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【NHKマイルカップ2022予想】3歳マイル王の座につくのは?【最終更新】『僕ならこう乗る!』大西直宏の注目馬



NHKマイルカップ2022予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・NHKマイルカップの過去データを洗う!
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

WORLD
北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

さあ、今週から待望の東京の春のGⅠシリーズが開幕します!東京でのGⅠは『1600m』が3戦に『2400m』が2戦と、走るコースが固定されているので馬場傾向などはそのまま使えます。特にマイル戦は来週もヴィクトリアマイルが続くので、シッカリと傾向はチェックしておきたいですね。




NHKマイルカップ2022予想
出走馬/枠順確定
<5/6(金)更新>


NHKマイルカップ(GⅠ)
5/8(日) 東京芝1600m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1マテンロウオリオン牡357横山典弘
2ソネットフレーズ牝355横山武史
3ソリタリオ牡357鮫島克駿
4セリフォス牡357福永祐一
5キングエルメス牡357坂井瑠星
6トウシンマカオ牡357戸崎圭太
7タイセイディバイン牡357松若風馬
8アルーリングウェイ牝355藤岡佑介
9ダンテスヴュー牡357吉田隼人
10カワキタレブリー牡357菅原明良
11インダストリア牡357レーン
12セイクリッド牝355菊沢一樹
13ジャングロ牡357武豊
14フォラブリューテ牝355大野拓弥
15オタルエバー牡357横山和生
16プルパレイ牡357Mデムーロ
17ステルナティーア牝355池添謙一
18ダノンスコーピオン牡357川田将雅





NHKマイルカップ2022予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<5/1(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、NHKマイルカップ2022に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:朝日杯FS2着

セリフォス


中内田厩舎(栗東)
福永騎手予定
戦績:3-1-0-0

ここまでのキャリアは全てマイル戦と徹底してマイラーの道を進んできた同馬。負けたのも朝日杯だけで、とにかく高いレベルで安定している。朝日杯から直行のローテを採用したのは、このあとに安田記念も視野に入れているからであり、その背景には「同世代の馬に負けていられない」という高い野望が透けて見える。

東京コースは初めてになるが、左回りの中京・新潟でも勝ち鞍があって、直線の長い阪神でも結果を出しているので何の心配も要らないだろう。なお、今回の鞍上は福永騎手との初コンビを組む。

【WORLD分析班チェック】
過去10年でダイワメジャー産駒が3勝の好相性

ダイワメジャー産駒はカレンブラックヒル、メジャーエンブレム、アドマイヤマーズが勝っていて、他にもフラムドグロワール(8番人気)、ボンセルヴィーソ(6番人気)と穴馬の3着もある。セリフォスでダイワメジャー産駒の4勝目なるか。




前走:アーリントンC1着

ダノンスコーピオン


安田隆厩舎(栗東)
川田騎手予定
戦績:3-0-1-1

朝日杯では上位評価(3着)、共同通信杯では下げ評価(7着)、アーリントンCでは◎評価(1着)と、ここまで情報通りの結果を出している同馬。WORLDはこの馬の扱いについてはだいぶ自信を持っているつもり。

共同通信杯の時はとにかくデキが落ちていて下降線だったが、前走からだいぶ持ち直して登り調子になっている。朝日杯ではセリフォスに半馬身先着されているが、その後の成長力を考えればほぼ互角と言っていいだろう。多くの短距離タイトルを制してきた安田隆厩舎だが、まだNHKマイルCのタイトルはないだけにここは勝ちたいGⅠのひとつだ。

【WORLD分析班チェック】
川田は馬主との繋がりからセリフォスではなくコチラに騎乗

川田と言えば中内田厩舎の主戦騎手でもあり、場合によってはセリフォスとのコンビ復活の可能性もあったが、馬主(ダノックス)との繋がりからダノンスコーピオンに騎乗する。全3勝を挙げているのは川田だけにこの馬に騎乗するのは心強い限り。ダービーのダノンベルーガも控えていて当然気合も入るだろう。




前走:弥生賞5着

インダストリア


宮田厩舎(美浦)
レーン騎手予定
戦績:2-1-0-1

今年、皐月賞路線からNHKマイルCへ向かうのがこの馬。前走の弥生賞は「距離長いのは分かったうえでどれくらい走れるかを見たい」という使い方だったが、外々を回されるロスがありながら上がり最速をマーク。イン前優勢のなかで最も苦しい乗り方ながら負けて強しの内容だった。このローテは昨年のシュネルマイスターと同じ(弥生賞→NHKマイルC)であり、この馬も元々NHKマイルCを目標にされてきた。ここでガラリ一変は十分だろう。

【WORLD分析班チェック】
鞍上にレーンを起用したことからも期待度が窺える

ここ2戦騎乗した戸崎からレーンへ鞍上強化。これだけでノーザンFの本気度が推し測れる。半兄にはNHKマイルC2着のケイデンスコールがいる血統で、舞台的にも絶好。追って左に流れてしまうところがあるので、右回りよりは左回りのほうがロスが少ない。レーンが真っすぐ追うことが出来れば突き抜けのシーンも。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にもニュージーランドT勝ちのジャングロ、ファルコンSを制したプルパレイ、他にもキングエルメス、マテンロウオリオンといった重賞勝ち馬など魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




