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【日本ダービー2024予想】ジャスティンミラノの二冠なるか?過去の傾向・注目データ&サイン馬券&《最終更新》ダービージョッキーの注目穴馬



日本ダービー2024予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・意外なデータ満載の"サイン馬券"で浮かび上がる馬は?
  • ・日本ダービーの過去データを洗う!
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

WORLD
北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。 今週は『日本ダービー・GⅠ』『目黒記念・GⅡ』『葵ステークス・GⅢ』の重賞が行われますね。

注目はもちろん日本ダービー。いよいよ今年も競馬の祭典・日本ダービーがやってまいりました。この世代に生まれた7906頭の頂点を勝ち取るのは一体どの馬でしょうか。1週間ジックリと時間をかけて検討していきましょう!




日本ダービー2024予想
出走馬/枠順確定
<5/23(木)更新>


日本ダービー (GⅠ)
5/26(日) 東京芝2400m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1サンライズアース牡357池添謙一
2レガレイラ牝355ルメール
3ジューンテイク牡357岩田望来
4ビザンチンドリーム牡357西村淳也
5ダノンデサイル牡357横山典弘
6コスモキュランダ牡357Mデムーロ
7ミスタージーティー牡357藤岡佑介
8アーバンシック牡357横山武史
9ダノンエアズロック牡357モレイラ
10サンライズジパング牡357菅原明良
11シュガークン牡357武豊
12シックスペンス牡357川田将雅
13シンエンペラー牡357坂井瑠星
14ゴンバデカーブース牡357松山弘平
15ジャスティンミラノ牡357戸崎圭太
16メイショウタバル牡357浜中俊
17ショウナンラプンタ牡357鮫島克駿
18エコロヴァルツ牡357岩田康誠





日本ダービー2024予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<5/19(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、日本ダービー2024に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:皐月賞1着

ジャスティンミラノ


友道厩舎(栗東)
戸崎騎手予定
戦績:3-0-0-0

皐月賞を1分57秒1のレコードVで制し、3戦無敗のまま一冠目奪取に成功。混戦と言われた今年の牡馬クラシックでアタマひとつ抜けだした。

それまでの2戦はスローの展開を好位から抜け出す競馬で連勝。こういう馬は激流になった場合や揉まれる競馬になった際に脆さを見せることも多いが、皐月賞は逃げ馬が1頭大きく飛ばすハイペースで底力が問われる展開になっても対応できた。勝負どころから手が激しく動いてもズブズブ下がらず、そこから最後にもうひと伸び。こういう競馬ができる馬はかなり高いポテンシャルを秘めている。ダービーの最大の前哨戦と言われる皐月賞でこの競馬ができれば、2冠達成の可能性もかなり高い。

【WORLD分析班チェック】
戸崎はダービー制覇の最大の好機

戸崎のダービーと言えば、18年エポカドーロ2着、19年ダノンキングリー2着が最高着順。1番人気馬で臨むのも初めてで、今回は大きな重圧が掛かる。オークスで1番人気を経験したことを糧にしてダービー初Vを掴めるか!?




前走:皐月賞6着

レガレイラ


木村厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:2-0-1-1

皐月賞は6着とはいえ、牝馬で1分57秒6で走っているのだから立派のひとこと。例年ならどの年でも勝っている時計になる。

皐月賞の敗因のひとつは位置取り。あれだけの速い馬場を分かっていれば、もう少しポジションを取るべきだったか。また、道中で位置取りを押し上げるのも遅かったように感じられる。このあたりはテン乗りの影響も大きいだろう。もしルメールが乗っていたらもっと違った競馬になっていた可能性は高い。この一戦だけで評価を下げるにはあまりにも早計と言える。

【WORLD分析班チェック】
オークスではなくダービーへ

皐月賞の結果を受けて2冠目はオークス路線も検討されたが、改めてルメールとのコンビでダービー参戦を決定。それどころか、凱旋門賞にも登録して更に高みも視野に入れている。ウオッカ以来の牝馬によるダービー制覇なるか。




