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【マイルチャンピオンシップ】鞍上の手腕にも注目!秋のマイル王者は?過去の傾向・注目データ&サイン馬券も必見



マイルチャンピオンシップ2023予想
毎日3分読むだけで分かる!

  • ・週の始めは有力馬の特徴や戦績をチェック
  • ・意外なデータ満載の"サイン馬券"で浮かび上がる馬は?
  • ・マイルチャンピオンシップの過去データを洗う!
  • ・中盤~週末は具体的な推奨馬を公開!

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北野シズカ

皆さん、こんにちは!WORLD競馬WEBで社台グループの情報を専門にしている北野シズカです。

エリザベス女王杯に続いて世代対決が注目される今年にマイルCS。復活した古豪シュネルマイスター、昨年の覇者セリフォス、そして勢いある3歳勢。これらの力関係をどう読むかが大きなポイントになりそうです。さっそく有力馬をチェック!




マイルチャンピオンシップ2023予想
出走馬/枠順確定
<11/17(金)更新>


マイルチャンピオンシップ (GⅠ)
11/19(日) 京都芝1600m


馬番 馬名 性齢 斤量 騎手
1ソウルラッシュ牡558モレイラ
2ビーアストニッシド牡458和田竜二
3ダノンスコーピオン牡458団野大成
4エエヤン牡357Mデムーロ
5ジャスティンカフェ牡558坂井瑠星
6ダノンザキッド牡558北村友一
7エルトンバローズ牡357西村淳也
8ソーヴァリアント牡558池添謙一
9シュネルマイスター牡558ルメール
10マテンロウオリオン牡458横山典弘
11セリフォス牡458川田将雅
12レッドモンレーヴ牡458横山和生
13セルバーグ牡458松山弘平
14バスラットレオン牡558鮫島克駿
15イルーシヴパンサー牡558岩田望来
16ナミュール牝456ムーア





マイルチャンピオンシップ2023予想
有力馬紹介&WORLD事前チェック
<11/12(日)更新>


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北野シズカ

まず最初に、マイルチャンピオンシップ2023に出走予定の馬の中から、上位人気に支持されそうな馬について詳しく見ていきましょう。

前走時に「イイ状態で出走して勝ったのか」「実は、良くない状態だったのか」「関係者は自信があったのか・なかったのか」など。スポーツ紙・専門紙ではあまり取り上げられませんが、大事なポイントになりますよ!


前走:毎日王冠3着

シュネルマイスター


手塚厩舎(美浦)
ルメール騎手予定
戦績:5-3-3-5

昨年は、斤量の問題やレース間隔を考慮して秋緒戦をスプリンターズSから始動したが、今年は3歳時と同じ毎日王冠をステップにここへ出走。「1200m挑戦が結果的にこの馬のリズムを壊すことになってしまった」と振り返り、今年は同じ轍を踏まぬよう計画的にローテを組んできた。

春に新装した京都競馬場でのマイラーズCに出走したのも、「秋のマイルCSを見据えるため」という狙いがあった。そこで適性を掴むことができたのも収穫だったし、あの一戦がこの馬を再上昇するキカッケになった。安田記念、毎日王冠はいずれも進路取りがスムーズに行かずに取りこぼしてしまっただけに、このマイルCSは陣営にとっても譲れない一戦になる。

【WORLD分析班チェック】
種牡馬価値アップのためにも必要なGⅠ勲章

3歳時の輝かしい活躍を考えると、既にGⅠを何勝もしているかの印象があるが、実は3歳限定のNHKマイルCで優勝しただけで、それ以外のGⅠタイトルはない。種牡馬価値を高めるためにもこのレースの制覇は至上命令となっている。




前走:富士S1着

ナミュール


高野厩舎(栗東)
ムーア騎手予定
戦績:4-2-1-5

今年の富士Sはレースラップも濃く、走破タイムも優秀。そのレースを制したのがこの馬だった。春の同馬は不利の連続でまったく力を出し切れず、一時は「ナミュールはもう終わった」などという弱気な声も聞かれていたが、シッカリと立て直しに成功して見事に復活。多分にモレイラの手腕も大きかったと思うが、今回はモレイラと同等の手腕を持つムーアが騎乗なのはこの馬にとって非常に大きい。京都コースは初めてになるが、直線が平坦なのはこの馬の鋭い決め手が確実にマッチするだろう。

