【日本ダービー2021予想】エフフォーリアの二冠達成?牝馬サトノレイナスの評価は?
日本ダービー2021予想
毎日3分読むだけで分かる!
- ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
- ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

北野シズカ
皆さん、こんにちは。春のGIシーズン本番、盛り上がっていきましょう!
ダービージョッキー・大西直宏さんも所属するWORLD競馬WEBで、社台グループの情報を専門にしている北野シズカと申します。
今週末はもちろん日本ダービー(GⅠ)に注目。
エフフォーリアによる2年連続で無敗の二冠達成なるか?ウオッカ以来の牝馬優勝に望むサトノレイナスの偉業はあるのか?そして他の馬に付け入る隙は?
状態面のジャッジも大事になりますし、今週も1週間通して予習していきましょう!
【日本ダービー2021予想】
最新更新5/28(金)
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日本ダービー2021予想
出走予定馬/枠順確定
<5/27(木)更新>
日本ダービー(GⅠ)
5/30(日) 東京芝2400m
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
---|---|---|---|---|
1 | エフフォーリア | 牡3 | 57 | 横山武史 |
2 | ヴィクティファルス | 牡3 | 57 | 池添謙一 |
3 | タイムトゥヘヴン | 牡3 | 57 | 石橋脩 |
4 | レッドジェネシス | 牡3 | 57 | 横山典弘 |
5 | ディープモンスター | 牡3 | 57 | 武豊 |
6 | バジオウ | 牡3 | 57 | 大野拓弥 |
7 | グラティアス | 牡3 | 57 | 松山弘平 |
8 | ヨーホーレイク | 牡3 | 57 | 川田将雅 |
9 | ラーゴム | 牡3 | 57 | 浜中俊 |
10 | シャフリヤール | 牡3 | 57 | 福永祐一 |
11 | ステラヴェローチェ | 牡3 | 57 | 吉田隼人 |
12 | ワンダフルタウン | 牡3 | 57 | 和田竜二 |
13 | グレートマジシャン | 牡3 | 57 | 戸崎圭太 |
14 | タイトルホルダー | 牡3 | 57 | 田辺裕信 |
15 | アドマイヤハダル | 牡3 | 57 | Mデムーロ |
16 | サトノレイナス | 牡3 | 55 | ルメール |
17 | バスラットレオン | 牝3 | 55 | 藤岡佑介 |
日本ダービー2021予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<5/23(日)更新>

北野シズカ
まず最初に、日本ダービー2021に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。
前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!
前走:皐月賞1着
エフフォーリア

横山武騎手予定
戦績:4-0-0-0
前走・皐月賞で人馬共にGⅠ初勝利。とにかく鞍上の冷静さが光ったレースで、特に勝負所では内を通る形で鮮やかに突き抜けた。横山武騎手については周囲の関係者が「普段からああいうロスの少ない競馬をしようと心がけているよね」との声もあったように、あくまでもいつも通りの騎乗が出来た結果だったのだろう。
このクラシック戦線では、牡馬・牝馬にかかわらず「勝負は二冠目(ダービー)だから、そこでメイチに仕上げるよ」という話も度々出てくるが、本馬に関しては皐月賞から全力投球の姿勢。となると、ことダービーにおいてはそのデキをどれだけ維持できているかがポイント。とはいったものの、中間はいつも通りノーザンF天栄での調整を挟んでおり、こちらもあくまでいつも通りの調整。大きな課題はなさそうだ。
皐月賞で多頭数の競馬にも難なく対応し、今回の舞台は既に2勝を挙げている東京。条件替わりにおいても何一つ不安材料はないと言っていいだろう。あとは鞍上・横山武騎手がこのダービーでも冷静な騎乗ができるかどうか。やはり今回も、人馬共に自分との戦いというのが最大のテーマか。
【WORLD分析班チェック】
折り合いさえつけば死角はないか?
キャリアの前半ではやや行きたがるような仕草を見せたこともあり、元々前進気勢の強いタイプ。距離延長となる今回はいかにも序盤を落ち着いて進められるかがカギとなるが、そこさえクリアしてしまえば、あとは舞台設定に不安はなし。死角は限りなく少なさそうだ。
前走:桜花賞2着
サトノレイナス

