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【新潟2歳ステークス2021】素質馬多数で見逃せない2歳重賞!注目データ・ヒント多数



新潟2歳ステークス2021予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!夏競馬も佳境。今週、次週と各地で3つの2歳重賞が行われます。秋、来年へ向けてステップアップする馬が出てくるのか。気の早い話ですが、今年の2歳馬のレベルを図る上でも楽しみですね。

ダービージョッキー・大西直宏さんも所属するWORLD競馬WEBで、社台グループの情報を専門にしている北野シズカと申します。

ということで、今週は新潟2歳ステークス(GⅢ)が注目レースです。

今年はキャロットファーム・G1レーシング・ウインレーシングといったクラブ馬主から新馬勝ちした素質馬が集結。例年よりもレベルの高い一戦が期待できそうです。今週も1週間通して予習していきましょう!




新潟2歳ステークス2021予想
出走馬/枠順確定
<8/27(金)更新>


新潟2歳ステークス(GⅢ)
8/29(日) 新潟芝1600m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1セリフォス牡254川田将雅
2クレイドル牝254福永祐一
3ウインピクシス牝254丸山元気
4タガノフィナーレ牝254田辺裕信
5スタニングローズ牝254松山弘平
6オタルエバー牡254幸英明
7クラウンドマジック牡254岩田康誠
8アライバル牡254ルメール
9キミワクイーン牝254M.デム
10サイード牡254戸崎圭太
11コムストックロード牝254柴田大知
12グランドライン牡254三浦皇成





新潟2歳ステークス2021予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<8/22(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、新潟2歳ステークス2021に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:新馬戦1着

セリフォス


中内田厩舎(栗東)
川田騎手予定
戦績:1-0-0-0

G1レーシングでの募集総額は4000万円。新馬前からダイワメジャー産駒らしく「切れるよりもしぶといタイプ」「気の悪さがある」といった声も聞こえてきたが、評価そのものは高く、新馬勝ちを決めてきた。レースでは若干テンの行きっぷりが悪かったものの、そこから馬群での競馬をクリアして早め先頭に立って押し切り。1馬身半差つけた2着馬が2戦目に圧勝しており、能力の高さを改めて証明している。管理する中内田充正厩舎も新潟2歳Sは2戦2勝と好相性。このレースを選択してきたということからも勝負気配の高さが窺える。

【WORLD分析班チェック】
さらに上昇の気配

新馬戦前から坂路とCWコースを併用して乗り込まれ、好調教をみせていたが、この中間はひと叩きの効果が抜群。1週前にはジョッキー騎乗でCWコースにて6Fから追われて、ラストは11秒0の切れを披露。年長馬を上回る走りをみせている。追い切りを見る限り、明らかに前走以上のデキだ。




前走:新馬戦1着

アライバル


栗田徹厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:1-0-0-0

母は桜花賞2着などのクルミナルで、半姉ククナは同じ厩舎で今年のクラシックにも出走。キャロットファームでの募集総額は5000万円。新馬戦は道中から直線を向いた辺りに至るまで、追っ付け気味での追走となったが、ステッキが入ると反応をみせて差し切り勝ち。厩舎の評価の高さ通りに初陣を飾った。夏場は北海道を拠点としているクリストフ・ルメール騎手が乗りに来るのも期待の現れだろう。

【WORLD分析班チェック】
本当にマイル向き?

見事に1番人気に応えて新馬勝ちを決めたものの、レースでの行きっぷりがひと息の上、直線でもステッキが入るまで反応は悪かった。しかも馬場が渋り気味だった上、馬体も大トビで大柄。切れ味が目立った姉と違い本来の適性としてはもう少し距離があっていいタイプかもしれない。パンパンの良馬場で切れ味勝負になった場合はどこまで対応できるだろうか。




前走:新馬戦1着

ウインピクシス


上原厩舎(美浦)
丸山騎手予定
戦績:1-0-0-0

ウインレーシングでの募集総額は1600万円。新馬前の調教で七夕賞2着のロザムールを相手に併せ馬で先着。仕上がりの良さが話題になっていたが、福島芝1800mでの新馬戦もソツのない競馬で立ち回って快勝。ラストも抑える余裕をみせていた。新潟のワンターンよりコーナー4つの競馬の方が向きそうだが、センスの良さからも対応できそうだ。

【WORLD分析班チェック】
次のゴールドシップ産駒の当たりはこの馬?

