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5/7(金)最終更新【NHKマイルカップ2021予想】混戦を制するのは?グレナディアガーズ?バスラットレオン?盲点の穴馬は?注目データ・ヒント多数



NHKマイルカップ2021予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

WORLD
北野シズカ

皆さん、こんにちは。春のGIシーズンは東京5週連続GⅠに突入です。ますます盛り上がっていきましょう!

ダービージョッキー・大西直宏さんも所属するWORLD競馬WEBで、社台グループの情報を専門にしている北野シズカと申します。

今週末はもちろんNHKマイルカップ(GⅠ)に注目。

ファルコンS、ニュージーランドT、アーリントンCの上位馬が集結。さらに弥生賞2着のシュネルマイスターなど、クラシック路線から矛先を変えてきた馬も含め、多士済々の組み合わせとなりました。今週も1週間通して予習していきましょう!




NHKマイルカップ2021予想
出走予定馬/枠順確定
<5/7(金)更新>


NHKマイルカップ(GⅠ)
5/9(日) 東京芝1600m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1 レイモンドバローズ 牡 3 57 浜中
2 アナザーリリック 牝 3 55 津村
3 ルークズネスト 牡 3 57
4 バスラットレオン 牡 3 57 藤岡佑
5 リッケンバッカー 牡 3 57 横山武
6 シティレインボー 牡 3 57 三浦
7 タイムトゥヘヴン 牡 3 57 Mデムーロ
8 グレナディアガーズ 牡 3 57 川田
9 ゴールドチャリス 牝 3 55 田中勝
10 ソングライン 牝 3 55 池添
11 ヴェイルネビュラ 牡 3 57 戸崎
12 ランドオブリバティ 牡 3 57 石橋脩
13 ホウオウアマゾン 牡 3 57 武豊
14 ショックアクション 牡 3 57 田辺
15 シュネルマイスター 牡 3 57 ルメール
16 ロードマックス 牡 3 57 岩田望
17 グレイイングリーン 牡 3 57 武藤
18 ピクシーナイト 牡 3 57 福永





NHKマイルカップ2021予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<5/2(日)更新>


WORLD
北野シズカ

まず最初に、NHKマイルカップ2021に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:ニュージーランドT1着

バスラットレオン


矢作厩舎(栗東)
藤岡佑騎手予定
戦績:3-0-2-2

矢作厩舎所属・古川奈穂騎手が初勝利を挙げたのがこの馬。普段は競馬を扱わないようなニュースでも取り上げられていたことからも、メンバーの皆様の記憶に新しいはず。そして、全面的にバックアップを行っている矢作師が古川奈騎手にこの馬の手綱を任せた事実こそが、何よりこの馬の厩舎内での評価の高さを証明している。

古川奈騎手を配した当時は4キロ減を利しての逃げ切りだったが、これは決して減量効果ありきの勝利ではなかったということも、◎として馬連的中を仕留めた次走・NZTでの5馬身差圧勝からも明らか。

当時の5馬身という着差は同レース史上最大。実力馬の集結する重賞で、しかもマイル戦となれば馬群が密集しての決着も珍しくないだけに、これだけの差をつけ勝利を挙げた点は純粋に評価すべきだろう。元はと言えばGⅠ・朝日杯FSでも3着馬とは小差のところに食い込んでおり、逃げという能力全開の手段を手に入れた今、本格化したと見ていいだろう。

【WORLD分析班チェック】
東京の上がり勝負もどんと来い

逃げの手を打ったのは近2走だけでなく、札幌の新馬戦でも同様。当時は超スローペースで進行したとは言え、上がりの3ハロンを33秒台でまとめての勝利。札幌芝1800Mで33秒台の上がりを記録して勝ち上がった馬はこれまでにわずか9頭のみ。ディアドラやネオリアリズム、コディーノといった実績馬ばかりがマークしている。洋芝の札幌でこれだけの上がりを使えた辺りに、東京の芝で瞬発力が問われる形となっても全く問題ないだろう。