【WORLD分析班チェック】
輸送が少ない関西圏は大歓迎

3歳時はなかなか馬体が増えずに手加減して稽古をするしかなかったが、3歳秋に体質が強化してようやく体重が右肩上がりに増えてきた。前走はキャリアハイの454キロで出走。叩き2戦目の今回は輸送の短い関西圏での競馬だけに、ビッシリと仕上げて上積みも見込める。




前走:安田記念2着

セリフォス


中内田厩舎(栗東)
川田騎手予定
戦績:5-2-0-3

昨年は3歳でこのレースに勝利し、春の安田記念でも2着。この実績からも日本で最強マイラーの1頭と言える。安田記念以来のぶっつけでの参戦となるが、鉄砲が利くこの馬にとってはむしろ最適なローテだし、休み明けでキッチリ仕上げてくることに定評がある中内田厩舎だけに心配ご無用だろう。

気になる材料として、当たりの柔らかいレーン騎手と相性がピカイチだったことから、そのレーン騎手が乗れないことか。とはいえ、新馬→新潟2歳Sで連勝した時の川田騎手にスイッチするのならば、大幅なマイナスになることはなさそうだ。

【WORLD分析班チェック】
絶対に欲しい古馬マイルGⅠ

この馬もシュネルマイスターと同様に、「古馬のマイルGⅠ」の称号は種牡馬入りの価値アップのためにも絶対に必要と言われている。特にダイワメジャー産駒は早熟傾向が強いため、古馬になってマイルGⅠを制することは重要なポイントと言える。


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北野シズカ

まずは1週前段階での注目馬3頭を紹介しました。ココで紹介した以外にも 魅力的な馬も多く、楽しみなメンバー構成になりそうです。水曜日以降は過去のデータや、週中の情報に基づいた注目馬をピックアップしていきましょう!




マイルCS2023予想
知ってそうで知らなかったサイン馬券
<11/16(木)更新>

今回もデータや時事ネタにまつわるサイン馬券をご紹介します。

競馬ファンなら、これまでにもレースが終わってみたら『実はそうだったのか!』と隠れたサインやジンクスに気付いた経験はあるのでは?

そのままマル乗りするかどうかは別にしても、こんなデータやジンクスも知っておいて損はないハズです。
ぜひ最後までご覧下さい!


信じるか信じないかはアナタ次第?
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  • 今週も競馬場で行われるイベント絡みに超違和感が!?

(11月16日)
先週、今週と「違和感」を大きなテーマとしてお伝えしているが先週のエリザベス女王杯では一週早く「フェルマーの料理」を使われた感(黒崎=2枠)も否めないが今週も大いに違和感を感じている。それはマイルCS週のJRAのCMである。これまでも同じような演出を使っていたが今回は昭和の香りが漂う「ダイタクヘリオス」と「サッカーボーイ」を使っている点だ。

これまでは平成競馬からのチョイスが多い中で、使用されたフィルムを見ても解るようにノスタルジーを感じる。今回、当然だが直球的なサイン馬は見当たらないがアノ2頭に共通するワードが浮かび上がった。それは『ヘリオス』だ。ダイタクヘリオスはそのままだが、サッカーボーイのマイルCS2着が「ホクトヘリオス」である。「ヘリオス」の意味はギリシャ神話の太陽神。出走馬の中で1頭ギリシャのイメージを持つ馬がいる。

それはパルテノンを母に持つ『マテンロウオリオン』。この馬を2頭目のサイン馬に指名しレース当日は両隣にも注意したい。

(11月12日)
それでは簡単にエリザベス女王杯のサイン回顧をお話しよう。勝ったのは1 番人気ルメール騎乗の「①ブレイディヴェーグ」。2着は5番人気松山騎乗の「②ルージュエヴァイユ」。3着は3番人気川田騎乗の「③ハーパー」。内から綺麗に①②③で決まった。

サイン的には完敗。外枠はやはり厳しい結果に終わってしまった。そして、今年は3歳勢が上位に来たようにリバティアイランドの強さが増々強調される形になりそうだ。

話を戻して今年で40回目の区切りを迎える「マイルCS」。今年は16頭が登録しているが先日、NHKマイルカップで3着したオオバンブルマイが豪ゴールデンイーグルを制して5億円を獲得したのがニュースになったばかりだが、おそらくそのレースが無ければマイルCSに登録していただろう。

