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【オークス2022予想】二冠か?巻き返しか?【5/20最終更新】『僕ならこう乗る!』大西直宏の注目馬



オークス2022予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・オークスの過去データを洗う!
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

今週は牝馬2冠目オークスですね!今年の桜花賞がスローのイン前雪崩れ込み決着ということで、オークスへあまり直結するイメージが持てない結果でした。新興勢力も加わって「どの馬を信じていいのか」が非常に分かりづらい状況になっています。各要素をシッカリと読み解いていって、直前には“買い・消し”をクリアにしたいですね。




オークス2022予想
出走馬/枠順確定
<5/19(木)更新>


オークス(GⅠ)
5/22(日) 東京芝2400m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1ウォーターナビレラ牝355武豊
2スタニングローズ牝355レーン
3アートハウス牝355川田将雅
4ルージュエヴァイユ牝355池添謙一
5サウンドビバーチェ牝355石橋脩
6サークルオブライフ牝355Mデムーロ
7ホウオウバニラ牝355横山典弘
8ナミュール牝355横山武史
9エリカヴィータ牝355福永祐一
10ラブパイロー牝355野中悠太
11ベルクレスタ牝355吉田隼人
12ライラック牝355横山和生
13パーソナルハイ牝355吉田豊
14シーグラス牝355松岡正海
15ピンハイ牝355高倉稜
16プレサージュリフト牝355戸崎圭太
17ニシノラブウインク牝355三浦皇成
18スターズオンアース牝355ルメール





オークス2022予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<5/15(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、オークス2022に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:桜花賞1着

スターズオンアース


高柳瑞厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:2-3-1-0

桜花賞で重賞初勝利。直線で他馬に寄られる不利を受けながら、勝負根性を見せて狭いところを突き抜けての勝利。父はダービー馬ドゥラメンテ、叔母にオークス馬ソウルスターリングがいて、もともとオークス向きと言われていただけに、桜花賞制覇は意外であった。多分にコースを知り尽くした川田騎手の手腕に拠るところも大きかっただろう。

桜花賞時点では伏兵扱いだったが、一転してオークスでは主役候補に躍り出た同馬。脚長でストライド走法の同馬にとって東京2400mへの舞台替わりはどの馬よりもプラス材料と言え、二冠達成も十分にある。

【WORLD分析班チェック】
鞍上は二転三転も最終的にルメールを確保

川田は桜花賞が一戦だけの代打であり、その後は福永への打診もあったが、最終的にはルメールに落ち着いた。クラシックという大きな舞台でルメールを確保できたのは幸運以外の何物でもない。運も実力の内だ。




前走:桜花賞4着

サークルオブライフ


国枝厩舎(美浦)
Mデムーロ騎手予定
戦績:3-0-2-0

桜花賞はインの馬場が有利に働き、枠順も二桁馬番の馬には不利な状況だった。そんな中で外枠を引き、なおかつ後ろからの競馬になった同馬には厳しい競馬。それでも最速上りで、勝ち馬からコンマ1秒差は勝ちに等しいと言っていい。血統、競馬ぶりから東京2400mに変わることになんら不安もなく、今の外伸びの東京であれば桜花賞より着順を上げる可能性は極めて高い。

【WORLD分析班チェック】
オークス実績豊富な国枝厩舎でノウハウ十分

国枝厩舎はオークス成績【2.2.0.5】の実績で、掲示板は6度を誇る。勝ったのは三冠馬アパパネとアーモンドアイ、2着はカレンブーケドールとアカイトリノムスメだ。昨年ダービーに出走したサトノレイナスが出走していれば「勝っていただろう」と言われ、実質3勝くらいの実績を誇る。これだけノウハウを持った厩舎なら中間の調整は何も不安はないだろう。




前走:忘れな草賞1着

アートハウス


中内田厩舎(栗東)
川田騎手予定
戦績:2-0-0-1

桜花賞組以外では忘れな草賞組の同馬の評価が上昇中。何といっても桜花賞を制した川田がこの馬に騎乗するのが大きいだろう。その忘れな草賞は11秒6-11秒1の加速ラップのレースで差し切りを決める強い内容。「前回この馬の競馬ができていなかったので、一から教えながらの競馬だったけど、リズム良く走ってくれた。本来の走りができた結果だと思う」とコメントしており、鞍上は好位で溜めて終いを生かすのがこの馬のパターンだと考えているようだ。速い上がりに対応したのは本番でも強みになる。

