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【新潟2歳ステークス2022予想】G1馬も輩出している出世レースの傾向・注目データは必見!《最終更新》ダービーJ大西直宏が乗ってみたい穴馬は?



新潟2歳ステークス2022予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・意外なデータ満載の"サイン馬券"で浮かび上がる馬は?
  • ・新潟2歳ステークスの過去データを洗う!
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

出世レースの新潟2歳Sですが、今年は出てくれば勝ちっぷりが焦点になったであろうノーザンFの大物候補リバティアイランドが回避してしまったため、メンバーはかなり手薄になりました。逆に言えば、どんぐりの背比べになって馬券妙味はアップした印象です。




新潟2歳ステークス2022予想
出走馬/枠順確定
<8/26(金)更新>


新潟2歳ステークス(GⅢ)
8/28(日) 新潟芝1600m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1チカポコ牝254石橋脩
2ロードディフィート牡254田辺裕信
3グラニット牡254嶋田純次
4スタンレー牡254吉田豊
5バグラダス牡254菅原明良
6タマモブラックタイ牡254角田大河
7キタウイング牝254戸崎圭太
8シーウィザード牡254浜中俊
9ウインオーディン牡254三浦皇成
10アイスグリーン牡254坂井瑠星
11ピンクジン牝254菊沢一樹





新潟2歳ステークス2022予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<8/21(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、新潟2歳ステークス2022に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:未勝利1着

アイスグリーン


池添学厩舎(栗東)
坂井瑠騎手予定
戦績:1-0-0-1

短距離を勝って参戦する馬が半数以上を占める中、1800mを勝って参戦(しかも上がり最速)する同馬は距離への信頼度が一枚上。池添学厩舎は函館2歳Sもブトンドールで制して2歳戦の重賞2勝目を狙う。ノーザンFとすれば、出走すれば最有力だったリバティアイランドを回避したことで、この馬に代役としての期待が大きい。

【WORLD分析班チェック】
この馬のために坂井瑠が新潟入り

この週は札幌でワールドオールスタージョッキーズが行われる関係で有力騎手が北の大地へ集結するが、松山が乗れないために坂井瑠星がこの馬のために新潟入りする。坂井としてみれば今年の重賞初制覇の大チャンス到来となり、ここは気合満点の騎乗が見られそうだ。




前走:新馬1着

シーウィザード


鹿戸厩舎(美浦)
浜中騎手予定
戦績:1-0-0-0

函館1800mの新馬を勝ちながら、同じ洋芝の札幌2歳Sではなく新潟2歳Sへ出走する。鹿戸厩舎はつい先日も、同じ2歳のフミサウンドも函館で新馬勝ちしながら、函館2歳Sへは向かわずに新潟のダリア賞に出走(2着)した。より弱いところを狙って賞金を稼ぎに行くという戦略がうまくハマっているようだ。この馬も1800mの距離を克服したことから、マイルへの距離も全く心配ない。

【WORLD分析班チェック】
この馬のために浜中が新潟入り

アイスグリーンのところでも述べたが、ワールドオールスタージョッキーズには出走しない浜中がこの馬のために新潟入りする。「調教の段階から動きが良く、いいトビで走る馬だと思っていた」と新馬前から稽古に乗っており、走法やバネなどを高く評価していたが、新馬のラスト2F[11.3-11.4]はなかなかの切れ。これなら新潟外回りも向きそうな印象だ。




前走:未勝利1着

ロードディフィート


和田勇厩舎(美浦)
田辺騎手予定
戦績:1-1-0-0

東京の1400mで2度上がり34秒台をマーク。末脚の絶対量比べになる新潟外回りにおいて、この末脚は大きな強みになる。前走で勝利に導いたルメールはレース後に「追ってからの反応が遅かったけど、最後はいい脚を使った。距離はマイルに延びても大丈夫」とコメントしており、指摘が的確なジョッキーの証言だけにこれは心強い。

【WORLD分析班チェック】
ロード勢としては7年ぶりに新潟2歳S制覇なるか

ロード軍団は15年にロードクエストが勝ち、18年にスティルネスが3着に好走している。「完成度の高い馬だから2歳戦が稼ぎ処。このレースがこんな手薄になると思わなかった」と陣営。オーナー的には相性のいいレースだけに、手薄なメンバーのここは是が非でもタイトルが欲しいところ。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも高い素質を感じさせる馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!






新潟2歳S2022予想
知ってそうで知らなかったサイン馬券
<8/20(日)更新>

今回もデータや時事ネタにまつわるサイン馬券をご紹介します。

競馬ファンなら、これまでにもレースが終わってみたら『実はそうだったのか!』と隠れたサインやジンクスに気付いた経験はあるのでは?

そのままマル乗りするかどうかは別にしても、こんなデータやジンクスも知っておいて損はないハズです。
ぜひ最後までご覧下さい!


信じるか信じないかはアナタ次第?
意外なデータ満載の"サイン馬券"をチェック!