ルメール騎手予定
戦績:2-2-0-0
今年は牝馬がダービーへと矛先を向けてきた。ただ、国枝厩舎のこれまでの動きを把握していれば、この挑戦は決して想定外のものではない。関係者は「あのアーモンドアイも、本当はダービーに使いたかったって話だもんね」と。この牡馬クラシックのタイトルは国枝師にとって悲願。確かな実力馬ならば、性別関係なくチャレンジするという姿勢は、至極当然の流れ。
メンバーの皆様の記憶にも新しいであろう桜花賞・2着は、負けて強しという言葉では足りない程の好内容。内目を通る形で好走したソダシやファインルージュに対して、大外枠から後方追走を余儀なくされる形で2着まで差し込んだのだから、勝ち馬以上のパフォーマンスだったと言ってもいい。
また、ルメール騎手とのコンビ継続での出走という点にも要注目だ。ご存知の通り、ノーザンFの第一主戦は他でもないルメール騎手。もしも牡馬でダービーのタイトルを獲得できると考えている馬が居れば、きっと牧場サイドはそちらにルメール騎手をあてがってきたはず。“牝馬だから”という考えで割り引く必要のない存在だろう。
【WORLD分析班チェック】
東京替わりも距離延長もプラス
3走前には中山でも勝利を挙げているが、基本的には広々としたコースで末脚を活かす形がベスト。前走の桜花賞や、その前の阪神JFでも鋭い脚を使っているのだから、同じように直線の長い東京コースでもまず世代上位の決め手を発揮できるはず。また、兄サトノフラッグは3000mの菊花賞でも3着好走と、血統背景を踏まえても距離延長に大きな不安はなし。
前走:毎日杯1着
シャフリヤール

福永騎手予定
戦績:2-0-1-0
かねてからお伝えしているように、この3歳世代における屈指のハイレベル戦だったのが、2月の共同通信杯。もちろん同レースの勝ち馬・エフフォーリアが後に皐月賞を制したという点も大きいが、このシャフリヤールが次走=毎日杯で衝撃的な走りを披露したという点もまた、非常に重要なポイントとなっている。
この毎日杯の決着タイムは1分43秒9。確かに今春の阪神芝コースは、ロングラン開催の対策もあってか時計の出やすいコンディションではあったものの、それにしても古馬のJRAレコードと同タイムをマークしてしまったのだから、時計的な価値は共同通信杯や皐月賞を何倍も上回るもの。
今回は再び福永騎手へと手綱が戻るが、元はと言えば関係者からは「藤原英厩舎の牡馬ではこれが世代で一番」「早い段階から福永はダービーでこの馬に乗りたいって言っていたんだよね」という話も入っていた存在。福永騎手からすればお気に入りの馬に大一番で騎乗できるとなれば、当然気合の入るところだろう。そんな鞍上の評価を考えれば、こちらも侮れない1頭に違いない。
【WORLD分析班チェック】
この時期特有の高速馬場は大歓迎
春の東京開催では速い時計が記録されがちで、今年も5月のヴィクトリアマイルでは、グランアレグリアが楽な手応えのまま1分31秒0という高速タイムで勝利。当たり前のように1600m戦で1分30秒台の決着が視野に入るスピードの必要な馬場だが、ことシャフリヤールに関しては毎日杯で既にこの高速馬場への適性は証明済み。対エフフォーリアという視点では共同通信杯では後れを取ったものの、距離延長も相まって今回では逆転の余地も十分だ。

北野シズカ
まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも、青葉賞や京都新聞杯からの参戦組、他にも皐月賞から巻き返しを期す馬たちも含め、多彩なメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!