そして、先週に続いて今週のプレゼンターにも違和感を覚えた。ゲストは『井頭愛海』さん。22歳の若手女優でオスカープロモーション所属。事務所の力もあるかもしれないが凄い抜擢だ。失礼ながらアイドル出身でもあるがまだ名前と顔が一致するような感じもない。何故に…。おそらくサインに使いたいからと深読みした。

タイミングよくこの秋の連ドラに名を連ねている。金曜の『フェルマーの料理』「黒崎麗子」役。名前から直接、黒=2枠も警戒したいが本質は違うような…。おそらくドラマのメインタイトルにある『フェルマー』ではないか。

「ピエール・ド・フェルマー」はフランスの裁判官であり数学者。フェルマーの定理で知られ、「数論の父」とも呼ばれるほど著名である。数学や料理に直結する点が見当たらないため今回も出身地に着目した。すると1頭フランス絡みの馬が見つかった。それが『レッドモンレーヴ』。「モンレーヴ」はフランス語で「私の夢」。今回は『レッドモンレーヴ』をサイン馬に指名しレース当日は両隣にも注意したい。

【以上から今年の気になる候補】
・それはパルテノンを母に持つ『マテンロウオリオン』。この馬を2頭目のサイン馬に指名しレース当日は両隣にも注意。
・1頭フランス絡みの馬が見つかった。それが『レッドモンレーヴ』。「モンレーヴ」はフランス語で「私の夢」。今回は『レッドモンレーヴ』をサイン馬に指名しレース当日は両隣にも注意したい。





マイルチャンピオンシップ2023予想
WORLD流!重賞的中テクニック
<11/15(水)更新>


分析班
水谷

こんにちは!データ分析担当の水谷です。

先週のエリザベス女王杯もブレイディヴェーグで制し、直近GⅠはルメール騎手が3連勝中。今週も人気馬に騎乗しますが、彼の連勝は続くでしょうか?さて、水曜段階では大まかなイメージを掴むために、今年のマイルCSの特徴をまとめておきます。


マイルチャンピオンシップ2023データ
最初に押さえておきたい4つのポイント!

  • ①京都と東京のマイルは直結しづらい?

  • ②最近のマイルGⅠは【サンデーR】抜きには語れない

  • ③牝馬によるマイルCSの優勝は2000年以降で3例

  • ④マイルCSにおける騎手の小ネタあれこれ

①京都と東京のマイルは直結しづらい?



春の安田記念、秋のマイルCSは昔から「両方を勝つのが難しい」と言われるが、その根拠はこの2つの競馬場のコースレイアウトが全く違う舞台設定だからに他ならない。特に京都の外回りは3~4コーナーを登って下るという特殊な形状で、得意不得意が分かれるコースと言われる。

今年のメンバーでは、京都で走る経験が少ないが、京都コースの重賞で唯一実績を持っているのが、シュネルマイスター(マイラーズC①着)だ。この馬は東京マイルのGⅠウィナーでありながら、京都でもGⅡを勝っており、この舞台での適性は証明済み。人気組のなかでは最も信頼度が高い1頭と言えそうだ。



②最近のマイルGⅠは【サンデーR】抜きには語れない



近年のマイルGⅠは【サンデーR】勢が上位を独占することがとても多い。一昨年のマイルCSでもグランアレグリアとシュネルマイスターがワンツー決着したが、昨年の安田記念もソングラインとシュネルマイスターでワンツー決着。そして今年の安田記念も1、3着がサンデーR勢だった。

同じ馬が好走を繰り返しているのも事実だが、それでも先週のエリザベス女王杯を勝ったブレイディヴェーグも同じ勝負服だし、次から次へと新しいスターが出てくるのだから層の厚さがハッキリしている。ここまで大きな舞台で上位を独占できるのも、圧倒的なクラブのノウハウがあるからこそだろう。

今年のマイルCSでのサンデーR勢はシュネルマイスター1頭のみの出走だが、この馬は国内マイルGⅠで常に上位争いを演じている。



③牝馬によるマイルCSの優勝は2000年以降で3例



前哨戦のGⅡ富士Sで久々に復活Vを飾ったナミュールが登録馬で唯一の牝馬。8度目のGⅠ挑戦で初勝利を狙う。

牝馬がこのレースを制したのは過去に7例があるが、2000年以降に限定すれば08年ブルーメンブラット、20~21年のグランアレグリアが該当する。今年の春の安田記念ではソングラインが優勝しており、今の時代は「牝馬だから一枚落ちる」ということは全くない。