NHKマイルカップ2022予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<5/4(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

クラシックは「繁殖や種牡馬としての価値」が求められるため、生産サイド(社台軍団の思惑)の影響が非常に大きく反映されますが、NHKマイルCはそこまでG1の重みがないため、現時点での純粋な能力比較が優先されます。

つまり、まだ引き出されていない未知なパフォーマンスを情報から見抜くのがクラシックだったのに対し、NHKマイルCは見えている能力(数字)を比較するG1ということ。シッカリと『場の状況』を把握し、各馬の『能力分析』を正確に行えれば、それほど難しいレースではありません。


NHKマイルカップ2022データ
最初に押さえておきたい3つのポイント!

  • ①クラシック路線組が断然強い傾向アリ

  • ②多少の雨が降ってもビクともしない今の馬場状態

  • ③外国人ジョッキーが上位に食い込む傾向アリ

①クラシック路線組が断然強い傾向アリ



毎年言われてることだが、NHKマイルCは春の1冠を使ってきた馬、つまりクラシック組が本当に良く走るレースとして知られる。

クラシック経由の馬の実績を抜き出してみると一目瞭然。

21年 シュネルマイスター①着(弥生賞2着)
21年 ソングライン   ②着(桜花賞15着)
20年 レシステンシア  ②着(桜花賞2着)
19年 アドマイヤマーズ ①着(皐月賞4着)
17年 アエロリット   ①着(桜花賞5着)
16年 メジャーエンブレム①着(桜花賞4着)
16年 ロードクエスト  ②着(皐月賞8着)
15年 クラリティスカイ ①着(皐月賞5着)
14年 キングズオブザサン③着(皐月賞15着)
12年 クラレント    ③着(弥生賞12着)
10年 リルダヴァル   ③着(皐月賞6着)
08年 ブラックシェル  ②着(皐月賞6着)
07年 ピンクカメオ   ①着(桜花賞14着)
07年 ローレルゲレイロ ②着(皐月賞6着)
05年 ラインクラフト  ①着(桜花賞1着)
05年 デアリングハート ②着(桜花賞3着)
04年 コスモサンビーム ②着(皐月賞4着)
04年 メイショウボーラー③着(皐月賞3着)

これだけクラシック組が好走している理由は、皐月賞や桜花賞は例年とにかく高いレベルで総合力が求められ、そこを目標に戦ってきた馬たちは“経験値と底力が一枚上”だからに他ならない。

18年、13年、11年こそクラシック組からの路線変更した馬がいなかったが、例えば18年ならダノンプレミアム、13年ならロゴタイプ、11年ならサダムパテックあたりがダービーに向かわずにNHKマイルCに向かっていればアッサリまであったかもしれない。

このように、NHKマイルCは「皐月賞&桜花賞経由の馬を重く扱うGⅠ」と言える。

■今年のクラシック1冠路線組
・アルーリングウェイ(桜花賞8着)
・フォラブリューテ(桜花賞14着)
・インダストリア(弥生賞5着)
・ダンテスヴュー(皐月賞10着)



②多少の雨が降ってもビクともしない今の馬場状態



このレースが行われる馬場状態を象徴するのが4年前の出来事だろう。

何が起きたかと言うと、前日の土曜日に10Rが始まる前に急に大粒の雹(ひょう)が降り始め、視界が見えなくなるほどの土砂降りになった。そして数分後に「安全な競馬実施ができない」として、JRAが10R以降のレースの中止を発表。

プリンシパルSが翌週へスライドすることになり、日本ダービーまで中1週になるのも仕方ないというのも話題になったし、長年競馬をやっていてゴールデンウィークに“ゲリラ豪雨で中止”なんてのは今までで初めてのことだった。

その大雨は夜まで続いたのだが、翌日はなんと芝は朝の3Rの時点で『稍重』に回復。そして5Rの3歳1勝クラスでは芝1400mで1分20秒5という速い時計がマークされ、9Rの古馬3勝クラスの芝1600mで1分32秒6が計測。競馬が中止になるほどの記録的な土砂降りが降った翌日なのに驚くべきこの急回復には目を疑った。

結局、本番のNHKマイルCも【1分32秒4】という速いタイムで決着し、ハッキリ言って前日の大雨は当日の芝への影響はほとんどなかったと言ってイイ。

「このGW前後の東京の馬場は異常なほどに良好な馬場で、どんなに雨が降ろうが気温が上がって晴れ間が出れば驚くほどの急回復をする」というのが大きな教訓として刻まれている。

今年も例年通り、まだまだ絶好の高速馬場が続いている。今週は好天が続く予報でもあり、やはり速い時計への対応が必要不可欠だろう。昨年も2010年のダノンシャンティ以来、2度目の【1分31秒台】突入があったが、今年もそのレベルの時計が出る可能性は考えておきたい。



