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【日経新春杯2023予想】波乱必至!?難解なハンデ戦を読み解く注目データ・傾向&大西直宏の注目穴馬は?



日経新春杯2023予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・意外なデータ満載の"サイン馬券"で浮かび上がる馬は?
  • ・日経新春杯の過去データを洗う!
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

年明けの怒涛の4日間競馬が終わってようやく平常運転に戻ります。ここからリズムを取り戻していきましょう。今週は古馬の日経新春杯をピックアップします。
中京芝2200mは差しが決まりやすい条件ですが、正月競馬で外差しも目立つようになってきました。やはり長く脚を使える馬が有利になりそうですね。




日経新春杯2023予想
出走馬/枠順確定
<1/13(金)更新>


日経新春杯(GⅡ)
1/15(日) 中京芝2200m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1ヤマニンゼスト牡455武豊
2ヴェルトライゼンデ牡659イーガン
3ロバートソンキー牡657伊藤工真
4ハヤヤッコ牡758.5吉田隼人
5モズナガレボシ牡655角田大河
6ダンディズムセ755富田暁
7プライドランド牡754福永祐一
8ヴェローナシチー牡454川田将雅
9プリマヴィスタ牡654Mデムーロ
10キングオブドラゴン牡655坂井瑠星
11イクスプロージョン牡557和田竜二
12プラダリア牡456松山弘平
13アフリカンゴールドセ858国分恭介
14サンレイポケット牡858鮫島克駿





日経新春杯2023予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<9/11(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、日経新春杯2023に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:ジャパンC3着

ヴェルトライゼンデ


池江寿厩舎(栗東)
イーガン騎手予定
戦績:3-4-2-3

2走前のオールカマーは強烈なイン前の馬場バイアスもあって結果が出ずも、ジャパンCでは鞍上の好騎乗もあってガラリ一変。インの2列目で溜めに溜めて直線も持ったまま手応え十分にスパートし、一旦は抜け出す構え。上位2頭が強くて勝ち切れなかったが、普通であればあの競馬で勝っていておかしくない競馬だった。あの競馬が出来ればもう完全復活は間違いなし。中京は3走前に重賞を勝っている舞台でここも当然最有力。

【WORLD分析班チェック】
レーンからイーガンへの外国人リレー

ノーザンFらしい鞍上の手配で、今回は年明けから存在感を見せているイーガンへスイッチ。そのイーガンはレーンと同じくらいの腕達者の騎手で、いかにもこの馬とも手が合いそうだ。鞍上にとっても重賞初Vチャンスのここはメイチ騎乗が確実。




前走:菊花賞7着

プラダリア


池添学厩舎(栗東)
松山騎手予定
戦績:2-2-0-3

前走の菊花賞は7着。前哨戦から状態面も持ち直し、臨戦過程については何の不安もなかったので、普通であれば大きく巻き返すところだったが、それが出来なかったのは「距離適性がなかった」に尽きるだろう。母系が短距離馬だけに、阪神3000mのスタミナ戦で本来の適性が露呈してしまった。やはりこの馬は1600~2200mくらいで見直したい。ハイレベルだったダービー5着馬、そろそろ復活が欲しい(なお、同6着馬キラーアビリティも先月の古馬重賞をVで復活を遂げた)。

【WORLD分析班チェック】
鞍上交代がいい方に出るか

デビューからクラシックをともに戦ってきた池添謙が現在、骨折で療養中のため、今回は松山に鞍上をスイッチする。稽古に乗った松山は「反応が良くて乗りやすい馬ですね。跳びが大きくて重心が低い走りをするので良馬場で弾けそう」と好感触。




前走:オールカマー2着

ロバートソンキー


林厩舎(美浦)
伊藤工騎手予定
戦績:4-2-2-3

オールカマーは2着に好走。乗り方とポジションが上手くいったというのが最大の好走要因ではあるものの、いつもは後方から外をぶん回して脚を余して負けるというのがお決まりだったのが、1枠1番を生かしてインで我慢できたのは収穫。その前走は漁夫の利を得たという着順なので過大評価は禁物も、もともと能力的にはこれくらい走ってもおかしくない馬ではある。成長力あるルーラーシップ産駒なので、まだこれからの伸びは期待できそうだ。