④マイルCSにおける騎手の小ネタあれこれ



■ルメールの「GⅠ騎乗機会4連勝」は過去に2度ある
菊花賞のドゥレッツァ、天皇賞秋のイクイノックス、エリザベス女王杯のブレイディヴェーグまで、現在秋のGⅠで3連勝中のルメール。彼の活躍は今に始まったことではなく、これまでにGⅠ4連勝は2度経験がある。(2018年秋華賞からJBCスプリントまでと、2020年天皇賞秋からジャパンCまで。)もしここを勝つようならば、3度目の騎乗機会4連勝達成となる。

■意外にも川田はマイルCSで優勝はない
関西圏のGⅠともなると川田がGⅠを勝つシーンはかなり多いが、意外にも川田はマイルCSの優勝はない。これまで馬券圏内で言えば、ダノンプレミアム2着、ダノンザキッド3着、アドマイヤマーズ3着、アルアイン3着がある。今年は上位人気候補のセリフォスとのコンビ、初制覇なるかどうか。

■騎手時代に2勝、蛯名厩舎が初GⅠ制覇なるか?
レッドモーンレーヴを管理する蛯名師は、騎手としてエアジハード、トウカイポイントで2勝を挙げている。レッドモンレーヴは同厩舎にとって重賞初勝利(京王杯SC)を挙げた馬だった。この馬で初GⅠ制覇を狙うが、もし勝利ならば史上初の騎手&調教師でのマイルCS制覇となる。

■歴代最多のマイルCS4勝を挙げる池添
GⅠ初挑戦となるソーヴァリアントに池添が騎乗。池添はこれまで同レースは、デュランダルで2勝、エイシンアポロン、インディチャンプでそれぞれ優勝して、このレース歴代最多の4勝を誇る。自身のお手馬だったオルフェーヴル産駒で勝利に導くことができるかどうか。



マイルチャンピオンシップ2023予想
『前走時の情報チェック馬』
<11/16(木)更新>



分析班
水谷

GⅠなどの大きなレースでは、前走時に陣営がどんな思惑で使っていたのか、そして今回はどんな話をするのか、一連の流れを「線で見る」ことが非常に大事。いわゆる“縦の比較”ですね。木曜の更新では『前走時に注目すべき話のあった馬』をピックアップしてご紹介します。


前走情報チェック馬①

エルトンバローズ

杉山晴厩舎(栗東)
西村淳騎手予定
戦績:2-1-3-8

【前走】 毎日王冠1着

【3歳秋で成長度合い明らか】
前走時の情報・・・ 「近3戦で手綱を執った西村淳も『一戦ごとに力を付けています』って言ってくれた。時計は思ったより出たね。動きも良かったし、具合はメッチャ良いでしょう。左回りはコーナーで内にモタれるけど、当時より体質は強化されているのでそんなに心配はしてない。東京の瞬発力勝負に対応できれば、選択肢も広がるね」

★今回の見所ポイント
→僚馬ガイアフォースは温存
→4連勝の勢いは無視できぬ



前走情報チェック馬②

ダノンスコーピオン
安田隆厩舎(栗東)
団野騎手予定
戦績:4-0-2-6

【前走】 中京記念12着

【変わってくれないと困る】
前走時の情報・・・ 「近走の不振は正直言って、何が原因か分からない。前走から約1か月半も間隔がありながら在厩調整を選択したのも、手元に置いて変わり身を期待したからこそ。今回の課題は59キロのハンデ。こればかりはやってみないと分からないが、気分良く走らせられれば変わってくれるはず。今回は楽しみのほうが大きい」

★今回の見所ポイント
→近5戦中4度が二桁着順
→復活の兆しが掴めぬまま



前走情報チェック馬③

セルバーグ
鈴木孝厩舎(栗東)
松山騎手予定
戦績:5-0-3-4

【前走】 関屋記念8着

【展開を味方に逃げ切り狙う】
前走時の情報・・・ 「中京記念Vでサマーマイル王者が視野に入ってきた。前走はいろいろとイレ込み対策をして、あの馬なりに落ち着いていた。今回もまだ対策を増やしてやろうかなと思っている。今回は前日輸送になるので、そこが鍵かな。直線の長いコースでも自分のリズムなら問題ないし、逃げを主張する馬がいるようなら控える競馬も考えている」

★今回の見所ポイント
→現状は逃げがベスト
→重賞Vの鞍上にスイッチ






マイルチャンピオンシップ2023予想
『僕ならこう乗る!』
大西直宏の注目馬

<11/17(金)更新>



当社の専属アドバイザーで元JRAジョッキー・大西直宏氏が「自分で乗ってみたい穴馬」を1頭ピックアップ。その馬をどう乗って一発を狙うか?元乗り役ならではの考えや戦略を披露します。



大西直宏の注目馬

レッドモンレーヴ

蛯名厩舎(美浦)
横山和騎手
戦績:5-3-0-3

外差し馬場を味方に、後方一気炸裂で穴を開けろ!


