【オークス2021予想】ソダシの二冠?逆転候補は乗り替わりで急浮上のアノ馬?
オークス2021予想
毎日3分読むだけで分かる!
- ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
- ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

北野シズカ
皆さん、こんにちは。春のGIシーズン本番、盛り上がっていきましょう!
ダービージョッキー・大西直宏さんも所属するWORLD競馬WEBで、社台グループの情報を専門にしている北野シズカと申します。
今週は牝馬2冠目オークスですね!今年の牝馬路線は白毛の女王ソダシ1強が続いており、双璧の存在だったサトノレイナスがダービーへ向かうことで【1強+その他】の構図が明確になってきました。
一気の距離延長でライバルの逆転があるか、騎手の乗り替わりによって大幅にパフォーマンスを上げる馬はどれかを読み切ることがポイントになりそうです。前走後からの調整過程(外厩調整の有無)や東西輸送による馬体重の管理についてなども見逃せませんね。
【オークス2021予想】
最新更新5/21(金)
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オークス2021予想
出走予定馬/枠順確定
<5/20(木)更新>
オークス(GⅠ)
5/23(日) 東京芝2400m
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
---|---|---|---|---|
1 | ククナ | 牝3 | 55 | 横山武 |
2 | スルーセブンシーズ | 牝3 | 55 | 戸崎 |
3 | パープルレディー | 牝3 | 55 | 田辺 |
4 | タガノパッション | 牝3 | 55 | 岩田康 |
5 | クールキャット | 牝3 | 55 | 武豊 |
6 | ウインアグライア | 牝3 | 55 | 和田竜 |
7 | アカイトリノムスメ | 牝3 | 55 | ルメール |
8 | ハギノピリナ | 牝3 | 55 | 藤懸 |
9 | ユーバーレーベン | 牝3 | 55 | Mデムーロ |
10 | エンスージアズム | 牝3 | 55 | 岩田望 |
11 | ソダシ | 牝3 | 55 | 吉田隼 |
12 | ミヤビハイディ | 牝3 | 55 | 吉田豊 |
13 | ファインルージュ | 牝3 | 55 | 福永 |
14 | ストライプ | 牝3 | 55 | 柴田善 |
15 | アールドヴィーヴル | 牝3 | 55 | 松山 |
16 | ニーナドレス | 牝3 | 55 | 藤岡康 |
17 | スライリー | 牝3 | 55 | 石川裕 |
18 | ステラリア | 牝3 | 55 | 川田 |
オークス2021予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<5/16(日)更新>

北野シズカ
まず最初に、オークス2021に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。
前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!
前走:桜花賞1着
ソダシ

吉田隼騎手予定
戦績:5-0-0-0
桜花賞では最大の課題だったスピード勝負にも対応して1分31秒1のレコードV。ここまで重賞4連勝(GⅠ2勝)は過去の歴代名牝の中でも屈指の実績で、コーナー4つの千八も2勝していることから距離延長にも何ら不安を感じない。
この馬に対しては陣営が毎度計算尽くでローテを考え最良の仕上げを施しているので、常に状態面が安定している。2週前追い切りでも吉田隼は「動きは申し分ない。今の感じのままレースに向かえれば」と言えば、動きを見守った指揮官も「予定したメニューを無理なくこなしてる。だいぶパワーもついてきた」と満足気だ。
ローテーションもベスト、中間の調整過程も文句ナシではもはや粗探しをするのが難しいほど。このような戦績と調整過程で二冠に臨む馬が大きく崩れることは考えにくく、最大のライバル(サトノレイナス)がダービーへ向かうことで無敗のまま二冠達成の可能性はグンと高まった。
【WORLD分析班チェック】
盤石の1強も不安要素を挙げるとすれば?
輸送も経験済、距離に不安なし、左回りもOK、安定した先行脚質、体重変動もない。これほど不安材料が少ない馬も稀有。あえて重箱の隅を突くとしたら馬自身の事ではなく外的要因か。当日が大雨の道悪や極端な大外枠などそういう条件になった時はまだ未知数な面はある。
前走:忘れな草賞1着
ステラリア

川田騎手予定
戦績:2-1-2-1
オークスと相性のイイ忘れな草賞の勝ち馬。480キロのキズナ産駒で胴が長めのスラッとしたフォルムからこの距離で楽しみがある1頭だ。2月のクイーンCで6着なのでその上位馬との比較からすれば相対的に桜花賞組より下となるが、当時も上がり最速を駆使して如何にも距離不足で負けたという印象があった。この舞台なら互角以上に走れる可能性は十分ある。
桜花賞と同じ日に行われた忘れな草賞は同じく高速決着となって、勝ちタイム1分58秒0が出た。これはレースレコードに留まらず、重賞以外の3歳戦および阪神の3歳戦で2000m史上最速というもの。この距離のスピード馬場で結果を出せたことは陣営にとっても大きな自信になるだろう。
そしてもうひとつ強調点は鞍上が川田騎手に乗り替わること(主戦の福永はファインルージュがいる)。川田はフローラSに出走した友道厩舎のオヌールで権利を獲って本番へ向かう算段だったが、それが叶わなかったことで同じ【社台RH】のコチラに騎乗。エンジンの掛かりが遅いタイプだけに如何にもこのジョッキーと手が合いそうだ。
【WORLD分析班チェック】
厩舎の好循環が馬の地力強化を生む
斎藤厩舎は近3年のG1成績【4.1.4.10】と19戦のうち9回が馬券圏内。ここにきて厩舎力が底上げされている点は見逃せない。現役最強クラスのクロノジェネシス、ダービーにも出走予定のラーゴムがいるが、ステラリアはそれらと2歳の頃から再三併せ馬を行ってきたことでスタミナ強化を図ってきた強みがある。
前走:桜花賞4着
アカイトリノムスメ

ルメール騎手予定
戦績:3-0-0-2
桜花賞でも②④着とゴール前で見せ場を作った国枝厩舎は、サトノレイナスをダービーへ使い分け、空いたルメールをアカイトリノムスメに乗せることで、あわよくば“二冠ダブル獲り”まで狙っている。指揮官はサトノレイナスに対して以前から「2000mは欲しい」と話していたので“距離が延びればサトノレイナス”という印象が強くなったが、だからと言ってもう1頭のアカイトリノムスメが距離持たないというワケじゃない。
「新馬から桜花賞までマイルを5戦して全て持ちタイムを更新し続けた。レースセンスが良くて走る度に進化してる。父も母もこの舞台の勝ち馬なので距離がダメってことはないだろう。ルメールが乗ってくれるなら桜花賞の差はもっと縮まるかもしれない」と厩舎サイドも前向き。馬主的にはソダシとのワンツーが最良のシナリオだが、厩舎的には易々と二冠達成を認めるつもりはない。3戦3勝と得意の東京コースで反撃だ。
【WORLD分析班チェック】
マイルしか走っていないがこの距離も守備範囲
母アパパネも現役時代に距離に対しての不安はずっと付きまとった。桜花賞、オークスともに1番人気も「2.8倍」→「3.8倍」とオッズは下がっている。これは母ソルティビッドが短距離馬で距離延長にいいイメージが持てなかったからだが、結果は杞憂に終わった。同馬の兄は中距離で走っており、アカイトリノムスメに関しても過剰に距離不安になる必要もなさそうだ。

北野シズカ
まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも、フローラS、スイートピーSのトライアル組も含め、多彩なメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!