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【クイーンステークス2021】波乱含みの牝馬重賞!秋に向けて勝ち名乗りをあげるのは?注目データ・ヒント多数!



クイーンステークス2021予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!

ダービージョッキー・大西直宏さんも所属するWORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

本場の競馬は新潟の単独開催という異例の日程が続きますが、北の地も本来なら札幌が開幕しているこの時期。今年は折り返しの函館でクイーンステークスが行われます。秋に向けても楽しみな馬が揃いましたが、馬券もキッチリ仕留めたいものです。

さあ、今週末も1週間かけてしっかり予習していきましょう♪




クイーンステークス2021予想
出走馬/枠順確定
<7/30(金)更新>


クイーンステークス(GⅢ)
8/1(日) 函館芝1800m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1クラヴァシュドール牝455藤岡佑介
2イカット牝455横山武史
3フェアリーポルカ牝556三浦皇成
4ローザノワール牝555国分恭介
5ドナアトラエンテ牝555川田将雅
6マジックキャッスル牝456戸崎圭太
7マイエンフェルト牝555川又賢治
8ウインマイティー牝455Mデムーロ
9テルツェット牝455ルメール
10サトノセシル牝555大野拓弥
11シャムロックヒル牝455団野大成
12シゲルピンクダイヤ牝555和田竜二





クイーンステークス2021予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<7/25(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、クイーンステークス2021に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:ヴィクトリアマイル3着

マジックキャッスル


国枝厩舎(美浦)
戸崎騎手予定
戦績:2-5-1-3

昨年の牝馬クラシックを沸かせた馬。その最高着順は秋華賞の2着だが、その後すぐ愛知杯で重賞初制覇から、この春はヴィクトリアマイルで3着。今後の成長が楽しみであると同時に、元々のポテンシャルから言っても、このメンバーでは主力級の存在である事は間違いない。

【WORLD分析班チェック】
小回り対応なら距離延長は歓迎!

その脚質から小回りへの対応がカギを握りそうだが、乗っている者からすれば、マイルは多少短く、適性は1800~2000mとも言われていただけに、距離延長は歓迎するところで、一つ下のソーヴァリアント(弥生賞4着)が先日の札幌で圧勝した事から洋芝適性も十分だろう。




前走:福島牝馬S2着

ドナアトラエンテ


国枝厩舎(栗東)
川田騎手予定
戦績:4-5-1-1

国枝厩舎2頭出しの1頭で、偉大な姉(ジェンティルドンナ)を持つこちらも厩舎期待馬。 遅ればせながら待望の重賞制覇へ機は熟した感のあった中山牝馬Sは不良馬場が全てで、それ以外は全て3着以内という安定感に特長。あと一歩でタイトルを逃した前走の福島牝馬Sだが、やはり良馬場ならチャンスは近い。

【WORLD分析班チェック】
マジックよりセンスで一日の長!?

体質が弱く出世が遅れたが、デビュー時418キロの馬体が、3走前の初富士S勝ちでは468キロと50キロ増。あまり大きくなると良くないディープ産駒だが、どうやらこの馬は違うようで、ようやくジェンティルドンナの全妹らしさが出てきた今期。一皮むけた事は確かで、レースセンスに一日の長。




前走:ヴィクトリアマイル14着

テルツェット


和田郎厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:5-0-1-1

デビューから6戦5勝で臨んだヴィクトリアマイルでは、レース前から興奮気味。ひと言でGⅠの雰囲気に飲まれてしまった格好だが、ひとまずは経験値の差として、前走の敗戦だけで評価は下がらない。
叔父にリアルスティール、叔母にラヴズオンリーユーという良血。今後の成長が楽しみな1頭だ。

【WORLD分析班チェック】
課題クリアならその決め手は最上位!

思えば3歳時のミモザ賞は、ウインマリリン(オークス2着、日経賞1着、フローラS1着)、ウインキートス(目黒記念1着)に次ぐ3着だったこの馬。その後の経歴は当然と言えば当然でもあった。
ベストはワンターンと思いきや、ダービー卿では牡馬をなで斬り。小回り、スタート難など課題はあるが、その決め手はココでも最上位。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも、重賞2勝のフェアリーポルカやG1でも好走歴のあるクラヴァシュドールなど、注目馬も多数。今年も波乱含みのメンバーと言えそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




クイーンステークス2021予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<7/28(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。
今年は函館で開催されるクイーンステークス。昨年は11→4→1番人気の決着で大波乱となりましたが、過去10年で1番人気は(5-2-2-1)の連対率70.0%、複勝率90.0%と、連軸としての信頼が厚い一方、2番人気は(2-0-1-7)の連対率20.0%、複勝率30.0%。6番人気以下が8連対と一筋縄ではいかないレースとなっていますね。

それでは、水曜は過去の傾向からクイーンステークスのイメージを固めていきましょう。


クイーンステークス2021データ
最初に押さえておきたい2つのポイント!