【WORLD分析班チェック】
鞍上にとっても初重賞制覇が懸かる

重賞で連対したことで賞金も加算され、これからはいよいよタイトル奪取にチャンレンジしていくことになる。鞍上は今後も乗り方の研究を怠らず、何とかこの馬で自身の初重賞制覇を達成して欲しいところ。手薄なハンデGⅡならチャンスは十分。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも 魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




日経新春杯2023予想
知ってそうで知らなかったサイン馬券
<1/12(木)更新>

今回もデータや時事ネタにまつわるサイン馬券をご紹介します。

競馬ファンなら、これまでにもレースが終わってみたら『実はそうだったのか!』と隠れたサインやジンクスに気付いた経験はあるのでは?

そのままマル乗りするかどうかは別にしても、こんなデータやジンクスも知っておいて損はないハズです。
ぜひ最後までご覧下さい!


信じるか信じないかはアナタ次第?
意外なデータ満載の"サイン馬券"をチェック!

  • 今年で「70回目」を迎える日経新春杯に相応しい馬とは?


(1月12日)
「日経新春杯」の施行日1月15日は旧成人の日。そして、翌1月16日はヒーローの日。アニメや映画の世界における「ヒーロー」を更に多くの人に愛してもらい、その存在を世の中に浸透させる事を目的に、語呂合わせから株式会社電通が制定し、日本記念日協会が認定した。JRAのテーマ「HERO IS COMING.」には相応しい日とも言えよう。年明けのJRAのCMではメインキャラの3人が語り合い名馬のシーンが流れた。「コントレイル」、「ゴールドシップ」、「ダイワスカーレット」、「トウカイテイオー」、そして「ナリタトップロード」。直接の産駒は居ないものの父が同じ馬が存在する。それは「ゴールドシップ」の父ステイゴールド産駒だ。

サイン馬『アフリカンゴールド』。出走馬を眺めても分かるが今年は非常に高齢馬が目立つ。血統背景も徐々に塗り替えられようとしている昨今、「金杯」ではないが「新春」に相応しい感じもする。ただ8歳のセン馬だけにココは裏サイン馬として『アフリカンゴールド』自身とレース当日の両隣に警戒としたい。そして、さらにもう一頭の裏サイン馬として『イクスプロージョン』を取り上げたい。コチラの理由は改名にある。先日、「日経新春杯」の名称替わりについてお話をしたが、出走馬で唯一、改名しているのが当馬。オルフェーヴル産駒であり、父父ステイゴールド。父父を入れると「ヴェルトライゼンデ」も該当するが敢えてコチラのみとしたい。

(1月9日)
『日経新春杯』に行きたい。1月15日に行われる同レースだが15日は暦で言えば「旧正月」。かつて日本では月の満ち欠けを1ヶ月の基準とし満月になる旧暦の1月15日にあたる日を「1年の始まり」として祝っていた。

今年で70回目を迎える『日経新春杯』は偶然にも開設70周年となる『中京競馬場」にて行われる。1954年のスタート当時は「日本経済新春杯」として行われ、79年からは現在の「日経新春杯」に名称が落ち着いた。名称替わり、つまり始まりの年を制したのが馬主「永井氏」の馬。中京のご当地馬主である「永井永一氏」の所有馬だった。

この中京との絡みからココは出走予定の永井啓弍氏の所有馬『サンレイポケット』をサイン馬と指名しさらに当日は両隣にも警戒したい。そして、加えて他に潜むサイン馬はメンバー確定後にお伝えしましょう。(続く)

【以上から今年の気になる候補】
・中京との絡みからココは出走予定の永井啓弍氏の所有馬『サンレイポケット』をサイン馬とし指名しさらに当日は両隣にも警戒。
裏サイン馬として『アフリカンゴールド』自身とレース当日の両隣に警戒。そして、さらにもう一頭の裏サイン馬として改名した『イクスプロージョン』を取り上げる。





日経新春杯2023予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<1/11(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

今年の5月に京都競馬場がリニューアルオープンするため、日経新春杯が中京で行われるのも今年が最後。京都2400mと中京2200mではコースレイアウトが全く違い、中京2200m向きという馬は間違いなくここを狙ってくるでしょう。


日経新春杯2023データ
最初に押さえておきたい3つのポイント!