  • 新潟2歳Sは前年がカギ!?

①新潟2歳Sは前年がカギ!?



今週末には新潟2歳Sが控えている。開催地「新潟」では今年は移動制限もなく田舎でお盆を迎えた方々も多かったはず。これまでコロナで中止されていたお祭りや花火大会など各地で賑わったことだろう。話を新潟2歳Sに戻せば近年ではハープスター、ケイデンスコール、セリフォスなど後々まで大舞台で活躍する馬も排出しているが基本は早熟傾向の馬が多く、ココを勝った後はパッタリというケースも少なくない。

2歳重賞だけにハードルも高いとは言えないが最近は人気馬同士が馬券に絡む傾向が続き、一昔前のように『波乱』になるケースは少なくなってる。特に以前は9月の1週目に開催されていたが10年前から8月の最終週に移行してから人気サイドの結果に落ち着いている。サインらしいモノが比較的少ないとされる2歳戦だが、このレースに関しては同レース前年3着までに入った馬の枠が翌年のレースにも絡んでいる点は見逃せない。

10年前を起点に2018年だけは例外に終わったものの、翌年から再び連動しており昨年の馬券に絡んだ枠は1枠、6枠、5枠。この3つの枠に収まった馬には注意したい。

【以上から今年の気になる候補】
・前年、馬券絡んだのは1枠、6枠、5枠。今年はその枠に入った馬には要注意!



新潟2歳ステークス2022予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<8/24(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

今年の新潟2歳Sのメンバーは過去に例がないほどの低レベルな顔触れ。重賞というよりは1勝クラスの特別戦と考えていいかも…。ひと言で「素質の高い馬」を見抜けば的中に近づけそうですが、ひとまず過去の傾向をシッカリと確認しておきましょう。


新潟2歳ステークス2022データ
最初に押さえておきたい3つのポイント!

  • ①同日の2勝クラスとタイム比較でレベルを知る

  • ②関西の社台ノーザンF勢が強い

  • ③上がり最速か2位の末脚を使える馬がV候補

①同日の2勝クラスとタイム比較でレベルを知る



新潟2歳Sは2015年以降、同じ日に古馬2勝クラスの1600m五頭連峰特別が行われていて、古馬2勝クラスより速い時計で走るのは難しいが、そのレースとの比較からレースレベルが判断することができる。

15年
新潟2歳 ロードクエスト  1.33.8
五頭連峰 クラウンレガーロ 1.33.5


16年
新潟2歳 ヴゼットジョリー 1.34.3
五頭連峰 チャンピオンルパン1.33.0


17年
新潟2歳 フロンティア   1.34.6
五頭連峰 メイショウオワラ 1.34.5


18年
新潟2歳 ケイデンスコール 1.35.5
五頭連峰 リカビトス    1.34.5


19年
新潟2歳 ウーマンズハート 1.35.0
五頭連峰 ネリッサ     1.34.4


20年
新潟2歳 ショックアクション1.34.6
五頭連峰 ハイアーグラウンド1.33.9


21年
新潟2歳 セリフォス    1.33.8
五頭連峰 クロンターフ   1.33.7



昨年は久々の1分33秒台決着となってなかなかのハイレベル戦となった。1分33秒台を記録して、尚且つ、古馬とコンマ1秒差ということで、過去7年の中ではもっともハイレベルと言える。

この時期の2歳馬が古馬2勝クラスと五分に戦えればまず出世は約束されたようなもの。実際にセリフォスは朝日杯FSでも1番人気に支持され、翌年は3歳馬ながら安田記念4着と好走している。

今年のメンバーはお世辞にも好メンバーと呼べず、昨年と比べると天と地の開きがありそうだが、いったいどのくらいのタイムで決着するだろうか。その走破タイムに注目したい。



②関西の社台ノーザンF勢が強い



近6年で栗東・中内田厩舎がこのレースを3勝している。

ヴゼットジョリー(社台RH)
フロンティア(サンデーR)
セリフォス(G1レーシング)


全て違うクラブ馬なのが面白いが、いずれもデビュー前から外厩と連携してここを勝つプランを練って勝ち切っている。

今年はサンデーRの大物リバティアイランドで4勝目を狙うプランもあったが、来春を見据えて成長促進を優先して回避を決定(主戦の川田も乗れないため)。もしリバティアイランドが出走すれば、◎鉄板の相手探しレースであったが、この馬が不在となって一転して大混戦ムードになってしまった。

それでも傾向的には『関西のノーザンFの期待馬が強い』のは間違いなく、今年はシルクRのアイスグリーンが唯一のノーザンF生産馬として期待が懸かる。この馬がリバティアイランドの代役となるかどうかに注目。



③上がり最速か2位の末脚を使える馬がV候補



新潟外回りということで、コース的には改めて説明不要かもしれないが、とにかく『末脚の絶対量』が問われるレース。過去10年の勝ち馬は、上がり最速か2位の末脚を使っている。

