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【中山記念2023予想】春の中山開幕を告げる名物重賞!過去の傾向・注目データは?《最終更新》ダービーJ大西直宏の注目穴馬



中山記念2023予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・意外なデータ満載の"サイン馬券"で浮かび上がる馬は?
  • ・中山記念の過去データを洗う!
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

過去の勝ち馬には錚々たる顔触れが揃う伝統の一戦・中山記念。古くはサクラローレル、サイレンススズカ、キングヘイローがいて、2000年代になってもカンパニー、ヴィクトワールピサ、ジャスタウェイ、ドゥラメンテといった大物が勝ち名乗りを挙げています。

小回りの内回り条件にこれだけのビッグネームが出走していたことに驚きを隠せませんが、春のGⅠを睨む上では手頃な距離であることや、最近ではドバイへ向けての試走には時期的にちょうどイイという理由から参戦しやすくなっているようです。それでは今年の有力馬を見ていきましょう。




中山記念2023予想
出走馬/枠順確定
<2/24(金)更新>


中山記念(GⅡ)
2/26(日) 中山芝1800m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1ダノンザキッド牡557北村友一
2ソロフレーズ牡857武士沢友治
3イルーシヴパンサー牡557Mデムーロ
4ドーブネ牡456武豊
5シュネルマイスター牡558バシュロ
6ソーヴァリアント牡557横山武史
7ナイママ牡757柴田大知
8トーラスジェミニ牡757原優介
9ショウナンマグマ牡456石橋脩
10モズベッロ牡757大野拓弥
11ヒシイグアス牡757松山弘平
12スタニングローズ牝455吉田隼人
13ラーグルフ牡456菅原明良
14リューベック牡456田辺裕信





中山記念2023予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<2/19(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、中山記念2023に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:香港C2着

ダノンザキッド


安田隆厩舎(栗東)
北村友騎手予定
戦績:3-2-4-4

実績から最も注目度が高いのがこの馬。3歳時はクラシックこそ故障もあって棒に振ってしまったが、古馬になってマイル路線で鮮やかに復活。特に昨秋のマイルCS→香港Cの連続2着は本格化を示すもので、早熟説を完全払拭。「GⅠを勝てるところまできている」と厩舎のエースに成長した。

もともと追い切りは動くタイプも、それを考慮しても1週前のCWで上り1F11秒1は出色の切れ味で仕上がり良好をアピール。他にもGⅠ馬が出走するが、ここは国際GⅠで2着した格の違いを見せ付けたい一戦だ。

【WORLD分析班チェック】
ダノン軍団の期待を一身に背負って登場

現在のダノン軍団の総大将がこの馬。「3歳はダノンタッチダウンとダノンザタイガー、4歳はダノンベルーガとダノンスコーピオン、そして5歳はダノンザキッド。今年はこれらが大きく活躍してもらわないと困る」と馬主関係者の期待が大きい。




前走:チャレンジC1着

ソーヴァリアント


大竹厩舎(美浦)
横山武騎手予定
戦績:5-2-1-3

2走前のオールカマーは心房細動で競馬にならなかったが、それ以外はとにかく安定して走れていて、ここにきて完全に馬が本格化している。今回は初めての1800mとなるが「機動力があって自在に立ち回れる馬なのでこの距離も全く問題ない。ルメールは『今年は大きなところが狙える』と言ってくれてるし、活躍が楽しみでならない」と厩舎サイド。国内の中距離GⅠは海外遠征と重なってメンバーが手薄になることも多く、この馬が上半期の主役に躍り出ても全く不思議じゃない。

【WORLD分析班チェック】
ルメールは海外遠征ゆえ横山武が代打

サウジ遠征と重なる週だけにルメールは不在。代わりに横山武が騎乗するが、この『ルメール→横山武』のパターンは関東圏ではお馴染みのスイッチ。実際に横山武は過去に跨って勝っていることもあり、鞍上面を不安視する必要はないだろう。