  • ①中京芝2200mは名うての末脚持続力条件

  • ②超斤量を背負った馬でも結果を出している

  • ③NFしがらき経由の馬が好走しやすい

①中京芝2200mは名うての末脚持続力条件



基本的に芝2200mは、どの競馬場でも「持続力が問われる」ことが多い。芝2000mよりもスタート部分が1F後ろになることで最初のコーナーまでの距離が長くなり、序盤からポジション争いのために脚を使うことが多く、仕掛けのポイントも早くなりがちだから。それゆえ逃げ切りのレースは少なく、勝負所から長く持続した脚を使った馬が上位に来やすい。

もっとも代表的なのが宝塚記念だが、その宝塚記念は上がり最速馬の連対率が9割5分を超えるという極端な傾向が出ている。ざっくりと「持続力=上がり最速」と考えて、強靭な末脚を持った馬を上位に考えることが馬券的中への近道となる。

中京コースで行われた過去2年の日経新春杯も『上がり1位と2位でワンツー決着』しており、おそらく今年もその傾向は変わらないはずだ。



②超斤量を背負った馬でも結果を出している



日経新春杯はトップハンデの成績が悪くない。オールドファンならば1977年の年度代表馬テンポイントの競走中止を思い出す人が多いかもしれないが、テンポイントは66.5キロという常識を逸脱した斤量を背負っていたのでこれは例外とするが、58.5キロ以上の馬の成績は【3.2.0.3】と安定している。

もっとも最近の例では2012年のトゥザグローリーが58.5キロで勝利したのがあるが、それを管理していたのが池江寿厩舎。今回も同じ池江厩舎のヴェルトライゼンデが59キロを背負って出走する。同厩舎ではサトノノブレスでも58キロで3着した実績があり、このレースで酷量を背負うことに関してはそこまで心配していないようだ。

同馬は昨秋のジャパンCでもあわやの3着に好走しており、屈腱炎からの復帰戦となった鳴尾記念でも中京コースでいきなり重賞Vを飾っている。実績通りならばこの馬が最上位の存在だろう。

他に58キロ以上を背負うのが、アフリカンゴールド(58)、サンレイポケット(58)、ハヤヤッコ(58.5)だが、脚質を考えたらサンレイポケットも有力になりそうだ。



③NFしがらき経由の馬が好走しやすい



このレースに限った話ではないが、関西圏の芝重賞は特に「NFしがらき」経由の馬が活躍しやすい。中京で行われた過去2年の優勝馬はともにしがらき馬(22年ヨーホーレイク、21年ショウリュウイクゾ)で、3年前の2着レッドレオン、5年前の勝ち馬パフォーマプロミス、6年前の勝ち馬ミッキーロケットもしがらき馬となっている。


今年のメンバーでしがらき経由の馬
・プライドランド
・ヴェルトライゼンデ
・イクスプロージョン



日経新春杯2023予想
『前走時の情報チェック馬』
<1/12(木)更新>



分析班
水谷

重賞などの大きなレースでは、前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことが非常に大事。いわゆる“縦の比較”ですね。木曜の更新では『前走時に注目すべき話のあった馬』をピックアップしてご紹介します。


前走情報チェック馬①

サンレイポケット

高橋義厩舎(栗東)
鮫島駿騎手予定
戦績:5-4-5-15

【前走】チャレンジC4着

・良い頃の状態に戻りつつある挑戦
前走時の情報・・・「体全体をうまく使って走れていたし、いい頃の雰囲気に近づいている。鞍上も話していたように夏は函館記念にしても新潟記念にしても、この馬本来のパフォーマンスではなかった。じっくりと立て直して調整してきたので、この馬らしいレースを見せたい。来年も現役は続行します」