クラシックにおいてはユーバーレーベン、ウインマイティーと2年連続で好走しているゴールドシップ産駒。今年もウインキートスが目黒記念を制しており、牝馬が活躍する傾向が目立っている。父と母父はユーバーレーベンと同じウインピクシスも父産駒の傾向に沿って、どれだけ成長するだろうか。半兄のも成長は遅めだったが、今後の活躍が期待されている。ジョッキーの評価も高いそうで将来性が楽しみな存在といえる。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも、好内容で勝ち上がってきた馬も多く、暮れの2歳GⅠや来春のクラシックに向けても注目の一戦となりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!







新潟2歳ステークス2021予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<8/25(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。水曜は過去の傾向から新潟2歳ステークスのイメージを固めていきましょう。大きな3つのポイントを押さえておけば攻略の大枠が掴めるはずです。


新潟2歳ステークス2021データ
最初に押さえておきたい3つのポイント!

どんな重賞にも傾向は出るものだが、この新潟2歳ステークスにおいては大枠が固まるような幾つかのデータが存在する。それが一過性のものであるかといえばそうではなく、例えば新潟3歳Sから2歳Sへ名称が変更された過去20回に広げても以下のデータは当てはまる。
※表記している成績や確率は過去10年を参照



  • ①広い馬場の新潟でも枠順の有利・不利がある

  • ②逃げ馬不振・上がり上位が毎年好走

  • ③前走コース・条件で好走馬が絞れる

①広い馬場の新潟でも枠順の有利・不利がある


まず、枠順。ワンターンで直線の長い新潟コースではあるが、枠順による成績の差異がある。そこはレース経験の浅い2歳馬だからか、内枠と奇数枠の分が悪いのだ。1~3枠は(3-1-5-44)で連対率は7.5%と芳しくない。3番人気以内であれば(3-0-2-7)と好走率は上がるが、人気薄が内枠に入ったらマイナスだ。

また、偶数枠(8-1-4-64)に対して奇数枠は(2-9-6-64)。偶数枠の方がゲートを出やすいということかもしれない。勝ち切るには偶数枠のアドバンテージがありそうだ。

②逃げ馬不振・上がり上位が毎年好走



当欄をチェックしていただいた人は覚えているかもしれないが、関屋記念は先行有利の傾向が顕著だったが、同じコースでも新潟2歳Sは異なる。逃げ馬は(0-1-0-9)で、4角4番手以内の通過でも(1-3-3-39)で連対率は8.7%と苦戦傾向だ。

一方、上がり最速馬は(6-3-1-0)で連対率は驚異の90%で全頭が馬券圏内。上がり2位でも(4-3-2-2)で勝率36.4%、連対率63.6%とハイアベレージ。競馬の経験が浅い2歳馬同士、しっかり溜めて脚を使える操作性が必要ということかもしれない。

③前走コース・条件で好走馬が絞れる



2歳夏の重賞ということで出走馬のローテーションが似通いやすく、前走オープン特別だった馬は(0-0-0-26)。新潟2歳Sの場合だと大半がダリア賞組というケースが多い。また、キャリアは2戦目までが中心でキャリア3戦は(0-0-1-13)という成績。

前走距離やコースに目を向けると、前走が芝1400mだった馬が(3-2-1-55)、前走芝1600mは(7-3-5-33)で3着以内馬の3分の2を占める。ただし、前述のダリア賞含む前走が新潟芝1400m組は(1-0-0-38)で壊滅的。一方、勝ち星を多数出しているのは新潟芝1600mの(5-1-0-16)である。



【 まとめ 】
・1~3枠は苦戦

・勝ち馬は偶数枠から出やすい

・逃げ&先行馬より上がり上位馬が活躍

・新潟芝1400m以外の前走芝1400~1600m組が中心



新潟2歳ステークス2021予想
『調教マル特ホース』
<8/26(木)更新>


キャリアが極めて浅い馬たちによる重賞。当然ながら馬ごとによる適切な調整方法も固まっていないわけで、厩舎の調教スタイルが色濃く出やすいと仮定できる。過去の好走馬の調教パターンを踏まえて好調教馬を絞り出す当欄としては、通常よりは少々心もとないところはあるが、過去の傾向を踏まえつつ探ってみたい。