前走:宝塚記念2着

ヒシイグアス


堀厩舎(美浦)
松山騎手予定
戦績:6-5-0-4

前走の宝塚記念はレーン騎手が完璧に乗ったのもあり2着好走。好位につけてインをピッタリとロスをなくす騎乗で、その乗り方じゃなかったら2着はなかっただろうというくらいパーフェクトな乗り方だった。もともとGⅠでも掲示板には入れる能力がある馬で、その馬がこれだけの騎乗をすればこの着順も納得。この馬は常に「上に何かがいる」という惜敗を繰り返す馬だが、大きく崩れることもないタイプ。仕上がり次第では一昨年に続く2勝目も十分。

【WORLD分析班チェック】
次走はGⅠが視野でその叩き台

このレースの結果次第で、次走はドバイか香港か大阪杯になるとのことだが、ここはそこへ向けてのステップレース。当然、次へ向けて手応えを感じられる結果が望まれるため、叩き台と言っても“捨てレース”という意味ではない。好発進で次走へ向かえるか注目。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも 魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




中山記念2023予想
知ってそうで知らなかったサイン馬券
<2/23(木)更新>

今回もデータや時事ネタにまつわるサイン馬券をご紹介します。

競馬ファンなら、これまでにもレースが終わってみたら『実はそうだったのか!』と隠れたサインやジンクスに気付いた経験はあるのでは?

そのままマル乗りするかどうかは別にしても、こんなデータやジンクスも知っておいて損はないハズです。
ぜひ最後までご覧下さい!


信じるか信じないかはアナタ次第?
意外なデータ満載の"サイン馬券"をチェック!

  • 2月26日開催の中山記念は?

(2月23日)
週始め、漫画家「松本零士」氏の訃報が報じられた。かなりの高齢であったのは承知していたが、いちファンだっただけに残念でならない。松本氏といえば、「宇宙戦艦ヤマト」、「銀河鉄道999」などで知られるが個人的にもギャンブルは好きだったとか。福岡の出身であり、過去1999年に小倉競馬場とコラボしてイラストを使用していた時期もあったほど。残念ながら中山記念には「ヤマト」、「メーテル」、「キャプテンハーロック」などを匂わす馬は出走しない。

しかし、週始めに「ドラゴンボール」を取り上げたが漫画繋がりで言えば、漫画の神様「手塚治虫」氏を忘れてはならない。手塚氏が全盛期、若き松本零士にアシスタントとして仕事を依頼したこともあったと聞く。10歳違いにはなるがジャンルは違えど、同じ漫画家として後世に名作を残した。ならば繋がりから中山記念には手塚厩舎の「シュネルマイスター」をサイン馬として取り上げる。当日は勿論だが両隣にも警戒したい。そして、「999」から当日は馬番⑨番、⑨番人気にも注意したい。

(2月19日)
それでは簡単にフェブラリーSのサイン回顧をお話しよう。勝ったのは1番人気坂井瑠星騎乗の「⑦レモンポップ」。2着3番人気川田騎乗の「⑮レッドルゼル」。そして、3着は大きく出遅れた4番人気浜中騎乗「⑥メイショウハリオ」だった。

サイン的には福永が過去フェブラリーSで勝利した時の③⑧枠が2、3着。そして、サイン馬(福永騎乗馬)の隣が3着&節目には3枠注意ということでギリギリ馬券には貢献してくれた。国内GIラスト騎乗の福永騎手は12着に終わった。福永騎手、本当にお疲れさまでした。

さて次週、春の中山開催を象徴している『中山記念』が行われる。GI級の馬も過去多数出走しレースを盛り上げてくれた。ひと昔前だと中山記念の開催は3週目に行われていたが2000年から開催1週目へ移行。開催日の2月26日は「ドラゴンボールの日」とも言われている。漫画のスタートではなく、TVアニメの初回放送の日だとか。悟空を主人公に多くのライバルたちとの戦いベースに長きに渡って連載された人気漫画。日本のみならず世界中に鳥山明の漫画は翻訳され多くのファンを獲得した。

ドラゴンボールと言えば7つの玉を集めて願い事を叶えて貰うというのも物語には欠かせないイベント。神龍(シェンロン)に願いことを頼むのだが皆さんはどんな願いを叶えて貰いたいだろうか?金杯からいろいろとサインを探ってきたが、⑦の数字や兔年なのに『竜』が気になる競馬界の年度末。しかし、この開催日には不思議なことに過去3回2月26日に行われた中山記念は1枠が必ず馬券に絡んできた。果たして4回目もあるかは誰にも分からないが当サインの考察ではまずは『1枠』に位置した馬に要注意としたい。(続く)