  • ①過去10連対→前走GⅠ出走馬が強い

  • ②斤量56キロ組には鬼門のレース

  • ③過去に重賞好走歴があれば近走着順は不問

①過去10連対→前走GⅠ出走馬が強い



クイーンステークス
過去10年の前走クラス別成績

前走クラス 着度数
(1着-2着-3着-4着以下)
勝率 連対率 複勝率
2勝クラス0-0-0-110.0%0.0%0.0%
3勝クラス1-2-1-165.2%15.7%25.0%
OP特別0-1-1-80.0%10.0%20.0%
GⅢ3-3-3-356.8%13.6%20.4%
GⅠ6-4-5-2315.7%26.3%65.2%



いわゆる実績馬が、秋に向けてのステップレースとして位置付けている一鞍。ゆえに過去、前走がGⅠだった馬の活躍が目立つのも当然ですが、過去10年で10連対。毎年この組から1頭は連対しているのも特徴ですね。続いてGⅢ組が6頭。その着順も⑩①⑨②③⑧着と、その着順は気にしなくても良さそうです。

尚、今年の出走予定馬からは

【前走GⅠ出走馬】
シゲルピンクダイヤ(ヴィクトリアマイル5着)
テルツェット   (ヴィクトリアマイル14着)
  マジックキャッスル(ヴィクトリアマイル3着)

【前走GⅢ出走馬】
ウインマイティ― (愛知杯14着)
シャムロックヒル (マーメイドS1着)
ドナアトラエンテ (福島牝馬S2着)
フェアリーポルカ (スパーキングレディーカップ4着)



②斤量56キロ組には鬼門のレース



クイーンステークス
過去10年の『斤量56キロ以上』を背負った馬


 2020 スカーレットカラー 56 1人気 3着
 2020 フェアリーポルカ  56 2人気 6着
 2019 ミッキーチャーム  56 1人気 1着
 2019 フロンテアクイーン 56 2人気 7着
 2018 ソウルスターリング 56 2人気 3着
 2015 フーラブライド   56 2人気 8着
 2013 マルセリーナ    56 2人気 4着
 2012 フミノイマージン  57 5人気 8着

いわゆる実績がある=賞金を持っている馬が重い斤量を背負う別定戦。
56キロ以上を背負った馬の不振が目立つこのレースですが、唯一連対した2019年のミッキーチャーム、昨年3着のスカーレットカラーはともに1番人気だった事から、人気によっては軽視できないでしょう。

【今年の該当馬】
フェアリーポルカ  56キロ
マジックキャッスル 56キロ



③過去に重賞好走歴があれば近走着順は不問



過去10年、連対馬20頭中18頭が、過去にGⅡ~GⅢで連対しているか、GⅠで3着以内の実績があった事は見逃せません。やはり別定戦。勢いだけでは通じない事が言えますね。



【今年この条件をクリアした馬】
ウインマイティ― (オークス3着)
クラヴァシュドール(チューリップ賞)
シゲルピンクダイヤ(桜花賞2着)
シャムロックヒル (マーメイドS1着)
テルツェット   (ダービー卿CT1着)
ドナアトラエンテ (福島牝馬S2着)
フェアリーポルカ (中山牝馬S1着)
マジックキャッスル(秋華賞2着)



尚、過去に上記をクリアしていなかったのは2012年2着のラブフール(福島牝馬S6着)、昨年のレッドアネモス(福島牝馬S6着)の2頭ですが、ともに重賞出走経験がありました。その意味で重賞初出走組に鬼門のレースと言えそうです。