その勝ち馬の平均上がりは【33秒1】となっており、位置取り問わず追ってどの馬が一番の末脚を使えるかを真っ先に検討したい。末脚については新馬未勝利のタイムだけでなく、レースでの走法フォームや調教での脚の回転などからも末脚レベルを図ることもできるので参考にいしたい。

理想は以下の点をクリアしている馬。

☆前走マイル戦なら0.2秒差以上での勝利
☆前走上がり3F最速(2位も可)
☆体重は440~500キロの中型馬が有利
☆余力が残るローテで参戦していること
☆厩舎力で上昇が見込めること



新潟2歳ステークス2022予想
『前走時の情報チェック馬』
<8/25(木)更新>



分析班
水谷

重賞などの大きなレースでは、前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことが非常に大事。いわゆる“縦の比較”ですね。木曜の更新では『前走時に注目すべき話のあった馬』をピックアップしてご紹介します。


前走情報チェック馬①

シーウィザード

鹿戸厩舎(美浦)
浜中騎手予定
戦績:1-0-0-0

【前走】新馬戦1着

・切れ味に疑問も?
前走時の情報・・・「東京を除外になってこちら(函館)へ来たが、東京だと切れ負けしそうなのでむしろ好都合。調教VTRが無い点も盲点になりそうで、妙味込みで勝負したい」

★今回の見所ポイント
→函館が却ってプラスに出た?
→末脚勝負に一抹の不安



前走情報チェック馬②

タマモブラックタイ

角田厩舎(栗東)
角田河騎手予定
戦績:1-0-0-0

【前走】新馬戦1着

・本来は左回りがベスト
前走時の情報・・・「短距離血統だから芝1200mから使うが、やや走りがモッサリした感じの馬。大トビだし体型もモッサリしてて、正直まだ距離適性を掴みかねている。でも動きは水準にはあるよ。もう少し長いところのほうがいいかも。この結果を見て判断したい」

★距離延長はプラス
→大型馬でまだ適性不明
→距離延長には対応可能



前走情報チェック馬③

アイスグリーン

池添学厩舎(栗東)
坂井瑠騎手予定
戦績:1-0-0-1

【前走】未勝利1着

・ノーザンFの代役?
前走時の情報・・・「柔らかみのあるフットワークを生かすには前付けが理想。少し余裕のあった肌感から2走目の上積みは大きく、距離を伸ばせばパフォーマンスは上がる見立て。次走はもっとやれそうだ」

★今回の見所ポイント
→距離延長でVは好感
→短期放牧に出ていたがすぐ帰厩




新潟2歳ステークス2022予想
『僕ならこう乗る!』
大西直宏の注目馬

<8/26(金)更新>



当社の専属アドバイザーで元JRAジョッキー・大西直宏氏が「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップ。その馬をどう乗って一発を狙うか?元乗り役ならではの考えや戦略を披露します。



大西直宏の注目馬

シーウィザード

鹿戸厩舎(美浦)
浜中騎手
戦績:1-0-0-0

イメージは関屋記念の先行雪崩れ込み


毎年素質馬が揃う新潟2歳S。どんなメンバーが揃うか楽しみにしていましたが、今年は近年でも稀に見る小粒な顔触れですね。かつてはハープスターやロードクエストなど、上がり32秒台の鬼脚を使って突き抜ける馬がいましたが、今回は大きく目線を下げざるを得ません。新潟で勝ち上がった新馬は多くの馬が放牧に出てしまったようで、他場から集まってなんとかメンバーが揃ったという印象です。

例年ならもっとも末脚の鋭い馬をとりあげるところですが、今年はおそらく超スローの流れでのヨーイドンのような競馬になるのではないでしょうか。イメージは2週前に行われた関屋記念ですね。

あのレースは前後半[48.4-44.9]という極端な後傾ラップになり、ポジションのままそのまま雪崩れ込む競馬になりました。あまりにもペースが遅いと、ラストはどの馬も32秒台を使って上がり差が付かなくなるケースがあります。新潟2歳Sもこんなレースになりそうな気がします。

となるとやはり前で運べる馬がチャンスでしょう。関屋記念が逃げたシュリと番手のウインカーネリアンでそのままワンツーとなりましたが、あの位置を取れる馬が狙いです。

僕なら新馬をハナに行ってラスト2F[11.3-11.4]でまとめて逃げ切ったシーウィザードに乗りたいですね。当然、乗り方はその新馬と同じイメージ。陣営の話だと、逃げたくて逃げたというよりは押し出された感もあったようですが、あの競馬をそのままここでも再現すれば一番勝ちやすいと思います。跳びが大きくて広い新潟外回りにも適性があるようにも思えます。新馬を勝った浜中騎手も札幌から駆けつけてくるので、同じように考えて乗ってくれるのではないでしょうか。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは8/27(土)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『新潟2歳ステークス(GⅢ)』
『キーンランドカップ(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

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