【以上から今年の気になる候補】
・当サインの考察では『1枠』に位置した馬に要注意としたい。
・中山記念には手塚厩舎の「シュネルマイスター」をサイン馬として取り上げる。当日は勿論だが両隣にも警戒したい。 加えて「999」から当日は馬番⑨番、⑨番人気にも注意したい。





中山記念2023予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<2/22(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

近年の中山記念は海外へのステップレースに位置付けられ、勝ち馬の多くはドバイや香港へ向かって好結果を出しています。各陣営のこのあとのレースプランにも注目しておきましょう。


中山記念2023データ
最初に押さえておきたい3つのポイント!

  • ①海外GⅠへのステップレースとして定着しつつある

  • ②過去10年で8勝が美浦所属!関東馬が断然強いレース

  • ③ようやく昨年は逃げ馬がV。15年間逃げ切りナシに終止符

①海外GⅠへのステップレースとして定着しつつある



近年は3月末に行われるドバイターフのステップレースとして中山記念が採用されることが多くなっている。

【中山記念をステップにドバイターフに参戦した馬】

06年ハットトリック
2014年トウケイヘイロー、ジャスタウェイ、ロゴタイプ
2016年リアスティール
2017年ヴィブロス
2019年ディアドラ
2022年パンサラッサ


上記の馬たちがこのローテを採用している。ドバイターフだけでなく2011年はヴィクトワールピサ(ドバイワールドカップ)、2016年ドゥラメンテ(ドバイシーマクラシック)もこのローテで参戦して結果を出した。

また、中山記念はドバイだけでなく香港のクイーンエリザベス2世カップへのステップにもなっており、ネオリアリズムウインブライトがこのレースを勝って香港でも優勝を決めた。

このように非常に海外の叩き台として重要な位置付けになっている。そういう馬にとって本番は次ではあるが、前哨戦を八分でもクリアできないと次に期待が持てないため、厩舎としても手の抜く仕上げをすることはまずない。



②過去10年で8勝が美浦所属!関東馬が断然強いレース



美浦【8- 5- 6-57】
栗東【2- 5- 4-35】


確かに関東馬のほうが頭数が多いのは事実だが、決して関東馬が数の力で圧倒しているということでない。実際に平均人気で言えば関東馬7.4倍に対して、関西馬は6.6倍ということで、関西馬のほうが質はむしろ高いはず。それで結果が出ていないのだから、これはもう『地の利』や『厩舎ノウハウ』といったあたりに好走理由を求めるのが真っ当な考えだろう。

特に堀厩舎は16年ドゥラメンテ①着、17年ネオリアリズム①着、21年ヒシイグアス①着と好相性を誇り、この厩舎からは2年ぶりの勝利を狙うヒシイグアスがスタンバイする。

今年のメンバーは関西馬が上位人気を集めることが予想されるだけに、傾向通りに従えば関東馬狙いが面白くなりそうだ。特に週末に公開される『重賞事前情報』は要注目。



③ようやく昨年は逃げ馬がV。15年間逃げ切りナシに終止符



中山記念は16年前にローエングリンが逃げ切ったのを最後にその後逃げ切り勝ちが一度もなかった。しかし、昨年はようやくパンサラッサが逃げ切り勝ち。データだけみると「逃げ馬苦戦」ではあるが、基本的に開幕週で行われることや小回りコースであることから先行馬が圧倒的に強いレースである。



逃げ 1- 0- 3- 6
先行 9- 6- 3- 17
-------------------
中団 0- 3- 4- 33
後方 0- 1- 0- 35



少なくとも直線入り口では2~3番手以内にいることが望ましく、道中の位置取りが後ろになればなるほどVチャンスは少ないと言っていい。脚質からはヒシイグアス、スタニングローズ、ソーヴァリアントらは強力な先行馬でこれらがレースの中心になりそうだ。



中山記念2023予想
『前走時の情報チェック馬』
<2/23(木)更新>



分析班
水谷

重賞などの大きなレースでは、前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことが非常に大事。いわゆる“縦の比較”ですね。木曜の更新では『前走時に注目すべき話のあった馬』をピックアップしてご紹介します。