前走:ファルコンS2着

グレナディアガーズ


中内田厩舎(栗東)
川田騎手予定
戦績:2-2-0-1

昨年の朝日杯FSの勝ち馬。当時は2歳レコードの1分32秒3で勝利と、時計的にも非常に優秀であった。近年、川田騎手・中内田厩舎の組み合わせはダノンプレミアムでこそ同じ朝日杯FSを制しているが、以降は基本的に『前哨戦勝利→GⅠで敗戦』というパターンばかり。この馬のGⅠ制覇は、一つその流れを打ち破った形になる。

今春の始動戦には中京のファルコンSを選択。ただ、当時から鞍上・川田騎手サイドが気にかけていたのは「左回りの走りがイマイチなんですよね」という点。デビューからの2戦も新潟・中京と左回りの条件で取りこぼしているとあって、ファルコンSの結果を受け、改めて鞍上サイドが左回りに対してどのような印象を抱いているかは再確認しておく必要があるだろう。

【WORLD分析班チェック】
高速馬場でのスピード勝負は大歓迎

左回りでのレースにおけるパフォーマンスはやや気がかりだが、春の東京開催特有の、速い時計で決着するスピード勝負は大歓迎。レコードだった朝日杯FSはもちろんのこと、1400Mの未勝利戦を前々で立ち回って完勝した際も、開幕週の綺麗な馬場状態を味方につけての押し切り。道悪への適性は未知だが、良馬場でのレースになれば自身の力を存分に発揮できるはずだ。




前走:弥生賞2着

シュネルマイスター


手塚厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:2-1-0-0

デビューからの2戦は1500→1600Mで、前走の弥生賞はそこから2ハロンの距離延長。一般的にはここで2着に食い込むような走りが出来れば、上位争いを見込んで本番・皐月賞へと駒を進めるのが普通の流れだが、アッサリと大一番への出走を避けたように、あくまでもここは“お試し”だったのだろう。ノーザンファームサイドが『ベストはマイル』と考えているのが見て取れるローテーション。

また、横山武・ルメールの両騎手のみが手綱を取っていることから、牧場サイドの期待度の高さもよくわかる。ルメール騎手とノーザンFの関係性は言わずもがな、新馬戦の舞台であった昨夏の札幌における横山武騎手は数々のノーザンの有力馬に騎乗。主戦級の扱いを受けていたジョッキーに手綱を託していた辺り、デビュー当初から高く評価されていたと見ていい。

ちなみに父Kingmanの産駒はまだ日本国内では頭数こそ少ないが、この3歳世代ではエリザベスタワーがチューリップ賞を勝利。社台F、ノーザンFがそれぞれ1頭ずつクラブで所有している形で、この2頭が今後どれだけ活躍するかが、この血を輸入していくかどうかの一つの指標となるであろう。

【WORLD分析班チェック】
器用なタイプながら決め手も確か

札幌や中山のコーナーを、ポジションを押し上げながら上手く立ち回ることが可能な器用さを持っており、小回りコースを全く苦にしないタイプ。しかも、ひいらぎ賞では直線で11.7秒-11.8秒のラップの間に抜け出し、後続に3馬身差をつける決め手の鋭さも披露した。広いコースでの競馬は今回が初めてだが、決め手勝負に対応する余地も十分に残している。







NHKマイルカップ2021予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<5/5(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。水曜は過去の傾向からNHKマイルCのイメージを固めていきます。


NHKマイルカップ2021データ
最初に押さえておきたい2つのポイント!

  • ①アレ!?美味しい人気の実績馬ばかり!

  • ②現3歳世代の傾向を洗い直すと…

①アレ!?美味しい人気の実績馬ばかり!



ここ5年、NHKマイルCは1番人気馬が不振。昨年こそレシステンシアが2着に、5年前にメジャーエンブレムが制していますが、それ以外の年では一切馬券に絡んでいません。