まず、過去10年の好走馬の所属を前置きすると、関東が(4-7-7-79)、関西馬が(6-3-3-49)。好走馬の数でいえば関東が多いが、勝ち馬こそ関西が優勢でも複勝率でいえば差はない。ただ、東西による調教パターンのアプローチは異なり、関東ならウッド追い、関西なら坂路追いが多い。これは重賞において東西による差異としてはよくあるケースである。特に美浦坂路は重賞において重要性が低い。栗東の方は坂路だからNGという訳ではないだろう。

また、細かい基準は割愛するが、将来を見据える2歳だったり、夏場ということもあって調教タイムとしては軽め。終い重点というケースが多い。それは前述のデータ欄でもあったように逃げ馬より末脚重視のレース傾向にも合致するかもしれない。ハープスターの松田博資厩舎のようにどの馬でもハードに長めに追う厩舎は異例。今回は余裕残しの調教ができていて、動きのいい馬を取り上げたい。

無論、馬自身が行きたがるような面があると、このセオリーには当てはまらない。今回でいえばアライバルオタルエバーは動き自体はなかなかだが、前進気勢が目立った分、割り引きたい。セリフォスは一週前が2歳馬離れした動きで圧巻だが、追い切りとしてはしっかり動かしに掛かったものである。


調教マル特ホース①

クレイドル

黒岩厩舎(美浦)
福永騎手
戦績:1-0-0-0

・3週連続馬なりでラストは11秒台

中間は坂路とウッドを併用。週中はウッド、週末に坂路を軽めに登って調整しているようだが、ウッドでの動きが良好。1週前にはジョッキー騎乗、最終追い切りは助手騎乗だったが、共に厩舎の先輩馬を相手に同等の動きをみせている。鞍上の手応えも楽ながら俊敏な動き。実戦でも操作性の良さと切れ味を発揮しそうだ。



調教マル特ホース②

スタニングローズ

高野厩舎(栗東)
松山騎手
戦績:1-1-0-0

・馬なりで坂路51秒台でフィニッシュ

この厩舎らしく坂路での調整で2本乗り。中8週の間に6度の追い切りを消化したが、これまでは53秒台前後がアベレージだったところ、最終追い切りは楽な手応えながら動きが一変。(今回も坂路2本目で)51.3-37.4-24.5-12.1秒をマークし、助手騎乗で併せた年長馬と同入している。決して馬場がハロー明けでもなく、まだまだ時計の詰められそうな動きだったことも窺える。上昇度に期待。




新潟2歳ステークス2021予想
『下馬評は低いが妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<8/27(金)更新>


分析班
水谷

今年も新潟2歳ステークスは重賞としては寂しい頭数に。近年、2歳重賞やオープン特別の選択肢が豊富になり、大手の使い分けもあることで重賞だからといって頭数が揃うことは少なくなるかもしれません。ただ、今年のメンバー自体は粒揃いだと感じますが、その中でも穴の魅力を秘める馬も取り上げます!


下馬評低めの盲点注目馬

クラウンドマジック

加用厩舎(栗東)
岩田康騎手
戦績:1-0-0-0

【前走成績】
2歳新馬(1着/7番人気)

○低評価を覆し新馬V
○上がり上位馬が活躍する傾向ならこの馬

姉、母、おばなどは厩舎が管理。調教師自身、瀬戸口勉厩舎の出身でオーナーとは騎手時代からの縁があるという。新馬戦はゲート試験に合格後、一度放牧を挟みながら世代最初のレースに出走。攻め時計も平凡だったことから伏兵扱い。実際、ゲートも遅れ、道中の行きっぷりもひと息だったが、最後の直線で外に進路をとると、そこからひと伸び。差し切り勝ちを決めて、奥の深さを披露した。

今回は追い切り本数こそ控えめだが、一度使った効果も窺えて時計・動きも上向き。上がり上位馬が有利なレース傾向からも、末脚タイプであることを感じさせる初戦の内容から一発ムードが漂う。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは8/28(土)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『新潟2歳ステークス(GⅢ)』
『キーンランドカップ(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

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