③外国人ジョッキーが上位に食い込む傾向アリ



外国人ジョッキーの騎乗があるときは上位に好走しやすい傾向がある。近年でもデムーロ、ルメールの名前が多く目立っているのが分かるだろう。

21年 ルメール①着
20年 デムーロ①着、ルメール②着
19年 デムーロ①着、アヴドゥラ③着
18年 デムーロ②着
16年 ルメール①着

速い馬場でビッシリ追って時計を追求するようなレースでは、やはり外国人ジョッキーのほうが上手。今年はルメールがケンタッキーダービー騎乗のため不在だが、来日中のDレーンが参戦する。

■外国人騎手の騎乗馬
Dレーン(騎乗馬インダストリア)
デムーロ(騎乗馬プルパレイ)



NHKマイルカップ2022予想
『前走時の情報チェック馬』
<5/5(木)更新>



分析班
水谷

GⅠなどの大きなレースでは、前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことが非常に大事。いわゆる“縦の比較”ですね。木曜の更新では『前走時に注目すべき話のあった馬』をピックアップしてご紹介します。


前走情報チェック馬①

インダストリア

宮田厩舎(美浦)
レーン騎手予定
戦績:2-1-0-1

【前走】弥生賞5着

・高い目標を持って長い距離へ挑戦
前走時の情報・・・「マイルが走るのは分かってるから大目標はNHKマイルCなんだけど、先々のことを考えて今のうちに2000mでどれだけ走れるか試してみる。センスの高い馬なのでシュネルマイスターのようにそれなりに対応できるとは思ってる。結果次第で路線を考えたい」

★今回の見所ポイント
→もともとはNHKマイルCが目標
→大外ブン回しでも負けて強しの内容



前走情報チェック馬②

ダンテスヴュー

友道厩舎(栗東)
吉田隼騎手予定
戦績:1-2-0-2

【前走】皐月賞10着

・本来は左回りがベスト
前走時の情報・・・「追ってからの重心が低くなって沈み込むようなフォームになっている。今だともしかしたら距離を詰めてもいいかもしれない。また、これまでずっと左回りしか走ってないから、右回りは若干不安がある。左回りのほうが走り慣れてるのは事実だね」

★今回の見所ポイント
→走り慣れた左回り替わりはプラス
→走法からは距離短縮がプラス



前走情報チェック馬③

マテンロウオリオン

昆厩舎(栗東)
横山典騎手予定
戦績:2-2-0-0

【前走】ニュージーランドT2着

・前哨戦でメイチ仕上げだった!?
前走時の情報・・・「ステップレースの仕上げではない。やりすぎくらいやって本番みたいな仕上げ。テキも『負けられない』っていってるし、本番ではお釣りがあるかは分からないかな。とにかく前哨戦を勝ちに行くっていう姿勢だけは確かだよ」

★今回の見所ポイント
→休み明けで本番仕様の仕上げ
→叩いてどこまで上積みあるか




NHKマイルカップ2022予想
『僕ならこう乗る!』
大西直宏の注目馬

<5/6(金)更新>



当社の専属アドバイザーで元JRAジョッキー・大西直宏氏が「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップ。その馬をどう乗って一発を狙うか?元乗り役ならではの考えや戦略を披露します。



大西直宏の注目馬

セリフォス

中内田厩舎(栗東)
福永騎手
戦績:3-1-0-0

代打でGⅠ2勝、気持ちの面でゆとりがあるのがプラスに働く

社台系クラブ馬が前哨戦を使わずに本番へ直行するのは見慣れた光景になりましたが、1週前の動きが非常にいいなと感じました。2歳夏から活躍して早熟のタイプだと思っていましたが、まだ成長の余地がありそうですね。

今回は福永騎手に乗り替わりですが、この乗り替わりは吉と出そうな気がします。彼は今年代打でGⅠを2勝と好調を維持していますが、カフェファラオにしてもジオグリフにしても前任者たちがシッカリと教育をしていてくれていました。そういうタイミングで回ってきた手綱は、いい意味でプレッシャーから解放されて乗れるため、馬との呼吸が合いやすいもの。

福永騎手は折り合いを重視して乗る騎手で、馬の操縦性や反応のイイ馬とは抜群に手が合います。おそらくセリフォスみたいな一瞬の瞬発力に優れたタイプはピッタリでしょう。NHKマイルCというレースは、前のポジションを取って、そこで折り合って抜け出すというようなレースではなく、ジックリ溜めて直線勝負で間に合う舞台です。

鞍上と馬のタイプからこのコンビは最高の相乗効果を生みそうで、広い東京コースでこの馬の末脚を存分に引き出してくれるでしょう。もちろん僕が乗るとしても、中団から脚を溜めて直線勝負に徹すると思います。それで結果が付いてくる馬だと信じます。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは5/6(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『NHKマイルカップ(GⅠ)』
『京都新聞杯(GⅡ)』
『新潟大賞典(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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