前走:スプリングS1着

シックスペンス


国枝厩舎(美浦)
戸崎騎手予定
戦績:3-0-0-0

現役唯一の1000勝トレーナーである国枝師。牝馬三冠を2頭も輩出するなど、数々の功績を残してきた厩舎にとって、残された宿題は牡馬クラシック制覇。特にダービー制覇は師の悲願でもある。来年はアーモンドアイの初仔でダービー制覇へという話題が出ているが、まずは今年3戦無敗のシックスペンスで残された2度のチャレンジに挑む。

この馬はとにかく溢れる“未知の魅力”に尽きるだろう。「負けていない」ことは「まだ底が割れていない」ということでもある。特にスプリングSで見せた上がり2F(ともに10秒台)の瞬発力はGⅠ級のそれで、東京の広い舞台で追い比べになった時に混戦を立つだけのイメージも大いに沸く。この馬の取捨が大きなポイントになるのは間違いない。

【WORLD分析班チェック】
早々に川田を確保した動きに本気度アリ

国枝厩舎と川田のコンビはありそうでそんなに数は多くない。残り2度のダービー挑戦のうち貴重な機会をリーディング首位の川田に託すのだから、陣営の本気度は推して知るべし。なお、ジャンタルマンタルがNHKマイルCに向かったのも、「川田がこの馬に乗るから」という噂も聞かれる。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも 魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




日本ダービー2024予想
知ってそうで知らなかったサイン馬券
<5/23(木)更新>

今回もデータや時事ネタにまつわるサイン馬券をご紹介します。

競馬ファンなら、これまでにもレースが終わってみたら『実はそうだったのか!』と隠れたサインやジンクスに気付いた経験はあるのでは?

そのままマル乗りするかどうかは別にしても、こんなデータやジンクスも知っておいて損はないハズです。
ぜひ最後までご覧下さい!


信じるか信じないかはアナタ次第?
意外なデータ満載の"サイン馬券"をチェック!

  • 今年の世代の頂点に立つ馬はどの馬だ?!

(5月23日)
今週は日本ダービーが行われるがイベントの中に少々違和感を覚えるものがひとつあった。それがグルメイベント「佐々木酒造による日本酒の販売」。これは当日プレゼンターを務める佐々木蔵之介さんの実家が関わっていると思われる。130年以上の歴史ある酒蔵で特に問題はないが気になって仕方ない。

ダービーで酒といえば「ウオッカ」を思い出す。ならば勝った時の馬番である2枠③番には注意したい。そして、発売される銘柄もダービーを祝うようなイメージだが中に「平安四神 吟醸 ブルー」という酒がある。4種類あるようだが敢えてブルーを持ってきたことに注目したい。

ウオッカがGI出走時ブルー枠、4枠⑦番で出走した天皇賞(秋)が1度だけある。古馬になって数々のGIを制したのは東京競馬場だけ。東京競馬場の申し子とも言えるだけに今回はダービーの2枠③番と天皇賞(秋)の4枠⑦番に注目する。そしてオマケになるが「ウオッカ」は牝馬でダービーを制したことは忘れてはならないだろう。

(5月19日)
それでは簡単にオークスのサイン回顧をお話しよう。勝ったのは2番人気ルメール騎乗の「⑫チェルヴィニア」。2着は1番人気戸崎騎乗の「⑦ステレンボッシュ」。3着は3番人気坂井瑠星騎乗の「⑭ライトバック」。 まさかの人気サイド決着に…。

サイン的にはサイン馬の隣、ステレンボッシュが2着。あとはノータッチの人気馬が絡んで完敗。今年は荒れることを期待していただけに残念。ダービーで巻き返したい。

話を戻して今年で91回目を迎える「日本ダービー」。今のところ皐月賞馬含め、皐月賞組が人気を集めるだろう。2冠の可能性があるのは「ジャスティンミラノ」のみ。皐月賞がレコード決着だったのを思えば、人気も集中するのではないか…。