★今回の見所ポイント
→乗り慣れた鮫島駿に戻る
→左回りの持続戦は大好物



前走情報チェック馬②

ヤマニンゼスト

千田厩舎(栗東)
武豊騎手予定
戦績:2-1-1-5

【前走】菊花賞6着

・来年もっと良くなる
前走時の情報・・・「トライアルはインがぽっかり開いてだいぶ恵まれたけどよく頑張ってくれた。ちょっと細身で現状はGⅠでどうこうって雰囲気ではないが、来年になればもっと良くなりそうな雰囲気がある。今回もうまく終いの脚がハマってくれれば掲示板くらいは走れても」

★今回の見所ポイント
→菊花賞でも6着に好走
→終い勝負がハマる条件



前走情報チェック馬③

ヴェローナシチー

佐々木晶厩舎(栗東)
川田騎手予定
戦績:1-4-3-2

【前走】グレイトフルS2着

・1勝馬だが重賞級
前走時の情報・・・「菊花賞は出遅れが全て。穴人気したようにゲートさえまともだったら今でも通用したと思ってる。まだ1勝馬なので自己条件に出れる身。さっさと3勝クラスは突破して、来年は再び重賞路線に挑みたい。絶好のの戸崎に“勝ってくれ”の依頼をかけているよ」

★今回の見所ポイント
→勝ち味に遅いが重賞級
→重賞2着した舞台なら




日経新春杯2023予想
『僕ならこう乗る!』
大西直宏の注目馬

<1/13(金)更新>



当社の専属アドバイザーで元JRAジョッキー・大西直宏氏が「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップ。その馬をどう乗って一発を狙うか?元乗り役ならではの考えや戦略を披露します。



大西直宏の注目馬

ロバートソンキー

林厩舎(美浦)
伊藤工騎手
戦績:4-2-2-3

重賞初Vの千載一遇の機会到来!


大きな舞台で結果を出せない場合はすぐに上位騎手に乗り替わるのが昨今の風潮。そんな中でこのロバートソンキーはずっとマイナー騎手に分類される伊藤工騎手を乗せ続けています。ノーザンFの馬だったら絶対にこうはいかないでしょうね。

伊藤工と林調教師は15年以上前の競馬学校の時からの繋がりとのことで強固な信頼関係があるようです。おそらく調教師が馬主を説得してジョッキーを継続しているのだと思いますが、ここまで二人三脚で育ててきた馬であれば絶対に重賞を獲りたいでしょう。

同馬は過去にGⅠに2度出走(菊花賞と天皇賞春)にしたことがあり、そこでも伊藤工騎手に手綱を任しました。当時はまだGⅠの壁に阻まれて通用しなかったですが、このくらいの距離のGⅡであれば十分勝ち負け可能です。前走のオールカマーでもイン有利バイアスをうまく活用し、1枠1番を最大限に生かす騎乗をしました。ああいう柔軟な騎乗が出来れば厩舎や馬主からの信頼度も上がるでしょう。

そして今回の舞台。差しが決まりやすい中京2200mは願ってもない好条件ですし、週末の雨予報もこの馬にも味方しそうです。ハンデ57キロも想定内ですし、いよいよ重賞初勝利が見えてきたのではないでしょうか。これだけイイ条件で結果を出せなかった場合はもしかしたら乗り替りになるかもしれず、鞍上としては絶対に悔いのない騎乗をしてもらいたいですね。

乗り方としてはいつものように差しに構えて普段通りの乗り方で問題ありません。今の中京は外差しも決まり出しているので、今回は流れのままに追走してそのまま外回して追い込むだけ。難しい注文はなさそうですし、平常心で臨んで結果を掴んで欲しいです。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは1/13(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『日経新春杯(GⅡ)』
『京成杯(GⅢ)』
『愛知杯(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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