【WORLD分析班チェック】
忘れな草賞勝ち馬はここ3年で2頭が馬券に

20年ウインマイティーが3着、19年ラヴズオンリーユーが1着と、2頭が馬券になっている。昨年の勝ち馬ステラリアはオークス、秋華賞では結果が出なかったものの、エ女王杯で2着に好走しており、このレースの勝ち馬は大きな舞台で好走することが多い。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも桜花賞2着のウォーターナビレラに、逆に桜花賞では力を出し切れなかったナミュール、プレサージュリフトの重賞勝ち馬、他にもトライアル組のエリカヴィータなど魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




オークス2022予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<5/18(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

こんにちは!データ分析担当の水谷です。水曜は過去の傾向からオークスのイメージを固めていきましょう。だいたい次の3つのポイントを押さえておけば最近のオークスの傾向が掴めるはずです。


オークス2022データ
最初に押さえておきたい3つのポイント!

  • ①位置取り問わず上がり最速馬が馬券になる!

  • ②ノーザンFに逆らうべからず!?今年も人気どころがスタンバイ

  • ③展開は序盤35秒、真ん中緩んで、後半34秒が主流

①位置取り問わず上がり最速馬が馬券になる!



2000年までの21年間、オークスで上がり最速(トップタイ含む)を使った馬は28頭いてそれらの成績は以下の通り。

オークスで上がり最速(トップタイ含む)を使った馬
【14.5.5.4】
勝 率 48.3%(単回収率319%)
連対率 65.5%
複勝率 82.8%(複回収率230%)



位置取り問わずに直線最速の脚を使える馬が高確率で馬券になっている。近10年に限れば馬券にならなかったのはディアドラ(4着)と昨年のタガノパッション(4着)の2頭のみ。「5回に4回」は馬券圏内という確率だ。

これらのほとんどは直線で10番手以降からでも届いている点に注目。オークスというのはどの馬も距離が初めてのため、ジョッキーも序盤~中盤にかけて慎重な騎乗になりがち。そして残り3F過ぎからの追い比べ(=いわゆる正味3ハロンの競馬)。だからこそ『上がり最速馬が馬券になりやすい』ということに繋がる。

今回のオークスでどの馬が上がり最速を使えるかは不明だが、これまでのレースぶりからもある程度の把握は出来るはず。突出した上がりタイムを使ったことがあるか、もしくは毎回平均して上位上がりを使っているかをチェックするのが近道だろう。



②社台グループ生産馬が圧倒的に強い



オークスは【社台グループ生産馬が強い】のは以前から言われていること。ここ2年は勝ち切れていないものの、オークスは過去10年でもグループ生産馬で7勝の実績を上げている。

これは生産を生業とする社台グループにとって牝馬はその根幹であり、オークスにどれだけ本気度を見せているのかがハッキリと読み取れるデータ。今年も出走予定馬はグループ生産馬が半数を占めており、上位独占となる可能性も十分ある。

そして桜花賞を使った馬はたいてい外厩にリフレッシュ放牧に出ているので、それぞれの放牧先と戻った日をご確認頂きたい。

<今年のノーザン外厩利用馬>

・ナミュール→しがらき(5/10戻り)
・ベルクレスタ→→しがらき(4/21戻り)
・スターニングローズ→→しがらき(4/29戻り)
・プレサージュリフト→天栄(5/6戻り)
・スターズオンアース→山元(4/28戻り)



③展開は序盤35秒、真ん中緩んで、後半34秒が主流



オークスのレースラップを並べてみると分かるが、だいたいほぼ同じようなラップ構成になる。


スタートしてからの入りは3F【35秒台】でゆったりと入り

その後向こう正面に入ってからは【12秒台】のラップでゆったりと息が入る。(近走は馬場がかなり速いため13秒台ラップまで落ちることは稀)

ペースアップは4コーナー出口の残り3F地点。そこから一気にギアが上がって11秒台前半の加速が始まり

最後の直線でどの馬が最後まで持続した脚を使えるかというレースになる。(後半の上がり3Fは【34秒台】)すね


3Fビッシリと11秒台のラップになるため、あまり速く動くと坂を上がってからがもたないので先行馬よりも追い込み馬が台頭しやすい。

①で挙げたポイントとも重なるが、やはり最後の3F勝負で他をねじ伏せるだけの豪脚を使える馬がVに最も近いということになる。



オークス2022予想
『前走時の情報チェック馬』
<5/19(木)更新>



分析班
水谷

GⅠなどの大きなレースでは、前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことが非常に大事。いわゆる“縦の比較”ですね。木曜の更新では『前走時に注目すべき話のあった馬』をピックアップしてご紹介します。