今年のGI戦は1番人気が馬券に絡んでも勝てていないレースが多い。皐月賞も混戦ムードの中、制しているだけに絶対視は禁物。皐月賞からの巻き返しや伏兵の一発には注意したい。さて、サイン的には前回も案内したようにレース当日は競馬場に佐々木蔵之介さんと見上愛さんが来場を予定している。過去、プレゼンターが二人訪れたことはあるが基本ビッグレース限定である。

ひとつオカルト的なサインの話をすれば、先日も新潟大賞典の時に佐々木蔵之介さんはプレゼンターとして競馬場に訪れたが彼がプレゼンターを務めたメインレースではよく2番人気が馬券になっている。上位人気馬だけに偶然とも言えるがレース当日は2番人気の馬には注意したい。(続く)

【以上から今年の気になる候補】
・東京競馬場の申し子とも言えるだけに今回はダービーの2枠③番と天皇賞(秋)の4枠⑦番に注目する。
・彼がプレゼンターを務めたメインレースでは2番人気が馬券になっている。上位人気馬だけに偶然とも言えるがレース当日は2番人気の馬には注意したい。





日本ダービー2024予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<5/22(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

ダービーというレースは、単純に戦績比較だけではなく、鞍上という要素も大いに注目されます。勝ち切るには“人馬の信頼度”という要素が必要不可欠ですね。それまで人馬ともにどのような歩みをしてきたか、そしてこの中間はどんなコンタクトをとっているのか、そのあたりも特に注意して考えたい一戦です。


日本ダービー2024データ
最初に押さえておきたい4つのポイント!

  • ①「外厩か、在厩か」どっちが正解?

  • ②走らせる側の流れをチェック【騎手編】

  • ③ダービーは1枠1番が強い

  • ④テン乗り騎手ではダービーは勝てない…が定説

  • ⑤最後まで常識を疑うことを忘れずに…

①「外厩か、在厩か」どっちが正解?



今年のダービーは出走馬18頭中12頭が社台グループ生産馬。ノーザンの関係者は「いつか出走馬すべて自分のところの生産馬で走らせたい」という夢があるようだが、段々とその実現に近付いている。


【ダービーに出走した社台グループ生産馬の頭数】
2024 12頭
2023 12頭
2022 12頭
2021 12頭
2020 9頭
2019 7頭
2018 9頭
2017 6頭


この世代に生まれた7906頭の頂点を競うダービーで、「18頭のうち12頭」を占めるのだから、今の競馬は如何に社台グループ(特にノーザンF)勢いが広がっているかが良く分かる。


さて、社台グループ生産馬と言えば「しがらき・天栄」(ノーザンF)と「山元トレセン」(社台F)の社台外厩を利用するのが通常パターン。

今年の出走馬のうちどの馬が外厩を挟んでいたかを確認しておこう。



ゴンバデカーブース 在厩
サンライズジパング 在厩
ショウナンラプンタ 在厩
ダノンエアズロック 在厩
ジャスティンミラノ 在厩
ダノンデサイル   山元トレセン
ミスタージーティー NFしがらき
ビザンチンドリーム NFしがらき
サンライズアース  NFしがらき
シンエンペラー   NFしがらき
シックスペンス   NF天栄
レガレイラ     NF天栄
アーバンシック   NF天栄



なお、友道厩舎の3勝(マカヒキ、ワグネリアン、ドウデュース)はいずれも在厩調整で勝利を飾っており、4勝目を狙うジャスティンミラノはそれに倣って在厩を選択している。



過去にノーザン外厩経由で連対したのは以下の通り
◆しがらき組
21年 シャフリヤール  ①着
17年 スワーヴリチャード②着

◆天栄組
23年 タスティエーラ  ①着
22年 イクイノックス  ②着
21年 エフフォーリア  ②着
19年 ダノンキングリー ②着
17年 レイデオロ    ①着