故に、過去5年中4年で3連単10万馬券の波乱が起きており、唯一1番人気の勝った16年ですら3万馬券。“荒れるGⅠ”と呼んでも差し支えない結果が続いています。

しかし、波乱が起きている割に、このレースの好走馬は2,3歳時に重賞で実績を残している馬ばかり。試しに人気薄で波乱を演出した馬を挙げてみると…

・2020年
1着ラウダシオン(9番人気)
→ファルコンS②着

3着ギルデッドミラー(6番人気)
→アーリントンC②着


・2019年
2着ケイデンスコール(14番人気)
→新潟2歳S1着

3着カテドラル(7番人気)
→アーリントンC②着


・2018年
1着ケイアイノーテック(6番人気)
→ニュージーランドT②着

3着レッドヴェイロン(9番人気)
→アーリントンC③着


・2017年
2着リエノテソーロ(13番人気)
→全日本2歳優駿①着※

3着ボンセルヴィーソ(6番人気)
→朝日杯FS③着


・2016年
3着レインボーライン(12番人気)
→アーリントンC①着


いかがでしょう。重賞戦線(※リエノテソーロのみダートG1)で結果を残してきており「え?なんで人気薄だったの?」という馬ばかりではありませんか?今になって振り返れば“美味しい人気薄”だった馬が波乱を演出しているんです。


また、上位人気に推されながら制した勝ち馬に関しても、同様のことが言えますよ。

例えば19年①着アドマイヤマーズは、前走の皐月賞でこそ④着に敗れていますが、元はと言えば朝日杯FSでグランアレグリアを圧倒して勝利。
17年アエロリットは桜花賞⑤着も、それ以前はクイーンCとフェアリーSで連続②着。
16年メジャーエンブレムは桜花賞④着も、阪神JFでは①着。
直近のレースで結果が出なかったところから、しっかり巻き返して勝利を挙げているんです。

これを支える大きな理由が、NHKマイルCの舞台が東京1600mという紛れの生じづらいコース設定であるから、という点でしょう。

確かな能力を持つ馬が、それを存分に発揮して巻き返す/世間の低評価を覆すレース。それがNHKマイルCと考えて良さそうです。

分析班
水谷

今年は珍しく桜花賞/皐月賞からの転戦組がほとんど登録しておらず、桜花賞15着のソングラインのみ。ただ、そのソングラインはたしかに紅梅Sを好内容で制していますが、まだ重賞級の活躍は見せていません。

ということで、ここで注目したいのは“穴”になりそうな組。

アーリントンC②着のリッケンバッカーは当時10番人気での好走でした。この『人気薄激走→GⅠ出走』という流れで臨む馬は、本番でも世間の評価が上がりづらいのが特徴。カテドラルやボンセルヴィーソがまさにこのパターンでした。これら同様に、本番でも引き続き人気薄での激走に要注意です。



②現3歳世代の傾向を洗い直すと…



さて①では、NHKマイルCが実績馬の強いレースだと評してきました。言うなればこれは『既存勢力が強力』ということ。

実はこれ、現3歳世代の傾向と全く同じなんです。

実際に牡牝クラシックを見てみましょう。桜花賞は阪神JFの1,2着であるソダシ、サトノレイナスが揃ってワンツー。3着もフェアリーSを勝ったファインルージュなのですから、ここまでに力を見せている馬がしっかりそれを出し切っての好走。

また皐月賞では、WORLDが戦前から『世代屈指のハイレベル戦』と評してきた共同通信杯の勝ち馬・エフフォーリアが勝利。2着タイトルホルダーは弥生賞の勝ち馬で、3着ステラヴェローチェは朝日杯FS②着。早くから活躍してきた馬が、そのままクラシックでも上位をキープという流れが続いています。

となれば、元から実績馬優勢のNHKマイルCは【世代の勢力図】を重視する事が最重要事項となるでしょう。




分析班
水谷

今年の出走予定馬の中で唯一GⅠを制しているのがグレナディアガーズ。しかもそのタイトルがマイル戦の朝日杯FSなのですから、実績だけを見ればこの馬が1つ抜けているでしょう。

先ほども触れた通り、今年は桜花賞や皐月賞といったクラシックを経由した馬がごく少数。となれば、そのクラシックでの上位入線馬と遜色ないだけの走りを見せた馬もまた、勢力図においては上位に据えるべきでしょう。