秋のGⅠシリーズは5戦を終え、川田将雅騎手が2勝、クリストフ・ルメール騎手が3勝。全国リーディング争いでも彼らは熾烈な争いを繰り広げていますが、やっぱり騎乗を見ていても安定して結果を残すのが分かります。どのレースを見ても勝ち負けするポジションを巧みに確保していますし、ロスのない騎乗でまったくソツがありません。

短期免許で来日している外国人騎手も高い技量を持っていますが、ルメール騎手と川田騎手には乗り慣れた地の利を生かせる強みがあります。今の彼らの安定感を見ていると、残りのGⅠ戦でも、さらに勝ち星を積み重ねる公算が高いと思います。

今週のマイルチャンピオンシップですが、ルメール騎手はシュネルマイスター(牡5歳)に、川田騎手はセリフォス(牡4歳)に騎乗します。春の安田記念でも2,3着に好走していますね。春の古馬マイル王のソングライン(牝5歳)が不在であれば、この2頭が今のマイル界の双璧の存在です。セリフォスは昨年、3歳でこのレースを制していますし、シュネルマイスターも一昨年で2着に入っています。

ここに割って入る可能性があるとすれば、勢いある3歳のマイル王か、天皇賞秋から転戦してくる馬ということになりますが、今年はそれに該当する馬がいません。したがって、やはりこの2頭がレースの中心になっていくのではないでしょうか。両馬ともに古馬になってのGⅠ勝ちがなく、種牡馬価値を高めるためにもこのレースは譲れない一戦と位置付けていることでしょう。

上位人気馬たちはなかなか弱点がなさそうですが、穴馬としては展開面からのアプローチで、レッドモンレーヴ(牡4歳)に可能性を感じています。

メンバーを見渡すと、真っ先に“先行勢が手薄だな”と感じます。逃げるのはおそらくセルバーグ(牡4歳)だと思いますが、これとてビュンビュン飛ばすようなタイプではありません。

各ジョッキーも同じようなイメージを持つはずなので、そうなると先行タイプの馬は「前で立ち回って雪崩れ込みを狙おう」と意識が働き、前掛かりになりやすくなります。エエヤン(牡3歳)、エルトンバローズ(牡3歳)、バスラットレオン(牡5歳)、ビーアストニッシド(牡4歳)あたりが、揃って積極的な先行を見せてきそうです。

テンの入りがハイペースではなくとも、全体のラップが均一で中盤も緩まない展開になれば、流れは差し馬に向くことがあります。そうなった場合に、後方待機で構えるレッドモンレーヴの決め手が生きるシーンがあるでしょう。イメージは、後方待機から大外一気がハマった昨年のセリフォスのような騎乗です。序盤は脚を溜めるだけ溜めれるのは、人気がないからこそできるもので、まさにレッドモンレーブがその立場にあります。

今の京都競馬場の馬場状態も見た目はだいぶ内側が荒れてきており、週末は少し下り坂の天気予報から、少しでも雨が降ればなかなか馬場も乾きづらい状況です。上がりが掛かる状況になれば、尚のこと外差しが有利に働くはずです。



週末は、
コレさえ読めば新聞要らず!

WORLDでは11/17(金)夜から
『重賞出走馬・直前情報』をサイト内で公開!

今週末は
『マイルチャンピオンシップGⅠ』
『東京スポーツ杯2歳ステークスGⅡ』


過去の傾向や好走データを分析した後は、今年の出走馬が『どのような過程で出走して』『関係者がどのような感触・本音を抱いているのか』が大事。スポーツ紙・専門紙とは一線を画する情報力を有するWORLDの真骨頂はココからです!

サイト内では、メンバー登録をしていただいている方限定で、レース前日夜から、有力馬の今回の裏話・中間の過程を網羅した『重賞有力馬事前情報』を、そして当日には『最終決断(推奨買い目)を、それぞれお送りしております。ぜひとも、馬券の参考になさってください!




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