②走らせる側の流れをチェック【騎手編】



先週のオークスでGⅠは早くも9鞍が終了したが、そのGⅠ成績を【騎手】にスポットを当てて流れを確認しておこう。

馬券圏内数で言えば、3度以上あるのが【戸崎】【ルメール】【モレイラ】【坂井瑠】の4人。これらは全国リーディング争いでも常に上位を争う騎手で、やはりGⅠでも同じように馬券圏内に好走する確率が高い。

そんな中でも、もっとも流れを感じるのは戸崎だろう。代打として人気馬が回ってきたケースが何度かあった。先週のステレンボッシュ(モレイラが海外帰国により)、天皇賞春のドゥレッツァ(ルメール負傷により)、大阪杯のローシャムパーク(ルメール負傷により)がそれに該当する。

戸崎は過去に9度のダービーで2着2度(エポカドーロとダノンキングリー)が最高着順。区切りの10度目の参戦でついに悲願達成となるだろうか。

怪我から復帰したルメールも勢いが止まらない。オークス・ダービーを目標に復帰したルメールだが、復帰週のNHKマイルCでいきなり2着(アスコリピチェーノ)したのを皮切りに、ヴィクトリアマイルでも2着に好走し、先週のオークスはチェルヴィニアを優勝に導いた。「ルメールが乗ると本当に馬が走る」と言われるが、改めてそのことを思い知らされた。

今週も「ルメールVS戸崎」の対決から目が離せない。



③ダービーは1枠1番が強い



ダービー週の東京競馬場は『B→Cコース』に替わるのがポイント。これによってダービーは1枠が断然強いのはデータでも証明されている。過去20年の枠順別成績を見ていると一目瞭然。



枠番 着別度数 勝率
1枠 7- 3- 1-29 17.5%
2枠 2- 1- 4-33 5.0%
3枠 3- 3- 1-33 7.5%
4枠 0- 5- 3-31 0.0%
5枠 2- 1- 1-36 5.0%
6枠 3- 4- 3-30 7.5%
7枠 2- 1- 5-51 3.4%
8枠 1- 2- 2-54 1.7%



最内の傷んだ馬場がカバーされるうえに、1枠1番はとにかくスペースが広くて進路取りが自由。多少後手を踏んでもすぐに挽回できるし、五分以上のスタートを切れば絶好のラチ沿いを造作もなくキープすることができる。

特に超高速馬場になった場合はロスが少ないに越したことなく、1枠1番の威力は更に増大すると言っていい。逃げ先行馬にとっては絶対に欲しい枠だろう。



④テン乗り騎手ではダービーは勝てない…が定説



ダービーは人馬の信頼感がとても重要視され、二人三脚で完成度を高めて本番に臨むのが理想的とされる。このことから、ダービーでテン乗りとなるのは大きなマイナス。

データがそれを物語っており、1954年のゴールデンウェーブ以来、【69年間】もテン乗りでダービー制覇はなかった。昨年、超久しぶりにそのデータが破られ、レーン騎手騎乗のタスティエーラが優勝したが、基本的にテン乗りは厳しいジャッジが必要だろう。

今年は以下のコンビがテン乗り。



・エコロヴァルツ(岩田康)
・サンライズアース(池添)
・シックスペンス(川田)
・ビザンチンドリーム(西村淳)



⑤最後まで常識を疑うことを忘れずに…



ダービーともなると多くのメディアで特集が組まれ、皆さんの“予備知識”はかなり詰め込まれていることと思う。よって最後は、この教訓を付け加えておきたい。

2019年の日本ダービーを思い出していただきたい。

この年は「皐月賞上位組が断然強い」というのが大方の見方で趨勢が固まっていた。特にデビューから無敗の4連勝で皐月賞を制したサートゥルナーリアは単勝1.6倍の圧倒的支持を集め、この馬の二冠達成がほぼ当確視。