前走情報チェック馬①

アートハウス

中内田厩舎(栗東)
川田騎手予定
戦績:2-0-0-1

【前走】忘れな草賞1着

・まだ万全ではなく8分程度でV
前走時の情報・・・「前走は稽古もぬるかったし、動きもそんなに良くなかったので納得の敗戦。ひと息入れて持ち直してきたし、まだ万全ではないけど、このメンバーなら格好つけられるはず。勝って本番へ向かうつもり」

★今回の見所ポイント
→8分のデキで勝ち上がり
→川田はこの時点でオークスも騎乗予定



前走情報チェック馬②

スターズオンアース

高柳瑞厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:2-3-2-0

【前走】桜花賞1着

・ハミ効果が抜群だった!?
前走時の情報・・・「モタれる馬だからこの中間からハミ(エッグハミから水勒ハミ)を替えてる。そのせいもあって調教だと全くモタれない。これがレースに行っていいほうに出ればいいんだけど…。真っ直ぐに走れれば一発あっていいよ」

★今回の見所ポイント
→モタれの不安はだいぶ解消
→左回りなら更にモタれ不安減



前走情報チェック馬③

スタニングローズ

高野厩舎(栗東)
レーン騎手予定
戦績:3-1-1-2

【前走】フラワーC1着

・桜花賞は結局パスしたが…
前走時の情報・・・「本番で(同厩舎の)ナミュールのライバルとなり得る可能性を持っている。未勝利を勝ってからは牡馬の強い相手ばかりにぶつけていた。それはこの馬への期待の大きさからなんだ。ここを勝って桜花賞へ向かいたい」

★今回の見所ポイント
→桜花賞はパスしてたっぷり充電
→レーンを確保できたのは大きい




オークス2022予想
『僕ならこう乗る!』
大西直宏の注目馬

<5/20(金)更新>



当社の専属アドバイザーで元JRAジョッキー・大西直宏氏が「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップ。その馬をどう乗って一発を狙うか?元乗り役ならではの考えや戦略を披露します。



大西直宏の注目馬

パーソナルハイ

矢作厩舎(栗東)
吉田豊騎手
戦績:1-3-0-4

スローに慣れているからこそ大逃げが有効!


オークスは例年言われることですが、全馬が初距離になることで、序盤はどの馬も様子見に構え、残り3Fからの末脚勝負がお決まりのパターン。極端に折り合いを欠くことがなければスタミナはあまり問われないので、マイラーでも距離をこなせてしまうケースが多いですね。

ただ、僕がひとつ気になっているのが『3歳牝馬路線がスローの競馬ばかりであること』です。桜花賞も、フラワーCも、フローラS、忘れな草賞も、前哨戦と呼ばれるレースがすべてスローでした。

特にフローラSでは前がスローで逃げているにもかかわらず、誰も追いかけずに縦長の隊列になりました。前が飛ばしているように見えて、実はそんなにペースは速くないというレースだったんですよね。後続の乗り役が勘違いすることで起こる現象ですが、折り合いを重視しすぎるとそんな展開になる場合もあります。

その演出をするのがパーソナルハイ(牝3・矢作厩舎)の吉田豊騎手。吉田豊騎手と言えば、今年はパンサラッサとのコンビで中山記念を逃げ切って、その後ドバイでも迷いなく逃げて栄冠を掴みましたが、基本的に「行く」と決めたら思い切った騎乗をするジョッキー。

フローラSで「逃げて捕まっている」ことから、おそらくどの騎手からもマークされることはありません。行こうと思えばドンドン後続を離して逃げてもノーマークのままでしょう。この馬は逃げた時は1着、2着、2着とすべて馬券圏内入り。逃げてこそ力を発揮する馬に見えます。

僕がこの馬に乗るとしたら後続を離して逃げますが、もし東京2400mで離し逃げをした場合に大穴になる可能性はないでしょうか。距離は違えど、先週のヴィクトリアマイルで誰もが「最後は捕まる」と思ってノーマークになった最低人気馬ローザノワールがあわやの見せ場を作りました。

今週末、再び雨でも降って少しでも時計が掛かるようならばチャンスがアップしそうです。どの馬もスローで慣れているからこそ、引き離しの逃げをした際は“行った行った”が要注意です。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは5/20(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『オークス(GⅠ)』
『平安ステークス(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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