセントライト記念でも勝利。このラジオNIKKEI賞での勝利をステップに、トライアル重賞でも主役の座を張っています。

他にも…

18年1着メイショウテッコン→神戸新聞杯3着
17年1着セダブリランテス →アルゼンチン共和国杯3着
16年1着ゼーヴィント   →セントライト記念2着


と、秋以降に重賞で活躍した馬が複数馬券に絡んでいます。



分析班
水谷

実はここで名前を挙げた5頭の内、メイショウテッコンを除いた4頭は、トップハンデではありませんでした。要は『まだ重賞級の実績を残していない原石が、輝きを増すきっかけのレース』ということ。これまでの栄光ではなく、今後どれだけの活躍が出来るかという可能性を見出すべきでしょう。



②忘れちゃいけない“ハンデ戦”というレース設定



前項の最後でも触れましたが、当レースは主催者側が斤量を決めるハンデ戦。名目上は、各馬が同じタイミングでゴールできるような斤量設定を行うレースという点を見逃してはいけません。

この特殊なレース設定が与える影響は大きく2点あるでしょう。


(1)隠れた素質をハンデキャッパーが見逃している

この夏競馬では多くのハンデ重賞が行われますが、3歳限定でのハンデ戦はこのラジオNIKKEI賞1レースしか存在しません。歴戦の古馬ならまだしも、キャリアの浅い3歳馬となると、ハンデ設定の判断材料も自ずと少なくなるところ。

実際、昨年はバビットが2着馬に0.8秒差をつけての大楽勝。本来ならばより重い斤量を背負うべき実力馬も、この時点では53キロという軽量設定となっており、後続に大きな差をつけられたということ。

もちろん分析も大事ですが、この斤量設定を正当と判断するかは関係者の感触も大事。ハンデ戦に出走してくる以上、陣営は「恐らく●●キロだろう」という大体の見立てがあります。それよりも軽いか、重いか、そしてその斤量を確認した関係者のトーンはどう変化したか。この点も判断材料の一つとなるでしょう。


(2)脚質の偏りが無くなっている

このラジオNIKKEI賞は福島競馬の開幕週に行われるレース。

開幕週の芝といえば、基本的には先行逃げ切りが有利になるのが一般的なパターン。近年こそエアレーションやシャタリングといった新しい馬場整備の技術が導入され、徐々に傾向が変化しているものの、小回りの福島ならば先行力は確かな武器になるはずです。

しかし、当レースはほとんど脚質に偏りがないのです。バビットのように逃げてもOK、フィエールマンのように差してもOK。時には最後方近くから直線だけで差し込んでくる馬もいるように「開幕週の馬場だから…」という考えに縛られる必要はありません。



【 まとめ 】
・これまで出走してきたレースの格は気にする必要なし

・むしろ積極的に条件馬を狙っていい

・まだ“バレてない”軽量馬に気をつけろ

・開幕週でも逃げ先行にこだわらずにOK



ラジオNIKKEI賞2021予想
『調教マル特ホース』
<7/1(木)更新>



●ラジオNIKKEI賞は美浦ウッド追いが主流

2011年は中山開催だったため、過去10回(2010年・2012年~)の3着以内馬の調教メニューを調べると、とにかく際立つのが最終追い切りが美浦ウッド追いだった馬が多いこと。関東馬優勢のコースとはいえ、実に15頭の最終追い切りが美浦Wコースだった。その大半の14頭の1週前追いもWコースである。この傾向は流石に無視はできないだろう。

また、ウッド追いの15頭中14頭が併せ馬だったことも見逃せない。ここまで傾向が偏る重賞も珍しいほどだ。

今年の関東馬もウッド追いを主体としている馬は多数いる。しかし、走り方をみると小回り千八がどう出るか、という懸念を感じる馬がちらほら見受けられるが、あくまで調教評価。ある程度、大目に見たい。


調教マル特ホース①

ヴェイルネビュラ

手塚厩舎(美浦)
田辺騎手
戦績:2-0-0-3

・最終追い切りはウッドで併せ馬同入

最終追いの併せ馬は未勝利馬相手。離れた前に併走馬を置く形で追走し、最後は同入。乗り手が違うので一概には比較し辛いところもありますが、予てから「晩成」「成長途上」と言われていたところ、短いレース間隔ながらも前走より走る姿勢が低くなってきたように映る。賞金面からもハンデ上位ではありながらが、今のデキでどれだけ変わり身・上積みがあるか、楽しみな一戦になりそうだ。



調教マル特ホース②

スペシャルドラマ

宮田厩舎(美浦)
戸崎騎手
」 戦績:2-1-0-3

・ウッドで単走&1週前Wコース追い

時計の出やすい馬場コンディションのようで、上がり1F12.1秒は内を回ったにしても出過ぎの感もあるが、動きは良好。終始楽な手応えで運んで、終い重点ながらもラストの伸びやかな動きは目についた。ひと目に大柄な馬体でコーナーリングは多少モタつく面もあるように映る分、スムーズに運んだ方が良さそうなタイプ。展開や枠は選ぶように感じるものの、一発を狙えるデキにはありそうだ。




ラジオNIKKEI賞2021予想
『下馬評は低いが妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<7/2(金)更新>


分析班
水谷

混戦ムード漂う一戦ということで、上位人気に推されそうなのは、なんだかんだGⅠ&重賞を使ってきた組だと思いますが、最後の更新となる今回は全くの別路線組から“盲点”になりそうな馬をピックアップしてみましょう。

情報筋の皆様の間では「昨年のバビットと同じような空気を感じる」といった声も少なからず出ているみたいですし、ぜひチェックしてみてくださいね。


下馬評低めの盲点注目馬

グランオフィシエ

久保田厩舎(美浦)
大野騎手騎乗
戦績:2-1-0-1

【前走成績】
3歳上1勝クラス(1着/1番人気)

○未勝利⇒1勝クラス連勝も自己条件で軽視されている!?

データ部分でも取り上げた過去のラジオNIKKEI賞で最も多く馬券に絡んでいる前走1勝クラス組。それも同馬は特別戦ではなく条件戦だった事もあり、如何に連勝で勢いがありそうに感じても強豪相手に戦ってきたGⅠ&重賞組と比較すると評価が低くなるのは当然だろう。

だが、それはあくまで戦績をそのまま見た字面だけのもの。2走前(未勝利)勝ちの時計1.59.5秒は、同日のフローラS勝ち時計(1.59.4)と僅かコンマ1秒差であり、3着で後のオークス馬ユーバーレーベン(走破時計1.59.6)以上の時計で走っている。つまり冷静に分析すれば“重賞どころかGⅠ”で通用してもおかしくないポテンシャルを秘めていると解釈する事もできるというわけだ。

ちなみに、情報筋の間で「昨年のバビットと同じような空気を感じる」という声が出ていたのは“未勝利勝ち”の時点で“重賞でも通用するような能力を示している”という事。当時のバビットも未勝利勝ちの時計が当時の古馬2勝クラスに匹敵する比較から「3歳馬同士の重賞なら十分やれる」という評価で本線に指名されていた。

話をグランオフィシエに戻すが、前走の1勝クラスでは、スタートのダッシュ力そのものが他馬よりも上だった事もありハナに行く競馬。陣営にとっては想定外の競馬であり、目標にされる厳しい競馬にもなったが、それでも押し切った事に価値がある。

関係者から「道悪はあまり得意ではないので良馬場でやりたい」との声が出ている点については気にすべきところではあるものの、穴馬としてマークしておくべき馬である事は間違いない。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは7/2(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『ラジオNIKKEI賞(GⅢ)』
『CBC賞(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

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