しかし、勝ったのは角居厩舎でも12番人気・単勝オッズ93.1倍の伏兵ロジャーバローズのほうだった。

ロジャーバローズはそれまでに重賞勝ちもなくローテーションからはとてもダービーを意識していたとは言い難い存在。それどころか僚馬サートゥルナーリアを援護するラビット要員くらいにしか思われていなかった。

そんな馬がハイレベルの皐月賞上位組を負かして大番狂わせを演出。多くの人に「結果を知ったうえで戦前に戻ってもう一度予想をしてみて欲しい」と言っても、おそらくこの結果に辿り着くのは相当難しいだろう。

手前味噌で恐縮だが、WORLDはこの伏兵ロジャーバローズを▲指名で馬連112倍を本線的中させている(本命馬は2着のダノンキングリー)。情報取得したメンバー様とこの上ない喜びを共有したことが5年経った今でも記憶に新しい。

もちろん単なる偶然で当てたのではない。当時の日本ダービーを【満場一致の大勝負】と銘打って、WORLDとしても最高ランクの勝負レースの位置付けで的中させた。「一年はダービーに始まりダービーに終わる」というが、まさに情報の集大成で掴み取った的中だったと自画自賛したい。


今年のダービーも皐月賞上位組が中心になるはず。勝ち馬ジャスティンミラノは3戦3勝であり、4戦無敗で皐月賞を勝ったサートゥルナーリアのような注目度になることだろう。そこも含めて何となく2019年の雰囲気に似ていないだろうか。

「本当にその結論で正しいか?」
「可能性として未検討のことがないか?」
「常識以外の可能性は考えられないか?」


を徹底して疑い、時間の許す限り、最後の最後まで検討を尽くして悔いのない勝負をしたいものである。WORLDとしてもスタッフ総動員で全力で取り組むつもり。



日本ダービー2024予想
『前走時の情報チェック馬』
<5/23(木)更新>



分析班
水谷

GⅠなどの大きなレースでは、前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことが非常に大事。いわゆる“縦の比較”ですね。木曜の更新では『前走時に注目すべき話のあった馬』をピックアップしてご紹介します。


前走情報チェック馬①

アーバンシック

武井厩舎(美浦)
横山武騎手予定
戦績:2-1-0-1

【前走】 皐月賞4着

【元々ダービー向き】
前走時の情報・・・ 「スタートはどうしても遅くなってしまうけど、それ以外はだいぶ改善してきたし、馬も競馬を覚えてきてる。豪脚を生かせる展開になればチャンスはあるはず。賞金は今のままでもダービーは大丈夫だと思うけど、最低でも権利(=掲示板以内)を獲っておきたい」

★今回の見所ポイント
→狙い通りに権利獲りに成功
→広いコースで本領発揮



前走情報チェック馬②

ダノンエアズロック
堀厩舎(美浦)
モレイラ騎手予定
戦績:3-0-0-1

【前走】 プリンシパルS1着

【能力は互角以上】
前走時の情報・・・ 「骨折明けで多少重さがある。ぶっちゃけまだ仕上がり途上かな。それでもOP特別くらいじゃ力は上だし、NHKマイルCには使わずこっちで権利獲りを狙うことにした。弥生賞は特殊な馬場で脚をとられた感じだけど、馬場のいい東京ならあんなことはない」

★今回の見所ポイント
→7分程度の話でも力の違い見せ
→モレイラとは2戦2勝の相性



前走情報チェック馬③

ショウナンラプンタ
高野厩舎(栗東)
鮫島駿騎手予定
戦績:2-1-0-2

【前走】 青葉賞2着

【距離はピッタリ】
前走時の情報・・・ 「気性面に課題もあったけどジョッキーも付きっ切りで教育してきて改善が見られる。距離は長い方がいいし、左回りの方がコーナーでの動きがスムーズ。ポテンシャルは高い馬だし、ここでも十分勝ち負けできる馬。厩舎としてはジャンタルマンタルをNHKマイルCに向かわせるので、この馬で権利を獲ってダービーに向かうつもり」