前走情報チェック馬①

イルーシヴパンサー

久保田厩舎(美浦)
Mデムーロ騎手予定
戦績:6-2-0-4

【前走】 京都金杯1着

【賞金加算が至上命題】
前走時の情報・・・ 「関屋記念で11着に敗れた後、放牧に出されていたが、疲れがなかなか抜けきれずここまでのびてしまった。休ませてもうだいぶ元気が出てきている。この時期なのでなかなか絞れないが、480キロ半ばで出せれば大丈夫。左回りはいいので、ここを足がかりにまた大舞台に向かいたい。大きな舞台に出るためにもとにかく賞金を加算することが大事」

★今回の見所ポイント
→右回りの千八の適性は?
→安田記念視野でなぜここか



前走情報チェック馬②

ラーグルフ
宗像厩舎(美浦)
菅原明騎手予定
戦績:5-0-1-4

【前走】 中山金杯1着

【爪の状態に不安あった】
前走時の情報・・・ 「前走後は放牧挟んで中山金杯が目標。結構早くから決めてた。ただ、体調がなかなか整わず、27日の追い切りでようやく格好が付いた感じ。とはいえ中山実績あるし伸びシロのある明け4歳だし、厩舎としては2頭出しのウインキートスよりコッチに期待してる」

★今回の見所ポイント
→戸崎は遠征のため乗り替わり
→中山金杯はやや恵まれた感あり



前走情報チェック馬③

ドーブネ
武幸四郎厩舎(美浦)
武豊騎手予定
戦績:4-1-0-3

【前走】 白富士S2着

【逃げ先行が安定してきた】
前走時の情報・・・ 「復帰してからずっと具合がいい。おそらく今が成長期なんじゃないかな。スタートの集中力もアップしてるので楽に前に行けるようになった。逃げる競馬があってるかもしれない。ユタカさんもおそらくそっちのほうが競馬しやすいんじゃないか。距離は2000mだとギリギリだけどペース次第では押し切ってもいいよ。あとは関東馬との兼ね合いだけだね」

★今回の見所ポイント
→小回りの千八がベスト
→逃げた時は①①②着






中山記念2023予想
『僕ならこう乗る!』
大西直宏の注目馬

<2/24(金)更新>



当社の専属アドバイザーで元JRAジョッキー・大西直宏氏が「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップ。その馬をどう乗って一発を狙うか?元乗り役ならではの考えや戦略を披露します。



大西直宏の注目馬

ドーブネ

武幸四郎厩舎(栗東)
武豊騎手
戦績:4-1-0-3

開幕週なら離し逃げも視野に


海外遠征も視野に入れて始動することが多いのが近年の中山記念。それらは「次へ向けて反動なく今年の初戦をクリアしたい」という意識が強く、何が何でもこのレースを勝ちたいとと鼻息荒くして臨む陣営はそんなにいません。そこに格下馬が逆転する隙がありそうです。

僕がこのメンバーで逆転をイメージするならば、開幕馬場を生かして逃げが打てる馬。ズバリ、まだ実績の少ないドーブネが面白い存在だと思います。この馬は逃げた時はすべて馬券圏内に残っているように、現状では逃げの戦法が合っています。開幕馬場の小回りの中山1800mという舞台を考えても、“先手必勝”のイメージが湧きます。

昨年はパンサラッサが短距離戦のようなペースで逃げ、そのまま2馬身半差を付けて押し切り。最後に急坂のある中山だとさすがに終いが鈍るかと思いきや、影をも踏まさず逃げ切りました。後続は何の策も弄せずに雪崩れ込むのが精いっぱい。

最近はスローペース症候群ばかりでポジションやら仕掛けのタイミングを測るようなレースばかり見られますが、このレースに限って言えばあの乗り方こそがもっとも勝ちやすい乗り方だと思います。ドーブネはそんな個性的な逃げ馬に育てたら面白い存在だと思いますし、有力馬が次走を見据えるレースでわざわざ相手に合わせる必要は全くありません。僕がこの馬に騎乗するならばガンガン逃げて押し切りを狙います。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは2/25(土)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『中山記念(GⅡ)』
『阪急杯(GⅢ)』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

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