【今回、重賞初挑戦となる馬】
アラスカ
イカット
サトノセシル
ラキ
ルビーカサブランカ



【 まとめ 】
・前走GⅠ出走組が毎年連対

・56キロで買えるのは1番人気のみ

・過去重賞好走馬なら近走着順は不問

・重賞初出走組には鬼門のレース



クイーンステークス2021予想
『調教マル特ホース』
<7/29(木)更新>



例年ならば札幌競馬場で行われるクイーンS。函館と札幌でいえば共通点が多いが、調教にかけては拠点を函館とするのか、札幌にするのかでは使える調教コースも違うもの。まずは過去の傾向から探ってみたい。

●クイーンSは千差万別の調整パターン

過去10年に3着以内馬30頭(美浦10頭、栗東20頭)の調教を見て率直に言えるのがとにかく調教パターンが多岐にわたること。美浦10頭だけでいっても、最終追い切りだけで5通り(南Wコース・札幌芝・札幌ダート・函館芝・函館W)もあることが目につく。

一方、関西馬はどうかと言うと20頭中、直前が札幌芝だった馬が8頭、函館Wが8頭。こちらは2分化している。東西所属で調教パターンが異なるのは一つ言えることである。

もう一点、ポイントを挙げると調教量。牝馬ならば調教量はさほど求められないとも考えられるが、東西所属併せて30頭の好走馬の内、半数がトレセンで調整して1週前または2週前に北海道へ移動してくるケースが見られた。レース間隔があっても直接北海道に入厩して調整する馬、つまりは軽い調教量の馬は少数派といえる。

それにしてもハッキリとした王道調教パターンがないのは事実。札幌・函館、どちらに入厩するか。どの調教コースを使うか。本州からいつ移動するか、どんな調教メニューを組むのか千差万別の分、厩舎それぞれのさじ加減が問われ易いレースといえそうだ。


調教マル特ホース①

ドナアトラエンテ

国枝厩舎(美浦)
川田騎手
戦績:4-5-1-1

・美浦ウッドで4本&最終追いは函館ウッド

最終追い切りは函館のウッド。僚馬マジックキャッスルを前に見る形で内から追走し手応えよく同入している。マジックキャッスルも同じような動きをしている分、どちらが良いかは甲乙付けがたいのだが、こちらの方が実績は劣ることを考えればドナアトラエンテを推奨すべきと見た。

余談だが、この2頭はどちらかといえばドナアトラエンテの方がレース間隔は開いているのだが、乗り出しはマジックキャッスルの方が早く、調教の本数は当然ながら異なる。それでも良い動きをみせているのだから厩舎、オーナーサイドのプランニングが決して間違いではなかったことが窺える。



調教マル特ホース②

シャムロックヒル

佐々木晶厩舎(栗東)
団野騎手
戦績:4-0-0-11

・1週前までCW追いがメイン&最終追いは函館W

前走で重賞初制覇。当時と斤量差があることはここでは加味して考慮していないので、単純にデキが良かったことをお伝えしたい。マーメイドS以降は栗東で調整を続けてきたようだが、CW追いを5本、坂路で1本追ったが、1週前追い後に移動をして函館ウッドで最終追い切りを終えている。

栗東で強い調教をこなしていたため、最終追いは時計的に相当控えた印象だが、控え目な中にも動きの柔軟性が窺える。好調をキープしていそうだ。




クイーンステークス2021予想
『下馬評は低いが妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<7/30(金)更新>


分析班
水谷

主力伯仲といったムードで、いわゆる『実績馬』が人気を集めそうですが、過去の『実績馬』が穴をあけるレースでもお馴染みですね。今年は近走がワケありの敗戦で、その実績とは裏腹に人気の盲点になっている馬が存在します。注目してみて下さい。


下馬評低めの盲点注目馬

ウインマイティー

五十嵐忠(栗東)
M.デムーロ騎乗
戦績:3-1-1-6

【前走成績】
愛知杯(14着/9番人気)

○近走の大不振にはワケがあった!
○GⅠ3着馬で好走条件はクリア!

オークス3着以降、完全にスランプが続いているこの馬だが、状態の良さとは関係なく、メンタルの面に敗因があった様子。

秋華賞では勝負どころで狭くなり接触した事がトラウマとなっていた模様で、途中で競馬をやめていたのはそのせい。前走の愛知杯ではブリンカーも効かず、そこから時間をかけてジックリ立て直したのが良かった。「戻ってきてからは他馬を気にしなくなりましたからね」と、実戦に行ってどうかは別問題だが、その実績からもこのままでは終われない陣営。復帰初戦に妙味あり。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは7/31(土)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『クイーンステークス(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

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