★今回の見所ポイント
→スタミナは豊富で2400は歓迎
→希少な新馬から継続するコンビ




日本ダービー2024予想
『僕ならこう乗る!』
大西直宏の注目馬

<5/24(金)更新>



当社の専属アドバイザーで元JRAジョッキー・大西直宏氏が「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップ。その馬をどう乗って一発を狙うか?元乗り役ならではの考えや戦略を披露します。



大西直宏の注目馬

コスモキュランダ

加藤士厩舎(美浦)
Mデムーロ騎手
戦績:2-3-0-3

実績があって気楽に臨めるコンビの一発に注意


ダービーはすべての競馬関係者が目標とするだけに、勝ち馬のみならず、どの騎手、どの調教師が勝利を収めるのかにも大きな注目が集まります。皆が揃って「ダービージョッキー(トレーナー)になりたい」と渇望するものです。今年もまたそれが話題にもなっていますよね。

その中でも一番の注目は、無敗で1冠目のGⅠ皐月賞を制したジャスティンミラノ(牡3歳)に騎乗する戸崎騎手ではないでしょうか。

戸崎騎手はこれまでにダービーに9度の騎乗経験があって、2着が2度(18年エポカドーロ、19年ダノンキングリー)があります。それぞれ勝ち馬とは半馬身差、クビ差でしたから、本当にあと一歩のところまで来ていますよね。

今回の戸崎騎手へ掛かるプレッシャーの大きさは計り知れないくらいのモノがあると思います。東京コースは2戦2勝、そして皐月賞はレコード勝ち。管理する友道康夫厩舎はダービー3勝を挙げる名伯楽。

勝つ要素がすべて揃っている状況なので、こういう時は「負けられない」という重圧がのしかかります。おそらく今週1週間は、寝ても起きてもずっとダービーのことを考えていることでしょう。

ジャスティンミラノはこれまでの3戦を見ても、ゲートの出脚が速くてすんなりと好位を獲れるスピードがあります。それでいて折り合いも付くので、乗り難しいタイプではありません。こういう馬であれば幾つものレースプランを用意する必要もないですし、騎乗に迷いがなく臨めるはずです。


さて、皐月賞馬が注目されればされるほど、僕は皐月賞で2着したコスモキュランダ(牡3歳)が気になります。この馬も皐月賞はタイレコードで走破して、ジャスティンミラノをゴールまで追い詰めました。走りの中身は勝ち馬と互角と呼べるものです。

それでいて下馬評でそこまで人気にならないのは、プロフィールが地味だからでしょうか。新馬戦はタイムオーバーすれすれの大差負けという屈辱でキャリアをスタートし、デビュー4戦目で未勝利を脱出。ここまではとてもエリートの戦績と呼べません。

しかし、その後は芝2000mを走る毎に時計を短縮し、格上挑戦で臨んだ2走前にGⅡ弥生賞を制し、その勢いで皐月賞も2着に好走。持ちタイムを3秒近く縮めたのには大変驚きました。フロックでこの時計では走れませんし、明らかに馬が充実期に入っていると考えられます。

中山芝2000mを何戦も続けた後に皐月賞を好走したという使い方は、かつて僕が二冠を制したサニーブライアンを連想させます。皐月賞を好走してもダービーで人気にならないところまでそっくりですよね。

今回はミルコ・デムーロ騎手へ乗り替わりになりますが、弥生賞では途中から動いて捲り差しを決めたコンビであり、この手替わりに不安は感じません。ダービーのように特殊な雰囲気の中で行われるビッグレースでは、実績がありながら人気がない馬が立場的にもっとも怖い存在です。

ミルコ・デムーロ騎手はこれまでにダービーを2勝していますが、いずれも1番人気での勝利でした。その点、今回は“負けて元々”くらいの気楽さで、一発を狙った騎乗をしてくるでしょう。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは5/24(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『日本ダービー・GⅠ』
『目黒記念・GⅡ』
『葵ステークス・GⅢ』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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