札幌2歳Sでソダシに迫ったバスラットレオン、弥生賞でタイトルホルダーに迫ったシュネルマイスターらは、この点において評価すべき材料が存在するということです。



NHKマイルカップ2021予想
『調教マル特ホース』
<5/6(木)更新>



●NHKマイルCは坂路追いを重視

まず、過去10回の調教パターンを調べると、3着以内の好走馬30頭中、最終追い切りが栗東坂路だった馬は15頭で最多。以下、美浦ウッドが6頭、美浦坂路が4頭、栗東CWが2頭で続く。
栗東は坂路追いが主体に対して、美浦に違いがないという東西でのアプローチの差は量り難いが、栗東坂路が優勢でも、どの調教パターンでも決して悪くないということだろう。ただし、持続力を問われる展開になりやすいのがこのレースの傾向。コースでメリハリをつけるより、スピードの持続力を育くみ坂路が合うのは頷けるところ。

今回、最終追い切りが栗東坂路だった馬は8頭。何が何でも坂路でなくてはいけないとは思わないが、坂路の動きを見る限り、推奨馬は坂路組から選べそうだ。




調教マル特ホース①

グレナディアガーズ

中内田厩舎(栗東)
川田騎手
戦績:2-2-0-1

・坂路追いは極めて軽めでも好調アピール
・1週前追いが絶好

1週前追い切りが古馬を相手に素晴らしい動き。芝コースでの調整だったとはいえ、おそらく当日の天気を考慮して芝に変えたのだろう。それでも2歳GⅠ勝ちのポテンシャルを覗かせる素晴らしいものだった。
その1週前で出来上がっていたと推測すると、最終追い切りも軽めにとどめたのは察するところだが、馬なりながら時計の額面以上に動きの良さは目立った。逆に言えば、関東圏への長距離輸送や激しいペースになった場合、前進気勢の良さは裏目に出ないか、気になるところもなくはないが、デキだけでいえば順調に仕上がってきたのだろう。



調教マル特ホース②

ホウオウアマゾン

矢作厩舎(栗東)
武豊騎手
戦績:3-2-0-1

・攻め駆けしないタイプでも好調教

こちらも坂路組。グレナディアガーズを先に取り上げた分、人気薄をピックアップすべきだったかもしれないが、この馬も話題にしたいポイントがある。それは今まで以上に動きが良いこと。

1週前はCWコースで長めから追われたが、最終追いは武豊騎手が騎乗して坂路で単走追い。内目を回る形だったとはいえ、これまで決して追い切りでは目立たなかった馬が段々と動きが良くなっているのは好感。ジョッキー騎乗だったことで従来の乗り手(調教助手)との体重差があるのかもしれないが、もし成長が作用しているとすれば大いに強調材料である。

他には、坂路組ではショックアクション、ピクシーナイトなども目立った。




NHKマイルカップ2021予想
『下馬評は低いが妙味倍増!』
ラストワン・注目穴馬

<5/7(金)更新>


分析班
水谷

データ面では臨戦過程や実績に注目してきましたが、今年はクラシック戦線で上位入線を果たした馬がいない一方で、重賞での実績を持つ馬は多々存在。ファンの方々は目移りしていると思いますが、今回のラストワン穴馬では、少しひねって実績面でさほど注目を集めていないアノ馬を取り上げたいと思います。


下馬評低めの盲点注目馬

ソングライン

林厩舎(美浦)
池添騎手騎乗
戦績:2-1-0-1

【前走成績】
桜花賞(15着/7番人気)

○前走大敗もこれで更に人気が更に落ちるならむしろ買い!

前走の桜花賞では15着と大敗。関係者もかなり力が入っていた一戦だっただけにこの結果にはさぞショックを受けていると思いきや……意外にも「気にしていない」と。

というのも、その桜花賞は3角手前で暴走したメイケイエールに外へ弾き飛ばされるような不利があったように敗因が明確だから。レース後に関係者も「あれで気持ちが切れてしまった」と話しているように全く競馬にならなかったということ。つまり、当然、力負けでもないということだ。

気になるのは状態面だが、最終追い切りでは美浦のWコースで池添騎手を背に迫力満点のパフォーマンスを披露。不利の後遺症があるどころか、デキが絶好に思われていた前走以上にも感じられる雰囲気。未勝利戦を勝ち上がった舞台である東京マイルへのコース替わりも歓迎材料で、買い材料は多く存在する。前走の大敗だけで前走以上に人気が落ちるようなら積極的に押さえたい1頭だ。





週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは5/7(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『京都新聞杯(GⅡ)』
『新潟大賞典(GⅢ)』
『NHKマイルカップ(GⅠ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

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